折れても再び立ち上がる   作:Seasoned Seaweed

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お待たせしました。毎度投稿が遅くてすいません。



私は技を身に着けたい

「かーしまー、次のステージどこ?」

「アンツィオとの対戦は山岳と荒れ地ステージに決まりました」

「はーいしつもーんアンツィオってどんな学校?」

「あー確か創始者がイタリア人だったはず」

「イタリア文化を日本に伝えようとしたいたイタリア風の学校だ。だから戦車道もイタリアの戦車が中心。先の一回戦で使用した戦車はCV33とセモベンテM41」

「アンツィオが勝つとは思ってたけど、よくこの戦力で勝てたよね」

「夏樹の想定通りの車両ではあるが、新型戦車も入ったと聞いた」

「どんなの?」

「ちょっとわからないです」

「一回戦には出なかったもんね」

「だからこその秘密兵器か~。まぁいっかそのうち分かるし」

「なんでわかるの!?」

 

その瞬間生徒会室の扉がドンッという大きな音を立てて勢いよく開かれた。みんなが振り向くとコンビニ店員の制服を着た秋山の秋山の姿があった。

 

「秋山優花里、ただいま戻りました!」

「おかえり~」

「おー待っていたぞ」

「お疲れ様~」

「その恰好!?」

「優花里さんもしかして...また?」

 

サンダースの偵察でバレたのに...と言いたげな困惑したみほの表情に対し、これでもかというくらいドヤ顔で秋山は映像を流し始めた。

 

最初はアンツィオの風景が流れていき、戦車を飾っている店を見つけて向かい、鉄板ナポリタンの食レポが始まった。

 

「では早速...おいしいです!」

「だろぉぉ!」

「ところで戦車っていえば新型が入ったって聞いたんですけど」

「何ぃ、どこで聞いた?」

「はっすいません...」

「おめぇ通だねぇ。ここだけの話っつうか、超秘密なんだけど、重戦車を手に入れたんだー!聞いて驚け!えーっとイタリアの何だっけ?」

「イタリアの重戦車というとP40ですか?」

「そう、それそれ!P40をそりゃあもう気の遠くなるくらい前から貯金して私らの代でようやく買えたんだ!アンチョビ姐さん、あぁうちの隊長なんだけど、もう喜んじゃって毎日コロッセオのあたり走り回ってるよ。燃料もあんまねぇのに。それとね、通のおめぇに特別にもう一つだけ教えてあげるけど、P40のほかにもう一両手に入ったんだよねぇ!何だっけなぁ?「すいませーん。鉄板ナポリタン10人前くださーい」はいよー。ごめんなーちょっと忙しくなっちまったわ」

「わかりました。ありがとうございますー!どうやらP40の他にも新戦車を導入したようです。イタリアの戦車ですとL6やM15ですかね?」

 

その後、コロッセオの中央でP40の上に乗ったアンツィオの隊長が映ったところで映像が終了した。

 

「ちょっと強そうですねぇ」

「ちょっとじゃないだろ」

「私、P40初めて見ました」

「こりゃもう少しがっつり考えないとだめだねぇ」

「そうですね。それに、判明しなかった新戦力も警戒しなければなりません」

「夏樹ちゃん、新戦力の予想は?」

「秋山と同じでM15が妥当かなと思います。ただ、偵察で見つからないくらいにはしっかり隠しているあたりイタリア以外の戦車も十分あり得ると思います」

「なるほどね~まぁ今考えたってしょうがないか~」

 

今回の報告をチームに共有するとカバさんチームP40の資料を少し持っているようだったので、そちらはみほとカバさんチームに任せて、涼はバレー部のところに向かった。

 

「練習中ごめんね。ちょっと頼みがあるんだけど」

「え、もしかして入部してくれるの!?やったー!これで5人になったぞ!」

「そうじゃなくてね、まぁ全く関係なくはないんだけど」

「何だー。残念だな。それで頼みって?」

「バレーのサーブだけ教えてくれない?」

「やっぱりバレー部に入ってくれるの!?」

「最後まで聞いてよ。サンダース戦で皆んなに妨害をしてもらったでしょ。その時に発煙筒をバレーのサーブみたい飛ばしてたでしょ。あれ私も出来るようになりたいなって思って。アンツィオ戦までそんなに時間がないから、コントロールより遠くへ飛ばすことを重視して教えてほしいの」

「なるほど、そういうことかー。ちょっと残念だけど、いいよ。これを機会にバレーの楽しみを知ってもらいたいし。なんならそのまま入部してもらってもいいけどね」

「ありがとう。それで早速教えてほしいんだけどいいかな?」

「勿論!」

 

バレー部への勧誘をスルーしたことに気づいてないようだったが、すぐにサーブの練習を始めた。練習を始めて小一時間しか経ってないが、予想以上にバレー部の練習が厳しくて少しだけ休憩を貰った。

 

「ごめんね。ちょっと疲れちゃった。現役の運動部の体力はやっぱりすごいね」

「いや~それほどでも。それにしても結構上手いよ。このまま正式に入部しない?」

「それはちょっと無理かな」

「いや~残念だな~。そう言えばCV33って豆戦車ですよね?」

「そうだけど」

「もしかして89式でも倒せますか?」

「うん、全然倒せるよ。でも、弱点狙って撃たないと倒せないかも」

「やったぞ。ついに89式でも、撃破できるぞ!根性で全部やっつけるよう!バレー部ファイトー!」

「「「ファイト―」」」

 

その後もサーブの練習をして狙ったところにもある程度飛ばせるようになったし飛距離もそこそこ出せるようになったので次の戦車道の摸擬戦で試してみることにした。

 

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