魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語   作:Rainーのち大洪水

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インターミドル選考会「アスレチックその2」

ルーテシア「・・・・お兄ちゃん」

 

静かに歩くお兄ちゃんの姿をみて心が締め付けられる。周りの皆をみると困惑していた、そうだよね

 

ーーーなんせ再現プログラムによって構築されたデータの魔力光がヴィヴィオと同じ・・・つまり聖王「オリヴィエ・ゼーゲブレヒト」陛下そのものだったんだから

 

ルーテシア「・・・・(お兄ちゃんは「陛下」が・・・いや、「皆」大切だったんだね)」

 

前の合宿の時、アインハルトが来てくれたから、アインハルトの先祖様「クラウス・G・S・イングヴァルト陛下」の回顧録のレプリカをだした、そのあと読み直したり、別のベルカ戦乱時代の書物を引っ張り出したりしてみた。

 

改竄されていたのだ、恐らくだけど

 

その年に誰かによって、こういう事が起きた、という部分も一年間の間ではあるけど、何ヵ所か当事者を「若者」って言う表記とかでぼかしている部分があった。

 

気になっていた所に昨日お兄ちゃんの家に忍び込んだ時

強制的に眠っている(マジメンゴ)筈のお兄ちゃんが魘されていた。

 

ーーーオリ・・・ヴィエ・・・

 

その瞬間まさかと思った。結論を出すのが早すぎるかもしれない、確証もないし・・・でも現代に置いて歴史的偉人であるオリヴィエ陛下と同じ名前をつけるなんて家庭、まずない。

 

そして先程の木人形の聖王家ならではの虹色の魔力光、そこから解をだすのは早かった。

 

ルーテシア「・・・・(お兄ちゃんは今も大事にしてる、だから苦しんでるんだよね)・・・お兄ちゃん、頑張れ」

 

ーーーー

 

コア保管室、今までの迷宮のような石の壁ではなく電力等が走る機械仕掛けの部屋についた。

 

カズマ「ーーーったく、皆に心配かけちまうな・・・今は「こっち」の問題だ」

 

ようやく張り付けた仮面を外せた。近いうちに向き合うから「待ってろ」バカヤロー。

 

誰に宣言してるんだか分からない発言に溜め息を吐きつつ、コアを見た。

 

ひし形の大きなコアは、静かに空中に佇みゆっくり回っている。

 

カズマ「・・・・「要塞」かよ」

 

魔力を持たなくとも感じる事はできる。部屋全体を視ると、あちらこちらに武装型トラップがあちらこちらにあり、コア自体にも薄い膜が張ってあり、さらに魔法準備の気配までかんじる。

 

カズマ「・・・んじゃま先に始めてるぜ?」

 

そういい残し刃鐘を構えた。

 

ーーーー

 

『カズマ選手!再現ルームを突破し最後の砦コア保管室へ入りました!早い!迷宮がまるで意味をなしていません!』

 

シャンテ「レイン遅いぞー!」

セイン「別に競ってないからな?」

 

アナウンスが響きシャンテが不満そうに言う。

 

セインは宥めつつ昨日出発するときカリムに言われた事を思い返していた。

 

ーーーー

 

セイン『帰る方法が見つかった!?』

カリム『えぇ、「関係者」も2週間後程に帰すと言ってました』

セイン『関係者?』

 

カリムは苦笑をこぼし「あちらからコンタクトを取ってきたの」と言った。

 

カリム『・・・・シャンテやディードには言わないであげて?帰りづらくなっちゃうから』

 

そういうカリムは寂しそうな笑みを浮かべていた。

 

セイン『なんでさ?・・・いやまぁ、あいつらレインに惹かれてるのは分かってるけどさ・・・

 

騎士カリムはいいのかよ?』

 

カリムが密かにレインに惹かれているのは周知の事実だった。

 

カリム『・・・・私では「無理」なの・・・

 

 

ーーー彼はもう止まってくれない・・・来るところまで来てるのよ』

 

ーーーー

 

セイン「(あれは一体・・・)」

クライ「しかしレインの坊主も凄いな・・・あのカズマにひけを取ってないぞ・・・」

シャンテ「あったり前だよ!このシャンテさんですら未だに一発も攻撃当ててないからね!」

ヴィヴィオ「笑顔で言うと清々しいね・・・・」

 

そんな会話を聞きつつレインが映るモニターを見ると、丁度

 

ーーー体長が7メートル程ある鉄のドラゴンと対峙していた。

 

ノーヴェ「ど、ドラゴン!?でかっ!」

ミウラ「初めてみました・・・!」

セイン「・・・カズマといいレインといいマジで何者なんだよ・・・」

 

「この」世界では伝説上の生き物とされている生物の最上位種の出現に周囲が騒然とするなか、呆れたような、驚きすぎて変な笑いが出たセインだった。

 

ーーー

 

レイン「ここは・・・」

 

カズマが入った再現ルームとは違う、別口の再現ルームに入ったレイン、カズマの方は「人間限定」とするならば・・・

 

『対照者の記憶、または戦闘記録から再現可能なデータを選出エラー、全次元世界に該当しませんでした、再度出身世界の情報に干渉・・・エラー、エラー、エラー、スキャンを再会・・・エラー・・・スキャン成功

 

次元「外」世界 ミュagtニア

 

魔法文化レベルA

 

文化レベルC

 

自然文化レベルA

 

データを保存しまガガギガギギギ・・・・エラー、保存失敗の為、このまま再現可能なデータをスキャン・・・成功

 

個体名称「リトルドラコン(小型竜)」

 

安全の為周囲の結界を強度を上げます

 

ーーーーサモン(召還)を開始します。」

 

「動物限定」だった

 

レイン「リトルドラゴンか・・・どうせなら「伝説の古龍」とやらと一戦してみたがったが・・・戦ったことはないが」

 

ーーゴアアアアアアアアアアアアア!!!!

 

鉄のリトルドラゴンが召還陣より現れ、咆哮をあげた、あまりの声量にビリビリと室内が震える。

 

常人ならば目があった瞬間逃げ出すか、腰を抜かすか、悲鳴をあげるか、泣き叫ぶかしたかもしれない・・・しかし

 

レイン「・・・・残念だが・・・俺にはその手の脅しは効かない」

 

やせ我慢でも強がりでもなく、ましてや強敵にたいしての気の高ぶりでもない、無感動な目がリトルドラゴン(鉄)を貫く。

 

レイン「俺を倒せるなら倒して見せろ!」

 

傲慢と取れる台詞を叫び疾走する。

 

「あの日」以降、恐怖を感じないーー感じる神経が焼ききれてしまったレインだが、相手は曲がりなりにも龍種(しかも鉄)その上魔法も使わない今一撃でも食らうのは冗談抜きで命に関わる。

 

横凪ぎにしなる尻尾を跳んでかわす。

 

ーーー大丈夫だ、こいつの攻撃は何一つ俺には届かない。

 

そう「事実を再確認しつつ」傾国の剣を振りかぶり

 

レイン「はぁっ!」

 

尻尾を切断した。

 

次いで悲鳴をあげるリトルドラゴン、その口の中に炎が集まるのを肌でかんじる。

 

ーーブワオォア!

 

凄まじいブレスが地面を焦がしていく。が、レインは既に跳躍、天井に足をつけ同時に膝を深く曲げリトルドラゴンの脳天めがけ傾国の剣の切っ先を突きだし突貫した。

 

戦闘パターンしかデータをダウンロードしていないリトルドラゴンに反応出来る筈もなく、頭から腹下まで突き抜けた。

 

レイン「はぁ!」

 

同時に振り返り様に「十字」に一閃、二閃

 

中の動力源ごと切り裂き、ぱちんと鞘に収める。

 

光の粒子と共に消えていくリトルドラゴンを見ずにカズマがいるコア保管室へと駆けた。

 

ーーー

 

コロナ「凄い!」

ヴィヴィオ「あんな簡単に・・・」

アインハルト「只の突きではなかった・・・ですね、ちゃんと弱点を見定めて仕掛けています・・・きっと小さい頃からずっと剣を握っていたんですね・・・」

 

その会話に話をしていたノーヴェとセインが入った。

 

ノーヴェ「それなんだがな?何でも剣を手に取ってまだ一年と少しらしい」

 

またも固まるアインハルト達に苦笑するノーヴェとセイン

 

ルーテシア「・・・でも見たこと無いわね、その「魔剣」って言う魔道具、聞けば不可視の遠隔攻撃に主のもとに帰ってくる転移機能までもっているなんて・・・ん?シャンテ?どしたの?」

 

反応がないのがあやしかったのか席をたち前に回り込み、そっと元の席に戻った。

 

ルーテシア「(シャンテはレズビアンだと思ってたんだけどな)」

まるで乙女のように頬を染めるシャンテがそこにいた。面白かったので何枚か写真を撮りつつ、さりげなくディスるルーテシアだった。

 

ーーー

 

ジーク「ほぇー、ドラゴンなんて初めて見たわぁ・・・・」

ヴィクター「文献に乗ってるアルザスの飛竜の成龍と同じ大きさね・・・彼の世界の龍・・・なのかしら」

 

同じくポカンとしていたジークとヴィクター

 

ジーク「・・・カズマは大丈夫そうやね・・・辛そうな顔してたのに・・・・」

ヴィクター「・・・それがカズマの長所なのかもね・・・そして

 

ーーいつまでも抱え込んでしまう短所でもあるわ」

 

そう呟いたヴィクターとジークはモニターを見上げた。

 

そこには四方八方から迫るゴム弾と魔力弾、バインドを器用にかわし、コアを守る結界を斬りつけるカズマと合流したレインがいた。




次回で選考会編が終わりです

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