魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語 作:Rainーのち大洪水
では続きです!
ーーダールグリュン邸「客室間」
ヴィクター「エドガーやジークから聞いたわ、貴方もインターミドルに出場するのね?」
カズマ「あぁ」
そう短く答えるカズマにヴィクター「そう・・・」と小さく返した。
カズマ「・・・エドガーから聞いたと思うが、俺は今回の件変に騒ぐ気はない」
ヴィクター「聞いてるわ、「気にくわない」・・・貴方らしいわね、確かに私達競技者にとってインターミドルはまさに夢の舞台、全世界から集まってくるの」
ヴィクターは感慨深そうに続けた。
ヴィクター「それは今も同じ。確かに他の競技大会もあるけどインターミドルは色んな方と合わせてくれた思い入れのある大会・・・だからインターミドルを否定せず、真っ向から立ち向かってくれてありがとう。」
カズマ「よしてくれ、礼を言われるような事はなんにもしてない・・・自分勝手なエゴで舞台に上がろうとしてる野郎にそういうのはやめとけ」
敢えて礼を受け取らず、突き放すような物言いをするカズマに苦笑するヴィクター。
ヴィクター「そうね・・・・貴方とはライバルになる訳だし、余計な気遣いは寧ろ失礼ね」
カズマ「そういうこった」
あっけらかんと答えるカズマにヴィクターは不敵に笑う。
ヴィクター「・・・私の目標はジークでもあるけど、貴方でもあるのよ?・・・途中で負けるなんて許さないんだから」
カズマ「そりゃこっちのセリフだよ」
与えてくるプレッシャーのような闘気に苦笑を返すカズマ。
その後二人は少しの間話していた。カズマの最近の事、ヴィクターの事、あのときは楽しかったとか、在り来たりな話をしていた
ヴィクター「あ、そう言えばカズマ」
カズマ「ん?」
ヴィクター「貴方タイムスリップしたんですってね?ジークから聞いたわ。」
カズマ「ぶふぅ!?」
思わず吹き出すカズマに「汚いわね」とジト目ながらも楽しそうなヴィクター、どうやらわざとみたいだ。
カズマ「っけほ・・・ったくリア・・・」
ヴィクター「・・・それを聞いてやっと納得したわ、貴方と初めてか会ったとき、何処かであったかのような感覚が偉く引っ掛かってたの・・・私も少しとはいえ、「雷帝」の血を引いているわ。」
むせつつ、ヴィクターをジト目で見るカズマだが、そんなカズマを優しく見守るヴィクター
ヴィクター「分かってるわ、貴方が先祖とあの時代を少しでも過ごした・・・だからって子孫の私とも仲良くしてくれた訳じゃないのも」
カズマ「・・・・・そうかい」
ヴィクターはアインハルトのように記憶をしっかりと受け継いでいるわけではなく、僅かな記憶それも、「雷帝」の技関連の記憶だけを受け継いでいる。
ヴィクター「貴方が言ってくれたわね?
ーーあんたが祖先になる必要はない、だって本人じゃないからな、逆に言えば誰もあんたになることはできない、それって個性を持つことができる俺達人間の特権だろ?
って、最初は何この人・・・って思ったのよ?」
カズマ「実際言われたからな」
遠い目をして言うカズマにクスッと笑うヴィクター。
カズマ「あー、少し落ち着いたらリアにも、ジークにも、
聞いて欲しい。あいつらの生きざまとかな」
ヴィクター「・・・・そう、分かった楽しみにしてる」
その後、エドガーから貰った紅茶と菓子を頂き。お開きとなった。
ヴィクター「・・・今日は手合わせはしてくれないのね」
カズマ「悪い今日は用事があってな・・・」
いつもならダールグリュン邸に足を運び帰る前にカズマがヴィクターと鍛練をしてから帰るのだが、用事があると断るカズマ
ヴィクター「そう・・・」
カズマ「埋め合わせはする、悪いな」
どこか物足りなさそうなヴィクターに少し申し訳なさそうに言うカズマ。
ヴィクター「・・・・分かったわ、考えておくわ」
エドガー「カズマも気を付けて」
そう言う二人に手を振りながら小走りで去っていくカズマ。見送るとヴィクターはふっと笑った。
ヴィクター「相変わらずねカズマも」
エドガー「お嬢様はカズマのファンですからねぇ」
そう眩しいものを見るような目をして言うヴィクターにどこかからかうように言うエドガー。
ヴィクター「・・・・・・・」
ヴィクターは無言でおもむろにエドガーの服の裾を掴み
エドガー「あばばばばばばばばばば!?」
自身の魔力変換資質「雷電」を流し込んだ。白目をむき倒れ混むエドガーに若干頬を染めたヴィクターがジト目で見下ろし、プイッと顔を逸らし屋敷に戻っていった。
静けさが戻った正門玄関前にエドガーが一人取り残された。
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ダールグリュン邸より更に北部、森に囲まれた道を迷いなくまっすぐ進むカズマ
今からいく場所は、特に何でもない森の一角、生い茂る森の中に小さいが円形の空間がある。
カズマ「・・・・・・・」
そこにたどり着くと、中央部分に二本の剣が「寄り添うように」刺さっていた。カズマはその場所に歩み寄りその場でゆっくり膝間づき、せの「墓」に対して優しく口を開いた。
カズマ「一年振りかな、父さん、母さん・・・今年は色んな事があった。今回も勝手には勝手に喋って帰ってくね?」
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一方聖王教会
レイン「・・・・・・」
ディード「あ、レインさんおはようございます」
オットー「おはようございます」
朝の鍛練を終え一人廊下をあるっていたレイン、するとシスター見習いのディードと秘書見習いのオットーが軽く身支度していた、二人ともレインに気付き挨拶をしてくる。
レイン「おはよう、二人とも出かけるのか?」
軽い身支度をしてるのが分かる。
ディード「えぇ、インターミドルに向けて特訓なさるお嬢様方のコーチをするために姉妹の所に打ち合わせに行ってきます」
レイン「・・・そうか」
素直に関心するレイン
オットー「レインさんもインターミドルに出るんですよね?頑張ってください」
レイン「・・・もう知ってるのか」
ディード「シャンテが昨日触れ回ってました」
レイン「・・・・・・・」
軽く頭を抑えるレインに苦笑を浮かべる二人
ディード「あ、でもカズマさんも出るって言ってましたね・・強敵ばっかです・・」
レイン「ーーーーーー」
オットー「あ、カズマさんって言うのはーー」
レイン「ーーカズマ=ツユクサの事か?」
そう言ったレインに二人は驚いた反応を示した。
ディード「知ってるんですか?」
レイン「・・・・あぁ
ーー旅仲間だ」
少し微笑んでそう言うレイン、滅多に見せない表情に唖然とする二人。その後レインは片手をあげ去っていった。
オットー「はっ!?驚きすぎて・・・でも今回のインターミドルは荒れるね・・・レインさんにカズマさん・・超強敵ばかりだ」
ディード「・・・・・・・」
オットー「ディード?」
ディード「!?な、なに!?」
飛び上がるような反応を見せたディード、その顔は若干赤く染まっていた。
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