魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語 作:Rainーのち大洪水
では続きです!
一方ジーク達は
ヴィクター「さて、私達も一声かけに行きましょうか?」
ジーク「そうやね」
次々に移動を開始する観客達同様ヴィクター達も動き出そうとしたが・・・
エドガー「お嬢様・・・ご報告が」
そんな二人の前に若干複雑そうな顔をしたエドガーが現れた。
ジーク「エドガー・・・?」
ヴィクター「・・・場所を移しましょうか」
ーーーー
インターミドルチャンピオンシップ会場第2駐車場
3人はダールグリュン家御用達の車へと足を運んだ。
エドガー「お飲み物です」
ジーク「おおきにエドガー」
ヴィクター「ありがとう」
エドガー「私の愛が籠っています」
ジーク「!?」
ヴィクター「消し炭にしますわよ?」
2人『!?』
そんなやり取りをしつつ、エドガーは(びくつきながら)語りだした。
現在の運営委員会本部長は幼少の頃事故で父親を亡くしました。当時一般人女性の働き口が機械化に伴い減少がちでした。
そのせいか母の手一つでは生活が辛い時期が長かったみたいです。
幼い頃は同年代の男の子によくからかわれていたみたいで、そのせいか友達と呼べる者は皆無、母親がその現状を重くみたのか、再婚を決意し友人の紹介で会った男と交際、後に同棲を始めました。
ですがその男酒癖が悪いらしく、気に入らないことがあれば乱暴をし、ひどいときは娘にも手を挙げていたとか
ーー女は黙って言うこと聞いていろ
乱暴する度に男がそう口癖のように言ってたみたいで
実家と友人の謝罪と娘の涙に離婚を決意したのですが、度重なる暴言、暴力、周りの奇異の視線により、体も心もボロボロの母親は精神病を患いました。
ーーー今も入院しているみたいです、なんの因果か6年前のセクハラにより逮捕され。鬱を患い入院している男性競技者の病院に
彼女の要望により保護施設に入所した彼女は「女性は強くなくちゃダメ」と言うのは信条を自己暗示によって思い込んでいて。
凄い強者への執念と共に格闘技を独学で学び始めました、才能があった彼女は大会に好成績を納める程に強くなりました、しかし彼女は大会の成績より見過ごせないことがあったみたいです。
それは男女混合、男性選手が女性選手を下す場面をいやという程に毛嫌いしていて、彼女は二十歳を迎えると共に格闘家を引退、インターミドルチャンピオンシップ運営スタッフ兼格闘技を教えるコーチとして身を固めました。
6年前、23と言う異例の速さで運営委員会本部長として就任した彼女はその年のインターミドル出場者、しかも当時人気の男性選手の事を徹底的に洗いだし、過去に喫煙、飲酒、暴力行為をしていたことをネタに脅し、セクハラ事件が起きました。
エドガー「以上がことの顛末です」
ヴィクター「・・・・そう・・・悪いけどそんなの只の独り善がりだわ」
複雑そうな表情のヴィクターが吐き捨てるように言った。
ジーク「この事カズマは?」
エドガー「話していませんが、おおよその見当はついていると思われます。先程の戦闘中運営委員会本部室を気にしている様子があったので」
ヴィクター「・・・・そう・・・」
エドガーの言葉にヴィクターはやはりと呟いた。
つまり彼は分かった上で挑発的な宣誓をしたり、リリーナ選手を二人係とはいえ見せつけるような瞬殺劇を披露したということになる。
ジーク「どんだけ先読みしとるんや・・・・」
ヴィクター「・・・・そろそろ時間ね、エドガー出発して頂戴」
エドガー「分かりました」
唖然としたようなジークにヴィクターは苦笑をこぼしエドガーに指示を飛ばした。
ーーー貴方は関わる人を救おうとしてしまうのね
一見危うく見えてしまうその歪んだ正義感、質が悪いのはカズマがそれを自覚していることだ、「ジークの件」でそれは嫌というほど分かっている。
正義感が強い人の厄介なところそれは
ーー自分を大切にしないところ
ヴィクター「(それでも何故か安心して見てしまうのが、さらに厄介なのよね・・・)」
溜め息を吐き捨てジークを見る、丁度自分と同じ顔をしていた。
ーーーーー
カズマ「は?辞退する?」
「あぁ、もう既に大会本部には了承を貰ってきた」
バスに乗ろうとした時に話しかけられた。
話しかけてきた連中は、俺とレイン以外の一般人競技者候補の連中だった
「どっちにしろ次の課目で確実に俺達は落ちる、でもさ、あんた達の姿に・・・なんつーか、恥ずかしくなったんだ今更だけどさ」
「負けるって、どうせ無理って決めつけてなんの努力もせずに・・・・本来俺達が立つべき場所・・・今の俺達の原点をさ、歓声を浴びてるあんた達を見てそう思ったんだよ・・・・・そりゃ次の課目にでて、あんたらの腰巾着とかおまけとか思われるのが恥ずかしい・・・って言うのはあるけどよ」
「それでもあんたらをみてそう思ったのは本当だ」
俺は口元が緩むのが分かり
カズマ「はっ、殊勝なこって」
ついついそう憎まれ口を叩いてしまった。
だけど連中は一つも顔色を変えずに晴れやかな顔だった。
カズマ「・・・・次は頑張ればいいんじゃね?んじゃな」
そう早口にいい、バスに乗り込みすぐさま閉める。
レイン「・・・・真っ直ぐな目をしていたな」
カズマ「・・・ああ」
レイン「・・・・
ーーー俺もああいう目をしていた時期があった・・・のか?」
既に乗り込んでいたレインが腕を組みそう言った。
カズマ「馬鹿か、お前もあいつらも同じだ、「種類」が違うだけだ変わりなどしないよ
ーーー真っ直ぐないい目だ」
レイン「っ・・・・・」
黙り混んでしまったレインに不敵に笑って反対側にすわった。そこへ
?「はぁい!皆揃いましたね?・・・・あら?」
そこへバスの奥に設けた診断所スペースのカーテンを開き白衣を纏った薄い金髪の女性が出てきた。
カズマ「(やはりこの気配はあんただったが・・・守護騎士・・・湖の騎士 シャマル・・・いや「八神 シャマル」と言った方が良いのか?)・・・・・ども」
シャマル「・・・・・貴方何処かであったことない?」
・・・さっきのザフィーラと同じように返した。
ーーーーー
アスレチックパークはインターミドルチャンピオンシップ会場から4、5Km程離れている場所にある
カズマ「初めて来るが・・・やっぱりでけぇな・・・・」
レイン「あの会場もそうだが・・・この世界の造作技術には目を見張るものがあるな」
レインが柄にもなく「ほー」と見上げていた
カズマ「・・・入るか」
レインはコクンと頷き、俺達は入っていった。
アスレチックパークに近づくと審判の制服らしき物を来た男性がいた。
「インターミドルチャンピオンシップ、一般人競技者選考会のNo.「9999D」とNo.「038」の方で間違いないですか?」
カズマ「はい」
レイン「あぁ・・・・素朴な疑問だが何故その番号なんだ」
カズマ「知らん」
レイン「・・・・・・そうか」
レインと俺は、3つある内の正面玄関を開け、その先にある扉を開けば転位魔法で「迷宮」の何処かに飛ばすらしい
ーーーそう、どうやら今回は迷宮アスレチックらしい
レイン「・・・かなりの仕掛けをしているな」
カズマ「・・・みたいだ」
何処か期待しているかのような雰囲気のレインに苦笑をこぼし、一番右側の正面玄関へと足を運ぶ。
レインはそれを見て真ん中の正面玄関へと足を運んだ。
カズマ「一番左は危ないな」
レイン「危ないかどうかはわからんが、厄介な気配がする」
カズマ「ま、行きますか」
レイン「・・・お前に限ってはないと思うが、下手を踏むなよ?」
ある意味信頼に似た発言に不敵に笑い、足を進めた。
カズマ「ーーーじゃあゴール地点でまた会おう」
レイン「ああ」
中に入り真っ直ぐ進み、扉を開けて
ーーーー辺りが壁で囲まれた部屋に着いた。
カズマ「・・・・・ふぅん・・・・?」
少し集中して、腰の刃鐘を取り出す・・・と同時に右側の壁を斬り裂いた。
居合術「瞬」により斬り裂いた事によって着いた真ん中の裂け目に衝撃波が炸裂
ズガアアアアン!
崩れた壁の奥に一本道が現れた
カズマ「よっと」
その場からステップで横に移動する。直後壁を壊したときの土煙に紛れて何かが先程いた場所を通った
カズマ「ゴム弾?・・・・っと」
次弾が来たので前斜めに踏み込みつつ、瓦礫を蹴り飛ばす
ーーーバヂヂ・・・
何かが壊れたような機械音が聞こえ・・・「ピピッ」っと音が微かに聞こえた。
カズマ「っ!ちぃっ!」
即座に一本道に入り、全力で続く道に跳んだ
ダァァアアアアアアアン!!!
直後爆発した。
カズマ「・・・・・おいおい・・・・どんだけ恨みもってんだよ「運営委員長」さんはよ・・・」
何とか回避した俺は刃鐘を握りしめた。
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