20XX年、地球には2度危機が迫った。
1つ目は電波生命体の住む星、FMプラネットからFM星人たが襲来し最終兵器『アンドロメダ』を使い地球を宇宙上から抹消しようとしたのだ。
2つ目はドクター・オリヒメによる古代に栄えた現代をもしのぐ超化学力をもった古代文明『ムー大陸』と電波の神と呼ばれる『ラ・ムー』の復活の危機である。
その2回の危機はどちらもある少年によって救われていた。
そう、AM星人、ウォーロックと電波変換した電波人間ロックマン、
ロックマンが究極電波生命体ラ・ムーをムー大陸内に閉じ込めるためムー大陸のゲートをオーパーツの力を使いドライブキングになり破壊しようとしていたのである。
丁度、その頃。
過去に地球に襲撃してきた電波生命体が住む星、FM星にてFM星をおさめるFM王ケフェウスがモニターで地球の様子を確認していた。
FM王は己の浅さかな思考で地球に住んでいる生物に危害を加え自身が地球に近づいた影響で更なる驚異を地球に呼び戻してしまったことを深く後悔していたのだ。
『すまない、地球人たちよ、余の影響でそなた達を危険な目に合わせてしまった』
元々、ムー大陸はFM王が地球に接近した際にFM王の強力な電波により引き起こされた事件だったのである。
FM王は地球から離れた後、何か罪滅ぼしをしようとずっと考えていた。
…何かいい方法があれば……しかし、地球人たちはFM星人たちのことをどう思っているのだろうか、無論、決して良くは思っていないであろう、地球を破壊しようとした上にムー大陸と言う邪悪な電波まで復活させてしまったのだ、詫びても詫びきれまい…
その時
施設全体に警報が鳴り響いたのだ。
『まさか!!』
ケフェウスは急いで地下に向かったのである。
地下には今は殆ど使われない電波兵器の開発研究施設があり、ここで電波ウイルスやアンドロメダの開発及び研究も行われていて現在は改心したケフェウスの改革により他の知的生命体とコンタクトをとる実験や電波生命体の医療器具などの平和的研究を進めていた。
しかし、研究室の中央に大きいカプセルがありその中にはケフェウスと同じ顔をした巨大なドラゴンの電波生命体が入っていたのだ。
この電波生命体はケフェウス同等、もしくはそれ以上の強力な電波を放っているがこのカプセルには特殊な電波が張り巡らされており突き破ることは不可能である。
その筈だった。
『なぜ、今さらになってこいつが、余の電波を移植し生み出されたケフェウス・ドラゴンが……』
本来なら破ることが出来ないカプセル、しかし、ケフェウス・ドラゴンはカプセルに張り巡らされていた拘束用の特殊な電波エネルギーを少しずつ吸い続けて、とうとう特殊な電波の供給が間に合わなくなってしまった。
『ケフェウス様!!このままでは、カプセルが突き破られてしまいま……』
しかし、そのFM星人の言葉が終わる前にカプセルが突き破られケフェウス・ドラゴンの胴体がその電波生命体を押さ込んだのだ。
『やめ……ぎゃぁぁぁ……』
ケフェウス・ドラゴンはそのFM星人を押し潰し消滅させるとそのまま凄まじい勢いでFM星から姿を消したのだった。
『ケフェウス様いかがなさいましょう』
「…………問題ない、あやつは不完全な存在だ、宇宙空間ではそう長くは持たない、しかし、念のため捜索し発見しだいデリートするのだ」
「しかし、ジェミニロックが」
「ジェミニロックはカプセルから出れば消滅する、ジェミニめ、地球に行く前にケフェウス・ドラゴンをデリートされぬように細工をしておきよって……」
地球での戦いで呆気のない最後をむかえたFM星人ジェミニ、かつてFM王の右腕と呼ばれFM星での極秘事項も星王並みに知っていたのである。
ジェミニは地球での戦いの後で王を裏切りアンドロメダを使い最後はFM星を乗っ取ろうと企てた。
アンドロメダは優れた破壊兵器、それだけでかなりの戦力だが欲深いジェミニはいずれ反逆成功後にさらなる勢力拡大の手駒としてケフェウス・ドラゴンを使おうと考えており、当時のFM王の性格から考えにくいがケフェウス・ドラゴンをカプセルの中で消滅されぬように消滅を妨害する特殊な電波、通称、ジェミニロックをケフェウス・ドラゴンに加えていたのだ。
地球での事件終結後にFM王が不要となったケフェウス・ドラゴンを消滅させようとした際にジェミニロックの存在が発覚し仕方がなくカプセルの中でケフェウス・ドラゴンが力尽きるのを待っていたというわけだったのである。
だが、あろうことにもケフェウス・ドラゴンはFM星を逃亡してしまった。
その後、FM王は直ぐ様に部隊を宇宙に派遣するがケフェウス・ドラゴンのスピードは凄まじく見つけることすらままならない状態が続いたのだ。
それから数時間後、とある宇宙で電波生命体となって放浪していた宇宙ステーションの乗組員たちがいたのである。
彼らは電波生命体となり今はスバルの父、
かつて、彼らはFM星とコンタクトをとり『ブラザーバンド』と言う友好関係を結ぶ『惑星間ブラザー計画』を実行していたのだ。
しかし、その行為を当時のFM王に敵対行為として捉えられ宇宙ステーションをFM星人に襲撃された際に星河 大吾は後に息子の相棒となる電波生命体、ウォーロックに電波変換されたのである。
そして、電波変換した際にウォーロックの心から邪心が消えそのままウォーロックが味方になり、ウォーロックの力で間一髪の所から乗組員全員を電波生命体に変換してもらい脱出し、その後、宇宙ステーションの一部でFM星にブラザーバンドを送り続け、そして、結果的にFM王を改心させることに成功した。
戦いの後は他の未知となる惑星とブラザーバンドを結ぶために電波生命体として宇宙を放浪し続けていたのであった。
しかし、広い宇宙、そう簡単に惑星なんて発見できなかったのだ。
皆、それは分かっていた、しかし、それでもやり遂げたかったのである。
「星河くん、他所の星はなかなか発見できないな」
「はい、宇宙は広いですから」
その時
「なんだあれは!?」
ものすごい勢いでこちらに何かが飛んできていた。
強力な電波を放つ電波生命体、そう、FM星から逃亡したあのケフェウス・ドラゴンだったのだ。
「こっちにくる!?」
そして、ケフェウス・ドラゴンは乗組員たちの前で動きを止め乗組員を見たのである。
ケフェウス・ドラゴンの体は不完全なためか所々歪んでいた。
「この顔はFM王!?FM星人の電波生命体なのか?」
ケフェウス・ドラゴンは乗組員たちを眺めて底辺に近い知能で言葉を発したのだ。
『デンパ……キュウシュウ……』
「なにっ!?」
ケフェウス・ドラゴンは口から乗組員たちにレーザーのような物を放ち乗組員たちを全員吸収したのだった。
瀕死のケフェウス・ドラゴンにとって必要な物は生命を維持するエネルギー、電波生命体となった乗組員たちはケフェウス・ドラゴンにとっては格好の餌なのである。
乗組員たちを吸収したケフェウス・ドラゴンは体の歪みが多少治まりだした。
そして、ケフェウス・ドラゴンは知能と思考は皆無であったが吸収した乗組員たちの意識を元に自身の知能とある程度の思考を形成したのだ。
『……チキュウ……』
ケフェウス・ドラゴンは乗組員の意識に影響され思うがままに目的を呟いたのである。
それから数日が経過し、地球ではアイドル歌手の
ライブ終了後、近くの公園で星河 スバルの母、星河 アカネが作ったお弁当をブルーシートに広げていたのだ。
「遅いね、ミソラちゃん」
『おっ、スバル~そんなに待ち遠しいのか~』
「ウォーロック!!」
『わりぃ~わりぃ~でもお前とあの女は全然そんな仲じゃないだろ?』
「……そうだよ」
そこへ、
「ちょっと星河君!!」
「!!……委員長、どうしたの?」
委員長、本名、
「ミソラちゃんとどこで知り合ったよ!!」
「えっと、それは……」
響 ミソラは知名度が高く彼女を知らない人間など恐らくこの世にはいないのだ。
勿論、委員長も大ファンであり以前、ナンスカと言う国で本人に会った時はそれはもうかなり興奮していた。
「おい、スバル!!」
「僕たちも教えてください!!」
委員長の取り巻きでスバルの友人である
この2人も響 ミソラの大ファンでよくコンサートに行っていた。
その時
「スバル君~みんな~、お待たせ~」
ミソラがライブを終えてスバルたちの元へとやって来たのだ。
もう委員長とゴン太やキザマロは大興奮でミソラは揉みくちゃにされていてそれをFM星人、キャンサーが止めに入ったのである。
キャンサーは元々は地球を破壊する目的でFM星から派遣されていたがキャンサーもまた、ミソラに魅了されてファンになり、戦いが終わった後にミソラの付き人になったのだった。
その後、お弁当を食べた後、スバルが公園の噴水の近くにいるとそこへミソラがやって来た。
「ねぇ、スバル君」
「どうしたの、ミソラちゃん」
「いろんなことがあったよね」
「うん……」
「大変だったけど、私楽しかったよ!!」
「僕もちょっぴりね」
その後ろの方で2体の電波生命体が話していたのだ。
『なぁ、ハープ、あいつら何を話してるんだ』
『青春よ、ウォーロック』
『なるほどな』
『ミソラったら、仕事場でもスバル君の話をしまくってるのよ』
『ハハァン、スバルもナンスカに行く前にお袋にからかわれて顔真っ赤にしてたしな、よし、もっとくっつけてやるか』
ウォーロックが2人に近づこうとしたのである。
その時
『やめなさい、ウォーロック!!』
ハープがウォーロックを踏み潰して動きを止めた。
『何すんだハープ!!』
『あんたは空気読みなさい、それに私たちは電波でしょうが触れられないでしょ』
『そうだったな』
『忘れたの!?忘れるか、普通』
ハープはこれでもかと呆れた顔をしたのだ。
元々、ハープとウォーロックはFM星にいた頃からの友人であり、その事より当時の戦いでは兵士ではなかったが地球に派遣され友人のウォーロックと一戦交える事となってしまったのである。
…そうよね、ウォーロックも私も辛かったわよ、ウォーロックはそれまでの仲間を裏切り、私は友人である貴方を最悪倒さなきゃいけないことになったし、でも、もう戦う必要もないのよね……
しかし、
『ん?』
ハープは近くでプルプルと震えるやつがいることに気づいた。
『キャンサー?』
ハープは怪しそうにキャンサーの顔を覗くとその顔は今にも泣き出しそうだったのだ。
そして、
『ミソラっちは……ミソラっちは!!スバルなんかに渡さないんだブクゥゥゥ~!!ブーメランカッター』
しかし、ブーメランカッターはスバルの前でUターンして届かなかったのである。
「キャンサー!!」
ミソラがキャンサーのお説教をし始めたのだった。
『ブク~』
その時
周辺のウェーブロードが乱れ火花が散り始めた。
その火花は可視周波数のようでビジライザーを掛けていない人間達でも確認できたのだ。
「あれは、電波ウイルスかな?」
『違うな』
スバルのスターキャリアーの中にウォーロックが入ってきたのである。
「どうゆうこと?」
『スバル、いいからビジライザーを掛けてみろ』
「うん」
ウォーロックの言葉でスバルはビジライザーを掛けるとそこにはドラゴンのような電波生命体がおり、その剰りに強力な電波で近くにいた電波ウイルスは一瞬で消滅していた。
「なんだあれ!?」
「スバル君、何かいるの?」
ミソラはスターキャリアーでスバルの見てる方向を見てその正体を確認し言葉を失ってしまったのだ。
そして、それぞれのスターキャリアーからウォーロックとハープが現れ互いに顔を見合わせたのである。
『ウォーロック……あれってまさか』
『ああ、ハープ、信じられないがケフェウス・ドラゴンだ』
「ウォーロック、ケフェウス・ドラゴンって何なの?」
『以前、FM王ケフェウスが自身の電波をコピーして作ろうとしていた電波生命体だ』
「そんなのいたの?ハープ」
『ミソラ、私は一応一般人だったから噂しかしらないけど、あの顔と電波の周波数、間違えないわ、でも、まだ残っていたなんて』
『そういえばジェミニが留守の時に処分されないように何かしていたらしいな』
『でも、どうやらまだ電波が安定していないようね』
『そのようだな、よし、スバル、今のうちに電波変換して倒すぞ』
「よし、ウォーロック!!」
『おう!!』
ウォーロックは即座にスターキャリアーに戻った。
そして、
「電波変換、星河 スバル、オン・エア!!」
スバルが光に包まれウォーロックと1つになりロックマンに電波変換したのだ。
「ハープ、行くよ」
『うん!!』
「電波変換、響 ミソラ、オン・エア!!」
ハープとミソラも電波変換しハープノートになったのである。
『デンパタイ!!スベテ……キュウシュウ!!』
「そんなことはさせない、ロックバスター!!」
「ショックノート!!」
ロックバスターとショックノートがケフェウス・ドラコンに直撃したが殆ど効いていなかった。
『完全体じゃなくてもやはり強いな』
「だったら、バトルカード、プラズマガン!!」
「私も、バトルカード、ガトリング!!」
ロックマンのブラズマンガンにハープノートのガトリングの攻撃がケフェウス・ドラゴンに直撃し多少効果はあるようだが倒せるようには見えなかったのだ。
『スバル、ドライブオンだ!!』
「よし!!」
トライブオン、この力はムー大陸事件の際にスバルが得た力であり事件終息後もこの力の源であるオーパーツは残りスバルはオーパーツ、ベルセルクを使いスバルはサンダーベルセルクへとトライブオンしたのだった。
ロックマンはサンダーベルセルクでケフェウス・ドラゴンに攻撃を仕掛けたのである。
サンダーベルセルクの攻撃はケフェウス・ドラコンに直撃しケフェウス・ドラゴンは苦しそうなうめき声を上げ始めた。
強力な電波生命体ではあるが不完全なためにサンダーベルセルクによる攻撃のダメージ大きかったのだ。
そして、ケフェウス・ドラゴンの体は歪み始め、身の危険を感じたのか周波数帯を変えて姿を消し逃走したのだった。
初めての投稿です。よろしくお願いします、がんばります、次回はなんと奴が復活しますよ~