艦隊オルガ   作:Nyose

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エピソード2記念 今更キャラ紹介のコーナー


・オルガ・イツカ
我らが鉄華団団長。いつもの三馬鹿① 一応主人公。
常に何かしらの要因で死ぬ定めだが、今作のオルガはタンクではなくヒーラーである。

・三日月・オーガス
天然系暴力装置。いつもの三馬鹿② この頃反抗期気味。
多数の艦娘とフラグを立てるすげぇ奴。本編ほど絶対無敵ではない。
初戦敗北は流石に引きずってるので触れないであげよう。

・吹雪
艦これ側主人公。健気。オルガ達と出会い色々経験する事になるが、
純粋なので価値観が彼ら寄りにならないか心配である。

・マクギリス・ファリド
舞台となる鎮守府の提督。いつもの三馬鹿③ オルガ達とは腐れ縁。
思考回路の殆どをバエルに関することに費やしている。
どうやって今の地位を築いたかは多分聞かない方がいい。

・石動・カミーチェ
長門と立ち位置が被って書きにくい。提督の業務の殆どを押し付けられた苦労人。
この世界でみんななぜかできるMSの召喚ができないのが悩み。男性陣で一番真面目。
駆逐艦を中心に「提督の横でいつも怖い顔してる人」呼ばわりされている。不憫。

・長門
石動と立ち位置が被って書きにくい。艦娘の指揮は全部ひとりでやってる。
マッキーとは趣味が共通なので仲がいい。つまりそういう事。

・北方棲姫
ほっぽちゃん。一連の物資強奪の犯人。その動機は姉へのサプライズ料理披露だった。
しかしミカと会ったが運の尽き、哀れメイスで滅多打ちの末フルスイング。生きてる。


艦隊オルガ2編
戻らず、散らず、止まらず!


「よーしお前らぁ!今日はとことんまで行くぞぉ!」

 

「「「おぉー!」」」

 

私達は今、補給物資奪還の任を終えて、

その戦勝祝いに鳳翔さんのお店で打ち上げをしています。

 

みんな盛り上がっているけど、私は隅っこでお料理をつついてます…。

おいしい…。

 

「どうした吹雪?お前の初陣も祝ってるんだぜ?そう暗い顔すんなよ」

 

しばらく経つと顔の赤いオルガさんが近寄って来た。お酒臭い。

 

「…私、戦いの最中、三日月さんに叱られちゃって……」

 

「…あー、その事か。気にすんな。ミカはそういうとこあってな」

 

「でも…」

 

「アイツもアイツなりにお前の事気にしてんだよ。でなきゃ俺の指示でも聞かねえよ」

 

「そうなんですか?」

 

「あぁ、終わった後言ってたよ。…守れて良かった。ってな」

 

「三日月さん…」

 

「ただ、お前の力はまだあんま認めて無ぇ。

 吹雪、ミカに認められるくれぇ強くなろうや」

 

「え…?私が?三日月さんに…はい!頑張ります!どうすればいいんですか?」

 

 

「よし!その意気だ!お前はただ進み続けるだけでいい。

 止まんねえ限り…道は…続く!」

 

「はい!」

 

 

 

「だからよ、止まるんじゃねえぞ!」

♪いつもの曲♪

 

「はい!頑張りま…オルガさーん!?急に死なないで下さーい!?」

 

「勘弁してくれよ…」

 

______________________________________

 

 

そんなわけで、私は早起きをしてトレーニングをしています。

オルガさん考案の、鉄華団式特訓法とのことで一緒にまずは港を走り込みです!

 

「その先に俺はいるぞ!」

 

あっ…オルガさん、そっちは…。

 

「ヴァアアアア!!」

 

♪いつもの曲♪

 

オルガさんが勢い余って海に落ちると同時に空に日が昇る。

 

「うわぁ…よーし、頑張るぞー!…目指せ、MVPー!…うわぁあ…」

 

おー!、と意気込んだところで私もバランスを崩して転ぶのでした…。

 

 

 

そして特訓が何日かこんな感じで続き…。

 

 

艦娘の通う学校に場所は移ります!

 

______________________________________

 

 

「電、リボン曲がってるわ!」

「はわわ、ありがとうなのです!」

 

 

「わーん!吹雪ちゃーん!見せてっぽいー!」

「また?」

 

夕立ちゃんが私に泣きつく。ツギハギはまだついてるけどそろそろ取れるみたい。

 

「駄目だよ夕立ちゃん!昨日一緒にやろうって言ったのに、やらなかったの夕立ちゃんだよ?」

 

「睦月ちゃんケチっぽいー!」

 

「夕立、また宿題やってこなかったの?」

 

「ぽい~…」

 

呆れ顔で雷ちゃんが言う。

 

「おはようなのです~」

 

「おはよう」

 

私の電ちゃんへの返事に合わせて、

オルガさんともう一人が同じように挨拶をする。

 

「あぁ、如月ちゃん!」

 

もう一人の声はどうやら如月ちゃんみたいだ。

睦月ちゃんは見つけるや否や如月ちゃんの方へ駆け寄っていく。

 

「聞いて?夕立ちゃんがね…」

 

前後の内容から面倒そうだと判断したのか、如月ちゃんは適当に相槌を打ちながら

視線は三日月さんの方へと向いていった。多分あれ殆ど聞いてないね…。

 

こんな感じで、私達は今、艦娘の通う学校にいます。

ここで色んな方から授業を通して、戦術とか…その辺りを学習していくみたいなんです!

 

まあ、私も最近来始めたので、どういう意図の物なのかよくわからないんですけどね…。

 

オルガさん達も同じ教室で学んでいます。どう見ても私より歳が離れてそうなんですけど、

こういう場所は来たことがないとか、そもそも文化圏が違うとかで一応来てるみたいです。

 

でも、艦娘は外見と年齢は殆ど一致しない事が多いので些細な事みたいです。

私と同じかもう少し小さい子でも、お酒やコーヒーを飲んだりする艦娘がいるって聞きました!

 

そんなこんなでチャイムが鳴り、授業が始まりました。

今日の担任は…足柄さんかぁ。

 

「はい。じゃあ、昨日やった所から始めるわよ?……夕立!」

 

「はっ、はいっ!」

 

「問題よ?我がギャラルホルンにおける禁止兵器ダインスレイヴ。その欠点は?」

 

うわぁ…いきなり難問だぁ…。夕立ちゃん、答えれるかなぁ?

 

「できたら、さっき罰として出した追加の宿題、半分にしてあげるわよ?

 オルガ君と三日月君は喋っちゃダメよ?生々しい話になっちゃうからね?」

 

「ほ、ほんとぉ?えっと…えっとぉ…」

 

「昨日の授業、手負いの狼の王(最終回のルプスレクス)のように聞いていれば、

 ちゃんとできるはずなんだけどなー?」

 

「そ…そう思うっぽいのですがっぽい……」

 

「ぽいぽいうるさいと、300㎜砲でポイしちゃうわよ~?」

 

 

「ぽいぃいぃいぃ~~~~!!」

 

「それ、俺の武器なんだけど」

 

 

足柄さん、今日はすごい威圧感だ…。

 

「足柄さん、機嫌悪いね…」

 

睦月ちゃんがここでこっそりと隣の席のオルガさんに耳打ちする。

 

 

「ホンット上から目線だよな…。()()()()

 

 

あ、オルガさん、死んだ。

 

 

足柄さんが笑顔で固まる。

 

おもむろに腕だけを動かして教卓の下から箱を取り出した。

 

 

|ギャラルホルン アリアンロッド艦隊コンプリートセット|

 

 

「何だよ…。ヘヘッ、ガンプラじゃねえか…」

 

その箱からさらに人形を取り出した。多分腕についてるのがダインスレイヴ?かな?

 

人形はそのままオルガさんの方へ向けられ…。

 

どこかにあるであろうボタンを押した途端、

 

 

「ヴヴヴゥゥゥゥアアアアアアア!!!」

 

♪いつもの曲♪

 

 

高速で何かが射出され、オルガさんは風のように吹き飛び、背後の机を薙ぎ倒し、壁に穴をあけ、

振り向くと大穴の遥か向こうでフリージアの花が一凛咲いていました。

 

「だからよ…止まるんじゃねえぞ…」

 

 

「私語は厳禁よ?」

 

 

「ぽいぃぃいぃいいい~~~~!!!!」

 

流石に見てられないのでここは夕立ちゃんに助言しよう…!

 

(それ単基では意味がない事、誘導性が無い事)

「た、単基では意味がない事、誘導性が無い事っぽい」

 

「ほぉ…」

 

足柄さんが関心してる。これならいけるぞぉ!

 

(あと一発一発の単価が非常に高い事)

「あと、いっぱついっぱつの単価?が非常に高いっぽい!」

 

「正解よ。じゃあ次、吹雪!」

 

よかったぁ…え?次は私?

 

「はいっ!」

 

__________________________________________

 

 

授業を終えて、鎮守府の食堂に来ました。

 

何食べようかな…。あ!赤城さんがいる!私も同じの食べよっと!

ついでに色々お話してみたいなぁ。

 

「って、それ…食べるんですか?」

 

赤城さんのカレー、凄い量だ。あれだと殆どご飯でルーが足りないと思うけど、いいのかな?

 

「マクギリスじゃねぇか……いいもん食ってんな。そのパスタ何がかかってんだ?」

「バエル」

「はぁ?」

 

「いただきまぁす!…はむっ」

 

やっぱり食べるんだ…。

でもおいしそうに食べるなぁ…。

 

「あー…そうか。バジルか。悪かったな、邪魔して。気にせず食い続けてくれ。じゃあな」

「バエル!」

「分かったって……おう、ミカか」

 

「んー!おいしい…」

 

カレーが目的なのかな…ご飯の方が好きなのかな…。考えてたら面白くなってきたな…。

 

「何だよ、そんなに見られてたら食えねえだろ」

「…痩せた?」

「そうか?」

 

「フッ…フフフフ」

 

「? どうかしましたか?」

 

あっ、堪えてた笑いが漏れちゃった…。

チラッと横を見ると三日月さんがオルガさんのランチになんかかけてる。

 

「…げっ!…お前……」

 

「いえ、赤城先輩って、やっぱり素敵だなぁって」

 

「?? どうしてです?」

 

「あむっ…ヴヴッ!」

♪いつもの曲♪

「だからよ…止まるんじゃねえぞ…」

 

「どうしてもです!いただきます!」

 

「???」

 

赤城さんと一緒に食べるカレー、本当においしかったです!

 

 




どこまでやるか迷ったけどここで一旦

今回の話は1ほどえらい事にはならなそうだ・・・

ところでやっぱり宣伝とかってやった方がいいんですかね?
ツイッターとか全く触ってないしいい方法浮かばないんで
口コミとかしてくれるとほんのりうれしいな・・・

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