ロックマンたちは氷の島の迷宮をさ迷っていた。
氷の島の迷宮は頭も使いさらに温度も低く心身ともに疲労する場所だった。
『スバル~いつになったら着くんだよ』
「しょうがないでしょ、我慢して」
『チッ』
『でも、寒いニャ、猫はコタツで丸くなりたいニャ』
「ニャース…少しは我慢しなさい」
「そうだ、寒いのは俺も一緒なんだぞ」
『そんニャ……』
そして、進んで行くうちにようやくクロスストーンの部屋にたどり着いたのだ。
「ついた」
『やっとだな』
その時
ムゲンはとあることを思い出したのである。
「そう言えば火の島の光の柱は召喚石を取ったあとには消えていたよな」
「召喚石?」
『なんだそりゃ?』
「ああ、君たちはクロスストーンって言っていたが文献には召喚石って記載されてたんだ」
「じゃ、これはクロスストーンじゃないってことかな?」
『形は一緒だけどな』
「まぁ、それはいいとしてその石が各島の動力ってことなんだろうな」
「え、取っちゃって大丈夫なのかな?」
『何とか海流っての抑えられなくなるんじゃないのか?』
「まぁ、動力がなくなってもすぐに深層海流が狂うわけじゃないし、そもそも最初に抑えたのは伝説のポケモンたちだからな、伝説のポケモンがいる限りは大丈夫だと思うぞ」
「なるほど……!!ムゲンさん、じゃ、その召喚石をロケット団に持ってかれてその伝説のポケモンの力まで奴らの手に渡ったら……」
「世界滅ぶな」
「だったら奴らに取られるよりはマシですね」
「だな」
『なら、さっさっとこの青いクロスストーンも持っていこうぜ」
ロックマンが青い水晶のようなクロスストーンを手に取った。
その時
何かがロックマンの手から青いクロスストーンを物凄いスピードで奪い取ると上空の天上の方へと消えたのだ。
「!!あれは……」
『ん?どっかで……』
「あいつはたしかイッシュ地方のポケモンのウォーグルだ」
ムゲンは何かの端末を取りだしウォーグルの情報を表示させたのである。
「ウォーグル……思い出した!!コンドル・ジオグラフの」
『とにかくクロスストーンを取り返すんだ!!』
「うん」
「任せろ!!タテトプス!!」
ムゲンはモンスターボールからタテトプスを繰り出した。
「いけっ、マーイーカ!!」
そして、コジロウもマーイーカを繰り出したのだ。
「タテトプス、ラスターカノン!!」
「マーイーカ、サイケ光線!!」
ラスターカノンとサイケ光線がウォーグルへと放たれるが相手はひこうタイプなので簡単に避けられてしまったのである。
ウォーグルはタテトプスとマーイーカに突撃しようとブレイブバードを使った。
『ソーナンス!!』
ムサシのモンスターボールからソーナンスが現れて特攻してくるウォーグルにカウンターを使ったのだ。
ウォーグルとソーナンスはぶつかり合い、その場に物凄いエネルギーが起こりカウンターによりウォーグルは弾かれウォーグルはクロスストーンを落としてしまったのである。
『スバル!!』
「うん!!」
ロックマンは上から落ちてくるクロスストーンをキャッチした。
「こいつもダークボールで捕獲されてたやつだっけ?」
『違うな、この島じゃ使えないはずだ、こいつはコンドルが操ってるんだよ』
『その通りだ!!』
ロックマンの上空からコンドルが現れたのだ。
『ロックマン!!クロスストーンは渡して貰おう、電波変換!!』
そして、コンドルはそのままウォーグルと電波変換しコンドル・ジオグラフとなったのである。
『ウィングレーザー!!』
コンドル・ジオグラフはウィングレーザーを放ちロックマンを攻撃しようとした。
「ロックバスター!!」
ロックマンはレーザーを何とかよけるとロックバスターで反撃したのだ。
『効かぬ、ミサイルバード!!』
「ロックバスター!!」
ロックマンは迫ってくるミサイルバードをロックバスターで破壊しながら攻撃を回避したのである。
「バトルカード、キャノン!!」
ロックマンはキャノンでコンドル・ジオグラフを攻撃した。
「フライングインパクト!!」
しかし、コンドル・ジオグラフはまるで全ての攻撃が効かないかのようにロックマンにフライングインパクトを使い突撃してきたのだ。
「わっ!!」
そして、ロックマンはギリギリの所でよけるもその反動で吹き飛ばされてしまったのである。
「いてて……」
『スバル、平気か?』
「うん」
しかし、コンドル・ジオグラフは再び背後から突撃してきて今度はロックマンは反応が遅れ攻撃を食らってしまった。
「くっ、強い……」
『フハハ、私はケフェウス・ドラゴン様につかえる神なのだ!!』
『何が神だ、いいように使われてるだけだろっ!!』
『おのれ……貴様、ウィングレーザー!!』
「なんども同じ手は通用しない!!バトルカード、ヘビーキャノン!!」
ロックマンはヘビーキャノンをコンドル・ジオグラフの右の翼のレーザーを発射する部分を撃ち破壊したのだ。
『おのれ……』
「バトルカード、スイゲツザン!!」
ロックマンはスイゲツザンを出してコンドル・ジオグラフを攻撃し続けたのである。
『ぐぉぉぉ……』
「バトルカード、リュウエンザン!!」
そして、ロックマンはコンドル・ジオグラフの弱点である炎属性のリュウエンザンでコンドル・ジオグラフの身体を斬りつけた。
『バ、バカな……』
コンドル・ジオグラフはダメージにより上空でのコントロールを失いそのまま地面に落ちたのだ。
『ぐぐ……まだ終わらぬ』
『無理をするな、お前はもう電波変換を維持する力すらねぇハズだ』
しかし、コンドル・ジオグラフは限界が近づきながらも電波変換維持をしていたのである。
これには流石のウォーロックも驚いた。
『なんて野郎だ、とっくに限界は越えてるハズなのに』
『ぐうぅぅぅ!!フライングインパクト!!』
コンドル・ジオグラフは最後の力で不完全な体のままフライングインパクトをロックマンへと使ったのだった。
「バトルカード、ジェットアタック!!」
ロックマンはジェットアタックでフライングインパクトをするコンドル・ジオグラフを迎え撃ち、そして、これがコンドル・ジオグラフにとって致命傷となったのだ。
『申し訳ありません!!ケフェウス・ドラゴン様……』
コンドル・ジオグラフはそのまま力尽き消滅してしまい、その場にはウォーグルとブラキオ・ウェーブの物と同じ光の輪っかが残っていたのである。
「コンドル・ジオグラフも操られてたのか」
『気にすることはねぇ、奴はブラキオと違って元々悪人だからな』
「うん…」
…でも、そんなこと言ったって…
そして、ロックマンたちは何とか迷宮を抜け出しそのまま次の島の雷の島へと向かうのであった。
その頃、ヤマブキシティでは未だに両者互角の戦いが繰り広げていて唯一違うことと言えば強化版ジャミンガーを倒すことに成功し、その場にはカスミが倒れていた。
「パルスソング!!」
「このぐらいなら弾けるよ」
パルスソングはダークロックマンの左手のコピーウォーロックで弾かれたのだ。
「ロックバスター」
そして、ダークロックマンのロックバスターがハープノートに直撃したのである。
「きゃぁぁ!!」
『ミソラっ!!』
『ロエッタ!!』
「大丈夫……マシンガン……」
「見事だよ」
「えっ?」
「クロス変換と電波変換、この2つが同調している」
「……」
「電波生命体と人間、さらにメロエッタ、いい組み合わせだ、電波変換とクロス変換の併用は同調しないと差ほどの力が出ないことだってある」
「……でも、そんなことはどうでもいいわ……何としてでもスバル君のお父さんは私が倒して助ける」
「……スバルは僕がいなくなりその後を心配したが心配する必要はないようだね、君たちのおかげだよ、ありがとう」
「私なんかより、ウォーロックがいいパートナーだし……改めて、クロスノート!!」
「ウォーロックを信じて良かったよ、ロックバスター」
…スバル君のためにも…
そして、クロスノートとロックバスターが弾けてその場に煙が舞った。
「メロエッタ、いにしえのうた!!」
『ロエッタ!!』
ハープノートは煙の中から飛び出し、メロエッタのいにしえのうたでダークロックマンを攻撃し、ダークロックマンを吹っ飛ばしたのだ。
「やった!!」
『ロエッタ!!』
『まだよ!!』
「ロックバスター」
ロックバスターが飛んできてハープノートも吹っ飛んだのである。
『ミソラ、メロエッタ、平気?』
「何とか」
『ロエッタ』
あちらではゲノセクトのクロス人間がテクノバスターを放っていた。
『イカクボーガン!!』
『リブラスイング!!』
『クイックサーペント!!』
『赤いやつが早いのぅ』
『なんて奴等だ』
『お前たちに選択肢をやろう、A降参、 B降伏』
ゲノセクトのクロス人間の強さと赤いゲノセクトのクロス人間のスピードにFM星人たちは苦戦を強いられていたのだ。
『アッパークロー!!』
『ブーメランカッター!!』
『アンガーパンチ!!』
『バスターショット!!』
一歩、ウルフたちもゼロの異常な戦闘力と連続のバスターショットで全く歯が立たない用だった。
『あの、ダークロックマンのコピーウォーロックは残留電波を再構成し強化した物だ、今回、電波の強化に成功している、今後、捕獲した電波生命体にこの強化を施したら、どうなるかな?』
『ウルフ、恐ろしいブク、やめろブク』
『うろたえるな』
『そうゆうお前が1番うろたえてるんだろ、犬!!』
『なんだとカルビ!!』
『犬!!』
『カルビ!!』
『犬!!』
『カルビ!!』
『バスターショット!!』
『ファイアブレス!!』
『ハウリングウルフ!!』
しかし、ファイアブレスはよけられハウリングウルフはセイバーで弾かれたのである。
『犬、あぶねぇ!!』
ウルフがゼロのセイバーで斬られそうになってしまった。
その時
「クロスノート!!」
それに気がついたハープノートがゼロに向けてクロスノートを放ったのだ。
『!!しまっ……』
ゼロは対応できずクロスノートの直撃を受けてしまい、近くの建物にそのまま突っ込んでしまったのである。
『今だ、建物を崩せ!!オックスタックル』
オックスはその建物にオックスタックルをし続けた。
『ワイドクロー!!』
ウルフもワイドクローで建物を崩したのだ。
『タイダルウェーブ!!』
そして、キャンサーのタイダルウェーブで建物は崩れ落ちたのだった。
上半身が瓦礫の下敷きになったゼロは瓦礫から手を1度ゆっくりと上げたがそのまま動かなくなったのである。
この衝撃で恐らくゼロの機能の一部がショートしたのだった。
「ゼロ、やられてしまったな」
「次は貴方です」
『ミソラ、まだいける?』
『ロエッタ』
「もちろん!!」
その頃、ロックマンたちは雷の島に到着した。
「伝説のポケモンが3匹ならクロスストーンもこれで最後かな?」
『ムゲン、ルギアってのはクロスストーンはないのか?』
「ああ、ルギアにはない」
そして、今回はすぐにクロスストーンがあるであろう場所に着くことができたのだ。
しかし、そこには先客がいたのである。
…まさか…
『待ちくたびれたよ、星河 スバル君、ウォーロック……いいや、ロックマン!!』
『キグナス!!』
そこにはいたのはあのキグナス・ウィングだった。
『探し物はこれかな』
キグナスの手には黄色い水晶のようなクロスストーンが握られていた。
「クロスストーン!!」
『キグナス、こっちへよこせ』
『これを手に入れるのは簡単だったがな、なにせ私の任務は全て持ち帰ることだからね、ここで、君たちが残りを持って来るのを待っていたのだ』
『へっ!!そういえやなんでお前まだ宇田海の声使ってんだ、まぁ、キャンサーとかも自分の声じゃなくて人間の声使ってるけどな』
『ポケモンとの電波変換は電波変換装置のように過去の電波変換時の記録が使用されるようだ……だが、そんなことはどうでもいい、クロスストーンは頂く、キグナス・フェザー!!』
『スバル!!来るぞ!!』
「うん!!」
ロックマンはバスターを構えたのだった。
さぁ、雷の島に待ち構えていたキグナス!!さぁ、クロスストーンを手にするのは一体!?次回もお楽しみに…それと、悪人とは言え操られたあげく消滅したコンドル・ジオグラフさん同情します……