魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語 作:Rainーのち大洪水
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では続きです!
ーーーカズマ宅リビング
間取りにして一番広いリビングの中央に置いてあるテーブルの上に置いてある箱
戸惑っている様子の黒髪の男性に同じく黒髪の美少女が詰め寄るように近づく。
美少女の手には、白い布、そして液体の雫のようなものが収まっていた。
真剣な眼差しでただ戸惑っている男性を真っ直ぐ見つめる美少女「お、おい」と声をかけるも、美少女は「ええから」とだけ返し男性の服が脱がされる。
「ある部分」をみて息を飲む美少女、男性は若干の恥ずかしさから顔を逸らす。男性ーーー(当たり前だが)カズマはこちらを頬を赤く染めている美少女ーーー(当たり前だが)ジークに意を決したように語りかける。
カズマ「・・・・俺も男だ、腹は括るさ・・・
ーーーこいよ、ジーク」
ジークは目を見開き、暫しの沈黙の末
ジーク「ーーーー行くで?」
意を決しそう言いその細くも綺麗な手を伸ばしていく、カズマの鍛えられた体に触れるために。
そしてーーー触れた。
ピトっ・・・ぬるっ
カズマ「いててててててて!?」
ジーク「もう!こんななるまでほおっとくからや!自業自得やで!」
エレミア秘蔵の消毒液を付けた手をカズマの腹の痣の部位に痛みに呻くカズマを無視して、まんべんなく塗り付け、布で巻いていく。
テーブルに置かれていた箱は救急箱だったぁ・・・・
ーーーーーーー
カズマ「しかしお前、何だ「ハルにゃん」とか「コロちゃん」とか・・・・」
ジーク「えぇ?かわいない?ヴィヴィオちゃんは「ヴィヴィちゃん」リオちゃんは「体育娘」」
カズマ「まて、それはおかしい」
何だ?いじめか?八重歯か?八重歯がいけないのか!?いいじゃん八重歯!おれ好きーーー
思い出される記憶
ーーーほらほら!どんどん行くわよカズマ(異界の戦士)!レイン(知られざる天才剣士)!
ーーーこの私をも一瞬でも戦慄させた貴方達の才能を見せてみなさい!
カズマ「ーーーーーー」
ジーク「!?カズマどうしたん!?なんか凄い震えとるで!?カズマ?カズマ!」
ーーーっは!?しまった、八重歯でいらんこと思い出した・・・・・リオめ恐るべし!
カズマ「わ、悪い、ちょっとな・・・」
ジーク「・・・・・?まぁいいわーーーその傷・・・・」
カズマ「・・・あぁ、失念してた・・・これは「旅」をしていた時に起きた傷だ、お前が気にする必要はーーー」
ジークは俺の背中の刀傷にそっと撫でるように触れた。
・・・震えているのが分かる。怯えでも怒りでもない、ましてや嫌悪でもない、触れた手から伝わってきたのは
ーー悲哀
カズマ「・・・・・・・・」
ジーク「・・・・カズマの事やからまた無茶して傷付いたのは分かるよ?」
カズマ「おいおい、お前らの前で大したケガなんて「嘘や」
ーーーーっ」
ジークは目に涙を溜めていた。
ジーク「分かるよ、付き合いは短いかもしれん・・・でも一日一日を大事に過ごしてきたから分かる
ーーーカズマがうちらを助けると同じように、その都度カズマもケガしてるんわ・・・分かるよ・・・」
ーー初めてジークの「エレミアの真髄」と向かい合った時、片腕を使い物にならなくした。
ーーヴィクターが「怒った」時の喧嘩で神経機能が若干麻痺し物を噛んだりしたとき、力があまり入らなくなった。
ジーク「・・・」
カズマ「・・・・悪かった、でもそんくらいお前らの背中を押したかった事は・・・分かって欲しい」
例えそれが「戦友」に頼まれた事だとしても、それだけは分かって欲しい。
ジーク「・・・・はぁ、カズマはやっぱり頑固やね、うんいいよ?許したげる」
そう言ってジークは俺の頭を撫でてきた。
カズマ「おい・・・」
ジーク「恥ずかしいなら、今後無茶はあんまりしないこと、大丈夫って分かってても結構ヒヤヒヤするんやからな?」
困ったように笑う彼女に顔が熱くなるのを自覚しながらぶっきらぼうに分かったと言う
少しほんわかした雰囲気になろうとした時
カズマ「ーーーー」
ジーク「うわわ!?」
目の前にいるジークの腕を引っ張り自身に寄せると同時に近くにあった木刀を「手繰り寄せ」図上に向ける
ジーク「か、かじゅまぁ!?」
カズマ「・・・・こいつは・・・?」
『げっげ・・・・』
ジークが何か言ってるが無視して「そいつ」を見た、リビングの天井の隅で怯えたように縮こまっている黒いマスコットみたいな生物
ーーー使役悪魔
「あいつ」がよく驚かせる為に使っていた魔法だ。
ジーク「・・・・・・・」
カズマ「何か持って・・・手紙?」
コクコクと頷いたそいつは恐る恐る近づいてきた。だから木刀を床に置き、掌をむけクイクイっと指先を曲げおいでとジェスチャーする。
『ーーーー♪』
すぐさま近寄ってきて顔に抱きつくって
カズマ「息できん!息できんからあ!鼻!鼻を塞ぐなぁ!?ジーク!?助けてーーーっておいいいいいいい!?」
ジークは顔を真っ赤にして気絶していた。うお、目を渦巻き状態になってる人初めてみた!?
カズマ「しぃぬううううううううう!?」
ーーーー
『ゲェ・・・ゲェ・・・!』
カズマ「あー悪かったよ、だから泣くなって」
物理的にどかして、頭部にたんこぶを作り泣いている悪魔、見た目は可愛く見えなくもないので、罪悪感が湧かないことも・・・いや、むり、何回こいつらに振り回されたか・・・
悪魔の頭を撫でつつ渡してきた手紙に目を通す
カズマ「・・・・クロ・・・やっぱり「お前」なのか?」
手紙に書いてあった内容それは
ーーー突然の手紙、ごめんなさい。
今度の話し合いに私も参加してもいいでしょうか?
貴方が何故あんな事に巻き込まれたのか、その真実を
私の口から語らせてください。
あと、選考会通過おめでとう、カズマそしてごめんなさい
ーーークロゼルグーーー
といった内容だった。
カズマ「・・・真実・・・・?」
『ゲッ♪』
カズマ「ん?おぉ、悪かったな、持ってきてくれてありがとう「遠慮すんな」って言っておいてくれ。
悪魔ははしゃぎながらパッと消えた。
端末に手を伸ばし、ノーヴェさんにかける
カズマ「あ、悪いノーヴェさん急で悪いんだけど
ーーー話し合いに一人追加で」
そう微笑みながら言った。
ジーク「・・・・・・・きゅう」
カズマ「・・・・どうしよ」
なんともいえない空気がカズマを襲った。
ーーーーーー
翌日、地区選考会当日
インターミドルチャンピオンシップミッドチルダ地区選考会第一会場
カズマ「お?間に合ったか」
会場ないに入り、客席に空いている箇所を見つけそこに座る。
すると周りの観客が静かに騒ぎ出した。
「あ、あの!昨日の選考会かっこ良かったです!予選頑張ってください!」
カズマ「え?あ、あぁ、応援どうも頑張るから楽しんでくれよな?」
「は、はい!」
話しかけてきた少女にそう返すと、元気にそう返してくれて微笑ましい。
「いいなぁ、俺も話しかけて見ようかな・・・」
?「あ、いたいた!」
周りがひそひそと話していてなんとも言えないこそばしさを感じていると、声をかけられた。そちらを向くと案の定ジークだった、ジークは隣に座る
カズマ「ん?今日は変装はしなくていいのか?」
いつも被っているフードを今日は装着していなく、素顔をさらしていた・・・・何故か顔を逸らし頑なにこちらを見ようともしないが。(←昨日の事を無自覚とは言え覚えていなかった
ジーク「・・・うん、これから戦うんやからこれくらいで恥ずかしがってたら駄目やなと思って」
カズマ「ふーん・・・っと参加セレモニーが始まるみたいだな」
広大なリングを見ると、かなりの人数が整列し始める。アナウンスがながれ周りがシンっと静まった。
『それでは昨年度都市本選ベスト10選手、エルス・タスミン選手に第一会場に集まった選手に激励の挨拶をお願いしたいと思います。』
中央に設置された台に上がりマイクを調整するジャージ姿の少女が口を開いた。
エルス「エルス・タスミンです、年に一度のインターミドル、皆さん練習の成果を十分に出して全力で試合に望んでいきましょう
ーーーそして、昨日の一般人競技者選考会で見事に通った「カズマ=ツユクサ」選手、「レイン選手」この両名に負けないように私も頑張ります!皆も全力でがんばりましょう!」
ーーえい、えい!
『おーーーーーー!!!!!』
カズマ「・・・・・・」
ジーク「ふふ、カズマ人気者やね?」
カズマ「・・・・俺ならもっと開会の言葉を焚き付けるものにする、例えば「奮え!おのれの獣を!お前らは〇〇〇〇だ、〇〇〇〇は〇〇〇〇らしく本能に従って戦えこの〇〇〇〇どもが!」みたいーーー」
ジーク「ふんす!」
直後ジークの肘がカズマの頭に直撃した。周囲が歓声を上げるなか、カズマのうめき声とジークの怒声が歓声の中に消えていった・・・
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