魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語 作:Rainーのち大洪水
では続きです!
ルーテシア「遅くなった!どう!?お兄ちゃんは!」
アスレチックパークの脇に建築されている巨大シアタールームが観客席に改築されており、そこに迷宮アスレチックの映像が映し出されている。
先程ついたルーテシア、セイン、シャンテが中に入ってきてヴィヴィオ達を見つけた。
ヴィヴィオ「今始まったばっかだよ!ここ空いてるから!」
シャンテ「ありがと~陛下ぁ!」
混雑の為走ってきたのか疲労困憊状態のシャンテがヴィヴィオの隣に座った。
ノーヴェ「遅かったなお嬢、何かあったのか?」
ルーテシア「いやぁ、ちょっとお兄ちゃんの布団で寝過ぎちゃって・・・」
アインハルト「なっ!?」
リオ「いいなぁルールー!」
コロナ「ま、まぁまぁ取り敢えずアスレチックに集中しようよ・・・」
さりげない爆弾を投下したルーテシアに羨むリオとヴィヴィオ・・・・と唖然とした表情でルーテシアを見続けるアインハルト、ルーテシアはそのようすをみて
鼻で笑った。
アインハルト「きいいいいいいい!」
ノーヴェ「!?どした!?」
瞳孔を開き咆哮を繰り出すアインハルト、その頬にはこれでもかと悔し涙を流していた。
セイン「どれどれ、うちのエースはーーーーは?」
セインはモニターを見て固まった。
モニターには凄まじい早さで進みつつトラップを丁寧にひとつひとつ破壊しているレインとカズマの姿があった。
周りの観客もかなり静かで実況担当のアナウンスもさっきから「素晴らしい」しか言っていない。
クライは呆れ笑い。
アリスとミウラは目を輝かせ。
ミカヤはどうやら結果が分かりきっているといって、計画をたてに道場に帰ったらしい。
ザフィーラも気になることがあると言って、ノーヴェに引率を任せて帰った
シャンテ「・・・・あの人たち本当に人間?」
シャンテの独白が静かな観客席に響いた。
ーーーー
カズマ「はっ!」
連射されるゴム弾を弾いたりかわしながら進み通り抜き様に破壊する。
カズマ「っ(上!)」
感覚と音を頼りに前に飛び込みつつ、空中で振り返り、振り返りざまに刃鐘を一閃。
ーーシュパンッ!
タイミングを見計らったのか天井の壁が開き落ちてきた鉄球を横に切断する。
カズマ「よっ!」
勢いで一回転し前に向く状態に戻し着地と同時に前転。
ーーー直後着地場所に光の輪が現れた。
カズマ「ッバインド・・・」
しかし気にせずに疾走する。
カズマ「・・・・「コア」はこの上・・・その前に妙な仕掛けがあるな・・・」
ーーーこりゃいい修行になる!
即座に考えた事に呆れ笑いしつつ持っていたボールペンで下から生えた鉄の刺に「ざまあ」と書く。
カズマ「・・・「ダァ・・・ン・・・」あっちもやってるな・・・」
ーーーー
レイン「ふっ!」
青白く輝く傾国の剣で前の行き止まりに「見せかけた」壁を破壊しその先に現れた通路を駆ける。
レイン「っ!このくらいで止まると思うな!」
3メートル先に横の壁から鉄柱が飛び出して来たのをしゃがんでスライディングで通りすぎ、そのまま出した足を軸に膝を曲げ空中に跳ねた
その瞬間鉄柱が先程いた場所を突き刺した。
しかしレインは安心するまもなく、横に一閃し「出てきた」鉄柱を切断、切り離された残骸を蹴り飛ばし反対の壁に体を捻り足をつけ、そのまま走り出す。
気配を頼りに鉄柱が出てくる地点を探し、出る前に傾国の剣で破壊していく。
そのまま走り、前方10メートル先の左の壁に遠隔攻撃「見えない斬撃」を放ち、トップスピードに入る、すぐさま10を0に縮め、壊した場所に現れた回避スペースに飛び込む。
ごおぉぉぉおおおお!
ーーー次の瞬間、砲撃魔法が通り過ぎた。
レイン「・・・・魔法によるトラップが出始めたな・・・」
そう呟き、魔剣に力を送り込む
レイン「ーーーーっはぁ!」
回避スペースから飛び出し、「槍」に形状を変化させた傾国の剣を砲撃魔法の発動源に向け投げた
槍は螺旋回転しつつ、砲撃をスピードを落とさずに突き進み、轟音と共に魔方陣と周りの武装トラップを破壊した。
レイン「ーー我が銘に応えよ」
そしてレインは傾国の剣を手元に戻し駆け出した。
ーーー
場面は戻って。
コア保管室前、再現ルーム
カズマ「おいおいおい・・・・マジか」
コアがある部屋の前にあるだだっ広いへやに入った途端、急に木人形が現れた。
ーー忘れはしない構えをとって
『対象者の記憶及び戦闘「記録」から再現可能なデータを選出・・・エラー、探知レベルを3からMAXの5まで上昇・・・選出・・・エネミーネーム・・「オリ☆*6Beゲブレ244@v」・・・エラー現在名・・・不明、以降個体名称「666」命名
ーーー戦闘行為を始めます』
カズマ「っ!?」
悪寒に任せ、即座に刃鐘の剣腹を自身の腹の前に持っていき。
距離を瞬く間に0にした「彼女」の正拳突きを受け止めた。
ガン!
そんな打撃音と共に距離を0にしていた「彼女」は追撃の為手をかざした。
カズマ「っ!」
バックステップを中断し逆に前に転がる。
虹色の砲撃魔法が俺の頭上を通り過ぎた。
カズマ「はぁ!」
彼女の懐に潜り込み突きを放とうとするも、まるで読まれていたかのように膝を曲げ、突き立てていた。
すぐさま中断、後ろに下がろうとして。
カズマ「しまっっ・・・!(筋肉の動きを読んで・・・)」
同時に踏み込んでいた彼女の上段蹴りが襲ってきた。
バシッと即座に受け流すも。
カズマ「んの馬鹿姫ーーーーーあ」
受け流した筈なのに痺れが残る腕に思わず愚痴めいて言った言葉に、自分で言った言葉なのに
ーーカズマ!あれほど無茶はいけませんって言ったのに!
ーー馬鹿姫って何ですか!?馬鹿って!
ーーさようなら!カズマ!
カズマ「ーーごふっ!?」
隙を作ってしまいそこを突かれ重い一撃を貰うーー何とか飛び後ずさり衝撃を軽減するも、それでも意識が一瞬ブラックアウトしかけた。
吹き飛ばされすぐさま起き上がろうとして目下に水が落ちたような後があった
カズマ「っきたな・・・」
口元を拭こうとして
カズマ「・・・・・・・・・」
自分が泣いている事に気付いた。再会できた喜びではなくただ単に
二度と見ることはない彼女ーーオリヴィエ・ゼーゲブレヒトーーの笑顔を・・・最後の笑顔を思い出したからだ。
カズマ「・・・・・・違う、違うよ・・・いい加減自覚しろよ・・・」
刃鐘を持つ手に力を込める。
カズマ「いくらテメェ自身が覚えてても・・・これだけは変わりようがない事実だろ」
目の前まで迫った木人形を
カズマ「・・・・あの馬鹿が死んじまったことに変わりはねぇんだろが、馬鹿野郎」
木人形を細切れに切り刻んだ。
俺は何も言わずに・・・言えずにコアが設置されている部屋に向かった。
ーーーシアタールーム
ヴィヴィオ「今の・・・・・て?」
アインハルト「・・・・・兄さん」
モニター映りか距離感のせいか、カズマの表情はあまり分からなかったが。でも
何かを耐えるような顔だったと思う。
セイン「虹色の魔力光!?何で陛下と同じーールールー?
」
驚愕を顕にするセインの横でルーテシアはかなり真剣な表情をしていた。
ルーテシア「・・・・やっぱりそうだったんだ・・・」
シャンテ「ルールー?」
ルーテシア「(・・・アインハルトはしってるみたいね・・・記憶が蘇って来たのか・・・)どちにせよお兄ちゃんがあんな表情をするなんて妹の私が許さないんだから!」
シャンテ「え?つったって本物じゃ「あ?」ひいぃ!?
クライ「・・・・・・・」
アリス「カズマく「大丈夫」」
心配そうな妻を安心させようと頭を撫で、先程のカズマを思い出した。
まるで何かを悔いてるような、そんな顔だった。
クライ「・・・・・・・」
歓声がわく会場でモニターに映るカズマはどこまでも「造られた笑顔」だった。
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