けものわーるど   作:Nyarlan

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第十五話 クーの冒険

けものわーるど 15話「クーの冒険」

 

「うー、ここにはないなー……」

 

 みずが入らないように耳を伏せながら、あめの中へ戻る。

 あたりの建物はどれも同じように見えて、どこに『おくすり』が置いてあるのか、さっぱりわからない。

 だから、入れそうなところにはできるだけ入って確かめてみる。でも、見つからない。

 

「ここにもない……」

 

 にーちゃが家に帰ってきた音をすぐに聞き分けられる自慢の耳も、にーちゃがごはんを用意してくれてるのが分かる鼻も、今はどっちも役に立たなかった。

 それに、『おくすり』はあんまりニオイがしない。

 

「ここには――ひゃっ!」

 

 入り口の開いてるところへ顔を覗かせた瞬間、かみなりの音が響いて思わずちぢこまる。シーザーほどかみなりは怖くないつもりだったけど、お外で聞くとやっぱりびっくりする。

 

「こわくない、こわくない……」

 

 あらためて入り口から中に入って、水と怖さを一緒に振り払うように全身を震わせてから辺りを見渡した。

 でもここにあるのはニンゲン用の毛皮の『ふく』ばっかりで、おくすりらしき箱は見えなかった。

 

「うー、ここにもないなぁ……」

 

「――なにがないんだ、お嬢さん?」

 

「ぴゃっ!?」

 

 後ろから聞こえてきた声に思わずその場で飛び上がってしまう。

 そのまま反転して声の方へ振り返ると、そこには大きな耳をピンと立ててこっちを見ているニンゲン……じゃなくて、ニオイからしてイヌの子がいた。

 

「おっと、驚かせちゃったか。ネコの連中はこの雨でみんな引きこもってる中で駆け回ってる姿を見かけて気になってな」

 

 入り口にもたれかかっていたイヌの子はそう言って笑みを浮かべると、中に入ってきて体を振るって水を飛ばした。

 

「……っと、失礼。いや、ホントに嫌な雨だなこりゃ」

「ええと、クーに何か用?」

 

 そう聞くと、イヌの子は少し笑って首を横に振った。

 

「警戒させたみたいで悪かった。別に何もないさ、さっきも言った通り見かけて気になっただけだ。……っと、オレはジョン。ただの雑種犬さ、ただし父は血統書付きのシェパードらしいぜ」

 

 そう言って、ジョンは顔を近付けて匂いを嗅いできた。

 ……怖い子じゃなさそう。

 

「それであー、クーは何を探してたんだ? こんな土砂降りの中」

 

 その質問にハッとして、ジョンの両肩を掴んだ。

 

「そうだ、ジョンは『おくすり』がどこにあるのかしらないかな!? ずっと探してるのに見つからないの! あめは、冷たいしかみなりは怖いしでもう参っちゃって……」

「ちょっ! 待て待て落ち着け、揺らすな!」

 

 

「なるほど、クーの飼い主がこの雨でブッ倒れたからクスリを探しに来たと。はぁー健気なもんだ……それに羨ましい話だ」

「羨ましい?」

 

 そう聞くと、ジョンは遠い目をしながらため息をついた。

 

「いいや、この辺じゃよくあることさ。飼い主たちがオレを置いてどっか行っちまった。こちとらずーっと待ってたのに帰ってこねーモンだからこうして家出しちまった訳よ」

「そうなんだ……でも、ニンゲンはみんないんせき? が怖くて隠れただけで、それがなくなったからそのうち帰ってくるらしいよ」

「……そうなのか? それじゃあ、後でちょっと行ってみるかね。ああそうだ、クスリ探してんだったな? 飼い主が散歩のついでに寄る場所に置いてあると思う、時々持って出て来てたからな」

「ホントに!? 助かったよ、もう全然わかんなくて……」

 

 ジョンに会えてほんとに良かった、ひとりじゃ絶対見つからなかったよ……。コレでにーちゃが元気になる!

 

「いいって事よ。そんじゃあ、そのクスリがありそうなとこまで連れてってやるよ。どうせ暇だしな」

「ありがとう、お願いね!」

「おう、任せとけ!」

 

 尻尾を振りながら歯を見せて笑うと、ジョンは意気揚々と雨の中へと踏み出して行った。その背を追って一緒に飛び出す。

 さっきまでは冷たくて嫌だった雨も、今だけは気にならなかった。

 

 

「ジョンのかいぬしさんはどんなニンゲンなの?」

 

 雨の中を歩きながら少しだけ気になった事を聞いてみると、ゆらゆらと揺れるジョンのシッポがまた少し強く揺れた。

 

「お? うちの飼い主か、まあ普通の女の子だ。アイっつってな、オレがチビの頃から一緒なんだ。毎朝散歩してくれるのは嬉しいンだけど、すっトロくて鈍くさいしグイグイ引っ張ったらコケそうになるから気を遣ってしゃあないんだわ」

 

 そんなことを言いながら、ジョンのシッポはブンブンと揺れてる。

 声も弾んでいて、アイちゃんがとっても大好きなのが分かった。

 

「ジョンはアイちゃんが大好きなんだね!」

「まあな。アイの両親は全然家に居ねぇからよ、代わりにオレが護ってやらねぇと駄目なんだわ。……置いて行かれたけどな」

 

 ジョンの尻尾は揺れを止め、力なく垂れ下がった。

 

「いや違う、アイはオレと一緒に残ろうとした。けど、アイの両親はアイを強引に連れて行っちまったのさ」

「…………」

 

 ぎゅっとジョンのこぶしが強く握られる。なんて声をかけてあげればいいのかなって迷ってると、ジョンは気まずそうな顔でこっちを振り返った。

 

「……そうだ、『いんせき』とやらがニンゲンたちが隠れた原因なんだっけか? それってどんなものなんだ?」

「あ、うん。えーっとね、昨日にーちゃに教えてもらったから知ってるよ。クーやジョンがニンゲンになる前、お空がピカってひかったでしょ? あれはおっきな石がお空から落ちてきてたんだって」

 

 そう答えると、ジョンは目を丸くした。

 

「でっかい石が降ってくる? はー、それは確かに大変だな」

「だよね。そのいんせきが普通じゃなかったから今みたいになってるけど、ホントだったら落ちてきた石がぜんぶ壊しちゃうはずだったんだって、おうちもニンゲンや動物のいのちも、ぜんぶ」

「そりゃ、おっそろしい話だ。そうなってたら、オレもアイも……」

「うん、すっごくこわい。でね、ニンゲンはみんな地面の下にあるとっても頑丈なおうちに隠れたんだって。そのおうちはニンゲンが少しでも入れるようにニンゲンだけしか入れてもらえないって」

 

 だからシーザーもジョンも一緒に連れて行ってもらえなかったんだって思うと、ちょっと悲しくなる。

 

「……ああ、それでか。それなら、オレを置いてアイを連れてったアイツらは正解だな」

 

 そんな事を考えていると、ジョンは納得したようにそう言った。

 

「え?」

「だって、そこへ逃げ込めばアイは助かるんだろ? それだったら、それは正しいことだ。アイツらはアイを幸せにする義務があるし、オレもアイを護るのが仕事だからな」

 

 そう言って、ジョンは誇らしげに笑って見せた。でも、にーちゃが同じようにクーを置いて出ていったら、悲しいとおもうな。

 

「……うーん、そうなのかな」

「ああ、そうだともさ。それによ、アイたちは帰ってくるんだろ? だったらなんの問題もない……っと、ここがそうだな」

 

 そう言ってジョンが指し示した先には、一つの建物があった。

 

「やった、ここに『おくすり』があるんだね!」

「多分な……っと!」

 

 嬉しくてジョンに抱きつくと、驚きつつも抱き止めてくれた。

 早くおくすりを見つけて、にーちゃに飲ませてあげないと!

 

「本当にありがとう! じゃあ、探してくるね!」

「ああ、気を付け――っ!」

 

 建物へ入ろうとしたとき、ジョンの顔が突然こわばる。

 

「どうしたの?」

「――早く入って扉を閉めるぞ。オレも入る」

 

 慌てた様子のジョンに肩を押されて建物へ入る。どうしたんだろ。

 真っ暗な建物の中へ入ると、ジョンはゆっくりと入り口を締めた。

 

「……風上の方、アレのニオイがしたんだよ」

「えーと、『アレ』って?」

「お前もここに来るまでに見たこと位あるんじゃないか? デカい一つ目の変なバケモンだよ、アレのニオイがした。それに微かだが足音も聞こえて来る。クソ、多分こっち来てんな」

 

 耳を澄ませてみると、あめの音に混じって微かにがしゃがしゃ変な音が聞こえてくるのがわかった。

 それに、少しずつだけど嗅いだことのない、嫌なニオイが風に乗ってやってきたのも気づいた。

 

「……念の為、通り過ぎるまで息を潜めるぞ。アイツらはオレたちを狙ってくる、見つかったら厄介だ」

 

 息をひそめて入口の陰に隠れていると、じわじわ音が近付いてくる。がしゃがしゃとうるさい音は建物のすぐ近くまで寄ってきた。

 足音はそのまま入口の近く、壁を隔てたすぐ横まで来たかとおもったら、ピタっと音が止んだ。

 しばらく無音が続いて、思わずジョンと顔を見合わせる。

 

「なんだ? 急に止まっ――」

 

 様子を伺おうと、物陰からそっと覗き込もうとした、次の瞬間。

 耳が壊れそうなほどの大きな音がして――気がつけば、体が空を飛んでいた。慌てて腰をひねって全部の足を伸ばす。

 

「ぐあっ!」「……よっ、と!」

 

 色々なものが散らばった地面に、しっかりと着地する。

 そうして、壁があった方へ目を向けると……そこには『くるま』があった。ほら、あの、『ビョウイン』へ行くときに乗せられるの。

 でも、おうちの窓から走っているのを見かけるものとはぜんぜん違った。動くときに回る丸いやつの付け根が伸びて足になってる。ぴかぴかと夜に光る目はついてなくて、代わりに大きな目玉が一つだけあった。

 しかもくるまのとは違う、嗅いだことのない嫌なニオイがする。

 

「クソッ、今までは物陰に隠れるだけでやり過ごせたのにっ……! どうしてバレたんだ!? しかも、出口が……!」

 

 起き上がったジョンが目を見開く。車のオバケは入り口のすぐ横の壁を壊して入ってきた。奥の方には出口はないみたいだし、完全に追い詰められちゃった……? ど、どうしよう!

 チーちゃんが見かけたってヤツよりずっと大きいし、にーちゃが食べられかけたやつくらい大きいのかも。

 

「戦える大きさじゃねぇぞコレ、どうにかして逃げないと……」

 

 すぐ横までやってきたジョンはガタガタ震えながら言う。そうは言っても、横をすり抜けるにはせまいし、今もオバケはジリジリと少しずつこっちに近づいて――足をぐっと屈めたのが見えた。

 

「■■■――!」

「――危ないっ!」「うおっ!」

 

 とっさに体ごとジョンを突き飛ばして跳ぶ。すぐに後ろで色々な物が壊れる音がした。ジョンと一緒に地面から起き上がって振り返ると、車のオバケがさっきまでいた場所に突き刺さってる。

 これでオバケが塞いでいた外への逃げ道ができた!

 

「突っ込んで来やがったか……! わりぃ助かった、逃げるぞ!」

 

 そう言ってジョンが掴んだ手を振りほどく。

 

「何やってんだ!? 早く逃げないと――」

「ジョンは先に逃げて! クーは、おくすりを探すから、じゃなきゃにーちゃが元気にならないもん!」

「はぁ!? こんな時に何を言っ……クソッ、しゃーねぇなぁ! おいこらバケモノ、相手してやらァ!」

 

 ガシガシ頭をかいて、ジョンはオバケに向き直ってそう叫んだ。

 

「ジョン!?」

「コイツはオレが引きつける、クーは早くクスリを探せ……おい! こっちだっつってんだろ!」

 

 でもオバケはジョンを完全に無視してこっちを見てる。ジリジリと距離を詰めて来るオバケから目が離せない……これじゃおくすりを探せないよ!

 

「こっちを、向けっ!」

「■■■■■――!!」

 

 ジョンが後ろから飛びかかってオバケの背中に乗ると、オバケは大きな叫び声を上げて暴れた。

 

「この……うあっ!」「ジョン!」

 

前足をバネにして大きく跳ね上がる怪物に、ジョンの体が跳ね飛ばされる。外の濡れた地面に叩きつけられたジョンに駆け寄った。

 

「だいじょうぶ!?」

「……わり、全然引き付けられてねーわ」

「ご、ごめんなさい、クーのせいで……」

「いいって、オレがお前の立場でも同じ事したからな。それより、来てんぞ……クスリ探すならまずコイツをどうにかしなきゃな」

 

 ジョンの体を起こして振り返ると、オバケは壁を壊しながら外へ這い出して来る所だった。そうだ、このオバケが近くに居たんじゃ、おくすりを探す余裕なんてない。どうしよう……!

 這い出して来たオバケは相変わらずジョンを無視してこっちをじっと見てる。

 何を考えてるのか全然わからない大きな目が、とても怖い。

 

「しゃあねぇ。イチかバチか、やってやろうじゃねーか」

「……二人だけで、できるかな?」

「わかんねぇ、だけどあいつはどうもお前にご執心だ。お前がヤツの気を引いて、後ろから俺が叩く……それでいいか?」

 

 どうしてオバケがこっちを狙うのかはわからないけど、今はそれしか思いつかない。

 

「……うん! あ、オバケは体の中に『石』みたいなのがあって、それを壊せばやっつけられるってにーちゃが言ってたよ!」

「なるほど、弱点があるんだな。わかった……っ来るぞ!」

「わっ、と!」

 

 飛びかかって来たオバケをジャンプで避けて壁を蹴る。ジョンが避けた方向と逆に着地すると、オバケはやっぱりこっちを向いた。

 

「今だよ!」

「よし来た! らああああああ!」

 

 高く跳び上がって光る手を大きく振りかぶるジョン。

 ジョンの攻撃が決まると思った瞬間、オバケが急に前足を跳ね上げて立ち上がった。ジョンは、急に距離が近づいた大きな背中に弾き飛ばされてしまう。

 ジョンの体は小石みたいに弾き飛ばされて、すぐに地面に叩きつけられた音が聞こえる。

 

「ジョン……ひっ!」

 

 ジョンに気を取られていると、オバケが振り下ろした前足が目の前に迫っているのが見えた――避けられる距離じゃない。

 思わず縮こまって、ギュッと目をつぶった。

 

「■■■■■――!?」

 

 でも、攻撃はなかなか来ない。恐る恐る目を開けると、オバケは前足を振り上げたまま固まってる。

 よく見てみると、透明の壁がオバケの攻撃を止めていた。

 

「……全く、自動車を真似るなら変形の一つもするべきだろうに。浪漫と言うものをわかっていないエイリアンだ」

 

 後ろからの声に振り返ったら、二人のヒトが立っていた。ニオイからすると一人はニンゲンのおねーさんで、一人はカラス、かな?

 でも、チーちゃんや道中で見たカラスの子達とは見た目が違う。胸元に白いふわふわしたのが付いてるし、へんな帽子被ってるし。

 

「いや、擬態はしてるけどアレ別に機械生命体とかじゃないでしょ。それよりキン、さっさと仕留めるわよ。ほら、急急如律令(はやくして)!」

「全く、式神使いの荒い主様だ……っと!」

 

 カラスの子はすごい勢いで飛び上がって、目にも止まらない速さでオバケの上まで移動した。チーちゃんより早い!

 上を取られた事に気付いたオバケが前足を振り回すけど、カラスの子はそれをひょいと避けたり、手に持った棒で弾いたりと防ぐ。

 

「■■■!」

「さて、核は……そこか」

 

 そうつぶやいたカラスの子は、前回りしながら急降下してオバケの背中を勢いよく蹴りつけた。

 

「■■■■■―――!!」

 

 背中から爆発したみたいに虹色のキラキラを撒き散らしたオバケは、背中に乗ったカラスの子を振り落とそうと大暴れする。

 でも、カラスの子は全然振り落とされない。

 

「見つけた」

 

「■■■■■■―――!!?」

 

 キラキラが飛び散る中、カラスの子が背中から何かをもぎ取った途端に、オバケは大きな叫び声を上げて粉々に砕け散った。

 キラキラがその場から消えると、カラスの子はおねーさんのところまでカツカツという変な足音を立てながら歩いていった。

 

「調伏完了だ、ご主人」

 

 カラスの子はそう言って、何かをおねーさんへ差し出す。

 

「ご苦労さま。……さて」

 

 それを受け取ったおねーさんはこっちへゆっくりと近づいて来る。

 

「災難でしたね、お怪我は……特になさそうで良かったです」

 

 おねーさんはホッとした様子でそう言った。

 ……そうだ、もう少しでオバケの大きな手でぶたれる所だったんだ。あんな大きな手でぶたれたらきっと大怪我をしてた。

 そう思うと急に怖くなる。

 

「ううぅ……もう駄目かと思ったけど、なんか透明な壁のおかげで助かったよ。あれ何だったんだろう?」

 

 その場にへたりこんで居ると、おねーさんは手を差し伸べてくれた。その手をとって立ち上がったとき、まじまじと眺めてふと気がつく。

 こんな雨の中でも濡れていない。じっと眺めてみると、まるで避けるように雨が動いていて、とても不思議だ。

 見とれていると、おねーさんは説明をしてくれた。

 

「あれは結界と言います。まあ、普段ならばあのように物理的な干渉まで出来るものでは無いんですけどね」

「けっかい……ひょっとして、おねーさんが助けてくれたの?」

 

 そう聞いてみると、おねーさんは笑顔で頷いた。

 

「ええ、そうですよ。それより――」「ありがとーっ!」

 

 思わず飛びつくと、びっくりしながら受け止めてくれる。

 身体を離すと、おねーさんの白い服に水のシミがぐっしょりとついていた。あれ? 雨には濡れてなかったのに……。

 

「ご、ごめんなさい」

 

 慌てて謝ると、おねーさんは苦笑いして首を振った。

 

「いえ、構いません。……それより、聞きたいことがあります」

 

 こほん、と一つ咳をすると、おねーさんは真面目な顔になる。

 

「申し遅れました、私は宮内庁の者です。急な話で申し訳ありませんが、こういう『石』をお持ちではないですか?」

 

 そう言って、キラキラした大きな石を取り出した。

 それは、おくすりを探しに出る前、シーザーから渡されたおまもりにそっくりだった。


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