fate/apocrypha Dark 作:仮面ライダー ダーク
いやもうどのくらい投稿してなのか覚えてないですw
色々ありました。学校生活とかで全然やれませんでした。
まあお詫び等はあとがきってことで
本編をどうぞ
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。手向ける色は
『黒』」
日本の新宿という都市。赤い何かの魔法陣が床に書かれた一室で、軽薄な格好の優男がその魔法陣に掌を向けていた。
「降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
男の傍にはあられもない姿の女がいた。その理由は、男が唱えてる
「
その女は望んでいた、死にたくないと。生きたいと。
女はこの優男、相良豹馬から教えられるまで知らなかった。自身が暗示にかけられていた事、この儀式の為に利用されたという事、同棲していた事に愛は無かった事。
そしてその時は訪れる。
「告げる。汝の身は我が元に。我が命運は汝の剣に。聖杯の寄るべに従い、この意この理に従うなら応えよ」
男の前にある魔法陣は輝きを放ってきた。
「誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」
魔法陣から強い風の様なものが出て、家具が少し揺れていたりしている。
「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
魔法陣から更に強い風が吹いて、やがて人型の影が見れる。
男の前に現れた英霊は、少女だった。
人前に出せない様な際どい服装だが、腰には幾本の刃物を装備してる。
銀色の髪。とても綺麗と言えるトパーズアイ。そしてマスターになった証として召喚した英霊のステータスと真名が頭の中に入る。
「あ?何だこの餓鬼…まさか失敗したか?」
ステータスと自身の中にある常識を照らし合わせ、聖遺物の持ち主通りの英霊か確認する。その間にもこの男の後ろでもう一人の英霊が居る事も知らずに。
「…あなたが
少女の英霊が優男に。いや、生贄の予定だった女に問い掛けた。女、
「おい待て、お前のマスターは俺だ。、まさかそんな事も分からねえ訳じゃねぇだろうな」
男は右手にある
「ねえねえ。あなたが
「この餓鬼……!!」
男は無視された事に怒り、英霊である少女に手を上げようとした。だが男の手は少女に当たる事は無かった。何故なら。
「全く、何処の世界もどこの時代の人間も醜いものだな」
男の後ろにいるもう一人の英霊が、まるで切れて間もない男の右手を持っていたのだ。
「あ?……ああああああああああ!」
男は振り下ろした後の自分の腕を見て、手首から先が無い事を自覚し痛みに苦しむ。
「そう騒ぐな。これくらいの痛み魔術師からすれば掠り傷程度だろう」
黒いパーカーに同じ材質の黒いズボン。パーカーの下に着ているシャツさえも黒いこの英霊は男を蹴ってどかし、玲霞に自身のパーカーを着せる
「すまないが暫くこの服で我慢してくれ。」
「……貴女は何者なの?」
玲霞は黒いこの英霊に問いをかけるが、男は少し考えてこう言った。
「すまんがその話は後にしてくれ。それよりもあんたには色々教える事がある。」
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どうして 何故こんなことに
「……聖杯戦争……ね」
「俺からはこれくらいしか言えない。後はそこの魔術師に細かく聞いてくれ」
何故 俺の英霊が二人いるんだ?
何故俺は 女に怯えなきゃいけないんだ
俺の 右手は どこに行った?
「ねぇ
今なんて言った?殺す?誰を?
「駄目よまだ。聞いておかなきゃいけない事がいけ沢山あるの」
「ヒギ……!」
まさか……俺のことか‼
ふざけるな。俺はこんな所でくたばるなんてまっぴらだ。
女が近づいてくる。嫌だ。来るな。来るな。来るな!
「教えて。聖杯の事、戦いの事、何もかも。
ユグドミレニアの魔術師さん」
結局俺は 全てを話した
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「もういいの?」
少女は令呪が右手に宿った玲霞に聞く。それに対し頷きで返す。男はそのやり取りで自分に起きる事が分かったらしく、怯えるのだった。
「……それで?貴方は何者なの?」
玲霞は黒ずくめの男に聞いた。マスターになった玲霞からすれば真名は少女のしか分からないので聞くしかなかった。
「ん?俺は
アヴェンジャーはそう答えたが、玲霞からすれば違う意味の問いなのでもう一度聞く。
「そうじゃなくて、貴方は何処の英雄なのってことよ」
「ああそういう事か」
アヴェンジャーは窓の外から街を見ながら自分の事を話した。
「俺は……只の人間が復讐心で別次元の人間と合成された、反英霊なのさ。英雄でも何でもない」
玲霞はその言葉をよく理解出来なかったが、アヴェンジャーの言葉に嘘がないと感じた。
アヴェンジャーのステータスは出来上がり次第投稿します。
更新が遅れて申し訳ないです。
こんな作品でも読んでくれれば嬉しいです。
ではまた次回