人類は壁の向こうに衰退しましたが、人魚はよく釣れます。(完結)   作:ダブルパン

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 三年後の世界やら何やらの簡易設定集です。
 もし設定が知りたいという奇特な方がおりましたら暇つぶしにどうぞー。



簡易設定

 壁の国

 

 一人のワイズマン・コピーと複数の妖精が壁と共にやって来たことにより、物凄い勢いで文明が進みつつある。

 こちらに来たワイズマン・コピーは手始めにウォールシーナにある工場都市の工房と己を融合させ、マザーコンピュータへと進化した。

 その後、己のコピーを大量に量産し、ありとあらゆる場所に手が届くようにコピーをばら撒き教育から物作り、学校の設立から機械工学の基礎知識などを壁内人に教授している。

 ただ、妖精さんが電磁波や人混み等が苦手な為、活動はもっぱらウォールシーナばかりとなった。

 食糧問題は妖精社の食糧ばら撒きが続き、食糧不足に陥ることは無かった。が、土地が人類へ戻った今、味の悪い妖精社産は人気が低迷し、徐々に人類産の食糧への移行が開始されている。

 人類と妖精、そして巨人との共存となっているのはウォールマリアから。

 壁の上の砲台は撤去され、現在は水竜の頭を模した荷電粒子砲が設置されて言える。

 

 

 ウォールシーナ

 

 ワイズマンの画策により壁内においてウォールシーナだけがやたらと近未来化し、未来都市シーナと呼ばれるようになる。様々な管理業務がパーソナルコンピュータで行われるようになり、コンピューターの扱いに年輩の憲兵団員がついて行けずに辞職するケースが後を絶たない。

 ワイズマンの趣味、およびアイデアの促進やらご機嫌取りの為に漫画やアニメ、ゲーム等の娯楽の発展が凄まじい。貴族街にメイドカフェが立ち並び、漫画文化やコスプレ文化が花開く等、半ばどこかの国の電気街のような萌えの街と化している。

 

 

 ウォールローゼ

 

 電磁波や人混みが苦手な妖精さんの為にあえて発展を遅らせている為、クスノキの里とどこか似ている牧歌的な町や村が多い。しかし、住人の多くにワイズマン特製の電波を発しない超科学携帯電話や電車が普及している。

 時々妖精さんが物凄いトラブル(住人がドット絵にされる、森が一瞬にしてサバンナになっている等)を起こして、その度に調停兵団が駆り出され対応に追われている。

 

 

 ウォールマリア

 

 巨人が妖精を食う事により、理性化した巨人と妖精、人間が入り乱れる新世界。

 巨人に対するトラウマが抜け切れない人類だが、土地を欲して移民した。何故か物凄く親切かつ紳士的になった巨人に超戸惑いながらも調停兵団を介して今日も人々は生活している。

 

 

 宗教

 

 ウォール教は壁が不要となった後に徐々に分化し、現在は妖精教が主流だがリヴァイアさんを神格化した水竜信仰、三本脚のカラスを崇拝する神の鳥信仰等が誕生した。

 

 

 

 憲兵団

 

 元は腐っていた憲兵団だが、近未来化されつつある壁内でパソコン作業が必須となり、ついて行けない物が次々と辞職している。立体機動の技能よりもサイバー技術が欲しい今日この頃。

 いっそワイズマンにサイボーグ化してもらおうという意見も出たりでなかったり。

 色んな意味での業務の過酷さからワイズマンに萌えの提供をする作画兵団へ移る者も多い。

 壁内戦隊ケンペイダンは年に四回のペースで活動中。最近特撮番組としてテレビ放映が開始された。

 

 

 駐屯兵団

 

 海から帰還した直後ウォールローゼ外側にこびりついたフジツボなどの着生生物の除去に奮闘していたが、最近ようやくひと段落した。

 まだまだ人類の残る壁を守る業務の他に、ワイズマンに萌えを提供する作画兵団が駐屯兵団内に設立され、そこでアニメや漫画等の制作が行われている。が、調査兵団と同等に過酷な業務の為に締め切りや納期直後の作画兵団の本部の床はいつも死屍累々となっている。

 最近はミーナ・カロライナが巨人や人類に人気の漫画家として名を馳せている。

 駐屯兵団広報隊としての活動は最近あまりしていないが、酒場やお祭りなどでオファーがあれば時々赴いて歌ったりする。

 

 

 調査兵団

 

 旧調査兵団。現在は調停兵団と名を変えて人類と妖精類、巨人類の間を取り持つ架け橋のような存在となっている。

 筆頭はエルヴィン団長。元は巨人殺しのプロとして名を馳せていた集団だが、妖精を食って温和な気質となった巨人やデタラメな事件を引き起こす妖精さんを相手に日々てんやわんやしながらも平和な毎日を送っている。お菓子作りのスキルは必須だが、どうしても作れない者は購入でも可。

 昔は人材不足が主な悩みだったが、現在は連日に渡る妖精さんのおもてなしで兵士が徐々にメタボ化しつつあるのが悩みの種。

 糖尿、痛風、肝硬変等を未然に防ぐため健康診断は毎年必須。

 アイドル業務は現在、民間の芸能プロダクションに委託している。

 

 

 

 人物

 

 

 ワイズマン

 

 皆の憎いあんちくしょう。

 工場都市の工房を大改造し、そこに己を融合させることにより巨大なマザーコンピューターとなった。

 数々のコピーワイズマンを生み出し、政治経済教育娯楽等ありとあらゆる場面に赴いて知識を人々に授けるも、その知識は妙に偏っている場合が多い。

 己の創作意欲の糧とすべく、壁内の人たちにサブカルチャーを流行させた。思い通りに娯楽文化が花開き、今後は巨人達にも漫画文化を流布しようと画策中。

 好き勝手なことを色々とやらかしてはいるが、王政府のアドバイザーとなり色々な情報を吟味できる立場にありながらも人類が再び神々に滅ぼされぬよう、その辺は静かに見守る体勢を整えている。

 

 

 妖精さん

 

 お菓子を求めてやってきた妖精さん。

 巨人に食べられたり世知辛い世の中だけど、調停兵団の皆にお菓子を貰って楽しくやっている。

 相変わらず好き勝手に生きていて、楽しい事があれば集まっては飽きたら離散する。

 どこに居ても、どこに行っても変わらない新人類。

 

 

 妖精化巨人

 

 別名フェアリータイタン。

 妖精を食って人を襲わなくなった巨人。寡黙で温厚。そして親切。しかし、殺されそうになったり人間に襲われたりすると前と変わらぬ強さで反撃する。

 その際は甘噛みしたり舐めしゃぶったり、激怒すると相手の服を破いて全裸に剥いた揚句高い木の上に置いたりと様々。人を食っていた時代の事はあんまり覚えていないらしい。

 最近漫画に興味を持ち始めた。

 ウォールマリアは現在、進撃! 巨人中学校状態。

 

 

 キース・シャーディス

 

 皆が愛する鬼教官にしてハーピーとイエティのお爺ちゃん。

 ヒマラヤは環境が過酷すぎるので、普段は山の麓の人里に棲んでいるが、週に二日ぐらいの割合でハーピーに連れられてイエティの所に泊まりに行く。

 性格が丸くなり、ワープ装置を通って時々遊びに来た104期生が泊まりに来る事があるが、大体『お前誰だ』みたいな目で見られる。

 

 

 

 104期生

 

 

 エレン・イェーガー

 

 元えれえれ。

 アイドルを辞めて、現在は調停兵団の兵士。

 巨人は嫌いだが、仕事中に色々親切にされまくって物凄く戸惑っている。

 念願だった壁外へ徐々に出て行く事が出来るようになり、今はとても楽しそうである。

 時々駆逐モードの目になり、十五メートル級によく甘噛みされる。

 お菓子作りのスキルはかき氷が作れる程度。

 俳優はやらないが、オファーがあればモデルは時々やる。

 

 

 ミカサ・アッカーマン

 

 元みかりん。

 相変わらずのエレンラブ。調停兵団としてエレンにくっついて仕事している。

 現在は昔より壁内に余裕が出来たため、楽しい日々が続いてあまり世界の残酷さを感じなくなってきた。相変わらず超人だが、最近は笑うようになってきた。アニとクリスタはメル友。

 アルミンの出る映画は全部見ている。

 エレンを甘噛みした巨人を蹴り倒し、いつの間にか妖精化巨人の間で番長になっていた。

 お菓子作りのスキルはクッキー程度なら何とか。

 エレンと同じく俳優はやらないが、モデルは偶にやる。

 

 

 アルミン・アルレルト

 

 我らがうさミン。

 アイドルは辞めたが調停兵団には入らず、傘下のアイドルプロダクションにて現在は映画俳優として活動中。

 少し背が高くなったのと、イケメン度が増したので女の子に人気が高い。

 壁が海になる前の出来事書いて本を出したりと作家業の真似事もしている。

 

 

 ライナー・ブラウン

 

 相変わらずの兄貴。

 巨人化が出来なくなり、一端故郷に戻ってみたが全てが解決していた。

 いつか本当の事がエレンに言える日が来たら、その時は殺されても文句は言えないと思っている。

 それでも皆が好きだから、例え殺されてしまってもそれで良い。

 お菓子作りのスキルは粉ゼラチンのゼリーが作れる程度。

 調停兵団所属。

 

 

 ベルトルト・フーバー

 

 安定のヘタレ。

 自分のやらかしたことと故郷の問題が解決したことと壁内が唐突に平和になったことの三重の板挟みに苦しむ毎日。

 罪悪感で会うのが辛いのに、それでもエレン達との関係を断ち切ることが出来ず大好きな皆に誘われたらノコノコと遊びに行っちゃう優柔不断なヘタレ。

 色んな罪悪感を満載したままこれからも惰性で生きていくという、一番辛い選択をなし崩し的にしてしまった。

 お菓子作りのスキルはカップケーキが作れる程度。

 調停兵団所属。

 

 

 アニ・レオンハート

 

 鷲鼻がコンプレックス。

 今までずっと色々な覚悟をしていたのにいきなり問題が解決して内心ビビっている。

 壁内と故郷の問題を、それはそれ、これはこれとして割り切ってこれからも生きて行こうと決心した。

 現在は憲兵団にてオペレーターの仕事をこなしている。

 偶にミーナの漫画原稿のアシスタントに駆り出されては締め切り前の修羅場を味わっている。

 その度に余裕を持って締切守れと言いたい。

 

 

 クリスタ・レンズ

 

 皆に大人気なお菓子の女神。

 妖精さんと大の仲良しで、現在は調停兵団や訓練兵団でお菓子作りの講師をしている。

 あの日、妖精たちのお茶会で貰ったお菓子のレシピは今でも宝物。

 最近のお菓子作りスキルはもはやパティシエ。

 実家との問題はまだ解決していないし死にたがりの性分も残っているが、妖精さん達の明日を考えず昨日も振り返らない性格に感化されて最近はだいぶ明るい。童話災害的トラブルに巻き込まれてもあまり動じなくなった。

 ユミルとは今も仲良しで、よく行動を共にしている。が、ユミルには動いている妖精が見えないらしい。ちょっと残念。

 

 

 ユミル

 

 巨人化出来なくなったが、あまり重要には考えていない。

 今も昔も変わらず、クリスタと一緒に行動している。ただ、動いている妖精さんがみえないのだけがちょっと残念。

 お菓子作りは苦手な方だが、妖精化巨人と渡り合える実力を持っている。

 調停兵団所属。

 

 

 サシャ・ブラウス

 

 あの日、妖精たちのお茶会で食べたバニラアイスの味が忘れられず調停兵団を退団後、アイスクリームショップを開く。

 人類にも妖精にも巨人にも大人気のアイス屋さんに成長。

 現在の人気フレーバーはバターポテト味。

 

 

 コニー・スプリンガー

 

 調停兵団にて妖精さんや妖精化巨人の起こすトラブルに日夜翻弄されながらも、持ち前の明るさと陽気さですぐに仲良しになれる。

 お菓子作りは下手だが、存在が面白いので妖精さんに大人気。

 コニーと一緒に妖精さんに会うと、おもてなし率が上がる。

 

 

 マルコ・ボット

 

 憲兵団のプログラマー。

 もちろん優等生。まるっと新しくなってしまった世界のシステムと急速に進化するシーナの情報化社会に対応しながら、機械音痴な先輩方にパソコンの使い方を教える毎日。

 残業の多い職場で時々死んでいるが、偶の休日にはジャンとはよく遊ぶ仲。

 

 

 ジャン・キルシュタイン

 

 調停兵団所属。妖精さんと妖精化巨人の起こすトラブルに日々頭を悩ませながらどうにかこうにか生きている。

 平和すぎるほど平和なので仕事は楽と言えば楽だが、時々とんでもない事体になって振り回されている。過去数回、妖精化巨人を怒らせて全裸で高所に放置プレイという鬼畜の如き仕打ちを受けた。その度にエレンに爆笑されて喧嘩する。

 

 

 

 調停兵団

 

 

 エルヴィン・スミス

 

 我らが調停兵団団長。

 何故か世界がめっちゃ平和になってしまい、なし崩し的に調査兵団が調停兵団になってしまった。けれど、活動内容は変わっても彼本人の人格は変わっていない。

 近いうちにミケやリヴァイと組んで『ナイスミドル』というバンドユニットを結成する予定。

 どうやってリヴァイを仲間に引き入れるか画策中。

 お菓子作りの総合スキルは低いが、生クリームの撹拌は調停兵団随一。

 

 

 リヴァイ

 

 巨人に脅かされて危険だった世界から突然平和になった世界に変わり「これでいいのだろうか?」と困惑しながらも、最近は穏やかな表情を作ることが多くなった。

 妖精さんは見えるけど苦手。偶に巨人より恐いと感じる事もある。ワイズマンをも凌ぐデタラメ具合に時々ついて行けない。

 巨人は今でも嫌いだが、リヴァイアさんが敵に回るよりはマシだったと思い調停兵の仕事をこなす。

 お菓子作りスキルは高く、ママの味がするマフィンが絶品。

 

 

 ハンジ・ゾエ

 

 突然平和になった世界だが、それはそれで良いことだと割り切って『今』という時間を大切にしている。

 世界の秘密や巨人の謎には興味を持ったままだが、それを壊してまで探究をする必要性は感じていない。が、いつか謎が解明される日が来ることを信じてひっそりと研究は続けている。

 妖精化巨人とは超仲良し。妖精さんより仲良し。たまに馬の代わりに乗せてもらっていたりする。

 お菓子作りスキルは皆無。毎回購入。

 

 

 ペトラ・ラル

 

 太った。

 しかし、兵長から『お前誰だ』と言われ執念でもう一度痩せた。

 妖精さんのおもてなしが美味しすぎて超恐い。

 お菓子作りのスキルはショートケーキが作れる程度。

 

 

 グンタ・シュルツ

 

 太った。

 しかし、立体機動をするのが辛くなり、同時期にペトラが痩せたのを見て鬼の決意で再び痩せた。

 妖精さんのおもてなし超美味いけど恐い。

 この前巨人に告白されてしまい断ったが為に甘噛みされた。異生物にはよくモテる。何故だ。

 お菓子作りのスキルはシュークリームが作れる程度。

 

 

 オルオ・ボザド

 

 いくら食べても体形が変わらないので皆に羨ましがられている。

 だが、今回の健康診断で尿酸値がヤバい事が判明。

 痛風になる前に早急な生活態度の改善が必要。

 妖精さんのおもてなしが好物ばかりで超恐い。

 お菓子作りのスキルは蒸しプリンが作れる程度。

 

 

 エルド・ジン

 

 むろみさん時空におけるとある漁村でのんびり魚を採って暮らしている。隅田さんとはまだ仲良し。

 人魚の卵が受精率低すぎで、この二年間は魚の養殖を勉強した。そのおかげかようやく一個だけ受精。タツノオトシゴのオスばりに過保護にしているが、何が生まれるかはまだ解らない。

 最近船舶免許を取った。

 

 

 人魚

 

 

 むろみさん

 

 今も変わらぬ姿で、のんびりまったりと日々を楽しんでいる。

 最近月から戻ってきた人間さんに絡んでは仲良くなる日々を繰り返している。

 長命の為、二千年後の大事件に関わってしまう。

 

 

 ひいちゃん

 

 今日も海をのんびりと泳いでイルカさんやクジラさんと遊んでいる。

 二千年後の大事件にむろみさんと共に関わってしまう。

 

 

 隅田さん

 

 今も変わらぬ姿でのんびり過ごしているが、エルドとまだラブラブ中なので人生楽しい。

 最近念願だった卵が受精したので大忙し……になると思いきや卵なので生活スタイルはあんまり変わらない。

 二千年後の大事件に関わってしまう。

 

 

 淡路さん。

 

 今日も今日とて瀬戸内三連星として暴れ回っている。

 きっと彼女たちは人類が滅亡するまで変わらない。

 二千年後の大事件にうっかり関わってしまう。

 

 

 リヴァイアさん

 

 世界最強の水竜。

 今日も楽しくビールを飲んでいる。

 二千年後の大事件にトドメを差す。

 

 

 

 その他

 

 

 

 巨人面魚

 

 進撃の巨人世界における、巨人の代理として現れた世界の要素。

 周囲が海なので魚だが、巨人の要素もくっついたので人面魚。手足が生えると陸上活動可能。

 肺呼吸と鰓呼吸の両方が出来るある意味両生類。

 クリスタとサシャの手によって『ダメな物ボックス』に封印されている。

 

 

 

 妖精さんの道具

 

 

 

 次元シャベル

 

 次元に穴を開けるシャベル。

 壁内が海に移動する原因。

 人類が滅んだ世界の時間を何度も何度も戻しすぎて神様に怒られたため、仕方なく別次元に移動することを選んだ妖精さんたちの道具。

 元来は次元と次元の間に小さな穴を開けるきりだが、ワイズマンの手によって暴走。壁内の世界を丸ごと時空移動させる暴挙となった。

 

 

 タイムバナナ(アーカイブ版)

 

 現実に存在する時間から切り離された場所に存在する場所。

 アーカイブ版なのでそれ以上の記録は許されず、読み取りだけが可能な場所。

 お菓子が食べ放題なので妖精さん達が沢山居るが、飽和しすぎてそれ以上に存在できない。

 クリスタにお菓子作りを覚えさせるために妖精さんが用意した。

 

 

 復活キノコ

 

 人間が復活する不思議なキノコ。別名1UPキノコ。

 セーブポイントである調査兵団裏にあるゴミ箱が復活地点。

 毒キノコっぽい外見だが、意外とおいしい。

 

 

 調査兵団裏のゴミ箱

 

 元は妖精さんの道具でも何でもない普通のゴミ箱だったが、復活キノコのセーブポイントになった瞬間デタラメが爆発した。

 死んだはずの人間が甦る謎のゴミ箱にして、現在は異世界と異世界を繋ぐワープ装置として大活躍。

 お帰りの際はキースかエルドの家のゴミ箱かトイレにワープゾーンが現れる。

 

 

 伏線回収スイッチ

 

 押した人間の人生の伏線を一気に回収するアブナイスイッチ。

 とにかくそれまでの人生における伏線が一気に回収されてしまうので、急激にワケの解らないことが目白押しで起こる。伏線的にに回収できない部分は無かったことにされる。

 回収のされ方は押した本人の素行次第。ただし、世界的に活躍する勇者や魔王的な存在が覚醒する前に押した場合、世界そのものの伏線さえも回収してしまう場合がある。

 世界が何も解らないまま突然平和になった理由は、『進撃の巨人』という作品世界の中心たるエレンがスイッチを押したのでこれからも小さな伏線が必要だった秘密等は明かされないまま全て無かったことにされた。

 ちなみに『今までの人生』における伏線が回収された事によって新しく創造された『平和な世界でのエレンの人生』の伏線は残っている。

 

 

 ダメな物ボックス

 

 使用者の嫌いな物はどんなものでも仕舞い込む選別式四次元ボックス。

 感情や概念等も吸い込み可能。ただし吸い込めるものは現在ある物だけで、過去や未来に存在する物は吸い込めません。

 一度吸い込んでしまった物は、もう一度蓋を開けることで出てきます。

 クリスタとサシャによって巨人面魚や死や恐怖やその他色んなヤバいものが中に仕舞われております。

 鍵のついた小物入れのような形状で、箱は壁の国の王家が宝物庫へ保存し、鍵はむろみさん世界のマリアナ海溝に沈められた。

 しかし二千年後、とある人魚の子供の手によりマリアナ海溝から鍵が拾われ、王家の子孫が宝物庫から箱をこっそりと持ち出した。

 二人の邂逅によって箱の鍵は開かれて、再び人類の恐怖が幕を開けようとしたが、最終的にリヴァイアさんのオメガブレスで滅される。

 




ようやっと連載は終わりですが、書き足りない話がいくつかありますので、その時は再びおつきあい頂ければ幸いです。
それでは、今までのご愛読ありがとうございました!!

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