京太郎「ミーはおフランス帰りざんす☆」   作:狗頭郎

8 / 13
気がつけばUAが10000を越えました。感謝、感激、雨、嵐ですわ。
これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。

タイトルは『結果は手段を正当化する』。日本語的には『嘘も方便』でしょうか。
この場合の結果は、良い結果の事だけを指し、決して結果のためなら何をしても良い、という意味ではないらしいです。
まぁ今回は誤った意味の内容ですけどね。


08 La fin justifie les moyens.

 

 

 

『京太郎、どうしてそう役満ばかり一生懸命覚えてるんですか?

 まずはもっと基本的な事の勉強をしてくださいよ』

『だってさー、点数計算とか覚えるの面倒すぎるよ。頭がこんがらがっちまう。

 それに、何か役満の名前って必殺技みたいでカッコいいじゃん?

 ほらコレ。日本語で言うとめっちゃカッコよくね?俺もこういう人間になりてーわ』

 

手牌の影響からか、懐かしい話を思い出しました。

あれは、私が麻雀を始めたばかりの頃だったでしょうか。

結局、あの頃の京太郎は役満くらいしか覚えてくれませんでした。

 

そんな役満の中でも、京太郎が特に好きだった役がそれでしたね。

中国漢時代の三傑。サイコロと麻雀の始祖として、台湾で博徒の神と崇められる英雄の異名。

【他に比類なき者】。まさに京太郎そのもののような役。

 

「ツモ、国士無双。役満だ」

{一九①⑨19東南西北白發中} {中}

 

残念、殴り合いは私の負けですか。

いや、ガチでやれば1発でミンチですけどね、私が。STR16をナメてはいけません。

 

京太郎の行った役満プンリー。愚行も愚行です。普通ならそんなバカな勝負には乗りません。

鳴きでツモ順をズラしていれば私の勝ちでしたし。

 

ですが、逃げるわけには行きませんでいた。

やっと、京太郎が本気になってくれたんですから。

 

しかしお尻をペンペンですかぁ。後ろからパンパンならバッチコイなんですけどねぇ。

痛いのはイヤですが、上手いこと責任を取ってもらう方向に持っていきましょう。

 

などと考えてた矢先、突如部室に乾いた轟音が響いた。銃撃でしょうか?

懐かしいですねぇ。ヨーロッパの賭場を荒らしていた頃は良く聞いてました。

 

まぁそんな物騒な事がこんな場所で起こるはずもなく、正体は京太郎が雀卓へ突っ伏した音です。

なかなかの勢いだったようですね。牌が雀卓だけでなく、床にも飛散してます。

 

「京太郎!?おい、しっかりしろ!」

「大丈夫ですよ智葉。少し気を失ってしまったんでしょう」

 

だからさっさと京太郎の肩から手を離しなさい、このデコメガネ。離れろデコメガネ。

 

なまじ能力を律してるのがダメなのでしょう。いざ本気を出すと負荷で気絶してしまうのは。

最初は私も驚きましたがもう慣れました。

それでも心配ではありますが、それだけ本気になってくれたことを嬉しくも思います。

 

やっと、彼と対等になれた気がする。

これを機に、もっと麻雀に興味を持ってくれるとなお嬉しいのですが。

 

「…んぁ?あれ、もしかして俺、気ぃ失っちまったのか?」

 

その後5分もしないうちに京太郎は意識を取り戻しました。

相変わらず回復が早いですね…。こういう時は本当に人間なのか疑わしくなります。

 

「悪ぃ、ちょっと気張りすぎたわ」

 

2、3度頭を振った彼は私たちの顔を目を向け、恥ずかしさを誤魔化すように頬をかいた。

見かけによらず、そういう仕草が本当によく似合います。キュンキュンしますね、子宮が。

 

さり気なく携帯の無音カメラで撮影したので、あとで待ち受けにしましょう。

毎日おはようからおやすみまで眺めることにします。

 

「いえいえ、それだけ約束通り全力で挑んでくれたという事ですからね。

 嬉しく思いこそすれ、悪しく思うことなどありません」

 

ないんですが…お尻ペンペンですかぁ。うぅ~、やっぱり痛いのはイヤです。

何とかパンパンに変えれないでしょうか。gagner-gagner(win-win)の良い話だと思うんですが。

 

「あぁ~、ところで結果ってどうなったんだっけ?

 途中から、なんか記憶が曖昧でさ」

 

……おや?おやおやおや~?ふふ、ふふふふふふふ。これは来ましたね。

吹いてます。今確実に吹いてますよ、私への追い風が!

さすが私!風神の名は伊達ではない!

 

「あぁ、それなら京t「京太郎の負けです」

 

なんです智葉、その顔は。こんな絶好の機会を逃す人間がいるでしょうか。

いえ、いません。

 

「闇社会の住人とは言え、雀士の誇りすらないのかお前は」

「ネリーもコレには苦笑いだよ」

「さすがの外道っぷりですネ、明華」

「羞恥心というものを何処に落としたんですか?

 貴女を見てると、まだ自分がマシな人間だと自信が持てます」

 

ふふ、外野に何と言われようと私は揺るぎませんよ。

何と思われ見られようが、京太郎を手に入れるという目的の前では些細なことです。

 

「そうか…。

 頼む明華。俺のことは煮るなり焼くなり好きにしてくれて構わない。

 俺に出来ることなら何でもする!だから、親父とお袋の命だけは助けてくれ…!」

「ん?今、何でもするとおっしゃいました?」

「ああ、俺に出来ることなら何でもするし、絶対に明華には逆らわない!

 だからお願いだ。あの2人は何も関係ない。手を出さないでくれ!」

 

ふふ、ダメです、まだ笑ってはダメですよ私。取り敢えず足をつねって気を紛r痛い。

 

だいたい、本当に京太郎のご両親を殺すわけないじゃないですか。まだ挨拶もしてないのに。

アレだけ言って本気を出さないなら殺す気でしたが、京太郎はそんな人間ではないですからね。

 

「安心して下さい京太郎。

 気絶するほど本気を出してくれたのですから、約束通り手は出しませんよ」

「本当か、明華!」

「はい、私が京太郎との約束を破るわけないじゃないですか♪」

 

思わず土下座までしていた京太郎へ、そう私は声をかけました。

まるで子犬のようなキラキラした目で見上げてくる京太郎。たまりませんね。

 

私は平気で嘘を吐きますけど、京太郎との約束は破りません。

ええそうです、決して破りません。なので今日はお馬さんごっこを必ずやりますよ。絶対に。

 




明華が下ネタ系変態美少女という風潮。あると思います。
だってフランス語ってダーリン的な意味で、私のタマ●ンとか言うんですよ?

慧宇と敬語キャラが被ってますが、下ネタの有無で見分けて下さい。
下ネタと毒を吐きやがるのが明華で、ただ毒だけ垂れ流すのが慧宇です。

それと、明華がここまで京太郎の事好きなのはダイス神の仕業です。
初対面の好感度チェックで80なんて出るんだもん…。一目惚れやん…。

まぁ見た目髪がフサフサでハニーフェイスなジェイソン・ステイサムだから仕方ないね。中身も超善人だし。
その後いろいろあってヤンデレ化するんですが、その辺はまたいずれ書いていきます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。