折れても再び立ち上がる   作:Seasoned Seaweed

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どーも。激遅投稿主のSeasoned Seaweed です。この情勢で家から出れなくなったのでいっぱい執筆できるぞと思ったら課題の山のせいで書く時間なんてほぼなかったんですよね(言い訳)出来るだけ早く投稿できるようには頑張りますが気長に待ってください


私も作戦を考える

「あの、沙織さん。各チームメンバーのメールアドレス知ってる?」

「うん、知ってるよ~」

「良かった~。それじゃ説明するね。これからの指示は全て携帯のメールでだして、偽の情報を通信に流すの」

「なるほど!相手の傍受を逆手に取るんですね」

「そうだよ。涼さんはどう思う?こんな戦車道っぽくない戦い方」

「携帯に関するルールは外部と連絡を取ってはいけないぐらいしか明記されてないから、内部で連絡する分には大丈夫だと思う。それに、あっちが先にルールの穴をついてきたんだから文句を言われる筋合いないよ。だから

みほの作戦で行こう」

 

みほが立てた作戦を沙織がメールで伝えて全員が持ち場についたので、偽の通信を流して作戦を開始した。

 

「全車、0985の道路を南進、ジャンクションまで移動して。敵はジャンクションを北上してくるはずなので通り過ぎたところを左右から狙って」

「了解です」

「こっも了解です」

 

作戦通り相手はこちらの偽の通信にまんまと引っ掛かり、2両をキルゾーンに誘い出すことに成功した。そして、カバさんチームの砲撃がシャーマン1両に直撃し撃破した。しかし、この大会はフラッグ戦で行われるため、フラッグ車を倒さない限り試合には勝てない。

 

「次はどうする?」

「私に任せてもらっていい?ちょっと作戦思いついたんだけど」

「内容を聞かせてもらっていい?」

「まずは、さっきと同じように偽の情報を流して敵の本隊を遠ざけるの。その後、傍受している相手にフラッグとのタイマンを申し込む」

「無理だよ。絶対相手してくれないよ」

「大丈夫、確実相手はタイマンに応じるはずだから。まぁタイマンを申し込むけどこっちはアヒルさん以外の全車両で迎え撃つ」

「何でうちはのチーム以外何ですか?」

「八九式だと火力不足っていうのと、敵本隊の妨害をしてほしいんだ」

「え!1両だけでですか!?」

「うん。発煙筒持ってきてるでしょ?それを相手車両に乗っけて視界を奪う。特にファイアフライには必ず乗せてほしい。あと、走るときは相手車両にべったりくっついて走って。相手は誤射の可能性があるから撃ってこないから」

「その作戦はいいと思うけど、相手はタイマンに応じるメリットがないからどうやってタイマンに持ち込むの?」

「ちょっと挑発するだけだよ。その辺は任せてもらって大丈夫」

「わかりました。その作戦で行きます。誘導する位置は...」

 

その後、細かい部隊配置などを急ピッチで決めて、全員の準備が整ったのを確認してみほに通信を流してもらった

 

「全車128高地に集合してください。ファイアフライがいる限りこちらに勝ち目はありません危険ではありますが128高地に陣地に陣取って上からファイアフライ一気にを叩きます」

 

通信を流してから数分後、敵の偵察をさせていたアヒルさんチームから敵本隊が偽の集合地点に向かったと報告があった。

 

「それじゃあやるよ」

「何か作戦名とかある?」

「うーん。『だましうち作戦』とかどう?」

「うん。いいと思う」

「それじゃあいくよ」

 

「こちら、大洗フラッグ車。サンダースフラッグ車に告ぐ。すでに私たちはそちらの通信傍受に気づいている。これはルール上問題ないけど、些かマナーに反していると感じる。もし、このままそちらが勝ったとしても弱小校相手に通信傍受の使用が私たちが公表すると、隊員の独断行為であったとしても、そちらの隊長の評価を著しく低下させることになるだろう。これはそちら側の望むところではないはずだ。そこで提案だが両校フラッグ車による一対一の勝敗を決めるのどうだろうか。この提案を受け入れない場合は試合終了後、通信傍受を受けたことを公表する。あと、この通信を他の隊員に知らせた場合も公表する。場所は405。一対一の勝負を楽しみにしている。以上だ」

 

『ちょっと挑発』というか完全に『脅迫』だけど、この戦力差で勝ち目を見出すには私にはこんな方法しか思いつかなかった。相手側も面子があるから恐らく脅迫されたことを言わないと思うけど、脅迫は明らかに戦車道の精神に反する行為であることは間違いない。もしかしたら、みほならこの状況でも何とかできるかもしれないけど、私も一指揮官としてのプライドがある。私のやり方は正しくはないけど勝つために、学園を守るためにどんな手をつかってでもこの作戦を成功させる。しかし、当然ながらこの作戦に反対する声が上がった。

 

「ちょっと!それは脅迫じゃん!」

「でも、相手は脅迫されたことを訴えると自分たちが弱小校に対して通信傍受機を使ったという醜態を世間に晒すことになる。それは相手も避けたいはずだから抗議はしてこないと思う。そもそも相手が通信傍受してこなかったらこうはなったないからお互い様でしょ。もし何かあったら私が全部責任取るから」

 

私は皆を黙らせて指示を出して予定地点に移動した。到着してからフラッグ車以外を隠すように配置しサンダースのフラッグ車を待ち構えた。数分後エンジン音が聞こえてきたので一応メールで指示を出した。

 

「そろそろ相手のフラッグ車が来ます。私の合図で全車砲撃してください。失敗したら全力で追いかけてください」

 

皆からの了解のメールを確認して相手が来るのを待った。

 

相手フラッグ車が単独で来ていることを確認して全員に合図を出した。

 

「全車砲撃!」

 

奇襲には成功したけど撃破には至らず、相手が逃げ出したため追撃するために、戦車道の試合では珍しい追いかけっこを開始した。

 

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