魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語 作:Rainーのち大洪水
では第6話です!
鳴り声がしたところはここからはそう遠くはなかった
何ヵ所か路地を曲がった所で、件の「覇王」とノーヴェ・ナカジマは向かいあっていた
?「・・・強さを知りたいんです」
ノーヴェ「はっ!馬鹿馬鹿しい」
何も写さないような、無表情の中に、焦燥と懇願を入り混ぜたような声音に、赤髪の女性、ノーヴェ・ナカジマは呆れたように吐き捨て
カズマ「こらー、そこの少女と少・・・・女?こんな夜中に何をしてるんですかー」
ノーヴェ、?「「!?」」
接近と膝蹴りによる強襲を仕掛けようとして、出鼻をくじかれた
カズマ「・・・・・」
ノーヴェ「・・・・・あんたは?見たところ一般人みたいだが、
ってか、さっきムカつく事言わなかったか?」
?「・・・・2年前の格闘技大会、優勝したカズマ=ツユクサですね?」
カズマ「・・・・・・・(なにそれ?)」
全く身に覚えがない事を言われて、内心疑問が浮かぶが、何か上手くターゲットを自分に変えられそうなので、黙っておく
ノーヴェ「・・・・・・・(二年前?私らがまだ更生施設に入れられていた時期・・・・だな)」
カズマ「・・・・少・・・・女?悪いがここは俺に預けてくれんか?」
ノーヴェ「いや・・・・つーかまた言ったな?普通にお姉さんでよくない?ねぇ」
ノーヴェさんがこちらをじとっとみてくるが、無視する
カズマ「(・・・・・このお姉さんは適度にいじるとしよう)」
?「私としてはどちらでも構わないのですが・・・・では、武装と防護服をお願いします」
カズマ「ない」
?「・・・・え?」
ノーヴェ「はぃ!?・・・・誰だが知らないが馬鹿な事はやめろ、ケガじゃすまない、安全がある程度約束されてる大会とはまだ違う」
警告をするかのような、厳しい声音を放つ
カズマ「本気だよ、遊びのつもりもない、只のお節介と説教さ」
ノーヴェ「?・・・・何を・・・」
?「私は強さを知りたいだけなんです、証明したいだけなんです、犯罪者になりたいわけではありません」
冷淡な声音の中に焦燥と苛つきを感じる、邪魔をしてる、とでも思われているのだろう
カズマ「・・・・「覇王流」は最強と証明したいと言っておきながら、立ち塞がった相手が凡人と分かれば、矛を引く、ずいぶんと偉いもんじゃないか
ーーー本当に王か?」
?「っ・・・・・挑発ですか?残念ですがーー」
カズマ「それとも、お姫様一人連れ戻せない弱さを優越感と下に見ることで、慰めているのか?」
ノーヴェ「お、おぃあんた・・・・」
覇王は、下を俯いて小刻みに震えている
?「あなたに・・・・何が分かるんですか・・・」
カズマ「・・・・何もわかんねぇよ、只分かるのは・・・
お前が、自分の弱さを認めずに、「奴」の悲願とかほざいてそれを言い訳にして、自分が誰なのかもわからず、その力を振り回してるガキにしか見えないってこった」
ーーーーーブワァッ!
瞬間、魔力放出によって起こった風が向かってきた。
?「・・・・ぅ・・・・ぃ」
ノーヴェ「お、おい!もう止めろ、煽るな!それ以上ーーー」
カズマ「 ーーー黙れ!同情でしか近寄れないんじゃ意味がねぇんだよ!「お前はお前だ」「周りを頼れ」「抱え込むな」そんな言葉じゃ、こいつは勘違いしたままだ!自分を見つけられねぇんだよ!」
その凄まじい気迫と覇気にノーヴェは口を開けなかった、全身にプレッシャーが重くのしかかる
ノーヴェ「!?(ま、まじでコイツなにもんだ!?)」
カズマ「安心しろよ、知り合いの執務官さんに話は通してある、今まで溜まってる不安も、プライドも鬱憤も何もかも!この凡人にぶつけろよ・・・・それが」
ーーーーあいつらを見捨てて、自分だけ帰ってきた、せめてもの俺のアフターケアだ
自分は何様だと、嫌悪しながらも目の前の「覇王(バカ)」から目を離さない、真っ直ぐ見つめる
?「うぅるさああああああいぃ!!! 」
魔力により強化した足と無駄のない動きで、6メートルはあった距離を一歩で詰めた、そのまま流れるような動作で蹴りをカズマの顔にーーーー
ダンッ!
?「・・・・・カッ・・・・ハッ・・・・・?」
当たる次の瞬間、覇王が感じたのは、空ぶった感触でも肉を打つ感触でもなく
ーーー「投げ倒された」事による、背中への衝撃と自分を無感動な目で只見下ろす、カズマだった
?「・・・・・・・ッ!」
仰向けの状態から頭の両脇の地面に手のひらをつけ、支点にし足で蹴りあげるようにして、カズマを牽制しつつそのまま起き上がる
カズマ「・・・・・」
カズマはそれをしっかりと弾き、半歩ほど下がり範囲からでる
?「・・・・・っく!はあぁぁああ!」
今度は大振りではなく、小回りの効く範囲での攻撃で、カズマを攻めていく
ー何としても、目の前の敵に一撃を決める!それだけのために
?「・・・・・・(あれ?・・・・こんな事・・・前にも・・・)」
正拳突きを上に弾かれ、左手による平手も、首を逸らされかわされる、すぐさま膝蹴りを放つが身を捻りかわされ同時に足払いで倒される!
カズマ「・・・・こんなもんかよ、お前が「奴」のために頑張った証は・・・・全部ぶつけろっていったろが!」
カズマ「奴が何を思って悔恨の情をその技をお前についだかは分からない・・・・でも、そんな自分のわがままを子孫であるお前に押し付けるほど、腐ってる奴じゃないんだよ!それはお前がいちばん知ってる筈だ!」
?「ッ・・・・何を、言ってるんですか・・・」
カズマ「お前は一体誰なんだ!」
?「・・・・・・・・・・」
ーーー?side
・・・・考えた事がなかった。
私は、彼の代わりを成し遂げなきゃいけないとずっと思っていた
私は、ずっと守りたい人を守れずに悔しさと悲しさで死ぬまで葛藤し続けた彼だけを見ていた・・・・でも・・・・
ーーークラウス!見てください!城下町のパン屋のお婆さんがくれたんですよ♪
ーーーもぉ!クラウスも「ーーー」も模擬戦ばっかして、王様たるもの勉強もしなきゃ駄目ですよ!
ーーー見てください‼「ーーー」が作ってくれたこの義手、凄く合うんです!「ーーー」風に言うなら「マジぱねぇ」です!
今まで見て来なかった優しい記憶、そのどれもが
ーーーー彼は、幸せそうに笑っていた。
ーーーーーーーー
?「・・・・行きます!」
彼へと目を向ける、何やら人を煽るようなゲスい笑顔を浮かべてムカつくけど、とりあえずこの人に一発見舞うとして
?「「女の子」に酷い言葉を吐きかけた罪、償って頂きます」
いきなり現れて、自分を語られて、いきなり説教まがいな事をいって、何がしたいのか全く分からない
・・・・・でも、どこかでは分かっていたのかもしれない、自分では彼にはなれない
彼が私にしてほしかった事が分からなくなってしまった、最強を証明して欲しいのかどうなって欲しいのか
?「(でも、しょうがないですよね、まだ「子供」なのだから)」
だから、周りを、自分を見てみようと思います
ーーーまずは、白目を剥いて笑みを浮かべてこっちを見ている彼に、私「と」クラウスの一撃を食らわせる事から始めましょう
「ーーー覇王(私は!)
ーーー断空拳!(アインハルト・ストラトスです!)」
ーーーー目の前の彼が、微笑んだ気がした・・・白目で
・・・・・すいません!完全に自己満足ならぬ自己解釈です!こんなの覇王ッ子じゃねぇ!っていうかたもいるかもしれませんが、すいません!自己満足小説なんで許してくださいm(__)m
誤字、指摘等ございましたらよろしくお願いします!