魔法少女リリカルなのはvividー青年の物語・・・・・の後の物語   作:Rainーのち大洪水

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今回もやり過ぎた感・・・そしてグタグタかも・・・

お気に入り感謝ですm(__)m

では続きです!


83話 ミカヤ対ヴィヴィオ《?》ーー届け

『試合再開のゴングが鳴りました!第2R残り時間は2分弱、LIFEが絶望的なミカヤ選手耐えきるか!?』

 

ヴィヴィオに「何か」が起きて、それは観客席の方にも伝わっていた。

 

まるで騎士の様な雰囲気をさらし出すヴィヴィオに観客達は動揺と興奮をない交ぜにしたようなざわめきを洩らす。

 

それはチームナカジマでも例外でなかった。

 

リオ「な、何かヴィヴィオ・・・変わった?いや・・・ヴィヴィオ自身は変わってないんだけど・・・・」

 

リオがヴィヴィオの様子を見て軽く混乱しているが、それは周囲も同じコロナやディエチまでもが何が起きているの?と混乱している。それほどまでにヴィヴィオの纏う雰囲気が変わっていた。

 

リオ「ね、ねぇアインハ━━」

 

━━ルトさん、とアインハルトの方へ顔を向けて呼び掛けようとしたリオは固まってしまった。

 

その様子に周囲も気付き、アインハルトへ視線を向けて唖然とした。

 

アインハルト「そ・・・・んな・・・・」

 

大きく見開いた目に涙を溜め、口元を両手で覆いまるであり得ないモノを見るような目でヴィヴィオを見ていた。

 

ディエチ「アインハルト?ヴィヴィオは一体・・・・」

 

冷静になったディエチがアインハルトに聞くとアインハルトは視線をヴィヴィオに固定したまま口元を戦慄かせながらボソリと思わず溢した。

 

 

 

━━━━オリヴィエ、と

 

 

ーーーー

 

フェイト「ヴィヴィオ?」

 

フェイトがリングに佇むヴィヴィオに向けて口を開いた。

 

いきなりすぎて思考が纏まらない。

 

皆の激励でヴィヴィオが立ち上がり、次にはあり得ない強さでミカヤを圧倒し、何かに不安を抱えたような表情をして、そしてまるでシグナム達夜天の守護騎士を彷彿させるような雰囲気を纏っている。

 

そして感じる違和感。

 

確かにあそこに立っているのはフェイトとなのはの娘だ、自信に溢れた笑顔

 

しかしその笑顔には今まで感じたことのない圧力、又は威圧感。

 

なのは「ヴィヴィオ・・・・なの?」

 

まるで何者かがヴィヴィオに成り済ましているかのような印象を抱いてなのはは不安な表情を浮かべる。

 

「不安ですか?」

 

なのは「イオさん」

 

気付けば隣に立っていたイオが柔らかい表情でなのはとフェイトを伺っている。

 

イオ「急に雰囲気とか変わっちゃったりすると、戸惑ったりします。私の娘もかなり変わってしまいましたから。」

 

どこか憂いを帯びたような表情で語る「母」の姿になのはもフェイトも思わず釘付けになる。

 

「でも、変わらないものなんですね・・・」

 

しみじみと語られるその言葉はまるで自分に言い聞かせているようだった。

 

「自分の子供が何かを成し遂げる為に立っているなら、信じてそれを見守るのと、そっと背中を押すのが親である私達のするべき事ですよ?

 

 

━━━私はもう遅いかも知れないけど、なのはさんとフェイトさんはまだまだヴィヴィオちゃんを見守る事ができるんです、なら信じましょう?

 

他ならぬ自分の子供を。」

 

その言葉を聞いたなのはとフェイトは静かに「はい」と声を揃えて応えた。

 

カズマ「・・・・・・・」

 

そのやり取りを聞きながらも、カズマは今はハッキリと認識できるヴィヴィオの中にいる「もう一人の気配」を捉えていて、平静をを装いながらも驚愕で一杯だった。

 

何故「あいつ」がこの時代にいる?先祖帰り?いやそんなものではない。

 

他にも様々な疑問が溢れかえっているが。それでもオリヴィエが「ヴィヴィオの体を借りてでも」あの場所に立っているというのがヴィヴィオには悪いがカズマは嬉しく思った。それが再開への喜びなのか分からないが。

 

 

カズマ「・・・・・」

 

 

━━━カズマ、行かせてください、後悔したくないんです。皆を・・・・守らせて

 

 

「カズマさん、大丈夫ですか?」

 

カズマ「レントさん・・」

 

「酷い顔してましたよ?」

 

気遣うような声音のレント、平静を装っていたつもりでも顔に出ていたらしい。

 

「詳しい事情は知らないし聞きませんけど、あの子の雰囲気が変わったことなら何も心配しなくてもいいと思いますよ?」

 

車椅子に座り痩せこけた顔をしていて、どちらかと言うとレントの方が身体的にも精神的にもきついはずなのに安心させるように言うレントにカズマは尊敬すら覚えた。

 

レント「根拠はないんですけど、「彼女」もそうでしたから」

 

リング場の闘いを見ながらレントはそう呟いた。

 

レント「昔から気配りが出来て、誰にも優しくて、甘えたがりの彼女は何かを為し遂げたくて、その為に自分を殺しました。その姿は痛々しくもありましたが、何故か誇らしくもあったんです。

 

今のヴィヴィオちゃんはそんな彼女と似ているんですよ」

 

レントの言う彼女が誰の事なのか、察したカズマはあえて言及せずレントの言うことを噛みしめて再びリングへと目を向けた。

 

 

今はヴィヴィオの体を借りているあいつがミカヤへラッシュをかけている最中だ。

 

カズマ「(誇らしく・・・・か)」

 

━━━さてミカヤ、「シュトゥラの姫騎士」とまで呼ばれたやつ相手にどう立ち向かう?

 

あっさりと思考を入れ替えたカズマは楽しげに笑みを浮かべた。

 

 

 

 

カズマ「あ、レントさん、今更ですけど敬語要らないですからね?俺年下だし。」

 

「あ?マジ?っべー、助かるわぁ!」

 

カズマ「!?」

 

「はっは、冗談ですよ?」

 

カズマ「!?!?」

 

 

ーーーーー

 

背後へと回り込んだヴィヴィオ《オリヴィエ》の拳がミカヤの後頭部を狙う。

 

ミカヤ「っ!」

 

首を捻りミカヤは難なくかわすが、まるで待ってました!と言わんばかりに首を捻った先に見える光景に脚の甲みたいな物が視界に移った。

 

ミカヤ「っく!」

 

咄嗟ではありながらもヴィヴィオ《オリヴィエ》の蹴りを受け流そうと、手を沿わせようとして。

 

ヴィヴィオ「はぁ!」

 

さわる寸前で、ヴィヴィオの足がその手をすり抜けるようにしてかわし、ミカヤの顔めがけて軌道を変えてきた。

 

ミカヤ「っ!?」

 

咄嗟にバックステップで距離をとりかわす。

 

 

ミカヤ「(動きだけじゃなく技まで鋭くなってるな・・・)」

 

交わしたはずなのに髪の毛数本ほど持っていかれた現状に顔をしかめるミカヤ

 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》「凄い!今のかわすなんて!「この時代」の剣士は優秀なんですね!?」

 

ヴィヴィオ「オリヴィエ!?混乱を招くような発言は今は抑えて!?いやまぁ、ミカヤさんは確かに凄いけど今は抑えて!?」

 

目をキラキラさせてそうヴィヴィオが叫んだと思ったら。急に血相を変えて慌てて注意するように振る舞うヴィヴィオにミカヤは混乱を覚える。

 

まるで一人芝居をしているヴィヴィオだが、その様子は本当に「誰か」と会話をしているように見えた。

 

ミカヤ「(いや、会話をしているんだろうな、全く私も逞しくなったものだな)」

 

エクシードに触れてみてからと言うもの、ミカヤは少しばかり「気」というものに敏感になっていた。

 

強大な力の持ち主の存在をヴィヴィオから感じるのだ

 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》「ごめんなさいヴィヴィオ、つい楽しくて、そしてミカヤ・・・でいいんですよね?」

 

ミカヤ「いえ、私の名前は神埼ねーちんです」

 

ヴィヴィオ「ミカヤさん!?誰ですかそれ!?」

 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》「そうですか、では神埼ねーちん、再開へと参りましょう」

 

ニコっと笑って再びミカヤとの距離を瞬時に縮め、ミカヤの顎めがけ回し蹴りを放つ。

 

ミカヤは晴嵐で受け流すように受け止めて

 

 

 

ミカヤ「ええ、聖王陛下」

 

そう返し、空いていた左手の掌抵をお返しとばかりに叩き込んだ。

 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》は驚きながらも直ぐ後退り衝撃を和らげた。

 

 

高町ヴィヴィオ

 

LIFE

7300→4500

 

ズザザと派手に引きずって後退するヴィヴィオ《オリヴィエ》、地面を引きずって発生した土煙がヴィヴィオの体を隠す。

 

ミカヤ「(目眩まし!)」

 

只で転ばないヴィヴィオ《オリヴィエ》に内心舌をまくミカヤ

 

そんなミカヤに影がさした。

 

ミカヤ「上」

 

ミカヤはそう呟くと同時に晴嵐を薙いだ。

 

 

 

 

━━━ヴィヴィオ《オリヴィエ》が放ったバリアジャケットの影に潜んで、右腕に魔力を溜めているヴィヴィオ《オリヴィエ》がいる「左」に向けて。

 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》「なっ!?」

 

ヴィヴィオ「!?」

 

息を呑む二つの気配にミカヤはやりづらいな、と苦笑しつつも容赦なく「天瞳流抜刀居合 水月」を放った。

 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》「━━はぁ!」

 

ミカヤ「んな!?」

 

虚を突かれながらも、溜めた魔力を乱すことなく打ち返してくるヴィヴィオ《オリヴィエ》に驚愕を覚えるミカヤ。

 

━━━エクシードスマッシュ!

 

ギャリイィ!と音を立てる晴嵐とヴィヴィオ《オリヴィエ》の拳。

 

腕に若干の痺れを感じたミカヤだが、臆することなく振り抜く

 

ミカヤ・シェベル

 

LIFE

800→500

 

ミカヤ「っ!」

 

振り抜いた晴嵐の下から凄まじい速さでミカヤ目掛けてくる反対側の拳をミカヤはその場で半歩ずれて一回転、エクシードスマッシュの二発目をかわすと同時に回転した勢いで振り抜いた晴嵐を降りおろした。

   ふた

ミカヤ「弍斬り」

 

そのなの通りシンプルな二回の斬撃だがこの技の特徴は

一撃目はブラフ、本命は

 

キンッ!

 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》「っ(軽い?)」

 

ヴィヴィオ「(ダメ!オリヴィエ「離れて━━━」

 

簡単に防げたその一撃にヴィヴィオ《オリヴィエ》は軽く困惑するも、反撃をしようと前に一歩踏み出そうとして。

ミカヤが此方に若干腰を低くした状態で踏み込んでいるのが分かった。

 

 

次いで防げた晴嵐に「チャキッ」と力が籠るのが分かった。

 

そしてヴィヴィオの警告虚しくそれが放たれた。

 

 

 

 

ミカヤ「居合術 「瞬」」

 

視認不可能な速さでヴィヴィオ《オリヴィエ》の右から左へと振り抜かれた晴嵐、そして

 

ゴオオッ!!

 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》「━━━っく!」

 

ヴィヴィオ「オリヴィエ!?」

 

すぐさま発生した衝撃波によって、体をリングの端へと吹き飛ばされるヴィヴィオ《オリヴィエ》にヴィヴィオが叫んだ。

 

高町ヴィヴィオ

 

LIFE

4500→1600

 

空中で身を捻って、まるで軽業師のように1、2回程空中を縦に回転し器用にも着地するヴィヴィオ《オリヴィエ》にミカヤは苦笑を浮かべた。

 

ミカヤ「さっきので完全に隙を突いたし決まったと思ったんですが・・・」

 

そう言ってヴィヴィオの胴体を見るミカヤ、その豊満な胸元には虹色に輝くセイクリッドディフェンダーが身を守っていた。

 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》「あいたた・・・ふむ、やりますね神埼ねーちん」

 

ミカヤ「あなたこそ、陛下」

 

そう笑いあう二人、しかもちゃっかりオリヴィエの存在まで気付いているミカヤにヴィヴィオは取り敢えず笑った。

 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》「貴女とは、体が絶好調の時に戦いたかったですね」

 

ミカヤ「いやいや、本来の貴女の実力にはまだ及びません」

 

ミカヤはそう言うがヴィヴィオはミカヤもヴィヴィオの体ではあるがオリヴィエと遜色ない実力を見せていた。

 

先程のカズマの十八番である「居合術「瞬」」も完成度はかなり高かった。

 

しかしオリヴィエの戦闘スタイルとヴィヴィオの戦闘スタイルは一緒であっても体質的には真逆なのだ。

 

それに変身身体強化である「大人モード」でも、成人を迎えているオリヴィエとまだ10歳のヴィヴィオの体では圧倒的にポテンシャルが違うのだ。

 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》「さて、そろそろ終わりにしましょうか、私<ヴィヴィオ>の魔力も神埼ねーちんの魔力とエクシードもそろそろ切れるでしょうし」

 

ヴィヴィオ「あ、うんそうだね、ミカヤさん!また試合してくださいね!」

 

ミカヤ「あぁ・・・・うん、もう大丈夫そうだね、私もまた君と陛下と勝負がしたいな」

 

そう言い合って、ミカヤは腰を僅かに落とし「特攻居合」の構えをして。

 

 

 

                  鎧  よ 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》「━━━━リュストゥング」

 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》は「シュトゥラの姫騎士」と呼ばれていた頃の戦闘服である騎士甲冑を身につける、その腰にはクリスが粋な計らいをしたのか、一振りの剣が鞘に収まっていた。

 

ヴィヴィオ「わぁ・・・・」

 

自分が着ている姿なのに何故か様になっているヴィヴィオ《オリヴィエ》の姿にヴィヴィオは感嘆の溜め息を洩らした。

 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》「(あの構え・・・)、クリス、すいません補助をお願いします」

 

主人でもないのに即答で「ピッ(了解)」と返してくれるクリスに微笑むヴィヴィオ《オリヴィエ》

シャッと、腰にさした剣を抜き、頭の横に構える。

 

まだ2R(8分)あるが、両者の間にはそんな事一切関係無かった。

 

お互いを尊敬し、尊重し、一撃を放ちあう。

 

まるで騎士の一騎打ちのような雰囲気をミカヤとヴィヴィオ《オリヴィエ》は醸し出していた。

 

ミカヤ「━━━特攻居合」

 

オリヴィエ「(まるで脳筋みたいな考えですが、届きましたか?二度と会えない別れをしてしまい。悲しませてしまったけど。

 

 

 

 

 

ミカヤ「━━━弐月!」

 

 

 

 

 

 

 

━━私は凄く嬉しかったです。誇らしかったです)

 

ゲーテン(祈りの)」

 

ミカヤが一メートル目の前に出現して、オリヴィエが過去に見た「最強」の片鱗が猛威を奮う。

 

ヴィヴィオ《オリヴィエ》「シュヴェールト(つるぎ)」

 

 

━━だって私は貴方達のような最高の友人を救うことが出来たのですから。

 

 

 

直後轟音が鳴り響いた。

 

 

 




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