魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語   作:Rainーのち大洪水

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では続きです!


61話ーーミウラ対ミカヤ②極剣対抜剣

ヴィータ「大丈夫か?ミウラ、最後でかいの貰っちまったが・・・」

 

2ラウンドまでのハーフタイム、椅子に座り小休憩をとっているミウラに心配そうに声をかけるヴィータ

 

スターセイバーの回復補助により回復はしたが、骨折レベルのクラッシュエミュレートを直すためか、LIFEの全回復までは届かなかった。

 

しかしミウラは先程の攻防に尻込みするわけでもなく、強気な笑みで返してきた。

 

ミウラ「大丈夫です、でもやっぱり「抜かず」に勝ちに行けるほどトップファイターは甘くはなかった・・・

 

ーーー次のラウンド「使います」」

 

二人はミウラの決意にも似た表情を見て若干の驚きの表情を浮かべるヴィータとザフィーラ

 

ザフィーラ「(・・・・いつの間に・・・・この子は・・・)」

 

その目は戦士の目、如何なる苦境にも引かず立ち向かうとする目だった。

 

ヴィータ「・・・ったく!生意気にんな目ぇしやがって・・・

 

ーーー無茶苦茶な戦いしたらスパルタ半日コースだかんな!?」

 

ミウラ「ハンマー怖いハンマー怖いハンマー怖いハンマー怖いハンマー怖いハンマー怖い」

 

その言葉を聞いた瞬間、サーと顔の血の気が引いていくミウラはトラウマを思い出したのか。うわ言のようにハンマー怖いと連呼する

 

その姿に二人は笑い再びリングに戻るミウラを見送った。

 

ミウラ・リナルディ

 

LIFE

1500→10200

 

クラッシュエミュレート全回復

 

ーーー

 

ミカヤ「・・・・・・・・」

 

「大丈夫ですか師範代?」

 

一方ミカヤサイドでは、回復を終えたミカヤに門下生の子が、心配するようにそう言った。

 

ミカヤ「やはり彼女は強いな・・・ルーキーだからって油断はしていない・・・彼女の強さが私の予想を上回ったんだ」

 

ミカヤの独白に門下生は緊張したようすで頷いた。

 

しかし、とミカヤは先程までの不安が無くなっている事に現金だな、と苦笑をこぼす

 

別に勝てない相手だ、とか勝てる相手だ等と決めた訳ではない、そう言うのはいらない

 

ミカヤ「・・・やっぱり、強敵と戦うのは楽しいな」

 

「師範代・・・」

 

ミカヤ「・・・すまない、私はこれから「天瞳流師範代」としてではなくただ一人の「ミカヤ・シェベル」として戦う、「力」で勝てないなら

 

ーーー「力」で相対しよう」

 

天瞳流道場の師範代としての言葉は、いくら門下生でも見過ごせない発言、何故なら居合は「力」ではなく「返す」太刀なのだから

 

しかし尊敬するミカヤの言葉を聞いた二人の門下生は、戸惑う事も、嘆くことも、怒る事も無く、笑顔で頷いた。

 

ミカヤ「・・・・っ」

 

ふと視線を感じそちらを見ると、此方を見るジーク、ハリー達、更に少し離れた所にカズマにクライ、カズマのすぐとなりにいつかノーヴェから聞かせて貰ったティアナがいた。

 

ーーー全く、こっちは勝つか負けるかの瀬戸際なのに君は美女とイチャイチャするとは・・・

 

ーーー応援するから

 

ミカヤ「・・・・全く、君は罪な男だよ」

 

呆れた様に笑い、次には「剣士」の表情のミカヤがそこにいた

 

ミカヤ「(使わせて頂くよ?カズマ

 

ーーー君の技を)」

 

この時、セコンドの門下生はミカヤから底知れない「何か」を感じとったとか。

 

ーーー

 

ハリー「ミカ姉去年より更に強くなってないか?いやまぁ、去年より強いのは当然だけど・・・あのチビッ子もすげぇ」

 

ジーク「ミウラはミカ姉の斬撃にちゃんと反応して対処しとるし、ミカ姉もミウラの攻撃をちゃんと受け流してる・・・これはうちらもうかうかしてられんわ」

 

ハリーの驚いたような声音にジークは真剣な表情で二人の強さを分析しながら返す。

 

リンダ、ルカ、ミアの3人は試合に釘付けでポカンとしていた。

 

ハリー「てかジーク、お前いつの間にミカ姉と仲直りしてたんだよ?少し前まで「ミカ姉に合わす顔がないわ・・・」って落ち込んでたじゃねえか」

 

ジーク「・・・・うん、まぁ、色々あったんよ・・・ほんとに」

 

ジークの感慨深そうな微笑みにハリーは少なからず驚いたような反応をした。

 

去年ミカヤの腕をクラッシュエミュレートを越えるダメージで砕いた時の偉く傷付いた表情を思い出す。かなり抱え込んでいたように感じたが・・・

 

そこでハリーは一週間前の選考会の時、カズマと一緒にいた所を思い出した。

 

ただ、その時の印象は友人のそれとは全く違う何かだが

 

ハリー「・・・・・ほほぅ?」

 

ジーク「ど、どしたん番長?」

 

ニヤケ顔のハリーが困惑顔のジークに質問責めを開始した。

 

ーーーー

 

『さて先程の余韻がまだ残っていますか果たしてこの第2ラウンド、どのような展開になっていくのか!?

 

それではーーー

 

カンッ!

 

ーーー第2ラウンド、開始!』

 

再びリングに戻る二人にアナウンスが再開のゴングを鳴らした。

 

が二人は直ぐに動かずにゆっくりと構えをとる。

 

ミウラ「 ・・・ミカヤさん、僕は本当に不器用で、口下手でドジで、人見知りでおっちょこちょいで・・・何をやってもダメな子だったんです。」

 

ミカヤ「・・・・・・・」

 

急に独白を始めたミウラ、しかしミカヤはじっと聞き入るだけで何も返さない・・・否、返せない、覚悟を決めた小さな戦士に返せる訳がない。

 

ミウラ「ーーーでも、ある人達に差し出して貰った手が、師匠や格闘技との出会いが僕を変えて・・・いや

 

ーーー僕「が」変わるきっかけになったんです、僕の世界が一気に変わったんです。この大会は僕の新たな一歩を踏み出す場所であり、そして」

 

瞬間、ミウラの脚の装甲に変化が起きる、ガキィンと装甲の繋ぎ目部分が開き臼桃色の光、魔力光がその部分へ「集まりだし」その真下には近代ベルカの魔方陣がでかでかと輝いていた

 

 

ミウラは口元に大きな笑みを浮かべ、声高々に言った

 

 

ミウラ「僕をここまで支えてくれた師匠達に感謝を伝える場所なんです!だから勝ちます!勝って!僕は次に進みます!」

 

ーーー抜剣

 

ミカヤ「・・・脚に魔力が集束しているのか・・・それが・・・

集束系魔法(ブレイカー)が君の切り札なんだね・・・・ありがとうこんな最高の試合を・・・だから

 

ーーー「剣士」らしく、それに応じよう」

 

ぶわぁ!!!

 

ミウラ「!?(風!?・・・・いや、まさか・・・これは・・・)」

 

直後ミウラに風と錯覚するような・・・以前、師匠から送られてきた物と似ているモノがミウラに叩き込まれる。

 

ミカヤ「・・・まだ「奴」程扱えるようにはなっていないし、何より凄く疲れるから使いたくなかったよ・・・でもそんなのは傲慢だった・・・本気の相手に対して侮辱しているような

モノだ・・・だから・・・私は」

 

ミウラ「(ーー只の闘気!?)」

 

ミカヤは鋭刃のような鋭い目でミウラを睨み付ける。

 

ミカヤ「君を倒す!」

 

ーーーー

 

なのは「・・・・・何?この感じ・・・」

 

フェイト「ミウラの元に集まっていく魔力・・・とは違うかんじだね」

 

試合の様子を見ていたなのはとフェイトが思わず息を止めてしまう

 

?「遅れてもうた!ミウラは!?」

 

そこへ観客席の上から2人の女性が降りてきた。茶髪の女性とシャマルはなのは達を見つけると二人に駆け寄った。

 

なのは「シャマル!

 

ーーはやてちゃん!」

 

茶髪の女性ー「八神 はやて」その人はミウラの事が気になるのかすぐさまリングに目を向ける。

 

フェイト「今、「開放」した所だよ」

 

はやて「そっか・・・相手の人そんな強いんやな・・・」

 

はやては座らず立ったままリンダ上を見つめていた。

 

ーーーー

 

ミウラ「(何はともあれ!抜剣もまだ長くは持たない!それは向こうも同じはず!)抜剣ーーーー」

 

ミカヤ「(本当に私は現金な女だ、先程まで泣き言を垂れていた自分を切り刻みたい気分だ、カズマに頼んで調教してもらうか?喜んで・・・・いや、逆に大量出血で死ぬな、カズマが・・・・・・とまぁ)」

 

一瞬で距離を詰めたミウラの集束蹴撃がミカヤを襲う。

 

ミカヤ「(ーーー今は楽しもう!この瞬間を!)」

 

ミウラ「ーーー飛燕!」

 

チャージした剛撃をミカヤは

 

ミカヤ「おおお!!」

 

ぎゃりいいぃぃぃい!

 

真っ向から迎え撃った!

 

ミウラ「!?(さっきより遥かに重い!?)」

 

ミカヤ「凄まじい速度だ!・・・去年の私なら力負けしてねじ伏せられていた!

 

ーーしかし、今年の私はその手の攻撃を嫌という程慣らされている!」

 

ミウラ「ーーー(「押し負ける」!?)っは!」

 

ミウラは残った脚で跳び、晴嵐の刃を踏み台に宙返りしながらミカヤの背後に回った

 

ミカヤ「器用だな・・・」

 

ミカヤは腕に循環させていた「エクシード」を今度は脚に回し、ぐっと膝を曲げたと思うと

 

ーーーその場から残像を残して

 

ミウラ「なっ!?」

 

ーーー二刀を構えた状態でミウラの背後に現れた

 

ミカヤ「二刀流抜刀居合

 

「双月」」

 

ミウラ「!抜剣・「砕牙」!」

 

オーバーヘッドの要領でミカヤに放つ

 

ガギィィィィィィ!

 

一瞬の拮抗の後、ミカヤの二刀がミウラを吹き飛ばす

 

ミウラ「っぐぅ!?」

 

ミウラ・リナルディ

 

LIFE

10200→7200

 

ミウラ「ーーー!?」

 

6、7メートル吹き飛ばされたミウラは更にそこから飛び退き距離を離す、着地と同時にミカヤに視線を戻すとミカヤは「天瞳流抜刀居合」とは違う「居合の構え」をしていた

 

ミウラ「(こんなに離れているのに・・・何でこんなにも

 

体がざわつくんだ!?)」

 

必死に第六感が警告を訴える、「ヤバイのがくる」と

 

ミウラ「だから何だ・・・こんなに楽しい瞬間に何を怖じ気付いているんだ・・・・「ミウラさぁん!」っ!」

 

己を叱咤し今打てる最高の一撃を打つため構えをとるミウラに声がかかる、その声は観客席からで、ついこの間知り合ったばかりで、でも凄く仲良くしてくれる女の子達

 

「ミウラぁまっけんなぁああ!」

 

「頑張れぇ!」

 

次いで聞こえる「仲間達」の声、そして師匠達やはやてやシャマル達の見守る眼差し、観客達の声援

 

ミウラ「ーーー皆がここまで押してくれたんだ

 

ーースターセイバー「次のラウンド」は無い、次の一撃に賭けるよ」

 

スターセイバー『了解です!』

 

大きく右足を下げる、いまの自分が放てる最大限の技を放つ為に

 

ミカヤ「君を最高のライバルとして

 

ーーー「女剣士」ミカヤ・シェベル参る!」

 

ーー構えは自然体、相手に気取られないよう利き脚を僅かに引き、腰を落としすぎないように低くし・・・

 

自分の「憧れ」の存在がしていた事を頭で思い出し、覚えている体をその通りに動かす。

 

ーーー

 

ヴィヴィオ「!?ミカヤさんのあの構え!?」

 

アインハルト「はい、間違いないです

 

ーーー兄さんと同じ構え!」

 

ミカヤの構えを見ていたヴィヴィオ達が驚愕に包まれる。

 

ノーヴェ「・・・こりゃいくら集束攻撃でも生半可な攻撃じゃ斬り伏せられるぞ・・・・」

 

ーー

 

カズマ「・・・・・・・・」

 

クライ「あ、あれカズマと同じ構えじゃ・・・」

 

ティアナ「えぇ、しかも魔力ありきのそれだから破壊力はカズマのそれを上回るわ・・・とんでもない威力なるわよ・・・・」

 

とんでもない奴が産まれちまったもんだ・・・

 

二人がざわつくのを横目にカズマはそう思った。

 

ーーー

 

ミウラ「抜剣ーーー」

 

ミカヤ「「特攻居合」ーーー」

 

ミカヤが10以上はある距離を一瞬で「1」にする。

 

ミウラの魔力が膨大に注がれた蹴撃がそれを迎え撃つ!

 

ミカヤ「ーーー弐月!」

 

ミウラ「ーーー星煌刃!」

 

極限まで極められた刃と星の刃が交差した。

 

ミウラ「はああああああああああ!」

 

ミカヤ「うおおおおおおおおおお!」

 

ピシィ!とミカヤの晴嵐が、そしてミウラの脚の装甲がヒビが走った。

 

ミウラ「(耐えて!スターセイバー!)」

 

ミカヤ「(耐えろ!晴嵐!)」

 

暫くの拮抗、先に負けたのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーースターセイバーだった

 

ぱきぃぃん!

 

ミウラ「あ・・・・・」

 

ミカヤ「斬!」

 

降り下ろしの三日月がミウラに刻まれた!

 

ドゴオオオオオオオオン!

 

場外まで吹き飛ばされ壁を破壊して叩き付けられたミウラ

 

ミウラ・リナルディ

 

ダメージ31500

 

LIFE

 

 

カンカンカンッと試合終了のゴングが静まり返った会場内に響いた。




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