一周年もかける気なかったんでどんどん進めていきたいから初投稿です
てかほんとサボってるな すすめるようがんばる・・・
後タイトルはこれ(正直な気分)しか浮かばなかった
クソアニメなんてダイッキライ!
暗く冷たい、とある海の底。
闇の中に佇む少女は、配下の者から、ある作業の進捗を聞いていた。
≪ヲッ≫
「そウですカ。『回収』はこチら側が。アレは『出す』の二苦労しマしたかラ」
恐らく棒状の巻貝を模したものだろう通信機を顔の近くで退屈そうに眺める白い少女。
話し相手は、この頃次々と幹部級が倒されている影響からか、
比較的偉いという理由で選抜された空母ヲ級。
≪ヲ!ヲヲ!≫
「…へえ。おマけつキ、でスか。そレハいいデすネ!」
地上に住まう艦娘達には鳴き声にしか聞こえないその言語は、
少なくともこの白い少女には普通に聞き取れるようで、内容は複雑そうだ。
≪ヲッ≫
「分かリまシた。でハ運んダ物ハ所定ノ場所二。
あなタ達ハそのまマ、次がドコでも行けルよウにしテ下さイ。追っテ指示ヲ出しまス」
≪ヲーッ!≫
そして通信を切り、白い少女は静かに独り嗤う。
「…さアて、もウ少しデ分かルと思うンでスが。
次ハドコに行くンでスか?テイトク、そレに……
少女はただ遥か遠くの海面を見上げ、進む準備と整う条件、その二つに胸を躍らせる。
「我々は、欧州へ往く」
俺らを提督室へ集めたマクギリスは、開口一番そう言い放った。
「欧州…っつーと、名瀬の兄貴達が来たとこか」
「…突然、どうしたのですか?提督」
「「…………」」
ミカは興味なさそうに地球ヤシをほおばり、大淀は戸惑う。
マクギリスの横の長門と石動も互いに目を見るあたり、こいつらも事前に何も聞いてないらしい。
「言葉にすれば、大した話ではないのだがね。欧州が深海棲艦に制圧されているという話は、
以前にタービンズからの情報で知っているだろう。それを我々で奪還する。単純だろう?」
「んな、急に…」
「勿論、今すぐという訳ではないさ。その為の準備として、強力な戦力を手に入れる必要がある」
「戦力?他所かどっかにそいつがいるってか」
「その解釈で概ね相違ない。明日、欧州奪還の為にまず拠点MOを攻略の為、
トラックと呼ばれる泊地へと向かってもらう」
とある基地、という言葉がひっかかったのか、傍で聞いていた石動の表情が険しくなる。
「准将、アレはまだ安全かどうかが不明瞭かと。
過度な刺激を与えてしまい、以前のようになる可能性も…!」
「問題ない。それにもう、頃合いだろう。オルガ団長、
あえて詳細は伝えないでおく。その場所に何があるかは、自身の目で確かめてほしい。
今日はこのまま普通に吹雪達と哨戒に当たってくれ。以上だ」
「……は?」
相変わらずこいつのいう事はさっぱり分からねえ。まったくピンとこねえ。
が、現状俺とミカがこうして吹雪達といられんのもこのお飾りみてえなマクギリスあってだ。
それに明日向かう前哨基地に俺らが見るべき何かがある。そいつは今まで伏せられていた情報だ。
先日のMA戦から、いつにもましてプラモいじってばっかのこいつを、
いっぺんブッとばすかどうかはそいつを見てから判断することにすっか。
それからしばらくして、吹雪達と哨戒任務。
適当な海をぶらついたところ、敵と遭遇。
日頃相手にしてる連中や、この間出たMAに比べりゃそれこそ屁みてぇな雑魚だ。
『ダメージの質が違うんですかねぇぇ~~…?ルプスにしても動作に影響が出てるし、
幾ら修復材ぶちまけても!まるで!直る気配が!無いんですよぉおお!!』
(バエルは最優先でバカみてぇな量を一度にひっくりかえして即座に修復させられた)
と顔を真っ青どころじゃないような色に染めた明石が叫んでいたが、
昨日ようやく直ったバルバトスの試運転もかねても丁度いい連中。
の、はずだった。
「バァァ―――ニングゥ!!ラァ――ブ!!」
高速で前進する勢いを乗せた、金剛の砲が敵の軽巡級に直撃。派手に弾け飛ぶ。
「イエーィ!」
≪へー。んじゃ、俺も≫
『勢いよく倒す』ってのをやってみたかったのか、ミカも釣られて駆逐級に接近。
そいつを真横から蹴り上げ飛ばす。この時点で相手はへの字に歪んだ。
んで、次にルプスは両腕を構え、砲撃。駆逐級は数発食らい空中でバラバラとなる。
「皆さん、あんまり無茶しないでくださいね?明日はMOを攻略しに行くんですから」
「そうね!明日はもっと素敵な北上さんが…」
≪…あ?≫
「いや…なんでも…ない…わ、です…」
「あははー。大井っちどうしたのー」
(よっし!この調子なら大丈夫そう。三日月さんの調整もかねての哨戒。
まさか敵に遭遇すると思ってなかったけど。ちゃんと私達もしっかり戦えてるし…)
「邪魔よ元戦艦!」
「へ?」
吹雪が後ろで騒いでる二人を見やる。ああ、大井は前にやらかしたのを制裁したから大人しいが、
こいつらは……やっぱ難しそうだな。
「五航戦如きに譲る進路はありません。
貴女がかつての本気をみせてくれるのなら、話は少し違いますが」
「なっ…レベルダウンはアンタも一緒でしょ!ええい!とにかくいただきっ!
見てなさい、私の艦載機だって……」
瑞鶴が加賀を押しのけ、弓を構えた時だった。
「っ!!瑞鶴さん!10時と3時の方向!!!」
「えっ?」
「ッチ!」
≪チィッ!!≫
隠れていたやつがいたんだろう。突如現れる、二方向からの魚雷。
どちらも瑞鶴への直撃コースだったのを防いだのは俺ではなく。
「三日月さぁーん!!!」
「加賀…?!」
「ミカァ!?」
魚雷を浴びたのは、加賀とミカのバルバトスルプスだった。
幸い、加賀のほうは大破状態で持ちこたえ、一見大した傷がないように見えるルプスは…。
「加賀さん!?三日月さん!!大丈夫ですか?」
「…辛うじて。そちらは」
≪ちょっと待って。…あ。
なんか、バルバトス動かなくなった……≫
「はぁ!?せっかく直したばっかだってのによぉ、ミカ…!」
ルプスの肩が開き、煙を吹きだす。多分だが、ダメージの蓄積がまだあって、
そいつが魚雷の直撃でもっぺん表に出たってとこか。…こりゃ、明石の奴がまた死ぬな。
「…本当に、そうお思いなのですか?提督」
「ああ。恐らく、我々の動向がどこからか漏れたようだ。
少なくとも君ではないと思いたいがね。長門」
相も変わらず、このごろの提督はプラモを作る手を止めることなく話をする。
だが、『内通者がいる可能性がある』というのは確かに予想していなかった事態だ。
「確かに、W島奇襲の失敗、昨今の深海棲艦の異様なまでの進化のスピードは納得が行く。
しかし……」
一体どこの誰がどのように、と思った瞬間、背後にある提督室のドアからノックが聞こえた。
「…入りたまえ」
提督の一声で駆け込んできたのは石動。どうやら緊急の報告のようだ。
「准将!緊急の報告です。先ほど哨戒に出ていた第五遊撃部隊が接敵。
正規空母加賀が大破。バルバトスが故障!」
「何…?分かった。ひとまずバルバトスの修理を最優先しろ」
「…提督…まぁ…何となくそう言うと思っていた…」
最近の提督は…モビルスーツの重用具合が、あの一戦以降ますます増えているような…。
何とか苦労して大破した加賀さんと動かなくなったバルバトスを運んで港に帰還。
三日月さんはそのまま機体ごとドックのほうへと回され、オルガさんもついていく。
一方の私達のいる方では、途中で送った知らせが届いている証拠なのか、
長門さんや利根さん達が出迎えてくれていた。
北上さんと大井さんに運ばれていく加賀さんをみんなは心配そうに眺める。
「加賀さん…」
「痛そうなのです…」
「…お前ともあろうが、派手にやられたな」
「すみません…私、旗艦なのに…」
「……いえ、遭遇戦は事故のようなもの。そこで出過ぎて被弾した。面目次第もありません」
謝る加賀さんを見た瑞鶴さんは一瞬睨むも、すぐにそのあと悔しそうに拳を握る。
昔の瑞鶴さんは凄かった、っていうのはたまに聞いてるし、
自分でも今こうなっているのにはかなり気にしてるんだろうなぁ…。
「ッ……私だって…いや…悪いのは私なのに…なんで…アンタ…!」
「ヘーイ、エブリバディ。落ち着きまショーウ。被弾したのはバッドラックだけドー。
高速修復材を使えば、お湯が沸く前にティータイムは終わるネー」
「すまんが、それは無理じゃな。先日といい今回と言い、モビルスーツが壊れすぎた。
ついさっき、最後のバケツがバルバトスに使われたところじゃ」
「そんなぁ!?じゃあ、明日の作戦は加賀さん無しで…?」
「心配するな。被弾の知らせが来た時点で間に合わない事は想定していた。
…このごろの提督はとにかくモビルスーツ優先で修理補給をしているからな」
「そこで!今回の助っ人がこちらじゃ!」
利根さんが称えるように両腕を右へ向け手をひらひらと動かし、
その右側の場所にいた長門さんが移動。
いつからか、あるいは最初からか、真後ろの陰にいた白髪の艦娘が姿を現す。
「ど、どうも…」
「…翔鶴姉?なにしてんの…?」
「なんか…流れで…」
慣れない登場のしかたで恥ずかしそうにしている翔鶴さんがそこにいた。
「という訳で、明日の作戦は加賀に代わり、翔鶴と共に出てもらう。異論はないな?」
「…構いません。五航戦だけでどれだけ使えるかは知りませんが、無いよりかはいいでしょう」
「はい。一航戦の先輩の代理、恐れ多い栄誉です。精一杯務めさせていただきます」
「よし。今のうちに連携の確認等をしておけ。以上、解散!
加賀はすぐに入渠しておけ。昨日被弾した赤城がお前のことを待っているぞ」
「っ!わかりました。すぐに行きます!」
赤城さんと入渠中という事を知るや否や、そのまま加賀さんは全力で走っていきました。
なんか…全然元気そう…。そしていいなあ…私も赤城さんと入渠してみたいな…!
「…あ、そうだ。じゃあ私はオルガさん達のほう見てきますね!翔鶴さんの事伝えなきゃだし!」
「やめといたほうがいいよー?ほら、明石さんがー」
「……あー…あぁ~~~…」
…うん。細かい事は出撃前に言うくらいで…いいかな…。もしくは今度会った時…。
「ヴォエエエエエエッ!!!オォェエエエエッ!!!」
「…なんか、ごめんなー?ぁぅぁあうぁう…」
別れた吹雪達のほうは盛大な出迎えがあったようだが、こっちは大変な事になっている。
今現在、ショックで吐き出してる明石に、ミカが襟首を掴まれて揺さぶられてやがるからだ。
「げっほごほ…うっおぇえええっ…なんでぇ…直したんですよぉ…苦労して…。
なのに三日月君…なんでごっほげほがほっ!うぶぇえええ……」
「ま、まあ…今度こそ直ったみてぇだし、今日はこのへんにしといてくれよ」
「バケツは全部なくなりましたけどね!!?ほんと…もうこんなしょっちゅう壊さないで…」
「………」
「 返 事 は ? ! 」
「あ、うん…」
本当に頼むからね、と言い残し明石はふらふらとおぼつかない足取りで工廠へと去っていった。
最近は整備の手際もよくはなってきているが、やはり尋常じゃなく負担がかかるらしい。
…そのうち刺されたりしねえだろうな?
「はぁ…勘弁してくれよ…。
ミカ、たまにはその辺も気ぃつかってやんねえと、危ねぇな、こりゃ」
「だね…オルガ…今日は俺…もう寝とく…」
「明日はどっか攻略しにいくみてぇだし、そうしとけ。
俺は吹雪とかに作戦内容の確認に行く。んじゃな」
「んー……」
疲れ切ったミカを見送り、俺はとりあえず吹雪を探しに鎮守府を歩き回る事にした。
こいついつもさぼって腕鈍らせてんな
今回は改変もしにくいし けど「あいつ等」はまだだし 大分手の凝った工事になる・・・