いつも奇麗に1話で収めてる先達兄貴ホントすげぇよ
…紳士的で、クールで度胸もある
初めての動画のノベライズに 今度は動画制作まで
そんな兄貴の目が俺に聞いてくるんだ(幻聴)
次はどうする 次はどんな風に自分と違う側面からくるんだってな
あの目は裏切れねえ(思い込み)
…え?てことは鉄血はともかく艦これ3話も相当見ないといけんの?
ヤダ!小生やだ!恐れていた苦行コース突入とか!嫌じゃ!助けt(パンパンパン
W三日月攻略作戦!
提督室。
吹雪の様子を報告しに戻った長門は、
今現在の訓練の状況と、加えて恐らくは実戦に投入しても問題ない旨を伝えた。
「…そうか。鉄華団も彼女の訓練に加わっているのか。
彼らとは、いい関係でいたいからな。鉄華団との繋がりは、今後ますます重要となる」
「では…」
「次は彼らを主軸として据え、作戦を展開するつもりだ」
「いよいよ、始まるのですね」
マクギリスは長門に次の作戦の書類を渡す。
「ああ、純粋な力のみが輝きを放つ、真実の世界を」
「分かりました。至急、任務にあたる部隊を選定いたします」
「頼んだ。 …石動。例の物は用意できたか?」
傍らに立っていた石動は手元の端末を操作し確認を行う。
「はっ。受け取りは問題なく。…しかし、よく用意できましたね。
艦娘達とは違い、我々は外部との交流は極めて…」
「だからこそだ。彼らには吹雪を守って貰わねばならない。相応の援助は必要だよ」
そう言ってマクギリスは窓の外を眺めながら、ニヤリと笑うのだった。
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数日後。
神通さんに呼ばれた私達は、次の作戦の説明を受けるための部屋の前で立っています。
「ん…んっ」
部屋の戸を開けようとした手が緊張で止まる。
「止まるんじゃねえぞ…」
「どうしたの?吹雪ちゃん」
「さ…作戦説明とか初めてだから…ちょっと…緊張してるでごじゃるぅ」
「…吹雪ちゃん、また口調変わってるっぽい?」
「え?私、何か変?」
「覚えてないっぽい?!」
「あはは…大丈夫だよ。早く入ろう?」
ちょっと気を張りすぎたせいかな。…一瞬前の記憶がないや。
気を取り直して戸を開ける。
部屋の中には神通さんや川内さん、那珂ちゃんさんの他にも色んな人が待機していた。
そしてその中には…。
「ん…。あ、睦月ちゃん!三日月さん!」
如月ちゃんもいた!という事は今度の作戦は私のいる隊と如月ちゃんの所と合同なのかな。
「あ、如月。元気?」
「如月ちゃん!もしかして、如月ちゃんもこの作戦に?」
「ええ!」
「そっか。如月と一緒は初めてだね」
「わぁい!久しぶりに一緒だね!」
「そうね!三日月さんと同じなんて…私、嬉しいわぁ…」
「もー!如月ちゃん!最近ずっと三日月さんでー!私にもかまってよー!」
「うふふ。何とかは盲目って言うじゃなぁい?それとも、睦月ちゃんもぉ?」
「そ…そんな~!私は違うよぉ…あはははは!」
睦月ちゃん、すぐに如月ちゃんの所に駆け寄って大喜びしてる。相変わらず仲良しなんだなぁ。
そして、その様子を私の近くで眺めてる艦娘がもう二人…。
「相変わらずあの二人、あたし達姉妹の中でも、ベッタリコンビだよなあ?
…ん?トリオになってる?男が入って三角関係?ドロドロしちゃう?」
「羨ましくなんか…ない…」
この二人も睦月ちゃん達の事知ってるみたいだけど…どういう関係なんだろう?
「?」
「誰なんだこいつは…」
「あ、吹雪ちゃんとオルガさんは初めてっぽい?」
私とオルガさんが初対面なのに気づくとメガネの子と大人しい子が自己紹介を始めました。
「ん?あぁ、望月でーす」
「弥生です…」
「俺は…鉄華団団長…オルガ・イツカだぞ…」
「吹雪です。よろしくお願いします」
私とオルガさんも挨拶を終えると、背後で戸が開き、今度は長門さんと…
あ、たまに鎮守府にくる陸奥さんもいる!
説明始まるみたいだし整列しなきゃ!
「敬礼!」
川内さんの号令でみんな敬礼をする。
…三日月さんとオルガさんは部屋の隅でどっしり構えてるけど。
「秘書艦の長門だ。早速だが、お前たちに提督からの作戦を伝える。
先日の敵棲地での物資奪還及び殲滅により、
近在の深海棲艦の残党が一掃された事は、皆も承知の事と思う。」
「先日の…」
先日の作戦って…確か…。
『…チッ!ハァーー……邪魔』
『よくもやりやがったな!やっちまえ!ミカァ!!』
『イヤァアアアア!!カエレェ!!カエッテェェェ!!』
「あうぅぅ…」
ロクなシーンが思い浮かばないよ…。
しかも私全然戦えなかったし、思い切り叩かれたほっぽちゃんは大丈夫かな?
「これにより、より遠方へと足を延ばした大規模な哨戒作戦を行う事にした」
「「「ええーーーーっ!?」」」
「確かに。あの決戦の後も相当数がうろついてはいるし、念には念をだねぇ」
「その試金石となる作戦でもある。目標はここ。
長門さんが黒板に張られた地図を棒で指し示す。
「過去に制圧された場所だが、最近再び敵出現の報告が出てきている。
これを水雷戦隊による夜戦で襲撃する。ついでに周辺の調査も行うように」
「やったぁ!待ちに待った夜戦だぁ!」
「姉さん…」
すっごい大きい声で川内さんが興奮してる…。
うぅ、夜戦でなら三日月さんのガンダムにも勝てるとか豪語するだけあるなぁ。
「作戦内容としては、まず三日月・オーガス」
「俺?」
「後で渡される物を用いて奇襲。囮となって所定のポイントに敵を誘導。
待機している第四水雷戦隊と共にこれを殲滅せよ。
第三水雷戦隊はその際にバルバトスの援護を行え」
全部三日月さんで終わっちゃいそうな雰囲気もするけど…。
だからといって頼り切る訳にもいかないしね。頑張るぞう。
「以上だ!覚悟はいいか!」
長門さんの喝が入ってブリーフィングは終了しました。
(マクギリス考案の作戦か…すげぇ不安だな…。気のせいだといいんだが)
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同時刻。とある海域、海の底。
「ウゥ…オネーチャン…マタ夢二出タヨォ…」
「マタ…アノ悪魔ガ…?カワイソウナ…ホッポ…」
先の戦いにおいてバルバトスに完膚なきまでに叩きのめされた北方棲姫は、
自身が姉と呼ぶ「港湾棲姫」に泣きついていた。
「トコロデ、オネーチャンハ…何…シテル…ノ…?」
「ホッポガヒドイ目二アッタ連中二、オネーチャンガ…シカエシ…シテ…
アゲヨウカナ…ッテ、思ッテネ…。
マズ、目立ツヨウニ…昔制圧サレタ島二…部隊ヲ展開シテル…」
「アブナイヨ…オネーチャン…アイツヤバイ…ノ…」
「大丈夫ヨ…ホッポ…。同ジヨウナ作戦デ、何回カ別ノ奴ラ二打撃ヲ与エタワ…。
ドンナ精鋭ガイヨウト…守リキレナイハズ…。
ホッポノ言ガ確カナラ…今度モ奴ラハ数デ押スケド前ホド強クナイ…。
アノ悪魔サエ抑エレバ、後ハ余裕ノハズヨ…!」
普段比較的内気なはずの彼女は、妹の敵討ちに相当燃えているようだ。
「トリアエズ、敵ガ見エテ来タラ、ホッポニハ別動隊ヲ探シテ貰イタイ…ナ…」
「ウン…ワカッタ…気ヲツケテ…ネ…」
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作戦会議を終えて、俺らは吹雪達に連れられてある場所へと来た。が…。
「夜戦の奇襲かぁ~~。……緊張するねっ!」
来た途端吹雪が突っ伏して溜息を吐いていた。
「吹雪ちゃん。顔色悪すぎっぽい」
「そんなに心配しなくても…」
次の作戦が夜襲と聞いて大分気圧されているらしい。
「あー…取り込み中悪いが、ここは?」
一応聞いておく。入るときに「間宮」って店らしき看板が見えたが、どういう店だ?
「あ、オルガさんと三日月さんは初めてだったね。ここは補給艦の間宮さんの…」
「甘くておいしいものが食べられる甘味処っぽい!艦娘達のオアシスなんだよ!」
「へぇ。甘味か。ミカが好きそうだな…。よし、なんか注文して…」
近くにあったメニューを俺が手に取り、
後ろの席にいるミカに話しかけようとすると、
「はぁい。三日月さぁん?口あけてぇ?」
「自分で食べれるよ」
「いいからいいから~」
「んあー」
「…よっし!じゃあ次は私がこのまま食べまぁ~すぅ」
いつのまにか如月と一緒にパフェ食べてやがる。同じスプーンで。
………あー、その、なんだ。
「何やってんだミカァァァァ!!!!」
「あ、三水戦のみんな。出撃するのね?」
「?」
店の外から四人組の艦娘が近寄って来た。確か俺らと教室が同じの…。
第六駆逐隊、っつー部隊の面々だったか。
「三日月さんが、こっちの目があんまり見えなくなった事がある、と聞いたのです。
だからこれ、食べてほしいのです」
電が左目を指さしてカゴいっぱいに盛られた青色の粒粒を渡してきた。
「なんかここ来てから見えるようになったけど。ありがとう」
「ありがと…。これって…」
珍しい物なのか吹雪も反応している。
「ブルーベリー」
「目にいいって言うからね!これで夜戦もばっちりなんだから!」
続けざまに響と暁が答える。
「フッ…あれは……天使だ」
「は?」
なんでマクギリスがいるんだよ…。
「あーっ!や…やっと見つけました…!」
今度は誰だ?随分と大所帯になってきたな。
「あらぁ?春雨ちゃんじゃない」
「んぐんぐ…ん、春雨」
マクギリスのお気に入りの次はミカのか…。正直、俺にも欲しいよなぁ…。そういうの…。
(オルガさんが春雨ちゃんを見て頭抱えてる…。私でよければ悩みとか聞いてみようかなぁ)
吹雪がじっとこっちを見てやがる…。いや…そんな訳無ぇか。
「如月さん、次、三日月さんと一緒なんですよね?…その…あの…う、羨ましい…です」
「うふふふ。いいでしょう?」
「いいです!すごくいいです!でも、負けませんよ!
今度の作戦!私が一番に三日月さんをお迎えしますから!」
「そっか。ありがとね」
「はいっ!夕立姉さんも応援してください。ね?」
「ぽい?…ぽい!」
何だこの状況。
修羅場って奴…なのか…?
「じゃ、三日月さん。もーいっかい、あーんして?」
「あーん」
「わーーーっ!抜け駆けはずるいですーーー!!」
「…なにこれ」
「勘弁してくれよ…」
この雰囲気は長引きそうだったので、俺らはミカ達三人を残してこっそりと抜け出した。
ミカが宿舎に戻って来たのは日が沈んだ後で、
随分と疲れた様子だったがあえて何も聞かなかった。俺だって羨ましいわ。
割といろんな意味がこもった今回のタイトルでした
多分今回の話も長くなると思うんですけど(戦慄)