魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語   作:Rainーのち大洪水

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では、過去話です!


邂逅ーークライ編(前編)

・・・ほんとに大変だった。何とか奴を浴場から出さずに収める事ができた。

 

クライ「エリオ・・・大丈夫か?」

エリオ「・・・まだ体のあちこちが痛いです、なのはさんの訓練と同等レベルです・・・」

 

・・・そりゃ・・・そっか

 

ーーー

 

カズマ「えい!」

エリオ「ぐわあぁぁあ!」

クライ「エリオオオオオオォォォ!」

 

相撲で吹き飛ばされて

 

カズマ「すたーと☆」

二人『10秒どこ行ったぁ!?』

エリオ「ってはやっ!?ちょうわああああぁあ!?」

クライ「エリオオオオオオォォォ!」

 

鬼ごっこでタッチのつもりか子供だからか加減を知らずそのまま浴槽へダイブして

 

カズマ「叩いて守ってジャンケンポン!」グー

エリオ「しまっ!?」チョキ

カズマ「えい!」

エリオ「うわああぁああ!」

クライ「エリオオオオオオォォォ!?」

 

ーーーー

 

エリオ「ぼ、僕達ほんとに・・・・生きて帰ってこれたんですね・・・」

クライ「あぁ!自由をつかみとったんだ!俺たちは!」

エリオ「よっしゃあああ!」

クライ「自由だああああ!」

 

・・・・・・・・

 

あのあと気絶したカズマをソファーで寝かせて(無造作に)

迫り来る質問全てを悉く回避しセインの嬢ちゃんと俺で作った晩ごはんを作り。食べ終えて、今日の残り時間を思い思いに過ごしている。

 

エントランスホールにあるテーブルに座り、エリオと相対する。

 

クライ「・・・で、俺とアイツの出会いだっけか?」

エリオ「はい!」

 

まったくこんな話でも目を輝かせやがって・・・

 

ルーテシア「あれ?クライさん、エリオ、何してるの?」

ヴィヴィオ「もしかしてクライさんたちも出会い話の会ですか?」

クライ「あぁ、アイツ意外とシャイだからな、多分待ってたらいつになるか分からん」

 

そう言うと、ルーテシアの嬢ちゃん達は色めきたち

 

アインハルト「あ、あのよろしければ私達もご一緒してもよろしいでしょうか?聞きたいです・・・」

クライ「あぁいいよ、代わりに聞かせてくれよ嬢ちゃん達とアイツとの出会いを」

コロナ「やた♪」

 

わいわいと席につく嬢ちゃん達。

 

・・・・じゃあ始めますか

 

ーーーーーーー

 

俺とアリス・・・あぁ、奥さんな?学生時代からの付き合いでな、告白してOK貰って、27の頃に結婚して、しばらく会社員をやっていたんだが、あ、営業は無理だからもっぱら電話対応とか事務関係の仕事だ。

 

・・・でまぁ、順風満帆だったんだが妻との時間がないのが気がかりでな。

 

そんなとき、俺の両親が経営してた喫茶店で・・・あぁそうだアインハルトの嬢ちゃん、喫茶店ビーナスだ。

 

やってみないかって言われて、34の頃に会社辞めて退職金貰ってそれ資金にして喫茶店経営始めたんだ、最初は大変だったんだぜ?衛生が、とか、食材とかコーヒーや茶葉の取り寄せとか、何よりこの顔だからな・・・

 

でも、もともと知ってる顔が集まる住宅街だったから意外と普通に回るようになったんだ。

 

今からちょうど、7ヶ月ぐらい前かな?

 

ーーーー

 

クライ「婦女誘拐事件?」

「はい、何か最近女性に性的暴行をしてる集団がいるらしくて・・・ニュースにもなってましたよ?アリスさんも気を付けてた方がいいですよ?」

アリス「こんなオバサンこの人ぐらいしか相手にしてくれないから大丈夫よ?」

二人『いやいやいやいやいや!?』

 

何をいってんだ!冗談抜きで35には見えないぞ!20代と言われても信じるわ!

 

クライ「・・・・でも、危ないな、アリス本当に気を付けてくれよ?」

アリス「はいはい♪」

 

本当に不安で仕方なかった。

 

そんなある日、買い出しに行って店に帰ってくると、中から話し声が聞こえてきた

 

「・・・・なぁ奥さん、諦めなって言ってるだろ?あんたさえついてきてくれれば、この店には何もしないって、俺らもひでぇことしたくないからさ!正直言うとお偉いさんに目をつけられた時点で詰んでるんだって」

「あぁ、あの人は弱者にほんとに容赦ないからな、ま、ちょっと俺らに「遊ばせてくれたら 」ちゃんと口添えするからさ!な?慰謝料がわりにたんまり金が入るんだし・・・旦那も喜ぶんじゃないか?」

 

・・・そんなげすな会話を聞いて俺はいてもたってもいられずドアを蹴破り入った。

 

クライ「てめぇらぁ!!なにしてんだごらぁ!」

「ひぃ!?な、なんだコイツ!?何処の組だぁ!?」

 

そんな情けない声を無視して、アリスの元へと駆け寄る

 

アリス「あ・・・あなた・・・」

 

アリスは体中震わせていた、涙もとめどなくあふれ、絶望に身を震わせる始末・・・

 

そこで気付いた、近くには怯えてへたりこむ女の子のバイト、殴られまくったのか顔がひどいことになってる、俺達に事件を教えてくれた男のバイト

 

クライ「・・・・・・なんだ・・・・これ」

 

客も一人もいない、一番来る時間帯のお昼なのに

 

クライ「なんだよ・・・・なんだよこれ!」

 

思わず怒鳴ってしまう。

 

「っ・・・・今回は失礼する・・・・だが、奥さん分かってるよな?」

アリス「っ・・・・・」

クライ「黙れ・・・・・」

「ーーーーどうすればこの店も、バイトも旦那も護れるか、なぁ?そうだろ奥さーーー」

クライ「黙れっていってんだろうがぁぁあ!」

 

構わず、男の顔面を殴り飛ばす。

 

「ぶぶぅ!!」

 

ガッシャァンと大きい音をたてて、吹き飛びテーブルごと倒れる男。

 

「ーーーっつぅ・・・・てめぇ!」

「おい!」

「・・・・・ッチ・・・・覚えてろよてめぇら・・・」

 

憎々しげに睨む男達が去っていったのを確認すると、思わず腰から力が抜け、へたりこむ、フゥ・・・フゥと息があれ、震える。

 

アリス「あ・・・た、あなた!あなたぁ!!うわああぁぁぁん!!」

 

そんな俺へと抱きつき、何かが決壊したかのように泣き出したアリスに俺はただただ落ち着かせる為に、頭を撫でるしかなかった

 

ーーーー

 

気が動転して、上手くしゃべれない妻の代わりに女の子が事の顛末を教えてくれた。

 

ーー時空管理局上層部のお偉いさんが、妻に目をつけ、お抱えの誘拐集団に命じ、住居やここの住所まで調べをつけやって来たらしい。

 

婦女誘拐事件はかなり根強く闇がまとわりついていた

 

クライ「・・・・・くそが・・・・・」

 

ーー断れば、近隣住民や近しい人果てまでは親にまで危害を加えるかもしれない。

 

クライ「なんで・・・なんでなんだよ・・・・」

 

ーー失敗すると俺達が危ない、助けると思って諦めて欲しい

 

クライ「なんでだあああああああ!!」

 

四方八方塞がりな俺は叫ぶしかなかった。管理局に助けを求める手段がなかった。

 

ーーーー

 

その後、店はしばらく休みにした、泣いて謝る男のバイトにも、震えている女の子にもバイト代に迷惑量も上乗せして渡した。彼らも黙って帰るしかなかった。

 

アリス「・・・私、行くわ」

クライ「!?何を・・・なにいってんだよ?アリス・・・?そんなこと言うなよ、言わないでくれよ!」

アリス「だって!このままじゃめちゃくちゃになっちゃう・・・・めちゃくちゃにされちゃう・・・私、そんなの・・・・無理、耐えられない!」

クライ「大丈夫だから!そんなこと起きない!起こさせないから!だから・・・だから離れるなんて言わないでくれ・・・店なんかどうでもいい!周りになにされようと構わない!アリスが居てくれれば・・・・それでいいんだよぉ・・・」

 

また泣き出したアリスの声を聞いて、俺は何がなんでも・・・・この騒ぎを終わらせる、そう決意した。

 

ーーーー

 

翌日、喫茶店の中が、外見がめちゃくちゃにされていた。

 

クライ「・・・・・・・・・・」

アリス「・・・・・・・・・・」

 

ただ立ち尽くしてる俺達に

 

「やだ・・・暴力団だって・・・あの店がそうだったなんて・・・行きつけだったのに・・・・」

「何も、資金を盗んで逃げてきて、それ関係のトラブルらしいわよ?・・・あんな怖い人達が町中にいたら気が気じゃないわ・・・

 

ーーー出てってくれないかしら」

 

ーーーーーー

 

アリス「あなた!」

クライ「っ!・・・・・わがっでる・・・」

 

怒鳴り込みに行きそうだった俺を止めてくれた妻に俺は口をギリッと食い縛り耐える事しかできなかった。

 

しばらくそんなことが続いたある日。

 

アリス「・・・・・・・・・・」

 

ガタンっ!

 

電話に出ていた。アリスが震えながら、固定電話の受話器を落とした

 

クライ「どうしたアリス!なに・・・が・・・」

 

アリスはただ震えながら、呆然と言った。

 

ーーーお父さんが・・・・病院に搬送されたって・・・意識不明だって・・・

 

・・・時が止まった感覚に陥った。

 

ーーーー翌日、妻が家に居なかった。




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