魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語   作:Rainーのち大洪水

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57話

インターミドルチャンピオンシップ地区選考会「第二会場」

 

カズマが会場で騒動の渦中となっているその頃、第二会場ではルーテシア、シャンテの選考会が行われていた。

 

ミカヤ「しかし今年は初参加選手が粒ぞろいだね」

 

順調に進んでいく選考会を眺めていたミカヤがそう呟いた。

 

その視線の先には二振りの双剣を相手選手に振るうシャンテと隣のリングで果敢に攻めてくる相手選手の拳を全て受け流し、拳を打ち込むルーテシアがいた。

 

ウェンディ「ミカヤちゃんから見てもやっぱりそーすか?」

 

隣に座っているウェンディがその反応に食いつく。

 

間に座っているセインもポップコーンを食べながら視線をミカヤに移す。

 

ミカヤ「チームナカジマの皆も「末恐ろしい」と思っものだけど・・・・」

 

ルーテシアとシャンテを見て「こりゃ強敵だ」と苦笑する。

でもミカヤも負けるわけにはいかない、と己を叱咤する。

 

ミカヤ「・・・・(今年はジークとも戦いたいし・・・何よりカズマがでる、それに彼もいることだしね)」

 

ウェンディの隣で腕を組みリングをただ見つめるレインに目を向け心の中で呟く

 

急に現れた青白く輝く剣を使うレイン、カズマに引けを取らない程の実力者。

 

そしてカズマと親しい中にある。

 

ミカヤ「・・・・・・」

 

昨日の選考会を思い出す。「あの」壊し屋を無防備とは言え、ものの数秒でライフを0にした恐ろしい剣技

 

同じ剣を使う者として、ミカヤは彼とも戦いたいと思っていた。

 

セイン「どうよレイン、シャンテは?」

 

レイン「・・・まだ隙が多い、慢心は捨てたみたいだがな」

 

セイン「ありゃりゃ、手厳しいなおい」

 

如何にも「私不機嫌です」と言わんばかりの仏頂面のレインの辛辣なコメントに苦笑するセイン。

 

友人のノーヴェから聞いた話では彼は「次元漂流者」らしく、出身世界では「戦士」として日々を送っていたらしい。

 

他次元世界を含む平和な世の中、その事実に驚愕すると共に、その「戦士」とやらが偉く不穏な響きを感じる。

 

この場にいるミカヤ達は知らないことだが、レインは元の世界では「最高クラス(アドバンスドナイン)」の傭兵で、常日頃から命をすり減らす毎日を送っている。

 

強敵を求めてるだけの彼としてはそういった肩書きはどうでもいいのだが。

 

ミカヤ「そう言えばレイン君はカズマと友人なんだよね?一体どう言った経緯で?」

 

レイン「・・・経緯とかそんな綺麗なもんじゃないさ

 

ーー目があって勝負を挑んだ、それからだな・・・まぁ向こうはどう思っているか知らんが」

 

あっけらかんと言ったレインにミカヤ達は何とも言えない表情を浮かべた。

 

ウェンディ「そんな・・・ポ〇モンバトルじゃないんスから・・・」

 

セイン「改めて思うけどレインの出身世界ってどんな所なんだよ・・・」

 

レイン「・・・多分こればかりは説明しても分からないと思う、この世界は「広すぎーーーーー」

 

渋面を作り説明に苦しむかのようなレインの発言はレイン本人により遮られ、それに先程以上にリングを食い入るように見つめた。

 

その様子に?を浮かべたミカヤ達はレインの視線を辿り

 

ーーーリング上に金髪の美少女が白いドレス姿で立っているのをみた。

 

セイン「うわ・・・凄い美少女・・・おやぁ?もしかして見とれてるのかい?レインは」

 

ーーーー違う。

 

セインのからかいに一切応じず、リングを見ているレインを、呑気に体を伸ばしている美少女選手を見てミカヤはそう思った。

 

レイン「・・・・・」

 

『Bリングスタンバイセット』

 

アナウンスが流れて、相手選手のセコンドが離れ相対する、金髪美少女を見た目通りの華奢な女の子だと思っているのか。嘗めた様子でシュッシュと拳をふるい挑発す

 

『レディー、ゴー!』

 

とん・・・・

 

瞬間気絶して倒れる相手の選手、その背後には先程まで所定の位置にいた金髪美少女が手刀をすっと戻す動作をしていた。

 

あまりの急展開に周りの時が止まったかの様に静まった。

 

ミカヤ「・・・・レイン君、今の見えたかい?」

 

レイン「・・・・すれ違い様に首筋に一撃・・・」

 

ミカヤは冷や汗が伝うのを自覚しつつ、レインにそう聞いた。

 

ーーーー

 

シェルファ「・・・・・ふふふ」

 

静まった会場の中、金髪美少女・・・・シェルファは「一時的」とは言え「用意」してくれた「人形」の体に満足したかの様に笑う。

 

シェルファ「本当にこの世界の技術には関心するわね・・・」

 

体の調子を確認しながらカリムとの会話を思い出す。

 

ーーーー

 

シェルファ「受肉?」

 

聖王教会本部執務室、またしてもシャッハの体を乗っ取ったシェルファがソファー足を組みながらそう聞く。

 

カリム「・・・シェルファさん、毎回思うんですけど頑なにシャッハの体を乗っ取りますね・・・もしかして「その続きを言ったらこの建物ごと貴女を消し炭にするわよ」・・・・はい」

 

シェルファ「それで?受肉って?・・・・仮にも信仰している団体のトップが使う言葉にしてはアレに感じるのだけれど」

 

「仮にも、じゃありません!」と怒鳴るカリムに「あー」と言いながら耳を塞ぐシェルファ

 

溜め息を吐きつつ、続きを話すカリム。

 

カリム「受肉と言っても、依り代となる肉体にではなく、人形にです。」

 

シェルファ「人形?・・・いえ、確かにこの世界の技術なら・・・・でも、何で急に?」

 

カリム「・・・余計なお世話かもしれませんが、帰るまでの間にこの世界の事を覚えていて欲しくて。

 

ーーー聖王教会の力でインターミドルへの飛び入り参加させときました♪」

 

シェルファ「・・・・・・それは教会組織のトップとしてどうなの?」

 

呆れたようなシェルファの呟きにカリムは笑顔を崩さない。

 

シェルファ「・・・・でもそうね、レインと戯れる事ができるのならその提案、呑ませて貰おうかしら?」

 

カリム「私も行きたいです!」

 

なお、カリムは仕事が溜まっているので現在も軽く執務室に軟禁状態である。

ーーーーー

 

シェルファ「・・・・いつまで静まってるのかしら?」

 

苛だったような声音でシェルファがそう呟き、慌てたような声音でアナウンスが選考終了を言い渡した。

 

わああああああああああ!

 

次いで、会場内に響く歓声にほぉっと関心するシェルファ、ミュールゲニアでは絶対にない光景だからだ。

 

シェルファ「・・・・・っ!」

 

そんな中、観客の中から見知った・・・否、愛しい気を察知した!すぐさまその気の発生源のもとへ

 

レインの胸元目掛けて30メートルはあるであろう距離を一っ飛びで0にする

 

レイン「やはり・・・シェルファ、なのか?」

 

シェルファ「えぇ!そうよ!私よ、シェルファよ!?貴女とこうして触れあいたかった!レイン!」

 

驚きつつもしっかりと受け止めるレインにシェルファは嬉しそうに笑った。

 

ミカヤとウェンディ含む全員が歓声から驚愕の声にシフトチェンジするなか、セインは恐る恐るシャンテを見て顔を手で覆い「あちゃ・・・」と言った。

 

ルーテシアはカズマでこういった現象は馴れているのか、冷静に分析をしている、シャンテはその隣で口をあんぐりと開け、レインとレインに抱き付いている美少女を見ていた。

 

ーーー

 

どうも、場所は戻って第一会場です・・・・・・?わたしは何を言っているんでしょう・・・・

 

 

まぁともあれ私たちは各々の選考試合が終わり、残る選考結果待ちのため、ヴィヴィオさん、リオさん、コロナさん、ミウラさんと共に今日の手応えや反省点等を踏まえて雑談をしていました。

 

ヴィヴィオ「それにしてもアインハルトさん!」

 

アインハルト「なんざんしょ?ヴィヴィちゃま」

 

ヴィヴィオ「誰!?・・・・はいつもの事だからいいや・・・・それよりさっきの瞬間移動みたいな歩方って何ですか!?」

 

酷くないですか?

 

ヴィヴィオさんの質問に他の皆さんも食いついたのか、「あ、私も気になってた!」と言った様子でずずいっと寄ってきました。

 

・・・・何か円陣を組んでる感じです。

まぁ聞かれたからにはお教えしましょぅ(どやぁ・・・

 

アインハルト「あれは「無拍子」と言います・・・まぁ、「本式」とは違った歪んだものですが」

 

あれは本来、武術や武道に置いて初動から入り過程に入りそして結果に至るまでの動作のリズムを感じさせない事です

 

助走や、拳を振りかぶったりせずに自重とわざと体勢をずらした事による位置エネルギーだけを使って放つものですが。私の場合それを魔力で補いました

 

ただ連発は控えた方がいいですね、一瞬で放出と爆破をほぼ同時に行っているので調整も難しいですし、下手すれば足の神経等に傷がつきます。

 

コロナ「凄い・・・・」

 

アインハルト「私からすればコロナさんも十分凄いですよ、正確かつ無駄がないゴーレム創成に加えて、最近はクリエイトしながらでも迫る敵を想定してるのは凄いと思います。」

 

全く、何を謙遜しているんだか!

 

コロナさんは嬉しいのか恥ずかしいのか俯いてしまった。

 

凄く・・・・かわいいーーーっは!?

 

アインハルト「(これは罠だっ)!」

 

ミウラ「アインハルトさん?」

 

アインハルトこれは駄目よ?自分を制しなさいアインハルト!私には兄さんがいる!目を覚ましなさい!

 

エルス「っああ!?チャンピオンまで!?」

 

そんな時、選考会のセレモニーで選手宣誓をしていたエルス選手の声が観客席から聞こえました。

 

ーーーふ、甘いですね 兄さん道を極めたこの私に意識を乱すような愚行はーーー

 

ヴィヴィオさんが私の横で声が聞こえた方向を指差し声をあげました。

 

ヴィヴィオ「あ!お兄ちゃんが縛られてる!?」

 

リオ「ハリー選手にヴィクターさんまで・・・」

 

アインハルト「兄さん大丈夫ですか!?

 

ーーー空破だ」

 

4人『いやいやいやいやいやいやいやいや!?』

 

視線をそちらに向けるとエルス選手に縛られたヴィクトーリア選手とハリー選手、そして兄さんがいました、助け出そうと空破断を放とうとしたのですが・・・

 

ええぃ!HA☆NA☆SE

 

ーーーーーー

 

何をやってんだあいつら・・・・

 

カズマ「はぁ・・・」

 

とりあえず、鎖から伝わる魔力の弱いところを手刀でたたっきる。

 

エルス「ええ!?」

 

ハリー「流石だ・・・本当に魔力も無しに・・・」

 

エルス「ええ!?」

 

ハリーとヴィクターは興が冷めたとばかりにバインドを引きちぎる、その様子を見たエルス選手が更に驚く・・・この子は苦労してそうなタイプだな・・・

 

『只今より全選考試合が終了しましたので、選考結果をセコンド又は選手が持っている登録端末に転送します。予選開始は一週間後、皆さんご健闘をお祈りします。』

 

パチパチパチパチパチ!

 

ハリーとエルス選手が何かを言い合ってる中、流れたアナウンスが選考会終了のお知らせを放送し直後会場から拍手が響き渡る。

 

『そして、昨日行われた一般人競技者選考会の通過者であるカズマ選手及びレイン選手の参加ブロックですが・・・

 

 

ーーーカズマ選手は第一会場の予選1組

ーーーレイン選手は第一会場の予選4組

 

のエリートクラスからのスタートになりますのでよろしくお願いします。連絡網は以上になります。お疲れ様でした。』

 

こうして予選が始まった。




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