今回はちゃんと元の動画要素あるから!な?な?(ヘタレ
オルガ達がてんやわんやと騒ぎながら鎮守府の門へ辿り着くと、
そこには二人の艦娘が立っていた。
「お待ちしておりましたぁ。睦月型駆逐艦、二番艦の、如月と申します」
「白露型五番艦の春雨ですっ!司令官に案内を任されお迎えに参りました」
「はいっ!特型駆逐艦!一番艦の吹雪です!よろしくお願いします!」
「俺は…鉄華団団長…オルガ・イツカだぞ…!」
「うん、よろしく」
(ピンクいの、なんかアトラみたいな声だなぁ…)
簡単な紹介を終えると、早速オルガ達はこの鎮守府の司令官のいる部屋…提督室へ向かうこととなった。
この時オルガ達は見逃していたが、
鎮守府の入り口には明らかに何かで削られた跡と共にこう書かれていた。
『イシューバエル鎮守府』
とはいえ先程から歩き詰めだったため、多少の小休止を挟みつつ、
ゆっくりと執務室へ向かう事にした。
その道中、春雨ははっと思いついたように
「そうだ!よかったらこれ、受け取ってもらえますか…?」
「最近駆逐艦の間で流行ってる…お守りみたいなものかしらぁ」
「いろんな人に配る途中だったので…ご挨拶のついでによろしければ…どうぞ」
春雨がポケットから取り出したのは、紐のようなもので作られた手作りのブレスレット。
「ありがとうございます!大事にしますね!」
吹雪はいくつかある中から水色のものを選び、
「ん…じゃあこれ」
三日月は青色を選んだ。ちなみに如月のものは白、春雨は赤である。
「あの、オルガさんは…?」
一人だけ手を付けないオルガに春雨が聞く。
「う…すまねえが俺はいい。こういうのはアンタらの方が似合ってるよ。
俺にはその…ちょっと可愛すぎる気がしてな…星とかハートとかついてるのは」
「いいじゃん別に」
それでもオルガは丁重に腕輪を断った。
三日月が手に取ったもの以外で残っているのがどれも本当に女の子向けっぽい装飾なので
貰うにもつけるのにも多少抵抗があったようだ。
さらにしばらく進み続けるといよいよ提督室が見えてきた。
「ようやくか…どんな奴がここを仕切ってるんだろうな。
それとなんだかかなり長い道のりだった気がするぜ。なぁミカ?」
先頭を歩いていたオルガが振り向くと
「じゃあ私たちはここまでです…三日月さん…また…会えますかね?」
「すぐ会えるでしょ」
「今度ちゃんとした歓迎会をさせてね?三日月さん?ね?いいでしょう?」
「いいんじゃない?」
「なんだか三日月さん、すごい気に入られましたね…」
会ってまだ間もないというのに案内役の二人に別れを惜しまれる三日月の姿があった。
(すげえよミカは…初対面の少女二人と短時間でここまで仲良くなるなんてよ…
てか普通に歩いてただけのように思えたが…わずかな間に一体何したんだ?はええよミカは…)
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「……以上が、今朝帰還した遠征の結果となります。准将」
「よくやった。今後も修復剤とボーキサイトを重点的に集められるよう指示しておいてくれ」
「かしこまりました。それと、先程の反応、もう間もなく此方に到着する頃かと」
「向かわせた監視からの報告はない…戻っては来ているようだが、さて…」
「まだ詳細な報告は届いていませんが、格納庫の異常、モビルスーツらしきものの出現から考えるに…」
扉が開かれる。
部屋へと入ってきたのは三人。そのうちの一人が背負っていた荷物を降ろし、
准将と呼ばれた男に敬礼する。
「初めまして!司令官!吹雪です!宜しくお願いし「俺は…鉄華団団長…オルガ・イツカだぞ…」
オルガと吹雪の挨拶が丁度タイミング悪く被り遮る形となる。
恐らくオルガは自己紹介をする際、
なぜかその度に瀕死の状態となるので発声にタイムラグが生じるのだろう。
が、司令官は聞いているのか気づいていないのか
「…やってくれる。それにしてもまだ生きていたとは、カルタもしぶといな」
と、座っている椅子をくるりと回転させながら呟いた。
その時、司令官の姿を見たオルガに電流が走る
「……!!」
「おや?」
「…………マクギリスじゃねえか…」
マクギリス・ファリド
ギャラルホルンの最高幹部、セブンスターズのうちの一つ、ファリド家の当主
オルガ達鉄華団の前に幾度も現れ時に戦い、時に助けた謎の多い男。
彼もまた、この世界に来ていたのだ。
そしてマクギリスを囲むように右側には提督の補佐を行う艦娘、「秘書艦」として
戦艦 長門 が立っており
反対の左側にはかつての世界でいつもマクギリスに付き従っていた補佐官
石動・カミーチェ が控えていた。
「貴様らは…鉄華団!何故ここに…!」
「よせ石動。さて…吹雪」
「はい!司令官!」
「私はこの鎮守府の提督、マクギリス・ファリドだ。
君には今日から第三水雷戦隊に所属してもらう。今後もよろしく頼むよ」
「はいっ!」
「良い返事だ。君と私たちであればいずれ、
純粋な力のみが輝きを放つ真実の世界を手に入れられるかもしれない。
今後の働きには大いに期待しているよ」
「…?はい、がんばります!」
吹雪はマクギリス提督に会えて非常に光栄だ、といった表情をしているが、
オルガは脂汗をかきながら情報を分析していた。
(よりによって最初に出くわすのがコイツかよ…正直、未だに記憶は虫食いだが
これだけはハッキリと分かる。俺らはコイツのせいでとんでもねぇ目に遭った。
だが吹雪の言が確かなら俺らという戦力は喉から手が出るほど欲しい筈…)
「ではオルガ・イツカ。単刀直入に言おう。君達も是非我々と共に戦って貰いたい」
「その様子から察するに、貴様らはここに来たばかりだろう。我らとともに来れば…」
(司令官とオルガさん、知り合いなのかなあ…でも様子が変だしここは部屋から出ておこう…)
(予想通りだ。俺達の強さはコイツらが一番よく知っているからな。だが情報が不足している。
多少無茶を言っても手は出さないだろうし、ここは交渉を長引かせて
聞き出せるだけ聞き出し、さっさとコイツの口車から抜け出すのが一番だろう)
「お前らが俺達に何したか忘れた訳じゃねえだろうな?お断りだ。どうしてもって言うんなら…」
オルガの返答が好ましくないと判断するや否や、マクギリスの表情が変わる。
そしてオルガの計算はどうやら間違っていたようだ。
「バエルを持つ私の言葉に背くとは」
「はぁ?」
吹雪が提督室から出た瞬間、突如としてマクギリスの背後の壁が崩れる。
大穴の向こうに佇む巨大な白い影。
それは原初の悪魔。
封印されしモビルスーツ。旧き英雄の掲げし錦の御旗。
―――ガンダム・バエルだ。
動画版完結したけどよ…俺は止まらねえから…
たぶん。きっと。おそらく。
にしても補完が多い?アニメ艦これがスカスカだから後はフロム脳の出番でしょ
次は戦闘回だからよ…