流星のロックマン×ポケットモンスター   作:中2病人間M

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ギンガ団のボス、アカギ

「……アカギさん……」

『ピカピカ』

 

 

割れた仮面から見えたハデスの素顔はシンオウ地方で暗躍したギンガ団のボス、アカギだった。

 

 

「誰なのサトシ?」

「セレナ、シンオウ地方にいたギンガ団って奴らのボスだ」

『サトシ、でもなんでさん付けなんだよ』

「ああ、ウォーロック、初めて会った時は普通の人だと思ってたからつい……」

『ピカピカ』

「だから初めて会った時は俺に久しぶりなんて言ったんだな、アカギ」

『ピカピカ』

「そうだ、まさか私の仮面を割るとは思わなかったよ」

「サトシ、今までハデスの正体には気が付かなかったの?」

『声とかで分からなかったのか?』

「全然気がつかなかった、それにテンガン山で……」

 

 

サトシはテンガン山のやりのはしらでアカギは新たな世界を作り出し、その中にひとりで消えていったことをロックマンに教えた。

 

 

「そう、私はあの時、この世界を消すということは達成できなかったが私の世界に入り、そこで生きる、時間と空間だけの世界で、満足だった、だか、そのうち、この世界を見るようになり、やはりこの世界は消し去るべきだと考えるようになった、この世界を消す準備のため、私は私の世界の時間と空間を操れるようになろうとまず、この仮面を作った、その頃だった、ケフェウス・ドラゴン様が私の世界に現れたのだ」

 

 

 

 

「お前は……」

『私の名はケフェウス・ドラゴン』

「ポケモン……なのか」

『いや、私はポケモンではない、お前たちの世界とは別の世界からやって来た電波生命体だ』

「電波……生命体?」

『私に力を貸せ』

「……私になんのメリットがある」

『お前の目的を叶えよう』

「私の目的だと」

『そうだ、私はお前たちの世界を吸収さえできればそれでいい、それが終わったら自分の世界に戻り電波の神となる、その後は私に吸収され何もなくなったお前の世界を好きにするがいい』

 

 

 

 

「そして、私はケフェウス・ドラゴン様の電波を埋め込んでもらった、嘘偽りはない」

「どうして、ケフェウス・ドラゴンはお前のこと知ってたんだよ」

『ピカピカ』

「ケフェウス・ドラゴン様がこの世界で初めて吸収したのはテンガン山、そこで私の存在を知ったそうだ、ケフェウス・ドラゴン様もアーシア島のルギアの存在は予想外だったのだ、だから、私に多くの力を託した」

『だけど俺たちにぶっ倒されちまったってことだろ』

「なんでも倒すぞ」

 

 

ロックマンはアカギにバスターを構えたのだ。

 

 

「お前たちのせいで当初はこの世界を吸収し、電波生命体を操り電波生命体の世界へ侵攻するだけの計画が大幅に狂った、だが、あとはアルセウスの銅像を手に入れるだけ、ダークルカリオには騙されたが手に入れる方法はまだある、ケフェウス・ドラゴン様さえ復活すれば全てうまくいく、ファントム・ブラック、戻るぞ」

「はい」

 

 

アカギとファントム・ブラックは電波で逃げていったのである。

 

 

 

 

その後。

 

 

「なるほど、サトシ君、つまりハデスの正体はギンガ団のボス、アカギだったのか」

「はい、ハンサムさん、アカギのやつ、ケフェウス・ドラゴンを復活させてこの世界を消してもらう気なんだ」

 

 

そこへ、五陽田警備が国際警察にあったギンガ団事件の報告書を読みながらやって来た。

 

 

「ハデスもといそのアカギも皮肉だな、争いない美しい世界を求めていたのにケフェウス・ドラゴンの力で争いを始めるとは、もし、ケフェウス・ドラゴンが復活して我々が敗北したとしても今度は我々の世界で争いが起きるだけだ」

「もしかしたらスバル君たちの世界には興味がないのかもしれないな」

 

 

ハンサムと五陽田警備が会話する近くでは半壊したゼロをシトロンが修理していたのだ。

 

 

「シトロン、ゼロ、大丈夫そうか?」

『ピカピカ』

「少し時間がかかりますね、内部構造は僕のシトロイドと同じですけど素材がかなり強度ですよ、ボディと内部の部品をいくつか変えないと駄目ですね、でも、直すことはできますよ」

「良かったな、ゼロ」

『ピカピカ』

『すまない、助かる』

「いいですよ、君は僕が作ったんですから」

『俺のメモリーはこの世界の物じゃない、そんなに気にしなくてもいい』

「でも、この世界で作ったことに変わりはないですよ」

「なぁ、ゼロのいた世界ってどんなところなんだ」

『ピカピカ』

『俺はこの世界で作られた時には既に何も覚えていなかった、ただ、何となく見えるのはたくさんのロボットがいたぐらいだ』

「きっと、ロボット工学の発達した世界なんですね」

「なぁ、シトロン、ゼロの記憶は見れないのか?」

「サトシ、実はメモリーは全くもって理解不能だったんですよ、もし、メモリーを破壊されたら修復は困難です、破壊衝動を解除する時はメモリーじゃなくてメモリー付近に小型の装置がつけられててそれを外しただけなんですよ、どうやら強制的にプログラムを上書きする物でした」 

「えっと……」

「シトロン、サトシには理解できないみたいよ」

「なんだよ、セレナ」

「ごめんごめん」

「簡単に言うとロボット三原則を上書きする物でしたよ」

「ロボット三原則?」

『ピカピカ』

「たしか人間を傷つけてはいけないとかそういうやつよね」

「そうです、セレナ、ゼロや量産されたシトロイドにはですね」

 

 

操られていたシトロンが作ったであろう、三原則は以下の物であった。

 

 

第1条『ロボットはケフェウス・ドラゴン様の命令に背いてはいけない』

 

第2条『ロボットは味方の人間、電波生命体、ポケモンに危害を加えてはいけない、ただし、第1条に矛盾しない場合に限る』

 

第3条『ロボットは自分の存在を守らなければならない、ただし、第1条、第2条に矛盾しない場合に限る』

 

 

 

「ってところです、それに加え、ゼロには三原則とは別に三原則に矛盾しない場合に限り周囲を破壊しろってありました、酷いですよね、本来の三原則は人間に危害を加えないことが第1条なのに」

「うーん、科学の力ってすげー……」

「サトシ、理解してないのね」

「例えばですね、仲間には攻撃できないけどケフェウス・ドラゴンからの命令があったら攻撃する、自分が攻撃されそうになったら身を守りますけどケフェウス・ドラゴンが戦えって命令したら壊れそうでも逃げたりはできないってことですよ」

「酷いなそれ」

『ピカピカ』

「ああ、だからか」

『ん?どうした、スバル』

「ほら、アーシア島でキグナスをシトロイドが攻撃してたし、そのシトロイド自爆したじゃん」

 

 

スバルはアーシア島での戦いを思い出していたのである。

 

 

『あー、そういうことか、チッ、ケフェウス・ドラゴンめ、胸糞悪いことするな』

 

 

そこへ、

 

 

「よう、みんな」

 

 

アーシア島でスバルたちと共に行動したムゲン・グレイスランドがやって来た。

 

 

『ムゲンじゃねぇか』

「ウォーロック、相変わらず元気そうだな」

「ムゲンさん、どうしてここに」

『ピカピカ』

「ちょっと国際警察に反転世界のことで色々聞かれててな、で、それとは他にちょっと伝言があってな」

「伝言?」

『ピカピカ』

「これを見てくれ」

 

 

ムゲンはサトシたちに電子機器を見せたのだ。

 

 

「これは?」

『ピカピカ』

「人工衛星からキャッチしたディアルガの反応だ、少し前からミチーナにいるみたいだ」

「ミチーナ!?」

『ピカピカ!?』

「サトシ、どこなの?」

「アルセウスに関係する神殿がある場所だよ」

「どうだ、ギンガ団のボスの動向と関係ありそうじゃないか、行ってみないか?」

「はい!!」

『ピカピカ』

「ウォーロック、僕らも行こう」

『しょうがねぇな、アカギの動向も分からないしな』

 

 

そこへ、

 

 

「私も行きます!!」

「!!ヒカリ……」

『ピカピカ……』

 

 

ヒカリがやって来たのだった。




ハデスの正体はアカギでした、次回はミチーナです。
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