「シトロン、どうゆうことだよ」
『ピカピカ』
「サトシ、忘れたのかい、他の地方は全て消滅したんですよ」
「!!じゃあ、そのカードは……」
『ピカピカッ!!』
「そう、消滅した人間たちを封じ込めたカードですよ、最もカスミという子だけはカントーにいたので直接直々に手を下しましたけどね」
…そうか、カスミはハナダシティにいたから飲み込まれなかったのか、だから直接…
「シトロン、何てことをしてんだよ」
『ピカピカ』
サトシとシトロンの間にファントム・ブラックが入ってきた。
「いやいや、私の発案だよ」
「なんだと!!」
『ピカピカ!!』
『我々の目的は伝説のポケモンの捕獲と電波生命体の捕獲だ』
『キグナス、何故、電生命体を……』
『君たちには関係ない、特にウォーロックにはね』
『何だと!!』
『君は僕たちに捕まる運命だからね』
『へっ、上等じゃなねぇか、行くぜ、スバル!!』
「うん!!」
しかし、ファントム・ブラックはカードをサトシに見せたのだ。
「まぁ、まて、サトシ君よ、このカードがこちらにあるのに戦えるかな?」
「………」
『ピカァァ!!』
『てめぇ、そのためにサトシの仲間を……』
「それ以外にあるかな?それから星河 スバル君、君にもプレゼントがある」
ファンム・ブラックはカードをもう1枚取り出したのである。
「なんのカード……………………………」
スバルはそのカードに描かれている人物を見て言葉を失ってしまった。
「……と、父さん……」
そのカードにはスバルの父親、星河 大吾が描かれていたのだ。
『……ケフェウス・ドラゴンに大吾まで』
「ロックバスター!!」
スバルは怒り、ファントム・ブラックにロックバスターを放ったのである。
「相変わらず星河 スバル、君は一筋縄じゃいかないようだな」
「皆をどうするつもりだ!!」
『ピカピカ』
サトシはファントム・ブラックとシトロンにクロスバスターの銃口を向けた。
「サトシ、僕らと一緒に来るんだ」
「どうしてだよ、シトロン」
「サトシ、君は利用価値があるようですよ」
「えっ!?」
『ピカァァ!?』
「君の記憶には尋常じゃない数の伝説のポケモンや幻のポケモンがいる」
「それがどうしたって言うんだよ!!」
『ピカピカ』
「ミュウツーというポケモンについて知っていますよね」
「ミュウツー……ああ、知ってる」
『ピカピカ』
シトロンがミュウツーの事を知っていることにサトシは驚いていたのだ。
「君だけなのだよ、我々の知る限りこの世界に存在する2体のミュウツーと面識があるのは」
「えっ!?」
『ピカピカ?』
驚くサトシにファントム・ブラックはそう言ったのである。
…ミュウツー、たしかに2体のミュウツーと会ったことある、でも、ゲノセクトと会ったときのミュウツーを見たときは見覚えは会ったけど前のミュウツーのことは思い出せなかった、なんで思い出せなかったんだろう…
『記憶をケフェウス・ドラゴン様に組み込むことでそのポケモンを探知することが可能だ、特にそのポケモンがその人間をよく思っていると探知しやすい』
「キグナス、そのためにサトシを……」
『サトシを連れてくなんてさせねぇよ』
「ああ、そんな目的のためにら絶対いかないぜ!!」
『ピカピカ!!』
『交渉決裂、キグナスフェザー!!』
凄まじい羽がサトシとロックマンに直撃した。
『なんて威力だ……』
『ウォーロック、これがダークボールで強化された力だ』
「ダークボール……そうか、あのときのセレビィを捕まえた」
「流石サトシ、やはり、色んな経験をしているな、以前ビシャスが失敗したダークボールの件にも関わっていましたね、ファントム・ブラック、キグナス」
「シトロン、キグナス、この少年ますます利用価値があるな」
『そのようだな、必ず連行する、キグナスフェザー!!』
「クロスバスター」
「ファントムクロー!!」
3つの攻撃がサトシとロックマンの方へと向かってきたのだ。
その時
「ナダレダイコ!!」
横から雪崩が押し寄せシトロン達を飲み込んだのである。
「雪崩……!!まさか」
「久しぶりだな、ファントム・ブラック!!」
それは以前オーパーツをめぐってロックマンと対立していた五里 門次郎とムーの電波体『イエティ』が電波変換したイエティ・ブリザードであった。
「イエティ・ブリザード、お前もここに?」
「ロックマン、あ、ああ、俺も飛ばされちまってよ、さっきまで金になる話をしてたのに途中で飛ばされちまったからよ、その恨みにケフェウス・ドラゴンをぶった押すって訳よ、今回は味方するぜ」
『けっ、信用ならねぇな!!』
「おいおい、ひでぇな……」
「ウォーロック!!とにかく戦うよ」
『へっ、あったりめぇ~よ……おい、イエティ・ブリザード、足引っ張んなよ!!』
「上等!!こっちのセリフだ」
「キグナスフェザー!!」
「クロスバスター!!」
「ファントムクロー!!」
「バトルカード、キャノン!!」
「ユキダマフォール!!」
「エレキボール!!」
『ピカピカ!!』
互いの攻撃がぶつかり合って爆ぜたのだ。
しかし、キグナスの攻撃が群を抜いて強力で明らかにロックマンたちが押されていたのである。
「ぐっ!!」
『キ、キグナス、とてつもない強さだ!!』
「マッドショット!!」
シトロンがホルビーの技であるマッドショットをサトシへと放った。
「ロックバスター!!」
ロックマンはロックバスターを放ちマッドショットに直撃して煙がまったのだ。
『ピカピ!!』
「今だ!!ピカチュウ、でんこうせっか」
『ピカピカピッカァ!!』
サトシはクロス変換したピカチュウと連携し、でんこうせっかでシトロンに接近したのである。
「クロスバスター!!」
でんこうせっかのスピードを利用しクロスバスターを放ちシトロンを攻撃した。
「サトシ、学習しないね、僕はじめんタイプ、でんきタイプのクロスバスターは効かないよ」
「効かなくたって問題ないぜ!!」
『ピカピカ!!』
「なんだって?」
『スバル、今だ!!』
「うん、バトルカード!!リュウエンザン」
ロックマンはその隙にリュウエンザンでシトロンを斬りつけ追い討ちをかけたのだ。
「ぐっ…おのれぇぇ、目眩ましでしたか……」
「ピカチュウ、アイアンテール」
『ピカァァ!!』
そして、アイアンテールを受けたシトロンはクロス変換が維持できなくなりホルビーとシトロンに分かれたのだった。
「よし!!」
『やったな、スバル』
『やはり、使えないね』
キグナスは負けたシトロンを鼻で笑ったのである。
そして、
「キグナス、ゲノセクトを出そう」
『いいだろう、ハイド……シトロン』
「……わかりました、ゲノセクトですね」
「なんだって!?ゲノセクト」
『ピカピカ!?』
ファントム・ブラックがゲノセクトの名前を言ったのでサトシは驚き、手を止めた。
「サトシ、それもポケモンなの?」
『サトシは知ってるんだろ』
「……うん」
『……ピカピカ』
そして、シトロンはダークボールを5つ出したのだ。
「その数、まさか……」
『ピカピカ』
「そのまさかだよ、赤いゲノセクトを含め5体のゲノセクトはこの中ですよ」
シトロンがダークボールを投げようとしたのである。
その時
『シトロン、そこまでだ』
「!!貴方は……」
『超最高幹部のお出ましのようだね』
「超最高幹部って……」
『!!……スバル、この周波数はジェミニだ』
「なんだって!?」
『久し振りだな、ウォーロック』
そこへ現れたのは伝説のポケモンライコウだった。
「あれはライコウ!?」
『ピカピカ!?』
「ウォーロック、あのポケモンがジェミニなの?」
『そうか……ジェミニのやつそのライ何とかってのに入り込んだな』
『その通りだ、ウォーロック、もちろんダークボールも使ってる、素晴らしい力が溢れてくるぞ』
『ジェミニ様』
何故かキグナスがジェミニを様と呼んでいた。
『!?様…だと』
「どうしたの?ウォーロック」
『スバル、キグナスがジェミニに様を付けて呼ぶのはおかしくないか?』
…ジェミニは以前、キグナスがアンドロメダを起動させた時にアンドロメダを乗っ取ろうと邪魔してきた筈だ、そんな奴を様付けでキグナスが呼ぶなんてあり得るのか…
『キグナス、引き上げだ』
『何故ですか?』
『3体の電波生命体を現在追跡中だ』
『その電波生命体とは?』
『ブラキオとコンドルにFM星人、ハープだ』
「ハープってことはミソラちゃん!?」
『ハープ……』
『さらに幻のポケモンも同時に追跡中だ』
『おお、素晴らしい!!』
そして、そこへリコプターが上空から着陸したのだ。
「撤収のようだな」
『ハイド、おつかれ~』
キグナスとファントム・ブラックは電波変換を解いてヘリコプターへと乗り込んだのである。
そして、シトロンはホルビーとキグナスから分離したスワンナをダークボールに戻しヘリコプターに乗り込む際にサトシの方を見たのた。
「サトシ、この2枚は返して起きましょう」
シトロンはユリーカとマサトのカードをサトシの方へと投げたのだった。
「!!」
『間に合えばの話だけどね』
ライコウの体に入ったジェミニがカードに向けてかみなりを放ったのだ。
「やめろっ!!」
『ピカピカ!!』
サトシはカードを守るためかみなりの盾になり受けたのである。
「うわぁぁぁぁぁ!!」
『ピカァァァァ!!』
激しい煙が蔓延しその煙が消えた頃にはサトシがピカチュウと分かれ地面に横たわっていた。
「サトシ!!」
サトシは朦朧とする意識の中、セレナの声が聞こえたのを最後に完全に気を失ってしまったのだった。
まぁ、ユリーカとマサトのカードは返されました~いやねぇ…本当はポケモンのレギュラーキャラクターあんまり出さないつもりだったんだけどねリクエストでポケモンキャラクター出してほしいってリクエストがあったから少しストーリー練り直して出してみました