艦隊オルガ   作:Nyose

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もうすぐシーズン2が来る?待って!タイミング合わない!
5話は(内容的にも)ちょうど絡める予定なのに!

今回は原作にない完全オリジナルエピソードです 多少はね?


            ―――拡張作戦に出撃可能!―――


艦隊オルガΩ EO
Extra Operation


南西方面での作戦が終わって一週間かそこら経った頃。

しばらくは敵も特に動きがなく、俺らは暇な日々を過ごしていた。

 

ミカは農園の手伝いで毎日楽しそうに過ごしている。

この間なんかはでけぇスイカを持ってきて二人で夜空を眺めながらスイカの種を飛ばしあったな。

聞きつけた吹雪が分けてもらいに来たが、その頃には俺らで完食しててむくれてたっけ…。

 

 

そんな日々が続いたある日、俺とミカ、そして吹雪達三水戦がマクギリスに呼び出された。

 

「今回君達に来てもらったのは、もちろん敵らしき影を発見したからなのだが…。石動」

 

「はっ。ある海域に一隻。そして強力な反応を確認した」

 

「一隻?たったそれだけか?それだけなら俺らを呼ぶまでも無ぇんじゃねえのか?」

 

「強力な反応と言っただろう。鉄華団をつけるのは念のためだ。そこで、

 小回りが利く三水戦には周辺の状況確認を。いつぞやのように伏兵がいる可能性も捨てきれん。

 何もなければそれでいい。計器の故障かも知れない。

 が、もし何かしがの強い深海棲艦がいた場合、バルバトスで即時これを破壊せよ」

 

可能性の芽は早めに摘むって訳か。成程な。

 

「分かった。その話乗ってやる。ただし作戦の指揮権は俺達が貰うぞ」

 

「問題ない。ではすぐに出撃して貰おう」

 

「よし。行くぞお前らぁ!」

 

____________________________________________

 

 

数日前。

 

「…ソウ言エバ、港湾ノ奴ハアレカラ戻ラナイナ。沈ンダカ、或イハ逃ゲタカ。所詮臆病者カ」

 

ほぼ闇と言って過言ではない海の底。

戦艦棲姫は嗤いながらそう呟いた。港湾の事など、つい先ほどまで忘れていたかのように。

 

「いエ、アノ姉妹はよクやッてくレまシたヨ。悪魔ヲあと一歩まデ追い込ミましタ。

 上出来ダとハ思いまス。備蓄戦力ノ件さエなケれバ。

 まァ…追い込ンで、ソこかラ先ハ、『観測』でキまセンでシたが…」

 

一方で戦艦棲姫の話し相手である、闇の中で輝く『瞳』は戻らぬ港湾姉妹の肩を持つ。

だが戦艦棲姫は、度々疑問を感じていた。

 

レイテでの大敗の後、突如現れたこの『瞳』は滅多に姿を現さず、

しかして自分達を如何なる力かで纏め上げ、今では組織化を図る大勢力と化しつつある。

そしてつい最近になってからは今のように『観測』と言って敵の作戦を見事に読み当てていく。

 

本当にこの者は何者なのだろう。だが決して訊かない。どうなるかは火を見るより明らかだ。

何より自分はこの謎多き者に、最初に拾われ忠誠を誓った身だ。

そう自制して思考をすぐに切り替える。

 

「デハ、今度ハ此方ガ攻勢二出ルノハ如何?」

 

「ほウ」

 

「私ガ単機デ出マス。貴女二貰ッタ『(チカラ)』モアル事ダシネ。余裕ヨ…フフフ。

 ドウモコノ『(チカラ)』ハ…アノ悪魔ト相性ガイイノデハナクテ?必ズ仕留メテミセマショウ」

 

「分カりマした。物量戦の効果ガ薄イのハ港湾で証明さレてイマス。

 次カラそノよう二少数精鋭でイキマしョう。…次ガあレバいいデすガ」

 

「次ガアロウトナカロウト…。

 

 ナンドデモ…シズメテ…アゲル…」

 

あくまで余裕の表情を貫いた戦艦棲姫は、背後の異形を連れこの暗い海を出立した。

___________________________________________

 

「ヴヴゥゥゥウアアアア!!!」

♪いつもの曲♪

「止まるんじゃねえぞ!お前らが止まんねぇ限り、その先に俺もいるぞ!」

相変わらずオルガさんは出撃時にこうなるんですね…。

 

出撃後、目的の海域までは本当に何もなく、順調に辿り着きました。

まずはオルガさんの指示のもと、川内さん達が周辺に水偵を飛ばし様子を伺います。

 

こちらもすぐに戻ってきました。すると…。

 

「えっ?えっ?嘘ぉ?!」

 

「那珂?どうしたの?」

 

「私のアタリ引いちゃったみたい…でもでも!これって?」

 

「いいから早く言って!強い敵!戦いたくてウズウズしてるんだ!夜戦ならなおよしね!」

 

那珂ちゃんさんの水偵に何か映っていたみたい。すごく様子が変だ。

そして川内さん…。早く聞きたいからって那珂ちゃんさんの肩揺らし過ぎ…。

 

「わっ!分かったって!…えっとね。

 

 …姫クラスのが、一人で、仁王立ちして佇んでたの」

 

「は?」

 

≪多分そいつじゃない?≫

 

「姫!いーじゃんいーじゃん!深海の幹部でしょ?闘りたい闘りたい!」

 

「姉さん…」

 

姫、っていうとこの間のほっぽちゃんやそのお姉さんみたいな強い人って事?

 

「待ってくれ!俺らはそれと似たようなのをついこの前に倒したばっかだ!

 川内が言うように幹部って事なら、こんな短期間に出るってのはちと妙じゃねえか?」

 

「え、そうなの?吹雪ちゃん」

 

「うん…」

 

思い返せば結構悲しい戦いだった気もするけど、あんな感じのがまた起きるのかな…?

 

「あー…吹雪ちゃん。多分その心配はいらないよー?」

 

「えっ」

 

表情で察したのか那珂ちゃんさんが呼びかける。

 

「見えた姫、なんていうか、戦意満々!それこそ、ドーム控えた大物、みたいな!

 腕組んでずっーとカメラ目線。こっち来ーい。勝負しよーって。遠目で姿はよく分かんなかったけど

 

「なら話は早い!さっさと夜戦!夜戦!」

 

「…まだ夜まで大分あるっぽい」

 

「とにかく行くよー!!」

 

川内さん、我慢できずに突っ走っちゃった。…最近出撃なかったから、溜まってるんだなぁ。

 

「ちょっ!姉さん!!」

 

「待ってくれ!俺も行くぞ!」

 

「ぽーい!」

 

みんな慌てて川内さんについていって…えっ。わ、私も置いていかないでー!

 

 

__________________________________________

 

 

 

那珂ちゃんさんが敵を発見したポイントに到着。

そこには確かに脚を広げて腕を組み、自信に満ちた表情で佇む深海棲艦の姿がありました。

彼女を見た瞬間、私とオルガさん、三日月さん以外のみんなは凍り付く。

 

なぜならば、その姫級深海棲艦は、

 

 

「かつて私達の前に何度も現れて…」

 

「幾度となく作戦成功を阻んだ因縁の相手…!」

 

 

「戦艦…棲姫…!」

 

背後に携えた大きな怪物の怖さもさることながら、まず感じたのは…。

 

凄まじい、闘気。

 

ベテランの川内さん達もプレッシャーで押しつぶされそうな顔をしてる。

睦月ちゃんや夕立ちゃんも勿論の事、何も知らない私なんかは見ただけで今にも倒れそう。

 

「久シブリネ…。コンナ所デ会ウナンテ奇遇ヨネ?オ茶デモ出シテアゲマショウカ?フフッ」

 

最初に見せたのは、余裕、だった。

 

数は明らかにこちらが上なのに。三日月さんのバルバトスルプスを見ても眉一つ動かさない。

その上敵である川内さん達に向かって、まるで

『たまたまショッピングの途中で出会った知り合い』みたいな雰囲気で気軽に話しかけてる。

 

さっきまでウキウキだった川内さんは冷や汗まみれで無言を貫く。

この人そんなに危ないんだ…!

 

重苦しい静寂が数秒、数分。感覚がよく分からなくなるくらい続く。

確かにこれは、ほっぽちゃんの時には無かった。間違いなく別物。別格。

 

返事を期待していたのか、来ないとわかると眉を(ひそ)め、

よく分からない強そうな赤黒いオーラを放つ。

 

「ハァ…ダメナノネ。ソウソウ、悪イケド、用ガアルノハ貴女達ジャナクテ、ソッチノ子ヨ」

 

≪俺?≫

 

戦艦棲姫は右手で掌を上にしてルプスを指差す。

 

「…私らには用はないって訳?」

 

川内さんが重たく口を開く。彼女は流すような目でこう答えました。

 

「モチロン…遊ンデ…アゲル。貴女達ガ日々強クナルヨウニ…。

 私モ今日ハ新シイノヲ用意シタノヨ?

 初メテ見ルノガ多イシ…マズハ自己紹介ネ…。

 

 私ハ戦艦棲姫! シズマナイワ…ワタシハモウ…ニドト!」

 

「俺は…鉄華団団長…オルガ・イツカだぞ…!」

 

 

 

 

≪あっそ。どうせここで消える名だ…!≫

 

 

三日月さん、待ちきれなかったみたい。

 

瞬間。ルプスの振るったソードメイスの一撃で、

戦艦棲姫は()()()()()()()()()()()()()()()()()水柱に覆われた。

 

 

「…やったか!?」

 

川内さんがホッとする。…にしても、やけに水柱が大きいような。




強キャラ 戦艦棲姫 動き出す
こういう人材本来は温存しとくもんだよね・・・?
ちな戦艦さんは数日間ずっとガイナ立ちで来るのを待ち構えてました

口調が分からず修正したのは内緒 初期は武人色強め
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