流星のロックマン×ポケットモンスター   作:中2病人間M

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怒りのロックマン

オーキド研究所にてオーキド博士がお茶を飲んでいた。

 

 

その時

 

 

「博士!!サトシから連絡が来ました」

「なんじゃと!?」

 

 

オーキド博士は助手であるケンジの知らせを受けてテレビ電話へと急いだ。

 

 

「サトシ、今どこじゃ!!そうじゃ、セレナ君は?」

『博士、連絡遅くなりました、場所はアルトマーレです、セレナは無事正気に戻りました』

「そうか、それは良かったの……アルトマーレ?……ジョウト地方じゃな」

『ええ、えっと、博士、スバルたちは?』

「ケフェウス・ドラゴンの電波を検知して今はハテノの森じゃ、五陽田警部たちは別の場所を捜索しておる」

『ハテノの森、それって』

「そうじゃ、セレビィの伝説の残る地じゃ」

『僕もすぐに向かいます』

「アルトマーレ、実は微弱ながらアルトマーレにもケフェウス・ドラゴンの電波が検知されておる」

『えっ!?』

「サトシはそちらを調査するのじゃ」

『……でも』

「サトシ、サトシはサトシのやるべきことをやるのじゃ!!」

『……わかりました、こちらの電波を調べておきます』

「うむ、じゃが無理は禁物じゃよ!!」

「サトシ、気を付けて」

『はい、ケンジもありがとうな!!』

「では、きるぞ」

『はい!!』

 

 

そして、オーキド博士は通信を切断したのである。

 

 

 

 

『ピカピ!!』

「サトシ、どうだった?」

「ああ、セレナ、外に電話あって助かったぜ、スバルたちはケフェウス・ドラゴンの電波を検知してハテノの森って所にいるらしい、五陽田さんたちは別の場所だってさ」

「大変、行かなきゃ」

「いや、ここにもケフェウス・ドラゴンの電波が検知されてるらしいんだ」

「えっ!?」

『ピカピカ!?』

「だから、俺らはここの調査」

 

 

ふたりの会話を聞いたカノンは歩きながら大体の事情を聞いていたため心底サトシたちが大変そうだと思い、また、アルトマーレにも何かあるのかと思うと少し不安な表情になった。

 

 

その時

 

 

「いってぇぇ!!」

『ピカピ!?』

「サトシ!?」

「サトシ君!?」

 

 

ガシャンとカップの割れる音がカフェ内に響いたのだった。

 

 

 

 

「ミ、ミソラちゃん……」

 

 

スバルの目の前には衝撃的な光景が広がっていたのだ。

 

 

ハデスの前にミソラとハープが倒れていたのである。

 

 

『ハデス、てめぇ!!』

『ミソラっちに何するブクか!!』

『おのれ、余がゆるさんぞ!!』

 

 

キャンサーとクラウンが怒りのままハデスに突撃するがあっという間に何処かへ飛ばされてしまった。

 

 

「口程にもない」

 

 

向こう側ではジャミンガーと戦うオヒュカスに手負いのウルフとオックス、それにファントム・ブラックと戦うイエティ・ブリザード、今、ハデスと戦えるのはロックマンしかいない状況だった。

 

 

「どうした?ロックマン、この少女を傷つけられたことがそんなに悔しいのか?」

「……さない」

「なんだと」

「赦さない、僕の大切な仲間をこんな目に合わせたお前を赦さない!!」

「私を赦さない……そうか」

 

 

そこへ、

 

 

『ブクゥゥ……』

 

 

ハデスに飛ばされていたキャンサーがこの場に戻ってきたのだ。

 

 

「キャンサー・バブル、ミソラちゃんを安全な所へ」

『……任せるブク!!……ハープとミソラっち両方運ぶブクか?』

『キャンサー!!ハープはミソラのスターキャリアーに押し込んでけよ』

『そうブクね!!』

 

 

キャンサーはウォーロックの言った通りにするとミソラを担いでこの場を離れたのである。

 

 

「頼んだよ、キャンサー・バブル」

『スバル!!』

「うん、ハデス!!お前を赦さない」

「口程にもない、ロックマン、お前だけで何ができる?」

「できる!!友達を思う気持ちがあればなんだって、ファイヤークロスストーン、プレデーション!!」

 

 

ロックマンはウォーロックにファイヤークロスストーンをプレデーションさせた。

 

 

「ファイヤークロスブレイザー!!」

「エンテイバスター!!」

 

 

ファイヤークロスブレイザーとエンテイバスターがぶつかり合い爆ぜたのだ。

 

 

「友のためにか、面白い、見せてもらおう、その思いの強さを、そして、思い知らせてやろう君の無力さを」

「うるさいっ!!」

『やれ、スバル!!』

 

 

ロックマンとハデスの攻撃がぶつかり合い辺りには煙がたちこめたのである。

 

 

ロックマンは勢いよくハデスに次々と攻撃を仕掛けるがやはりハデスは強く一筋縄ではいかなかった。

 

 

「ハァハァ……あっ!!」

 

 

ロックマンは一瞬の隙にハデスの攻撃を受けてしまったのだ。

 

 

「やはり、この程度か……終わりだ」

 

 

そして、ハデスが再びエンテイバスターを放とうとしたのである。

 

 

その時

 

 

『ビィー!!』

 

 

セレビィがハデスに攻撃を仕掛けてハデスを妨害した。

 

 

『何で戻ってきやがった!!』

『ビィー!!』

「セレビィ、わざわざ戻ってくるとは……丁度いい、貴様を瀕死まで追いやり時の波紋まで向かわせよう」

「やめろ!!ハデ……」

「エンテイバスター」

 

 

セレビィはエンテイバスターを受けて地面に転がったのだ。

 

 

「ハデェェス!!バトルカード、ソード」

 

 

スバルはソードを出してハデスに向かうが簡単に退けられてしまったのである。

 

 

「セレビィ、時の波紋まで案内しろ」

『ビィィィ……』

 

 

その時

 

 

『スゥゥゥ!!』

 

 

何処からかオーロラビームが放たれハデスに直撃した。

 

 

「スイクンか」

『スゥゥゥ!!』

 

 

スイクンは高く飛び上がるとさらにバブルこうせんでハデスへ攻撃したのだ。

 

 

「邪魔だスイクン、エンテイバ……」

『スバル!!』

「うん!!トリプルゴッドブレイザー」

「なにっ……」

 

 

ハデスがスイクンに集中している隙にトリプルゴッドブレイザーを喰らわせたのだった。

 

 

「エンテイバスター」

「ファイヤークロスブレイザー!!」

 

 

再びエンテイバスターとファイヤークロスブレイザーがぶつかり合い爆ぜたのである。

 

 

「消えるがいい、ロックマン!!」

 

 

ハデスは再びエンテイバスターを構えた。

 

 

「なにっ!?」

 

 

ハデスはスイクン及び森にいたポケモンたちの総攻撃を受けたのだ。

 

 

「ハデス様!!」

「待ちやがれハイド!!」

 

 

想定外の事態にファントム・ブラックはハデスを助けに向かおうとしたのである。

 

 

「なっ!?」

 

 

しかし、森の虫ポケモンたちの吐いた糸により体を拘束された。

 

 

「ナダレダイコ!!」

 

 

そして、ファントム・ブラックはナダレダイコに飲み込まれたのだった。

 

 

「エンテイバスター」

 

 

ハデスは闇雲にエンテイバスターも放つもほとんど効果なく終わり、スイクンがさらに攻撃をしようとハデスへと向かったのだ。

 

 

「エンテイバスター」

『スゥ!!』

 

 

しかし、スイクンはエンテイバスターを喰らってしまったのである。

 

 

「よし……」

 

 

その時

 

 

「バトルカード、ブレイクサーベル!!」

「なっ……」

 

 

スイクンと入れ替わるようにロックマンが飛び出し、そして、ブレイクサーベルでハデスの腹部を突き刺した。

 

 

「ぐ……ぐわぁぁぁぁぁ!!」

 

 

そのままハデスは地面に転がり倒れうまく身動きがとれない状態となってしまったのだ。

 

 

『よくやったスバル!!』

「……うん」

「ロックマン、貴様……」

 

 

ハデスは立ち上がるもその場に膝をついたのである。

 

 

『とどめ刺すぞ』

「いや、拘束して連れていこう」

『なっ…………ま、どうせもう動けねぇことだしな』

「くっ……そ、想定外だ、こんな所で……」

「赦さないって言ったよね、あえて、命は奪わないよ、拘束されて完全に力を失ってケフェウス・ドラゴンが完全に朽ちるのを見るんだ」

「!!貴様……」

『自業自得だな、この場で始末されないだけ感謝しな』

「……ケフェウス・ドラゴン様……」

 

 

…ケフェウス・ドラゴン様、あの世界から動けなくなっていた私を救いだし力を与え望みを聞いてくださった貴方には感謝してもしきれない、そうだ、こんなところで終わるわけにはいくまい、だが、この状況を打破するには時の波紋は諦め電波を使い逃走し傷を回復させる方法を考える、しかし、この傷であの電波を使うには10秒程かかるが間違いなく気づかれてしまう…

 

 

『言っておくがあの変な電波使って逃げようなんてしたらこのままバスターぶちこんでやるからな』

「!!……気づかれていたか」

 

 

その時

 

 

「エンテイバスター!!」

 

 

エンテイバスターが放たれロックマンは後方へと下がった。

 

 

「ハデス様!!」

 

 

ハデスが転がる際に落としたエンテイバスターをファントム・ブラックが拾い使ったのだ。

 

 

「ファントム・ブラック……撤退だ」

「ハデス様、かしこまりました」

「ハデス!!」

『待ちやがれ!!』

「ロックバスター!!」

 

 

ロックマンは逃走を図るハデスへロックバスターを放つもわずかな差でハデスとファントム・ブラックは特殊な電波で逃走したのだった。

 

 

『ハデスのやろう……』

「ミソラちゃん」

 

 

ロックマンは電波変換を解くとキャンサーが保護していたミソラへと駆け寄ったのである。

 

 

『ロエッタ!!』

『メロエッタ、無事か?』

『ロエッタ』

「ミソラちゃん、ミソラちゃん……ミソラ……ちゃん……」

『ミ、ミソラっちぃぃ……』

 

 

ミソラはピクリとも動かなかった。

 

 

『……ウォーロック』

 

 

ミソラのスターキャリアーから傷付いたハープが出てきたのだ。

 

 

『ハープ、大丈夫か?』

『えぇ、でも、私よりミソラが……』

「息もない……」

『なんだと!?』

『ミソラっ!!』

『ミソラっち!!』

「ミソラちゃん、そんな……息してよ、ミソラちゃん、ミソラちゃん!!」

 

 

スバルは動かなくなったミソラの肩を揺らしたのである。

 

 

「ミソラちゃん、ミソラちゃん、ミソラちゃん……そんな、嫌だよ、ミソラちゃん……」

 

 

ミソラは動かずスバルの目から大粒の涙がこぼれおちたのだった。

 

 

『ビィ……』

 

 

そこへ、ボロボロになったセレビィがミソラへと近寄ってきた。

 

 

「セレビィ……」

『セレビィ、どうしたんだ?』

『ビィ、ビィビィ!!』

 

 

そして、セレビィの体は激しく輝き始めたのだ。

 

 

「セレビィ!!」

『なっ!?』

 

 

そして、ミソラの身体はセレビィの光に包まれたのだった。

 

 

「ミソラ……ちゃん……」

 

 

そして、光は消えたのである。

 

 

「………ス、スバル君……」

 

 

ミソラはゆっくりと目を覚ました。

 

 

「ミソラちゃん!!」

「……えっとスバル君……そうか、私、ハデスに……あ、ハープ、ハープは?メロエッタは?」

『ご心配なく、私もメロエッタも無事よ』

『ロエッタ!!』

「ハープ、メロエッタ、良かったぁぁ!!」

 

 

その時

 

 

「えっ!?スバル君!?」

 

 

スバルがミソラを抱き締めたのだ。

 

 

『おぉ……』

『あらら、青春ね……』

『ロエッタ……』

「ミソラちゃん……本当によかった……」

「スバル……君……」

 

 

そして、さらに強く抱き締めたのである。

 

 

「スバル君……あのね……」

「……なに?」

「私……スバル君が……!!……スバル君……あれ、うしろ……」

「えっ」

 

 

スバルはミソラを離しうしろを振り向いた。

 

 

『……ビィ……』

 

 

体全体の緑が枯れ果て今にも息絶えそうなかすれた声のセレビィがいたのだ。

 

 

「セレビィ!!」

『力を使いすぎたのか』

 

 

スバルは浮いてられず落ちていくセレビィを受け止めるもこの状態からセレビィに残された時間は僅かだった。

 

 

「私のせい……私のせいだよね!!」

『何言ってやがる!!セレビィにここまでダメージを与えたのはハデスだ』

「ハデスはどうなったの、ウォーロック」

『スバルが致命傷を与えた……が逃げた、まぁ暫くは大人しくしてるだろうよ、そんなことよりスバル!!』

「ああ、ウォーロック、今はセレビィを助ける方法を探さなきゃ!!」

『何だっけ、あの怪我したポケモン治療する所』

『ウォーロック、ポケモンセンターよ!!』

『そう、そこへ連れてこう!!』

「けど、これポケモンセンターでどうにかなる問題じゃないよね」

『ミソラ!!今はそれしかないのよ』

『そうだ、1秒たりとも無駄にできねぇ!!急げ、スバル』

「いこう!!ポケモンセンター」

「スバル君、うん、わかった、できる限りのことをしよう!!」

 

 

その時

 

 

『スゥゥゥ!!』

 

 

スバルたちの元へスイクンが近づいてきたのである。

 

 

「……スイクンだったよね」

『なんだてめぇ、今は忙しいんだよ!!』

「……スイクン、もしかしてセレビィを助ける方法を知ってるんだね」

 

 

しかし、スイクンは微妙な反応をしていた。

 

 

『救えるかはわからないっていったところか』

「でも、今はそれにかけるしかない、スイクン、教えてよ!!」

 

 

スイクンはスバルたちに背を向けると腰を低くしたのだ。

 

 

「乗れってことだね」

『よし、行くぞ!!』

 

 

ウォーロックはスバルのスターキャリアーに飛び込みスバルは瀕死のセレビィを抱えスイクンの背中に乗ったのである。

 

 

「私もいく」

『ミソラ、私も行くわ』

『ロエッタ!!』

 

 

ハープは再びミソラのスターキャリアーに入り、そして、ミソラはスバルのうしろに乗りメロエッタはミソラの肩へ降りた。

 

 

そして、スイクンはふたりをのせて勢いよく飛び出してハテノの森を暫く滑走した後、とある場所へたどり着いたのだった。

 

 

「ここは湖?」

「すごい綺麗だね」

 

 

そこはとてもきれいな湖だったのだ。

 

 

『おい、スイクン、この湖がどうしただよ?』

『スゥゥゥ!!』

 

 

スイクンは湖の方に首を降ったのである。

 

 

「この湖………!!そうか」

 

 

そして、スバルはセレビィを湖の中に入れてみた。

 

 

「……」

『………何も起こらねぇ……おい、スイクン!!』

 

 

スイクンは険しい表情をしていたのだ。

 

 

「セレビィ……」

『もう手遅れなのか』

「そんな……私のせいで」

『こんなのあんまりよ!!』

『……ロエッタ!!』

 

 

メロエッタは突如声をあげてセレビィに近寄ったのである。

 

 

「メロエッタ……」

『ロエッタ!!』

 

 

メロエッタは目に涙を溜めながら息を吸って、そして、メロエッタは歌を歌った。

 

 

「これは……」

「メロエッタが歌ってるわ」

 

 

時の笛のメロディーによく似ていたのだ。

 

 

『メロエッタ、そんなもの歌っても奇跡は起きねぇよ』

『……メロエッタ』

 

 

ウォーロックの言う通りメロエッタの歌声でセレビィが回復するなんてことはあり得なかったのである。

 

 

その時

 

 

「スバル君!!」

「どうしたの、ミソラちゃん……!!」

 

 

湖の真ん中に何かが輝き現れた。

 

 

「……もしかして、あれが時の波紋!!……こうなったら」

 

 

スバルは湖に入り時の波紋へ近づいていったのだ。

 

 

『……時の波紋のエネルギーをセレビィ以外の者が手をつけるとその反動でその周辺の植物が枯れる』

 

 

ミソラの脳裏にハデスの言葉が脳裏を過ったのである。

 

 

「スバル君!!ハデスがセレビィ以外の者が時の波紋に手をつけるとその反動で周辺の植物が枯れるって言ってた」

「ミソラちゃん……だったらセレビィを……」

 

 

スバルは光輝く時の波紋にセレビィを投げ込んだのだった。

 

 

「セレビィ……!!」

『間に合ってくれ』

「お願い……」

『奇跡起きて』

『ロエッタ』

 

 

セレビィは時の波紋の光に包まれ段々と枯れていた体に緑がもどっていった。

 

 

そして、

 

 

『ビィ!!』

 

 

時の波紋が消えて代わりに元気な姿となったセレビィが姿を現したのだ。

 

 

「セ、セレビィ」

『よかったぜ』

「本当によかった、ありがとう、セレビィ」

『よかったわね、ミソラ、メロエッタ』

『ロエッタ!!』

 

 

そして、時の笛でセレビィが呼び出された時と同じように森に不思議な力が波のように伝わり始めたのである。

 

 

「セレビィ、行っちゃうんだね」

『そうみてぇだな』

『ビィィ!!』

 

 

セレビィの姿はそのまま消えたのだった。

 

 

「ありがとう、セレビィ」

『今回は俺たちの勝ちだスバル、時の波紋は守れたしハデスには勝てたし』

「すごいよ、スバル君」

「ううん、僕だけの力じゃないよ」

「でも、かっこいいよ」

「……あ、ありがとう」

『所でミソラ、貴女さっきスバル君に何か言おうとしてなかったかしら?』

『なんか言ってたな、私、スバル君が……とか』

『ウォーロック、あんたは黙りなさい!!』

『なんでだよ!!』

『雰囲気ぶち壊しじゃない!!』

「……ふたりともぉぉ……!!」

『やばっ……スバル、スターキャリアー!!』

 

 

ウォーロックは直ぐ様にスバルのスターキャリアーの中に逃げ込んだ。

 

 

『ちょ……ウォーロック、ズルいわ!!』

 

 

ハープもウォーロックに続いてスバルのスターキャリアーに逃げ込んだのだ。

 

 

『なんでてめぇまでここに入るんだ!!』

『当たり前じゃない!!今、ミソラのスターキャリアーに入るなんて自殺行為よ!!』

「アッハハ……ウォーロックたちも仲良しだね」

「スバル君!!スターキャリアー寄越して」

「えっ」

『逃げろ、スバル、捕まったらお前のスターキャリアーの命はねぇぞ』

『ついでに私たちの命もないわ!!』

「えぇ!?」

 

 

スバルは思わずそのまま走り出したのである。

 

 

「スバル君!!待ってぇぇ!!」

「うわぁぁぁ!!」

 

 

ハテノの森にミソラの怒号とスバルの悲鳴が響くのだった。

 

 

『せめぇな!!』

『私だって好きでくっついてるわけじゃないのよぉ!!』

 

 

ついでに電波生命体2体の悲鳴も響くのであった。

 

 

 

 

「大変申し訳ありませんでした」

「いえ、俺は大丈夫ですから」

『ピカピカ』

 

 

女性店員が運んでいたカップをひっくり返し割れたカップの破片がサトシを襲ったのだ。

 

 

「怪我もしてないし」

『ピカピカ』

 

 

怪我はしてないものの女性店員は目に涙を浮かべながら謝罪していたのである。

 

 

「でも、なんてお詫びしたら……」

「大丈夫ですって」

『ピカピカ』

「でも……そうだ、お詫びにあれを……」

 

 

女性店員は奥へと消えるとすぐに戻ってきて包装されリボンが付けられた箱を渡した。

 

 

「これは?」

『ピカ?』

「えぇっとこれは……いたっ……」

 

 

女性店員が中身の説明をしようとしたのを店長らしき人がお盆で女性店員の頭を軽く叩いたのだ。

 

 

「何やってんだ、お前は……」

「えぇ、だって……」

「申し訳ありません、新人なもので……お怪我は?」

「いえ、平気です……所でこれは?」

『ピカピカ』

「えっと、アルトマーレリボンです」

「アルトマーレリボン?」

「あのね、アルトマーレで作られてる名物のひとつよ」

「へぇ」

『ピカピカ』

「実は私の弟がこれを作っていまして、これはカロス地方のヒヨクシティにあるモノレールの利用者100万人目に送る記念品として注文を受けておりましたがケフェウス・ドラゴンの事件でうやむやになってしまい、弟がカフェでどうにかしてくれと置いていったのですが……全く、キャンセルになったような品をこんなときに使うな」

「ひっ、すいません、店長~」

 

 

サトシはアルトマーレリボンの箱を店長に返そうしたのである。

 

 

「いえ、よろしければどうぞ」

「……あ、ありがとうございます」

『……ピカピカ』

「店長だって結局あげてるじゃないですか……ひっ!!」

「そんなこと言える暇があるならこの方たちにコーヒーをサービスしたらどうかね?ねぇ……」

「はい!!」

 

 

女性店員は勢いよく走り出すと厨房に入る前に転んだのだった。

 

 

「はぁ……おっと、大変申し訳ありませんでした!!」

「い、いえ……」

『ピカピカ……』

 

 

店長はサトシたちに謝罪すると起き上がった女性店員の首根っこを捕まえて厨房へ入っていった。

 

 

サトシは厨房の方を見ながら笑みを浮かべたのだ。

 

 

「面白い人だな」

『ピカピカ』

「前々面白くない……」

 

 

セレナは何故か不機嫌そうな顔をしていたのである。

 

 

「もう、セレナったら……サトシ君も鈍いね」

「何が鈍いんだ?」

『ピカピ……』

「えぇっとね、それはね」

「ちょっとカノン!!あー、サトシ、リボン見せて!!」

「おう!!」

 

 

そして、サトシは貰った箱を開けると中には綺麗な青いリボンが入っていた。

 

 

「わ、綺麗なリボンね」

「結構、他の地方から注文あるんだってさ」

「へぇ~」

『ピカピカ』

 

 

 

 

その後、サトシたちはカフェを出るとカノンの案内で秘密の庭の方へと歩いていったのだ。

 

 

「どこまで向かうの?」

「もうすぐよ」

「楽しみだな~早く、会いたいな~」

『ピカピカ~』

 

 

サトシたちは路地裏を抜けてあの場所へたどり着いたのである。

 

 

「そうそう、ここ」

『ピカピカ!!』

「えっと、行き止まり……」

「セレナ、この先が私の友達がいる秘密の庭よ」

「この先って……壁だよ……」

 

 

そこは秘密の庭への隠された入り口だった。

 

 

 

 

「ハデス様、お体は……」

 

 

上裸のハデスの腹にはロックマンにブレイクサーベルで突き刺された傷がありその傷は電波で縫ったようになっていた。

 

 

「よくない、傷は電波で塞いでいるがもって1ヶ月といったところか……だが、幸いなことにこれは物理的な傷だ」

「いかがなさいますか?」

「その前にファントム・ブラック、貴様に礼を言おう、助かった」

「いえ、そのお言葉有りがたき幸せ」

「……ファントム・ブラック、こんごうだま、しらたま、はっきんだまはあるか?」

「えぇ、あちらに……」

「それらを使って取り逃した時の波紋の代わりと私の傷の再生を行う……ファントム・ブラック!!」

「はい!!」

「アルトマーレへ向かい、こころのしずくを手に入れるのだ」

 

 

ハデスはアルトマーレへの攻撃をファントム・ブラックに命じたのだった。




ふぅ、やっとセレビィ編投稿できたったと…次からはラティオスとラティアス編です。
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