艦隊オルガ   作:Nyose

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Togaの兄貴くらいしか他人の読んだことなかったから
ISオルガの作者が恐れ多すぎて死亡したので初投稿です
兄貴も頑張ってるし、俺もガンバラナイト(大量吐血

あ、艦これ2期来ましたね 画面がおおきくなってるぅ


戦姫に金棒

戦艦棲姫に一撃を叩きつけたバルバトスルプス。

まるで大きな爆弾でも落ちたかのようにやたら大きな水しぶきを上げ爆ぜる海面。

その場にいた誰もがこの初撃で勝負がついたと確信していました。

 

 

…やがて巨大な水柱は崩れ、その内に秘めていたものの姿を晒す。

 

 

哀れ戦艦棲姫は見るも無残な…

 

 

 

異形…の……腕?に姿を変え、

 

丁度さっきまで彼女のいた辺りでソードメイスを握って受け止めていた。

 

 

え?腕?

 

 

≪…来るよ≫

 

「えっ?」

 

 

再び海面が大きく爆ぜる。

水中から姿を現したのは、丁度バルバトスと同じか一回り小さい大きさの怪物と、

その怪物とチューブのようなもので吊られるような形で繋がる戦艦棲姫だった。

 

艤装となる怪物の掌に収まる大きさの戦艦棲姫は周囲を見やり、

オルガさんを見つけると

 

「イヤン」

 

と一言洩らし、チューブの接続を外して海面へと落ちるように降り立つ。

いや…たしかに男の人の前に出るには薄着ですけど…。

 

「…何なんだよ、あいつは」

 

「これが、さっき言っていた新ネタって奴か…」

 

「何て大きさ…あっちは三日月君に任せておきましょう」

 

「じゃぁ!私達は…」

 

川内さん達が一斉に艤装を眺める戦艦棲姫を見つめる。

 

「…今のあの人、艤装ないっぽい!だったら余裕っぽいー!」

 

「夕立ちゃん、なんか私嫌な予感がするよぉ…」

 

意気込む夕立ちゃん。しかし、睦月ちゃんの懸念は当たっていた。

 

 

そういえばさっきからバルバトスに動きがない。

 

よく見てみると、機体の腕が震えている。

一方怪物はしっかりとメイスの先端を握って離さない。

 

「嘘だろ?ガンダム・フレームと互角以上のパワーだと?」

 

流石に危ないと思ったのか、ルプスは左腕を怪物の間近に構え、200㎜砲を展開。

何発も連射する。

 

至近距離からの砲撃。すべて直撃したにも関わらず、怪物は微動だにしない。

 

続いてルプスが蹴りを放とうと右足を上げた途端、

それを察知した怪物は右手で勢いよくルプスに拳をぶつける。

 

≪ッ!!≫

 

大きくよろけ後ずさりするルプス。…右手には武器がない!

 

「やべえ!こんな事あんのかよ!()()()()()()()()()()!」

 

腕力や頑強さで三日月さんのバルバトスを上回るかもしれない相手。

その上よく使っていたソードメイスを奪ってくるなんて…!

やっぱり今回の相手、今までとは段違い!!

 

「ヨソ見シテル場合カシラ?」

 

「は?」

 

本体の方の声。みんなが三日月さんを見ている間に、オルガさんの真後ろへ!

気づいた時にはもう遅く、戦艦棲姫は大きく脚を振り上げ、

 

「ヴヴヴヴヴヴゥアアアアアアアアア!!!!」

 

「オルガさん?!」

 

強烈な蹴りの一撃。ゴムボールみたいに弾みながらぶっ飛ぶオルガさん。

そっか、艤装ないから直接来るんだ…。

 

え?ちょっと待って。()()()()()()()()()()()()()?!

 

♪いつもの曲♪

「だからよ…止まるんじゃねえぞ…」

 

かなり遠くへ飛んだオルガさん。その上、ダメージが大きいのか、

曲が流れてもなかなか立ち上がらない。この中で一番近接戦ができそうなのに!

 

「くっ…まずい。こっちも始めるよ!みんなとにかく撃って!

 あーもう!改二だったら忍術使えるのにー!」

 

「姉さん、そんな事できましたっけ?」

 

「恰好が忍者っぽいだけじゃなかったっけー?」

 

「出来そうな気がするの!いーから狙う!近づかれたら終わるよ!」

 

「「「はいっ!」」」

 

川内さんの合図に合わせ私達も一斉に砲撃を開始しました。

巨大な艤装を外し、かなり身軽になった戦艦棲姫には掠る気配すらありません。

幾つも上がる水柱の間を右へ左へと駆け巡りじわじわと距離をつめていく。

 

「駄目っぽい~!目で追えないっぽい!」

 

「弾幕を張ってもどんどん近づいてくるよぉ!ひぎゃあっ!」

 

「睦月ちゃん!」

 

今度は私の横にいた睦月ちゃんが貫手で突き飛ばされた!

でも、この距離なら流石に!当てられる!

 

夕立ちゃんに視線で合図を送り、両側から撃つ!!

 

直撃。敵は煙に包まれる。

あの大きい艤装がない分、機動力は上がっても火力や防御力は流石に落ちて――

 

 

 

 

「甘イ!」

 

 

えっ。

 

「ごはっ!?」

「ぎいっ!」

 

確かに手ごたえはあったのに、まだ浅かったみたい。

爆煙の中から姿を現した戦艦棲姫は、瞬時に、ほぼ同時に私と夕立ちゃんに、

それぞれ肘打ちと蹴りで反撃。直後に再び距離を取るため飛び退く。

 

痛い。お腹が…!内側に刺さって響くような…!

いつもの砲撃とか、そういうダメージとは全然違う…。

 

「睦月ちゃん!」

「夕立ちゃん!」

「特型駆逐艦!くそっ!今回は本当にいつもと違う!」

 

「このままじゃ…。すぐ増援を呼びます!」

 

「頼んだ!駆逐のみんな!立てるか?!」

 

「うっ…うう…。ま…まだ、睦月、いけます!」

 

「げっほ!ごほっ!ごほ!ぼ…ぼぃ…」

 

「は…はいっ…」

 

夕立ちゃんは駄目みたい。当たり所が悪かったのか倒れたままえずいてる。

すぐに那珂ちゃんさんが夕立ちゃんに駆け寄って、介抱するためにいったん距離を取る。

 

一方、三日月さんのほうは…。

 

________________________________________

 

 

≪そいつ返せよ≫

 

両腕を構え砲撃。効果が薄いのは分かっているが、元の使い方に戻っただけ。

牽制に使うには十分で、数を当てれば少しは怯むと三日月は判断。

砲撃の連射を直撃させる。しかし、やはり先程同様怪物は動じない。

 

弾を浴びるのに飽きた怪物は咆哮。力任せに奪ったソードメイスを振る。

 

≪うるさいなぁ…≫

 

勢いよく振られたメイスを両腕を用い脇で抱えて止めるルプス。

やはりパワーで僅差だが負けている。このまま武器を奪い返すのは難しい。

奪還は諦めメイスを伝って接近し、格闘戦へ持ち込もうとする。

 

もう少しで脚を当てられる距離へと迫った瞬間、怪物の両肩の三連装砲が火を吹く。

かつて戦ったブルワーズのグシオンのバスターアンカーを思わせる大きさの砲。

直撃すれば面倒臭い、とルプスは近距離で放たれたそれを上体を逸らしギリギリで回避。

そのままの姿勢で右腕をメイスから放し砲で反撃。

 

顔に命中。

少しだけ、怪物は後ずさりした。

 

生じた隙を突いてようやく懐へ辿り着き、今度は脇腹に蹴りを入れる。

さらに右手で殴りつける連撃を加えるも、やはり効果が薄い。

 

その間に射角を整えた怪物は三連装砲の2射目を放つ。密着したのが仇となり避け切れない。

飛び退いて直撃は避け、何とか致命打とはならなかったが、こうなれば完全に敵のリーチ。

 

嗤う様に唸る怪物。

まるで玩具を手に入れた子供のようにソードメイスをブンブンと振って接近し始める。

技術も何もないこの動きは一見単調だが、こうなればこちらから近づくのは非常に困難だ。

幸い足は短いため、移動速度は遅い。

…だが、対策が中々出ず、ルプスはただ後退し離れる事しかできない。

 

 

 

枷から外され高速移動で格闘戦を行う戦艦棲姫。

そしてその艤装は突如として巨大化し、バルバトス以上のパワーとタフネスを備えた。

 

吹雪達は追い詰められ、バルバトスは獲物を奪われる。

 

分割されたこの二体に、三水戦は最大の危機を迎えたのだった。






何だこのクライマックス感!?
ええんかこれ 続くのかこの話
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