魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語   作:Rainーのち大洪水

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では続きです!


26話

ホテルアルピーノ「1F外天然温泉露天風呂大浴場」

 

あのあとクライさんに案内された。俺たちはすぐに脱衣場で服を脱ぎ、腰にタオルを巻く。おっと、タオルの中身は見せられないぜ(殴

 

エリオ「・・・・・・・・」

カズマ「ん?どしたエリオ?てっきりクライさんから聞いていて驚かないかと思ってたんだが・・・」

 

俺の背中をみて凍りついたように固まっているエリオに話しかける。

 

クライ「・・・・・・」

エリオ「え、えーと!た、確かにそうなんですが・・・・そ、その・・・想像以上立ったと言いますか・・・」

 

心なしか青ざめているエリオに安心させるため、頭を撫でてやる。

 

エリオ「カズマさん・・・」

カズマ「気にすんな・・・っていっても難しいかもな」

 

苦笑するカズマ、その背中には

 

ーーー右肩から左脇腹下までバッサリ斬られた跡と、背中の部分に4発クライの銃痕があった。

 

エリオ「・・・・・痛かった・・・・ですか?」

カズマ「そりゃ痛かったさ、本当に死ぬかと思った」

 

ーーー助けた子供に撃たれ、その親に斬られた・・・とは流石に言えなかった。

 

カズマ「これは戒め・・・なんだろうな、当時の考えなしに助けて自己満足に浸っていた俺の」

クライ「そりゃ・・・・お前・・・」

カズマ「分かってるさ、こんなもの残しても何もならない、結局それすらも自己満足にすら見えてくる。」

エリオ「・・・・・」

 

ーーーーでも、それでも

 

カズマ「俺は欲しかったんだよ自分だって、こんな傷をおってまで誰かを助けられた。救うことができる人間だって証明がさ・・・なんだ、泣くなよエリオ・・・」

エリオ「・・・・泣いてません、昼間飲みすぎたジュースが水分と糖分で分解して、水だけが出てきてるんです。」

カズマ「どういうことだってばよ」

 

エリオが泣いていた事に軽く動揺しつつ、苦笑いする

 

クライ「・・・悪いなカズマ」

カズマ「いいよ別に・・・最近ある人に言われたんだ「お前が思ってるより周りはお前の事を見てる 」って」

クライ「・・・・そうだ、俺の親友だからな、そりゃ見るさ」

カズマ「気持ち悪っ!?」

クライ「ぶっとばすぞ!?」

 

エリオはそのやり取りに笑った

 

エリオ「クライさんとカズマさんの事もっと聞かせてくれませんか?」

カズマ「おうとも!風呂に浸かりながらクライの珍事件、武勇伝、伝説話を紐解こうじゃないか!」

クライ「・・・・まぁいっか、でもカズマ、それ全部事の発端お前だからな?」

カズマ「・・・・細かいことは湯船に沈めとけ」

クライ「沈めねぇよ!?」

 

笑いながら大浴場に入っていく二人を追って、隣に並ぶエリオ

 

エリオ「(・・・・この人達と出合えてほんとに良かった)」

 

自分に兄がいたらこんな感じなんだろうかてカズマとクライを見てエリオはまた微笑んだ。

 

ーーーーー

 

カズマ「でさ、たまたま通りかかったクライさんが「あ?」ってコンビニ強盗してた奴に言ったんだよ、そしたらそいつ「ぴゃぎいぃぃぃ!?」っていって逃げ出したんだぜ?」

クライ「まて、それは違う、コンビニ強盗にいきあってめんどくさそうな顔していたお前がたまたま通りかかった俺を見て「撃つぞ!」って怒鳴ってるそいつを無視して店の外まで出てきて俺を中に引きずり込んだんだろうが」

カズマ「・・・・でさぁ!」

クライ「露骨な話題転換やめれ」

エリオ「そんなことがあったんですか・・・なんというか二人とも凄いですね!」

 

大浴場に浸かりながら話し込んでる3人、基本的にカズマとクライが話しているが、時折エリオも自分の事を話している。

 

エリオ「お二人はどんな出会いだったんですか?」

クライ「・・・ちょっとカズマに聞かれんのは恥ずかしいから、風呂でて飯食ったら話すか・・・・ん、カズマ?おーい!なにしてんだ?そんなところで突っ立って」

 

ふと隣に親友が居ないことに気付いたクライは辺りを見渡すと温泉がある枠から二つほどはなれている端っこの温泉でたっていた。

 

クライ「カズマぁ?なに・・・・して・・・・」

 

クライはその温泉の説明欄を見て固まっ・・・いな、凍りついた。

 

ーーーー焼酎風呂(比率6(水):4(酒)冷えた体を醒ますのに最適です。20越えてない方は我慢してね(はぁと)

 

ホテルアルピーノ管理人、メガーヌ・アルピーノーーー

 

クライ「(め・・・め・・・)」

 

頭によぎる悪夢

 

ーーーねぇ?どうしてワンちゃんっておしっこするとき片足あげるの?

 

ーーーねぇねぇ!アリス「ママ」ぁ、お昼寝しよっ♪

 

この男、カズマ=ツユクサは酒が入りすぎるとーーー

 

クライ「(メガーヌさんんんんん!?)」

 

ーーー幼児化(精神が)する程、お酒に弱かった

 

エリオ「カズマさん?どうしたんでーーー」

カズマ「あ!えりおお兄ちゃん!」

エリオ「」

 

固まったエリオが「ぎぎぎ」とクライさんの方に顔を向ける

 

クライ「・・・エリオ、30分だ、どういうわけか30分ああなると気絶する・・・耐えるぞ?・・・皆の為に、あいつの社会的秩序を守るために」

エリオ「・・・・はいっ!」

 

容赦なきカズマの蹂躙が、今始まった

 

クライ「・・・・(・・・・ん?)」

 

視界の端、位置的に女湯の方から水しぶきと人影が吹き飛ぶのを捉えながら。

 

エリオ「うわああぁああ!」

カズマ「おすもうさんごっこ?よぉし!僕つよいぞぉ♪」

クライ「エリオオオオオオォォォ!!!」

 

そんなこと気にする余裕など彼らにはなかったが・・・

 

ーーーー

 

一方ーーー

 

スバル「もー!駄目だよセイン、こういうイタズラは!」

 

女湯の風呂の外にあるタイルの上で水着を着た水色の髪の毛の女性が正座していて、どういうわけかノーヴェとスバル、ティアナが説教していた。

 

女性ーーセインは 今回の合宿に差し入れとして野菜を運んできてくれた「聖王協会」の修道騎士見習いで、本来なら、運んだのち、すぐ帰る訳だったのだが・・・皆にサプライズアタックを仕掛けて、「皆も私もハッピッピー」な気分で帰るつもりだったらしい。

 

しかしそのいたずらかちょっと不味かったのか、締めに活発だけど実はシャイガールなリオの技によって吹き飛ばされてエンドロールが流れる始末である。

 

ルーテシア「私が営業妨害で訴えたら捕まるしね」

セイン「うぐっ!」

ノーヴェ「まったく、こんなのがあたしより年上かと思うと、涙が出てくるわ」

セイン「う・・・ぐぐ・・・」

 

もと仲間からめえげつないコメントをもらうセインの精神は・・・

 

セイン「なんだよ~!ちょっと皆を(ついでにあたしも)楽しませようと思っただけじゃんかよぉ~‼」

 

最初から最後までクライマックスだった

 

ぽかーんとしている皆をよそに彼女の懺悔(と名ばかりの言い訳)が苛烈を極める。

 

セイン「ケガとかしないようにちゃんと気を付けてたっつーの!これでも聖王協会のシスター(見習い)だぞ~!」

セイン「お前ら楽しそうなのにあたしだけ差し入れ渡したらすぐ帰るとか切なすぎるじゃんかよぉ~!」

 

そしてピッとスバル達を指差し、涙目ながらも無実を訴えかけるように口を開いた

 

セイン「自慢じゃねーがあたしはお前らほど精神的に大人じゃーないんだからな!?」

ノーヴェ「ぷげら」

セイン「うわああああぁあ!!」

 

断罪☆

 

ーーー

 

セイン「そのごめんな?ちょっと調子に乗りすぎた」

リオ「あたしこそごめんなさい!思い切りやっちゃって・・・・」

 

リオに謝り、それを許すリオ、何だかんだで素直なセインに皆微笑む

 

ーーー場の空気がほんわかになりかけ

 

カズマ『もーおわりぃ?じゃあじゃあ!こんどは鬼ごっこしよ♪僕が鬼やるから、ふたりはにげてね!あ、おんせんからにげちゃだめだぞぉ!?じゃあ行くよ?ーーーすたーと☆』

二人『10秒どこ行ったぁあ!?』

 

・・・・・・・・・・・・

 

『・・・・・・・・・』

 

突然聞こえた聞きなれた声と聞きなれた声があげた悲鳴にその場の皆が思わずそちらーーー男湯を見る。

 

ノーヴェ「何があったんだ?」

 

ノーヴェの疑問に答える人は居なかった。

 

 




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