魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語 作:Rainーのち大洪水
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では続きです!
クライ「っはー!!すんげぇ観客だなおい!」
カズマ「確かに凄いな・・・」
大会予選当日、俺の第一試合は午後からのため今はクライさんと共に観客席に座っている。
クライ「しかし良かったのか?嬢ちゃん達のSNS(スーパーノービス戦)見に行かなくて」
ヴィヴィオ達のSNSは午前9時からの為、そろそろエリー
トクラスの会場に姿を見せる頃だと思う。
カズマ「問題ないさ、あいつらなら
ーーー来た」
クライ「あ、本当だ」
エリートクラスの試合会場の観客席に上がる階段から、ヴィヴィオ達が踊り込んできた。
あの元気さを見る限り首尾よく試合には勝ったらしい。
ミウラを見かけないところを見ると、試合に備えて控え室にいるんだろ。
ーーーーで
カズマ「何でお前はここにいるんだ、試合は?このあとすぐだろ?」
クライ「うお!?ミカヤの嬢ちゃん!?」
ミカヤ「やぁ!」
後ろにずっといたミカヤに声をかけると「気付かれちったてへぺろ☆」的なペコちゃん的な顔を返してきた。
ミカヤ「試合かい?大丈夫さちゃんと間に合うようにいくよ、何せ君やレイン君との試合も楽しみだけど・・・あの子も相当やるみたいだから」
そうリングを睨み付けながら言うミカヤ、クライさんもその迫力に息を呑んだ。
クライ「てかそもそも何でここにいるんだ?セコンドとかとミーティングがあるんじゃないのか?」
ミカヤ「いや、一概にセコンドというのはサポーターと同じだが、ヴィヴィオちゃん達みたいにコーチがセコンドをしているケースもあるし、ジークみたいにセコンドなしで出ている人たちもいる、中にはただ形だけのセコンドもいたりするけどね」
したり顔で説明するミカヤに納得顔のクライさん、俺?勿論知ってるよ?あれだろ?コンクリ破損の補修に使うあれでしょ?いやー手作業だと中々大変何だよね・・・・・・ってそれセメントやないかーい!
何だよ二人とも、その目は
ミカヤ「まぁ、二人の所にいる理由だけどね?・・・っと言うかカズマに・・・かな?」
おい、無視すんな
そうジト目を意識して二人を見つめるとクライさんは半笑いミカヤは不敵に笑った・・・がすぐに引っ込めてしまった。
ミカヤ「ミウラ・リナルディ、彼女は強敵だよ、カズマ達の選考会であった時その身のこなしでそう予感がしたんだ、ヴィヴィオちゃん達もスパーリングをしたとき凄いなと思ったけど、彼女もまた強者の風格を持っていた・・・」
そう言うミカヤはどこか不安な顔をしていた
ミカヤ「不安・・・何だろうね、恥ずかしい話だけど自分が戦いたい相手を見ることで決意をしにきたのかもしれないね・・・・とそろそろ時間だ、私はいくよ」
礼を言って立ち上がるミカヤ・・・・らしくねぇな
カズマ「ミカヤ、下んない事言ってないで試合に集中してろ・・・・」
クライ「・・・・・・・・」
ミカヤはキョトンとした表情で、此方に目を向けた。
カズマ「俺らも応援してるから・・・まぁ頑張れ」
ミカヤ「・・・・ふふ、無責任な事を言うね、こんな美少女が不安がっているというのに冷たいな君は・・・
ありがとう」
そう言って微かに笑ったミカヤはセコンドの(探し回っていたのか涙目)の門下生の子達と選手控え室へと向かっていった。
クライ「いいのか?ミカヤの嬢ちゃんばかり応援して」
からかうようなクライさんの視線に俺はヴィヴィオ達が座っているだろう客席にチラッと顔を向け、烈火の将が座っている場所にそのまま視線をスライドする。
カズマ「あんだけミウラを応援してる奴等がいるんだ
二人くらい応援してる奴が増えても良いだろ?」
次第にクライさんがニヤニヤし始めたので目をバルスしておいた俺は悪くない(暴論
ーーーーー
ミウラ「すぅ・・・・ふぅ・・・・」
選手控え室A側にてミウラは深呼吸をしていた。
SNS(スーパーノービス戦)は落ち着いて出来たのに、と必死に体を落ち着かせるミウラ。
ヴィータ「ミウラ、無理に落ち着かせる必要は・・」
ミウラ「いえ!無理をしてでも最高のコンディションで臨まないと駄目なんです。それでミカヤさんに勝てる程あの人は甘くない・・・それに・・・」
急に黙りこんだミウラに?を浮かべるヴィータとザフィーラ
ヴィヴィオ達から贈られてきた応援メッセージを見てミウラは微笑んで言った
ミウラ「このストライクアーツを・・・僕の世界を作ってくれた師匠達に皆に見せたいんです
ーーーだから」
ーーーー
ミカヤ「ふふ、ナカジマちゃんは可愛い弟子をもったものだな」
選手控え室Bで精神統一を図っていたミカヤは端末に送られてきたヴィヴィオ達の応援メッセージと画像を見てそうこぼす。
その身には、「天瞳流嵐鎧」と呼ばれる武装を身に付け腰には二本の自分の愛刀「晴嵐」を携えている。
ミカヤ「ここまで煽られたんだ・・・」
ーーー俺らも応援してるから・・・まぁ頑張れ
ミカヤ「頑張るさ・・・
ーーーだから」
二人『勝つ!/勝ちます!』
ーーーーー
『皆様お待たせしました』
興奮が浸透している会場の中、アナウンスがそう告げる
更にざわついていく会場
『予選4組、エリートクラス一回戦選手入場です』
その言葉に続いて、リングに繋がる両サイドの入り口からミカヤとミウラが入ってきた。
突如鳴り響く歓声
『レッドコーナーからはインターミドル7回出場、うち5回が都市本選出場!
ーー天瞳流抜刀居合師範代、ミカヤ・シェベル!』
『ブルーコーナー!こちらは初参戦のフレッシュルーキー!
ーーストライクアーツ「八神家」流、ミウラ・リナルディ!』
自然体で立ち並ぶ二人に会場のボルテージが上がっていく。
『DSAAインターミドル地区予選!次の試合は予選4組、第一試合!、ベテランとルーキー、経歴、体格、使用戦技、あらゆる要素が対照的なこの二人!』
『この試合、はたしてどんな結果となるのでしょうか?』
ーーーー
クライ「やべぇ、知り合い同士が対決する場面って何でこんな緊張するんだ・・・」
カズマ「俺はクライさんが緊迫の表情を浮かべて、しかも周りが軽い恐慌状態に陥っているのを見て、いつ警備員に取り押さえられるかと思うと寿命が縮む思いだよ」
クライ「え!マジで!?あ!お気になさらずほんっとすいません!」
周囲に謝り出すクライさんに苦笑を浮かべていると、見知った気配が近づいてきた。
ティアナ「ここにいたのねカズマ」
カズマ「ティアナさん休み取れたんですね」
ティアナが俺の隣に腰を下ろす
ティアナ「まぁね・・・しかし凄い観客の数ね・・・迷っちゃったわ」
カズマ「お疲れっす」
・・・・てか、近くない?いやまぁ別に良いんだけど・・・役得だし
ティアナ「や、役得って・・・」
・・・・声に出てた?
ティアナ「カズマの試合は?」
カズマ「さっき終わったばかりですよ?無論勝ちました」
そう言うとティアナさんはクロスミラージュを使い、試合成績を確認し始めた。
どこかガッカリしている雰囲気のティアナさんに思わず笑みがこぼれる。
ティアナ「「カズマ=ツユクサ(予選1組)
一回戦 1R 0分28秒
累計被ダメージ 0
FB(フィニッシュブロー) 特攻居合 「弐月」」・・・あいっ変わらずね・・・何か清々しくなるほどだわ。」
クライ「凄かったぜ?相手に反撃させる暇もなく・・・って言うか残像を引きずる速さって頭おかしいよな?」
ティアナ「そうですね、カズマ、貴方はおかしいわ」
「おかしい」と連呼する二人・・・あんたら何しにきたんだよ
『一回戦は4分4ラウンド、規定ライフは12000ポイント!さぁ、そんな4組第一試合のゴングが今ーーー
ーーカンッ
ーーー鳴りました!』
ーーー
ゴングがなると同時にミウラは駆け出す。
ミウラ「(この人の攻撃を全部避けきるなんてどうせ無理なんだ!少なくとも今の僕じゃ!
ーーーなら!)」
ミカヤ「(ただ闇雲に走っている・・・のではないな、それに彼女の駆け出した時の足跡を見る限り・・・彼の本領は・・・」
ーーー天瞳流抜刀居合ーー月輪
警戒心を最大に居合の構えをとり自らの領域を作り出すミカヤ
ミウラが領域に入り込んだ瞬間ミウラが晴嵐を神速で横に薙いだ。
ーーーと同時にミウラは跳躍、ミカヤの一閃をかわし背後におりたつと同時に。
ミウラ「(かわせる攻撃はかわして!かわせない攻撃は!)」
ミカヤ「(・・・あの位置から一度の跳躍で・・・この子は生粋のハードヒッターだな?なにより刃物を持った相手の間合いの取り方・・・こりゃ手強い)天瞳流抜刀居合「逆月(さかつき)」
振りきった刀をそのまま鞘に治め逆の手で収めた刀を再度抜き放ち逆回りの横凪ぎを放った
ミウラ「(剣)脚で受け流す!)」
ミウラはその一撃を、前蹴りで弾いた!
ミウラ「っく!おもっ・・・」
ミウラ・リナルディ
ライフ12000→11500
驚愕を浮かべるミカヤにミウラはその薄く細い刀から出ているとは思えない斬撃の重さに顔をしかめつつも更に一歩踏み込み拳を振り抜いた
ミウラ「ハンマーシュラーク!」
鋭く重い拳はまるで「誘いこまれる」ようにミカヤの腹部に決まーーー
ミカヤ「ーーーー」
パシイィィィィン!
ーーらずにミカヤの掌によって塞がれた。
ミカヤ・シェベル
LIFE12000→10800
クラッシュエミュレート(右手首軽度捻挫)
ミカヤ「っ・・・(ご丁寧に拳まで重い・・・拳でこれだ蹴りはあまり喰らえないな)はっ!」
ミウラ「っ!?」
防いだ手でミウラの拳を掴み自身を右側に踊り込みつつ掴んだ拳を投げ捨てるように左側に受け流した。それにより勢いもついていた事も手伝いまえのめりになるミウラ、その背後に向けて
ミカヤ「天瞳流抜刀居合 「水月」!」
ミウラ「っうあ!」
ズダアアアアアアアン!
ミカヤの斬撃が襲った。
吹き飛ばされるも、受け身を取り体勢を直すミウラ。
ミウラ・リナルディ
LIFE
11500→8000
クラッシュエミュレート(背部裂傷)
ミウラ「はぁっはぁっ・・・っく(強い!)」
『す、凄まじい試合です!試合開始直後から高レベルの駆け引き!』
ミカヤ「あの体勢から無理矢理前に跳躍して私の技の威力を和らげたのか・・・」
ーーー
ヴィヴィオ「ミウラさん凄い・・・!」
ノーヴェ「まさかここまでなんて・・・」
その光景に釘付けになる5人とディエチ
ノーヴェ「ミカヤちゃんも凄いな、前見たときより更に技に磨きがかかってる」
その瞬間僅かにミカヤがよろめいた
ミカヤ・シェベル
LIFE
10800→9500
リオ「え!?何でミカヤさんが・・・」
ノーヴェ「さっきミウラが咄嗟に放った裏拳が頭に直撃してたからな」
コロナ「全然気づかなかった・・・」
アナウンス通りの高レベルな攻防に目を見張る4人にノーヴェもまた真剣な顔をリングに向けた。
ーーー
ミカヤ「こいミウラちゃん!」
ミウラ「はい!行かせて頂きます!」
8メートルはある距離を一足で詰め、蹴りによる蹴打がミカヤを襲い、またミカヤも応戦する
ガギィィン
ミウラ「はぁ!」
刀と蹴打が弾きあいミカヤがミウラの脚を上に弾きあげる、が直後ミカヤがその場から一歩引き下がり同時に
ミウラ「ハンマードロップ!」
どがああん!
ミウラの弾かれた脚が、勢いを付けて降りおろされた、軽く出来たクレーターに思わず固く息を呑むミカヤ
しかし動揺を抑え仕掛け始めた。
ミカヤ「しっ!」
踵を降り下ろした直後の僅かな硬直を狙い横凪ぎに一閃を繰り出すミカヤ
ミウラ「っくーーー」
ーーいいか?ミウラもし隙を疲れてそこを突かれたら動揺を相手に知られちゃ行けない、私達が教えた事を最大限活用して冷静に対処するんだ
思わず苦悶の表情を浮かべるミウラだったが、彼女の師の一人である女性剣士の言葉を思いだす
ミウラ「(脚が直ぐに動かなくても!)」
ミカヤ「っ(表情に動揺がーーー)なにっ!?」
眼前まで迫ったソレをミウラは両腕の拳で「挟めた」
ミウラ「(拳が!頭がある!)ヘッドスパイク!」
目の前で行われた白羽取りに流石のミカヤも一瞬固まり、ミウラもそんな隙を見逃す程、「歴戦」の騎士にしごかれてはいなかった。
ミウラの頭突きがミカヤに炸裂した。
ミカヤ「がっ!?」
ミカヤ・シェベル
LIFE
9500→6800
クラッシュエミュレート(軽度脳震盪)
脳内が揺らされた事により体が更に鈍るミカヤ
ミウラ「うおおおおおお!」
そこへミウラの渾身のブローが入る!
がっ!
ミカヤ「ぐぅ!?」
ミウラ「なっ!?」
ミカヤ・シェベル
LIFE6800→4200
思考が上手く定まらない状態でも、完全ではないが拳の威力を殺し、尚且つその腕をミカヤは掴まえていた
ミカヤ「(カズマに感謝だな、強打撃の恐ろしさと欠点を身をもって教えてくれてなければ、さっきのラッシュが続いて負けていた・・・それにーーー)」
ミウラ「はぁ!」
すぐさまミウラから放たれた前蹴りを空いている手で押さえ、下に降り下ろす
ミウラ「うわっ!?」
体勢が頭から沈む形のミウラから掴んだ手を放しミウラの肩に乗っかるように跳び上がり肩を踏み台がわりにして宙へと上がる
ミウラ「ゾワ)っヤバイ!?」
地面に伏したミウラはすぐさま起き上がり上へ視線を向けた。
そこには既に抜刀居合の構えをとっているミカヤがいて
ミカヤ「天瞳流抜刀居合
ーー霞」
神速の太刀筋が上から降り注ぐのをミウラは何とか防御をとるも
ギギギィィン・・・・
ミウラ「くっ!?うぅーーー」
ミカヤ「はああああああ!」
防御を烈迫の叫びと共に切り崩し吹き飛ばした!
ミウラ「うわああああああ!?」
ズダアアアアアアアン!!!
先程より凄まじい轟音が会場に鳴り響いた。
ミウラ・リナルディ
LIFE
8000→1500
クラッシュエミュレート(右腕部、左腕部骨折)
カーン!とそこで第一ラウンド終了のゴングが鳴った。
『こ、ここで第一ラウンド終了!両者とも一歩も引かない凄まじい攻撃の応酬でした!』
幾分か緊張した様子のアナウンスが鳴り響く
ーーーー
クライ「・・・・強いな」
ティアナ「えぇ、でも二人ともなんか楽しそう」
リングからセコンドの元へ歩いていく二人の微かな笑みを見たティアナがそう呟く。
カズマ「・・・・ありゃ何か隠してるな」
カズマが呟いた言葉に二人の顔がカズマに向かう。
ティアナ「隠してる?」
カズマ「はい、多分次ラウンドから出すんじゃないですかね?ミウラも
ーーーミカヤも」
うっすらと笑みを浮かべるカズマはリングから目を逸らさなかった。
誤字、脱字、指摘等ありましたらよろしくお願いします!