魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語 作:Rainーのち大洪水
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では続きです!
ヴィヴィオ「お兄ちゃんちゃんと見てた!?ミカヤさんとイチャイチャしてたでしょ!?」
カズマ「ち、ちゃんとみてたお・・・・」
ヴィヴィオ「じゃあ!私のFB「フィニッシュブロー」は何!?」
カズマ「・・・・・・メテオ「隕石」ストライク「衝突」?」
ヴィヴィオ「何その物騒な名前!?やっぱり見てなかったんだ!」
ボーとしながら目の前で起きている一方的な兄妹喧嘩を眺める。
ヴィヴィオはよっぽどご機嫌ななめなのか「激おこプンプン丸だよ!」と言わんばかりにカズマに詰め寄っている。
カズマは謝り倒しながらもどこか上の空だった。
ティアナ「・・・・・・・」
突然のミカヤ選手の告白に思考が上手く定まらない。
初めてみた、カズマの「あんな」表情。
嬉しいけど、否定しなきゃ「いけない」、そして
ーーーー俺なんかが
そんな色んな感情が入り交じったような表情だった・・・・もしかしているのかな・・・・好きな人・・・
精神統一せねば、と次の第二試合にむけて昼食を兼ねて選手控え室に行ったミカヤ選手がそんなカズマの顔を見て言った言葉を思い出す。
ーーーすまないカズマ、君を混乱させたいわけではないんだ、ただ覚えていておいて欲しい、今回ばかりは嘘偽りない私の気持ちだと。
その言葉はカズマ、というより私「達」に向けられているように感じた。
ティアナ「・・・・・(何だろう、この不安な気持ち・・・)」
先程までのコントを見ていてそれが冗談だって済ませられたらどれだけ良かったか
ティアナ「・・・・(でも、無理だよ 、だってあの時のミカヤ選手の顔、私やジークと同じだもん・・・・)」
毎日見てる自宅の鏡に映ってる彼の事を考えているときの私の顔と
焦っちゃうなぁ・・・仕事上会えないことの方が多いし、反対にジークやミカヤ選手はカズマといつでも会えるのよね・・・
素直に羨ましい、ああやって自分の想いを打ち明けられるなんて、私は自覚してから1年以上経っているのにできてない
恥ずかしいとか、そんなんじゃない「怖い」、ただ単純に
断られたら怖い
そのあとの事を考えるのが怖い
もし、違う子が好きだからと言われたら怖い
関係が壊れてしまうのが怖い
怖い、怖いよカズマ・・・
クライ「ティアナの嬢ちゃん」
ティアナ「クライさん・・・」
クライ「焦ることはねぇよ、言い方は悪いがカズマは優柔不断な所あるし、恋愛もしたことないし何気に超奥手だしムカムカしてしまう事もあるかもしれん」
考え込んでしまう私にクライさんが見かねたのか話しかけてくれた。
クライ「あいつは気付いてるんだよ、ミカヤの嬢ちゃんはちと予想外だったかもしれんが、少なくともティアナの嬢ちゃんとジークの嬢ちゃんの気持ちは、でもさあいつの性格分かるだろ?」
ティアナ「・・・自分の事は二の次」
「俺は自分勝手」なんて言いながら、関わる人一人一人の事を真剣に考えて、救ってしまう。
私も・・・そんなカズマだから惹かれたんだ。
最初は憧れだけだった。相手が何だろうと気にせず救おうとした人達全員を救ってしまうその姿に
でも、優しいとことか、面倒見がいいとかとか、初なとことか、ボケたりするところとか、欲しい時に欲しい言葉をくれるとことか
そういう所を見て、感じて、好きになって・・・
ティアナ「・・・支えたいって思ったんです。」
クライさんにそう呟きつつ、何気なくリングを見る、今から第二回戦のようだ。
ヴィヴィオ「じゃあ頭撫でて下さい!」
カズマ「・・・・・・」
ヴィヴィオ「えへへ・・・・」
・・・・全く、この男は・・・
そんなのほほんとした場面見せられたら悩んでるこっちがバカバカしいわ・・
てかヴィヴィオが羨ましい・・・
クライ「痛ましくはあるけど、ああやって周りを不安がらせないように振る舞うあいつはすげぇと思う。
・・・ほんと、俺には過ぎた友人だ」
嬉しそうな、「寂しそう」な笑みを浮かべるクライさん
クライ「ただ、気にくわないのが抱え込んだまま誰にも相談せずに一人で何でも片付けようとしちまうとこなんだよな・・・」
あ、それ分かるわ
カズマって頑なに話そうとしないのよね、「待ってて」って言われて、本当に解決するまで何も言ってこないし・・・あれのせいで「信用されてない !?」って何回塞ぎこんだと・・・・・・
『只今より、予選第二回戦を始めたいと思います、次の出場選手は直ちに準備をしてください』
私が内心でクライさんに同意しているとアナウンスがながれた。
カズマがハッとなり、いそいそと立ち上がる。
カズマ「次俺だ、行ってくるわ」
どこか動揺した様子のカズマ、流石にオコなヴィヴィオも気付いたのか心配した様子でカズマを見上げている
カズマはその視線に気付いたのか不敵に笑ってヴィヴィオの頭を撫でている。
ティアナ「あ、か、かずーーー」
カズマは私が口を開いたのを察したかのように気まずそうな顔をして此方を向いた。
クライさんの先程の言葉を思い出す。
自然と顔に熱が集まるけど無視して今、カズマに伝えたいことを伝える。
ティアナ「試合頑張って!」
・・・本当は伝えたいことは山程ある、でも今はこれでいい
カズマは私の応援に何かを感じ取ったのか瞠目したあと、ふわりと笑って「はい」と行って今度こそその場を去って行った。
ティアナ「・・・・・・・・」
やっぱり好きだなぁ・・・
ーーーー
はい!皆の主人公カズマ=ツユクサだよぉ!
はいそこの作者ぁ!主人公の後に(虚)とか書こうとするの止めてね?
ん!ん"ん"!
っとまぁ・・・何ですかなぁ・・・凄いパニックになってるよ・・・まさかミカヤが・・・
正直どうすれば良いのか分からない、今まで友人で居てくれたミカヤにどう返し、どう接すれば良いのか・・・・分からない
そう思ってたらヴィヴィオに心配されてしまった。
情けない、不敵に笑って頭を撫でて安心して貰うも、内心では 様々な感情が交差している。
何よりティアナさんの目の前で告白してきた事が困惑に繋がっている
何故か申し訳なさで息が詰まる思いだ。
ティアナ「あ、か、かずーー」
リングに向かおうとしたときにティアナさんに呼び止められる、反射的に逃げ出したくなってしまうがそちらへ体を向ける。
ティアナさんは動揺した様子を見せつつ、はっきり俺の目を見て口を開いた。
ティアナ「試合頑張って!」
それだけの短い応援、でも、都合が良すぎるかもしれない、都合の良いように解釈したかもしれない
でも、何故か俺には「待ってるから」そう聞こえた。
それだけでゆっくり考えて、答えをだして欲しい、そう言ってくれているように聞こえた。
カズマ「・・・・・・」
自然と笑みが浮かび「はい」と答えた。
ーーーーー
『お待たせしました!只今より予選1組、第二試合を開始します!
ブルーコーナーからは珍しいスタイル、剣と槍、果ては銃まで使いこなす遠近万能型のマルチスタイル、初参加とはいえ大会での活躍を期待されている選手
カリーナ・ククル選手!』
アナウンスの紹介で、ブルーコーナー入口から、金髪ロングの女性が自信に溢れた表情で参上した。
人気があるのか、歓声が凄い
『続きましてはレッドコーナーからはまだ一戦しかしてないとはいえ、圧倒的な実力を見せた木刀使い!
他にも徒手空拳をも使いこなすとデータがありますが!
この試合はどうするのか!
カズマ=ツユクサ選手!』
刃鐘を腰にぶら下げたカズマがリングに上がると、歓声がたちまち鳴り響く。
カズマが相手選手にあいさつすると、相手選手もどこか緊張した様子で低頭を返してきた。
「あ、あの!今日はよろしくお願いします!」
カズマ「こちらこそ」
差し出してきた手を握り返す。
『試合前に握手を交わす両選手!会場内から拍手が飛び交います!』
30秒後・・・・・
「・・・・・・・・・////」
カズマ「・・・・・・・・・(あれ?長くね?)・・・あの、そろそーーー」
「本物だぁ・・・「あの」カズマさんの本物の手だぁ・・・えひひ・・・」
!?
いつまでも握ってくる相手選手、固まってしまったカズマが握手の続行を拒まない(固まってしまい離せない)様を見て気をよくしたのかにぎにぎしてくるしまつ
『あれ?長くね?・・・か、カズマ選手?カリーナ選手?あの、良ければ試合を開始したいのですが・・・・』
「あは、くんくん・・・はぁ・・・」
『カリーナ選手ぅぅぅぅう!?ち、ちょっ・・・カズマ選・・・固まってる・・・』
「すいまっせん!ほんとすいまっせん!この子カズマ選手の大ファンでして・・・ほんと勘弁してください!」
驚愕した様子のアナウンスとざわつく観客席にセコンドと思わしき男性がリングに上がってきて謝りながらも、相手選手の頭をひっぱだいた
「いた!?な、何するんですか!?今、至高の瞬間を楽しんでいると言うのに・・・」
「ばっきゃろう!?頼むから試合してくれ!」
ガー!と怒るセコンドの男性に、相手選手はブーブー言いながらもカズマから手を離す。
『ほ・・・・で、では気を取り直して!ーーーー』
カズマ「・・・・・・やべぇ、こんなに手をにぎにぎされたの初めてだ・・・・ヴィヴィオ達とはまた違う柔らかさ・・・・」
『カズマ選手ぅぅぅぅう!?』
安心した様子のアナウンス、選手紹介を続けようとしてカズマの呟いた一言に叫んでしまった。
カズマ「あ、いいっすよ!続けて!」
『・・・・・・えー、では超近距離型(カズマ)対遠近万能型(カリーナ)!どのような試合運びとなるのでしょうか!』
流石はプロ、見事に何も無かったかねように振る舞う声はきっと次元断層が起きても変化しないであろう堂々としたものだった!
例えアナウンス室で複雑な顔でリングを映すモニターを眺めながら放送していたとしても、立派だった!
更に言えば、カズマが相手選手(美少女)に手をにぎにぎしてもらっている時点で血涙と歯軋りが酷くなりながらも放送していた!流石だ!
『では試合のゴングが今!
ーーーーーカンッ!
鳴りました!』
「行きますカズマさん!
モード「ガンシューター」」
手に持っていたペンダントが光り、一瞬で機関銃みたいな武装が電子変換された
その銃口をカズマへ向ける相手選手、未だ構えつつも動かないカズマに引き金をひこうとして
「っ!?「ランサー」!」
即座に機関銃をパルチザンへと電子変換して、真正面にガードをするように構える。
ーーーがきぃぃぃぃぃぃい!
間一髪で目の前に現れたカズマの刃鐘のうち下ろしを防ぐ事に成功ーーー
「っ!(おっ・・・・もっ・・・!魔力で身体強化(ブースト)もしてるのに!?)っくぅ・・・」
したものの、とても魔力なしでは考えられないような剛力に冷や汗が流れた。
カズマ「・・・・流シ斬り」
「え!?」
カズマは力を一瞬ぬく
押し返そうと力を込めていた相手選手がカズマがいる方へ倒れこむ
カズマはその場で倒れこむ相手選手の背後に回り込むかのようにターンをして、押し返された瞬間にその勢いに流されるかのように上へと振り上げていた刃鐘を背後に叩き込んだ。
バシィ!
「っうぐっ・・・・」
カリーナ・ククル
LIFE
12000→10200
クラッシュエミュレート
背部打撲
一撃を貰った相手選手は喰らった瞬間に前に飛び込みダメージを軽減させると共に「避けた」、直後その空間を神速の二撃目が薙いだ。
カズマ「・・・・っ!」
「はぁ!はぁ!(危なかった!「捕まった」ら負けるとこーーーー
かわした相手選手、しかし横に薙いだ剣筋は途中で習性を無視したように軌道を薙ぎから突きに変わった。
「なぁ!?(切り替えが早すぎる!)っく!」
突きの軌道を読み取りパルチザンの穂先で剣先を逸らそうと木刀に沿わせ
カズマ「ーーーー」
「ええ!?」
ーーーて弾こうとして、逆に絡めとるようにして弾かれた。
そして眼前から残像を残し姿を消すカズマ
あわてて、周囲を探そうとして
悪寒を感じ、本能に任せて背後にパルチザンを薙いだ。
キイィィィィン!
甲高い金属音が響き渡る
カズマの剛力に身体強化をした腕力でぶつけーー弾きあった。
カズマ「しっ!」
しかしカズマは弾かれた反動を利用して一回転して、後ろ回し蹴りを脇腹に放った。
ミシッ!と骨が軋む音と共に吹き飛んだ
「ーーーガァッ!!」
カリーナ・ククル
LIFE
10200→5100
クラッシュエミュレート
あばら骨、3、4番骨折
『カズマ選手!ここで回し蹴り!強烈な一撃が入りました!』
「ーーーく、うぅ・・・」
カズマ「(そうだよな、今は試合に意識を向けよう、相手にも失礼だしな)」
呻きながらも立ち上がった相手選手の目を見つつ、肩に貰ってしまった一撃の跡を見て笑った。
カズマ=ツユクサ
LIFE
12000→10600
『おっと!カズマ選手にダメージが!?(ボソッ え?何があったの?』
カズマ「・・・特効居合術ーーー」
「・・・・カズマさん、私貴方と戦えて・・・憧れの貴方と戦えて、嬉しいです
モード「クレイモア」」
擬似痛覚で骨折に近い痛みを感じている筈なのに、電子変換で機関銃パルチザンから大剣へと変える相手選手
カリーナ・ククルは幸せそうに笑みを深め、大剣を構えた。
カズマ「ーーー剣閃(いただき)」
横に一閃、ただそれだけの技なのに、反応して見せた相手選手の大剣を一瞬で「8」から「1」にしたカズマの刀が破壊して、「エクシード」を附与した一撃が相手選手へと見舞われた。
ズガアァァァァァァン!
「あっ・・・・・」
リングの中央から場外の壁に叩きつけられる相手選手
カリーナ・ククル
LIFE
5100 →0
ダメージ24000
試合終了のゴングが会場内に響きわたった。
カズマ=ツユクサ(予選1組)
1R 1分20秒
累計被ダメージ1400
FB 特効居合術「剣閃(いただき)」
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