折れても再び立ち上がる   作:Seasoned Seaweed

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お久しぶりです。
ガルパンの最終章3話めちゃくちゃよかったです。やっぱりはガルパンはいいぞ



私は後輩と再会する

「んで向こうの装甲はどんな感じ?」

「P40の前面はカバさんチームなら相手の有効距離の外から貫通可能です」

「心得た」

「んじゃあ。ぴよぴよの相手はカバさんチームだね」

「ぴよぴよ?」

「P40のことですか?」

「そうそうぴよぴよ。んじゃあ敵味方に分かれて練習してみよっか。ぴよぴよ役どれがいい?」

「P40に比較的近いのはIV号ですね」

「じゃああんこうがぴよぴよ、アヒルさんがカルロベローチェってことで」

「では、IV号と八九式を仮想的として摸擬戦をやってみましょう」

「はい」

 

「また負けたかー。上手くいくと思ったけど詰めが甘かったかな」

「でも、発煙筒にあんな使い方があったなんてびっくりしちゃった」

「そんなこと言っても、全然通用してなかったしもう一捻り必要かな」

 

バレー部に教えてもらった発煙筒サーブを応用した作戦を実際に通用するか試してみたがみほには通用しなかった。相手がみほだから通用しなかった可能性は十分あるが、一度失敗した作戦を何の改良もせずに再び実行するのは涼の考え的には出来なかった。

 

「みほ的にさっきの作戦のどこが穴だった?」

「うーん...もう少し注意を引くものがあったら、やられてたのは私達だったかも」

「なるほど。えーと、それじゃあ......とかどう?」

「それならいいかも」

 

 

それから数日が経ちついに2回戦の当日となった。戦車の整備や作戦の最終確認をしているとアンツィオの隊長がやってきた。

 

「たのもー!」

「あーチョビ子」

「チョビ子と呼ぶな!アンチョビ!」

「で、何をしに来た?安斎」

「アンチョビ!試合前のあいさつに決まっているだろう。私はアンツィオのドゥーチェアンチョビ。そっちの隊長は?」

「おーい、西住」

 

隊長同士の挨拶が済んだところで涼は見覚えのある人物と目が合った。その相手は目が合った瞬間ものすごいスピードで近寄ってきた。

 

「涼先輩じゃないですか!!お久しぶりです!ここにいるってことは戦車道復帰したんですね!私すっごく嬉しいです!」

「色々あって今年だけ復帰してるだけだ。水瀬こそ、何でアンツィオにいるんだ?確か継続に入りたいって言ってなかったか?」

「そうなんですけど。CV33に乗りたくなっちゃって。それと今はアクアパッツァって名乗ってるのでできればそっちで呼んでほしいです」

「長いからやだ」

「そりゃないっすよ」

「なんだアクアパッツァ知り合いか?」

「そうですよ。中学の時の先輩です」

「ていうことは、アンタが夏樹涼か」

「はい、そうです。まさか、安斎さんが私のことを知ってくださっているなんて光栄です」

「アンチョビと呼べ!そりゃまぁ中学の時の活躍も少しは知ってるし、アクアパッツァからも色々聞いてるぞ。あんたなかなかやるみたいだな。でも、私たちは負けない、じゃなくて勝つ!」

「残念ですが勝つのはうちです。お互い正々堂々と戦いましょう」

「よろしくな」

 

安斎さんと握手を交わし、アクアパッツァこと水瀬と少し話しをしてお互い準備に戻った。準備を終えて試合開始を待っているときに一つ提案してみることにした。

 

「あのさ、みほ。あの子の相手、私に任せてくれない?」

「ん?あの子って涼さんの後輩の子?」

「そう、その子。元とはいえ、あの子の先輩だからさ、久しぶりに威厳を見せつけてやろうと思って。もちろんフラッグ車だから無茶なことしないよ」

「それなら大丈夫だよ」

「分かった。まぁ多分あの子が乗ってるのCV33だろうけど油断はしないよ」

 

合図が鳴り試合が開始された。しばらくして偵察のために先行させていたアヒルチームから十字路で敵を発見したと報告があり、うさぎチームを直行させて本隊は当初のルート通り進軍していた。

 

「街道南側、敵発見。すみません見られちゃったかも」

「発砲は?」

「まだ、ありません」

「くれぐれも交戦は避けてください。うさぎさん、相手の正確な情報を教えて下さい」

「カルロベローチェ4両せもべんて2両が陣取っています」

「数が合いませんね。合わせて11両もいる」

「P40も正体不明の新車両もいません。2回戦のレギュレーションでは10両までと」

「インチキしてるのでは?」

「もしかして!うさぎさんアヒルさん退路確保しつつ斉射してください。反撃されたら直ちに退却」

 

みほの読み通り街道に構えた相手車両は偽物ですべて看板だった。相手の欺瞞作戦を見破ったことでその次の作戦も分かった。

 

「ということは、十字路に私たちを引き付けておいて機動力で包囲、か」

「みほの言う通りだと思う。このままアヒルさんとうさぎさんに先行してもらって偵察を続けてもらおう」

 

その後すぐに偵察の2両が交戦に入ったため、本隊はそのまま直進し、包囲される前にフラッグ車を倒すことにした。木々が生い茂り見通しの悪いの森の中を走っているとちょうど動き始めたばかり敵フラッグ車と遭遇した。そのフラッグ車の護衛車両を見た秋山と私は驚きのあまり一瞬声が出なかった。

 

「...あ、あれは...もしかして...」

「あれの実物が存在するなんて...]

 

「ゆかりん、あれってそんなにすごい戦車なの?」

「あれは、P40よりさらにレアというか、最早幻の戦車です!」

「M16/43サハリアノ試作の1両しか作られてないはずなのに...何故あれがアンツィオに...」

 

アンツィオが隠していた新戦力とはサハリアノのことであった。そしてそのサハリアノから顔を出していたのは水瀬だった。

 

「みほ、サハリアノは私に任せてP40を追って!カバさんはセモベンテの足止めをして。可能なら撃破」

「分かりました。お互いの健闘を祈ります」

 

 

 

 

 




アンツィオの秘密兵器はなんとサハリアノでした。どういう経緯でアンツィオが所有しているかは後の話でだしていくつもりです。後は新キャラとして水瀬ことアクアパッツァを登場させました。ちなみに名前は響子です。一応由来としてはアクアパッツァはイタリア語で「狂った水」という意味なので水を名字に入れたかったのと、狂った子で狂子から→響子と名付けました。
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