魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語 作:Rainーのち大洪水
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聖王教会郊外、「森林区」
森の中を進んでいき、抜けると崖が見えてきた。
ノーヴェ「一体どんな人なんだ?」
子供達がきゃいのきゃいの話してるのを後ろから見ていたノーヴェが、隣を歩いているオットーに話しかけた。
オットー「・・・とても強い・・・としか言えないですね。・・・実は1ヶ月少し前に、満身創痍の姿で「出現」した所を聖王教会で保護したんです」
ノーヴェ「・・・満身創痍って・・・訳あり・・・みたいだな・・・しかも出現って・・・」
言い回しに引っ掛かりを覚えたのか、眉をしかめるノーヴェ
オットー「えぇ
ーーー彼は次元漂流者です。」
ノーヴェ「・・・・元いた世界は?」
幾分か重くなった空気に渋面になったノーヴェが聞いた。
ディード「ーーー分からないんです」
そこにディードが加わった。
ノーヴェ「分からない?それって・・・」
ディード「「ミュールゲニア」彼はそこから来たと言っていました。」
ノーヴェ「ミュール・・・ゲニア」
オットー「ーーー着きました」
オットーが呟いたのを聞いたノーヴェははっとなり、オットーが指し示した場所を見ると、そこには
そびえたつ大きな崖・・・よく見ると、何かにキレイに斬られたのか、形がでこぼこしていた
崖の下に佇む一人の少年がいた。
ーーー勝てない。
ノーヴェは少年を見てまずそう思った。
リオ「あの人が?」
ディード「はい、基本鍛練をしてるか、手伝いとして騎士団と警邏等をしてもらっています。」
茂みに隠れながらその様子を見ている皆
コロナ「あの剣・・・光ってる?それに変な音が・・」
ディード「・・・魔剣・・・と言ってました。デバイスではない魔力をチャージした物らしいです。」
少年ーーレインが持っている「傾国の剣」が鮮やかな青いオーラを纏い、無数の羽虫が羽ばたくかのように「ぶうぅぅぅぅぅん」と音をたてている
ノーヴェ「一体何を・・・」
レイン「ーーーふっ!」
鋭い呼気と共に剣を崖の上目掛けて横凪ぎに振るった。
オットーとディードを除く皆が?を浮かべていると・・・
スガアアアアアアアアアン!!
けたたましい程の破壊音と共に、崖の上部が切り取られた。
『・・・・・・は?』
疲れたように笑うオットーとどこか得意気なディード
崩れた岩石の塊が無数レインに降り注ぐ。
ヴィヴィオ「っ危ない!?」
ディード「心配はありませんよお嬢様方」
思わず出ようとするヴィヴィオ達とノーヴェを軽く制するディード。オットーも頷くだけだった。
コロナ「でも岩があんなにーー」
ーーーヒュンっ!
無数の風切り音が聞こえ瞬きし終えた時降り注いだ岩が全てレインの頭上数メートル程上で真っ二つになった。
小さくなった岩をレインは無駄のない剣さばきで弾き最小限の動きで避けていく。
まるで舞っているかのような動きに皆が思わず見いった。
レイン「・・・・何の用だ」
一息つき剣を鞘に収めたレインが隠れているノーヴェ達の方を向き声をかけた。
ノーヴェ「!?(この距離で気付いたのか!?軽く30メートルはあるぞ!?)」
ぽかんとしているノーヴェ達をよそにオットーとディードが立ち上がりレインに近寄る。
ディード「お疲れ様です、すいません鍛練の邪魔をしたようで・・・」
申し訳なさそうに言うディードにレインは少しばつが悪そうな顔をして「気にするな」と言った。それに頬を緩めるディードとオットー
レイン「・・・昨日ぶりだな、ヴィヴィオ」
ヴィヴィオ「は、はい!昨日ぶりです!レインさん!」
薄く笑い、ヴィヴィオに声をかけるレイン、先程の余韻があるのか緊張した様子で返すヴィヴィオに思わず苦笑する。
ノーヴェ「いきなりすまないな、修行中邪魔をしたみたいで、あたしはノーヴェ・ナカジマ、んでこいつらが・・・」
リオ「リオ・ウェズリーです!よろしくお願いします!」
コロナ「初めましてコロナ・ティミルです!」
レイン「・・・・・初めまして、レインだ」
目をキラキラさせながら言う子供達に、レインは微笑んで名乗った。
ーーーー
その後、レインは少しヴィヴィオ達と話した後、騎士団の手伝いとして城下町に向かっていった。
ノーヴェ「(・・・・なんか、本格的にとんでもない奴と関わっちまったな・・・しかもカズマの知り合いおまけにインターミドルにも出ようと思ってるときた・・・)」
ヴィヴィオ「「見えない斬撃」凄かったね!」
コロナ「うん、あんな武器もあるんだな・・・本当に次元世界は広いや」
リオ「でもどうやって定着させたままにしてるんだろ・・・デバイスじゃない質量武器なのに・・・」
前で先程の彼について話し合ってる小さな選手達を見る。
ノーヴェ「(こりゃ本当にうかうかしてらんないな)」
トップファイター(上位選手)に他のルーキー達、果てやカズマとレインも出る可能性が大だ。
ノーヴェ「(しかし・・・)」
ディード「ノーヴェ姉様?聞いているんですか?レインは意外とシャイらしくて、以前シスター見習い全員でレインとお茶会を開こうとしたんですが、少し顔を紅くされて逃げるように去っていったんです・・・・可愛かった」
ノーヴェ「(何でこの子こんなテンション高いの!?)・・・・そうか(チラッ」
オットー「っ(フィッ)どうですか?お嬢様方何か参考になりましたか?」
末っ子おおおおお!?
ノーヴェ「(野郎・・・・見捨てやがった)」
ディード「聞いてますか!?ノーヴェ姉様!」
ノーヴェ「あい」
ディード「それでですね・・・」
ノーヴェ「あい・・・・」
勘弁してください・・・・
ーーーー
あの後、アインハルトは・・・
アインハルト「あの、何で外に・・・?」
ミカヤにこてんぱんにされ、腕や頬などに湿布を貼っているアインハルトが、何故か道場内ではなく、外の訓練場に出ることに疑問を覚え門下生に問いかける。
「あの二人は、カズマさんはともかく、師範代はやり過ぎちゃうのよ」
アインハルト「ミカヤさん ・・・」
ーーー焦った・・・危うく危ないのを貰いそうになった
アインハルト「・・・・・」
思わず上をみて口元が緩める
ミカヤの腕を見ると、軽く包帯かまかれていた。
ミカヤ「こい、カズマ」
カズマ「・・・・・・・・」
「それでは!
試合開始っ!」
刹那、カズマが残像を残しミカヤの頭上にいた。
ミカヤ「なっ!?くっ」
体を寒気が襲い、反射的にカズマがいる頭上に向けて「放ってしまった」
ミカヤ「しまっ・・・・」
ミカヤが目に捉えていたのは、居合の構えをとる!カズマ、ミカヤの振るった刀がカズマに触れそうに
ーーーなる前に、ミカヤが前方に大きく転がり。直後
カズマによって放たれた「居合術 瞬」の衝撃波が地面に叩き付けられた。ミカヤは冷や汗をタラリと流すと共にゾクゾクっと体全体が震え上がる感覚に見舞われた
ーーー歓喜に
ミカヤ「全くそんなもの女子の私に放つなんて・・・君はとんだドSだな」
カズマ「・・・いや、刀なで回してニマニマしてる奴に言われたかないんだが」
ミカヤ「いくぞぉ!」
カズマ「頼むから話を聞いてください」
その後、道場からはミカヤの笑い声とカズマの救援の悲鳴が夜遅くまで響き渡り、近所の住民が止めに入るまで続いたという。
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