魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語   作:Rainーのち大洪水

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お待たせしました!

せめて一日一回更新!と言った手前すみませんがどうしても物語の構成を考えるのに時間がかかってしまいます、そのため早く更新できたり、できなかったりが多いかもしれませんので不定期タグを付けることにしました。

すいませんm(__)m

お気に入り登録感謝です!

では続きです!


56話

参加選手の選手宣誓による掛け声の余韻が残る会場の中、様子を見ていたノーヴェの元にザフィーラが来た。

 

ザフィーラ「ノーヴェ、昨日はミウラを任せて悪かったな」

 

ノーヴェ「気にすんなよ旦那、ミウラもうちのチビ共と仲良くやってたし結果オーライさ」

 

無表情な顔に若干の申し訳なさを滲ませたザフィーラがノーヴェに詫びを入れつつ、低頭する。

 

それをノーヴェは苦笑を返し顔をあげてくれるよう施した。ザフィーラはそれに感謝の意を返しつつどこか真剣味を帯びた声音でノーヴェに尋ねる。

 

ザフィーラ「・・・ノーヴェ、カズマは来てるか?」

 

ノーヴェ「多分観客席の方に来てると思うぞ?どうかしたのか旦那?」

 

ザフィーラ「あぁ・・・いや、今話すことではないな・・・

 

話し合いの時は我々守護騎士も参加させて貰う」

 

ノーヴェが頷き了承した時ヴィヴィオとミウラが駆け寄ってきた。

 

選考会は予選ブロック毎に別れて行うため、今アインハルト達はそれぞれのセコンド担当の人と移動している。

 

ヴィヴィオ「あ!ザフィーラ久しぶり!」

 

ニッコニコーと笑いかけるヴィヴィオ

 

その笑顔は親しい者と言うよりは何処かペットに向けるような物だった。頷き返すザフィーラにひきつった笑みを向けるノーヴェ

 

ザフィーラ「久しぶりだな、ミウラと仲良くしてやってくれ」

 

微笑みながら言うザフィーラに「勿論!」と返すヴィヴィオ

 

ミウラ「ヴィヴィオさん!クリスにもう一度触らせてください!」

 

ヴィヴィオ「いいですよ♪」

 

ミウラがクリスを抱きしめ、二人できゃいのきゃいのと騒いでいる様子を見て、ノーヴェとザフィーラは苦笑をこぼす。

 

ザフィーラ「しかしミウラが珍しく落ち着いていてな、ノーヴェ昨日何かあったのか?いつもなら今頃ロボットダンスを始めているんだが・・・・」

 

そう不思議そうに言うザフィーラに笑みをこぼし昨日の事を話そうと口を開き

 

ノーヴェ「・・・・・」

 

ーーこのインターミドルで師匠達に見せたいんです。

 

ノーヴェ「さぁな」

 

ザフィーラ「?」

 

どこか嬉しそうに言うノーヴェにザフィーラは頭に疑問符を浮かべた。

 

ノーヴェ「うちのチビ共はさ、最初は憧れだけでインターミドルへの参加を望んだんだ」

 

(観客席を見ながら)はしゃぐリオ、若干そわそわ(観客席を見ながら)してるが表面上はクールに決めているアインハルト、そんなアインハルトを苦笑して見つつ強い意思を持った眼差しを周りに向けるコロナ、そして目の前ではしゃぎ回るヴィヴィオを見ながら言う。

 

ノーヴェ「でもさ、皆と関わっていく内に・・・「あいつ」と関わっていく内に変わっていった、きっかけは些細な事かもしれない・・・それでも

 

ーーー強くなったよ、本当にうちの「選手」は」

 

そう眩しい物をみるかの様に目を細めて言うノーヴェ

 

ーーカズマ、皆を見てやってくれ

 

そう願うノーヴェはアナウンスに呼ばれたヴィヴィオを見送った。

 

ーーーー

 

カズマ「ジーク・・・・・」

 

ジーク「なんや?」

 

頭にたんこぶを作ったカズマがようやく痛みが引いたのか恨めしげな視線をジークに送るも、何でもないような返事を返され黙ってしまった。

 

まぁ、こんな公共の場で〇〇〇〇とか言っちゃう辺り完璧なる自業自得だが・・・つまるところ「ざまぁ☆」である。

 

カズマ「WRYYYYYYYY!」

 

ジーク「!?いきなりどしたん!?ちょ、やめてぇ!周りがドン引きしとるからやめてぇ!?カズマをさっきまで憧れの目を向けてた子達がまるでこの世の終わりを見たかのような目をしてるからやめてぇぇぇぇぇ!?」

 

何かの電波を受信したのか、白目を向き叫ぶカズマに周囲がドン引きし距離を取るなか子共達は絶望を顔に映していた。

 

ヴィクター「何をしているの貴方達は・・・・」

 

そこへ呆れた様子のヴィクターが近づいてきた。

 

ジーク「あ、ヴィクター!カズマ何とかして!」

 

あってそうそうジークに懇願されるヴィクターは状況を察し溜め息をひとつこぼしカズマの耳元へ口を近づけーーーー

 

ヴィクター「カズマって面白い趣味してるわね?寝室のタンスの二重張りにしてる壁の間にいれてるーーーーむぐっ!」

 

カズマ「やぁ!リア!今日もいい天気だね!あはははっ!」

 

そう囁いた瞬間カズマに口を手で塞がれ、ヴィクターの顔が触れるすれすれまで顔を近づける

 

カズマ「なんだ?何が目的だ?どうしてこんなことする?(小声)」

 

物凄く必死だった。目を血ばらせヴィクターを睨むカズマはどこまでも必死だった。例えそれが18の本で女性の露出に耐性を付けるためのものであっても必死だった。

 

ヴィクター「・・・カズマ・・・その、近いわ」

 

若干頬を赤く染めたヴィクターがそうカズマに訴える、カズマも今の状態に気付き「わ、悪い・・・」と言いながらヴィクターから離れた。

 

カズマ「・・・・・・」

 

ジーク「すけべ」

 

カズマ「!?」

 

ーーーーーー

 

カズマ「・・・・・・」

 

ジーク「ほぇ~ヴィヴィちゃん強いな・・」

 

ヴィヴィオが相手選手のスタッフ(棒状の武器)による凪ぎ払いを相手の懐に入り込むように跳んでかわし、そのまま体を逆さまにしたまま、蹴り技を相手に叩き込むように決めた様子を見てジークが感嘆の声をあげた。

 

一方隣のリングのミウラも始終落ち着いた様子で、相手の攻撃をさばきながら強烈なブローを相手の腹に叩き込む

 

カズマ「・・・・・・」

 

ヴィクター「どこかカズマのスタイルにヴィヴィは似てますわね・・・ミウラもあの年齢で大したものだわ」

 

相手選手にお辞儀をして喜びあう二人。

 

他のリングで戦っているリオも巧く相手の「弱点」を突き昏倒させて、コロナも相手を上手く自分の間合いに誘い込み対称している。

 

カズマ「・・・・皆ちゃんと自分の良さを把握してるな・・・」

 

ヴィヴィオは動体視力と目の良さを、コロナは自分の冷静さと叩き込む場所の正確さ、リオは持ち前の運動神経と春光拳をそしてーーー

 

ジーク「あ、ハルにゃん」

 

ヴィクター「覇王の力の一端、見せてもらいますわ」

 

ゼッケンNo.「935」を着けたアインハルトが鋭い眼差しでリングに入ってきた。傍らにはセコンドにはティオを抱いているディエチさんが控えている。

 

カズマ「・・・(あいつ、絶対に雄だ)」

 

以前ミカヤの同情で酷くフラれた事を思い出して渋面の表情を作るカズマ。

 

しかし妹分の選考会を見なければと思い再び視線をリングに向ける。

 

『Dリング スタンバイ・セット

 

 

レディー』

 

スピアを構える相手の女性にスッと掌を相手に向けるアインハルト、足元に力が溜まっているのが遠目でも分かる。

 

カズマ「(こりゃ相手には悪いが・・・)」

 

『ゴー!』

 

瞬間、アインハルトの姿が相手の頭上に現れた。相手は急に居なくなったアインハルトにとまどい辺りをキョロキョロしている。

 

周りが騒然としているなかアインハルトは身を捻り回し蹴りを相手の後頭部に放った。

 

カズマ「(アインハルトの勝ちだ)」

 

『・・・・・っは!でぃ、Dリング選考終了!勝者ゼッケン935!』

 

激しい歓声が辺りから響く

 

ヴィクター「・・・・高速魔法とは違う・・・今のは覇王流・・・?」

 

カズマ「・・・・「無拍子」・・・」

 

ジーク「!?それって・・・・」

 

カズマ「あぁ、あいつは初動から相手選手の頭上までの移動結果までの「過程を無視」したんだ」

 

目の前で行われた高等技術に固唾を飲む二人、カズマは自身の口角がつり上がるのを感じていた。

 

ハリー「おー!?見たかよ今の動き!すげぇなおい今年の新顔連中は!」

 

リンダ「リーダー・・・寝坊したのを誤魔化さないでくださいよ・・・いや、確かに凄かったけど・・・」

 

そこへ元気な声が聞こえてそちらに目を向けると、赤髪をポニーテールにした女の子と手下らしき少女が3人こちらへと進んできた。

 

ハリー「だろ!?アホのエルスが生意気に選手宣誓なんぞするって聞いたから笑ってやろうと思ってたら寝坊するから最悪って思ってたけど・・・すげぇ選考試合も見れたからよしとするか!」

 

ヴィクター「ぽんこつ不良娘?」

 

どこか不機嫌なヴィクターがそう呟く、向こうもこっちに気付きヴィクターに声をかけようと口を開き

 

カズマと目があって固まった。

 

ルカ「あ!?昨日の選考会のカズマさん!昨日の選考会テレビで見たっす!」

 

カズマ「ああ、これはどうも・・・赤髪の子どうしたんだ?」

 

ミア「リーダー?どうかしたんですか?」

 

口をポカーンと開けて固まる少女に戸惑ったような声をかける黒髪の少女、赤髪の少女はハッと正気を戻してカズマの前まで詰めより。

 

ハリー「お、お師匠!初めまして!ハリー・トライベッカっす!」

 

そう緊張した様子でカズマに握手を求めた。

 

ヴィクター「(・・・・・・お師匠?)」

 

ジーク「(・・・・・どゆこと?)」

 

カズマ「(いや、知らんて、初対面だわ)」

 

カズマはアイコンタクトで軽く二人と会話しつつとりあえず「あ、はい」と言って握手を返す

 

ギリギリ・・・・・

 

刹那凄まじい力で手を握ってきた。

 

カズマ「(いたたたたたたた!?何で!?何かした!?初対面だよね?ね!?何でそんな目で睨んでるの!?ねぇ!?)」

 

手の感覚が無くなったと錯覚するほどの剛力で握るハリーはカズマを射殺さんとばかりに目力を強めてカズマを睨み付けていた。

 

いきなりの展開に唖然とする周囲

 

カズマ「(間違いない、この子俺を張り倒す気満々だ!?)」

 

ハリー「(流石だ・・・オレの本気に表情一つ変えやしない!くぅ・・・流石お師匠!!)」

 

純度100%の勘違いと尊敬の念がぶつかり合うなか。ヴィクターが立ち上がりハリーに文句を言う。

 

ヴィクター「このぽんこつ不良娘!初対面の人間に何をしてるんですの!?というか私の事は無視!?」

 

ハリー「ああん!?こちとら(一方的な)再開を楽しんでるんだよ!邪魔すんなへんてこお嬢様!」

 

ヴィクター「何ですってぇ!?」

 

カズマ「(・・・・・頼むから俺を挟んで争うな・・・)」

 

何処か疲れたような、諦めたような表情のカズマにカズマとハリーの繋がれた手を見て面白くなさそうなジーク、いがみ合うハリーとヴィクターにあたふたしているハリーの妹分達・・・

 

一つの真理(カオス)がそこにあった。

 

しかしそこへーーーー

 

ジャラララ!

 

ハリー「!」

 

ヴィクター「!?」

 

カズマ「ーーーは?」

 

突如背後から現れた光る鎖に体を拘束される3人

 

カズマ「(え?俺も?)」

 

円形の魔方陣を展開しそこからチェーンバインドを出している選手宣誓をしていた、エルス・タスミンがご立腹とばかりに表情を強張らせていた。

 

エルス「なんですか、都市本選常連のトップファイターがリング外で喧嘩なんて!」

 

カズマ「あ、「えいえいおー」の・・・」

 

エルス「カズマ選手!?なんですかその頭の緩い通り名みたいな物はってーーー

 

ーーーああ!チャンピオンまで!?」

 

カズマが言ったことに思わず突っ込み、しかもその隣に座っているジークを見つけ、思わず叫ぶエルス。

 

周りがまた騒ぎだしたのを察したカズマとジークは溜め息を同時に吐き、苦笑した。




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