…いや、ネタはあったんです。でも文章力が低下してて、書けなかったんです。
「…はぁ…なぜあの召喚獣は…こんなにも不憫なのかしら…」
『煩悩の姫』は悩んでいた。いや、考えていた。ギルバトで呼ぶことが出来る数ある『召喚獣』、その中でも『煩悩の姫』は『狂竜アンプアス』を好んでいた。その愛は凄まじく、所属しているギルドに「アンプアス保護団体」なる派閥を立ち上げるほどである。ちなみに他のギルドメンバーにドン引きされている。
「確かにハロウィンイベントの時のアンプたんは相手が悪かったわよ…。でも、アンプたんは『世界の滅亡』を名に冠してるのよ?こんな不憫にしなくてもいいと思いません?!あと私、ハロウィンイベントはノーカンだから!」
いつも通り、アンプアスに対する待遇の低さに不満を吐く。これにはギルドマスターも「あー…煩悩さんまたやってる」という顔になる。こうなると『煩悩の姫』は1時間ぐらいは話す。他のギルドメンバーは止まるのを待つしかないのである。
「はぁ…どうしてアンプたんはこんなにも…」
ギルドでの仕事が終わってからも煩悩の姫は不満を言う。自分が何言ってもアンプアスの待遇が変わることはない、それが分かっていながらも不満は募るばかり…。
「私…なんか変わっちゃったなぁ…」
煩悩の姫はため息をつきながら、自身の館に戻っていった。
「おまたせ、待った?」
「ううん、今来たとこ…って毎回これやるんですか…」
そう答えるのは『煩悩の騎士』。『煩悩の騎士』は『煩悩の姫』の留守中、つまりギルドに行っている時間に、『煩悩の姫』の館に客人が来た時の対応をしている。決して館に引きこもっているニートではない。
「今日もお疲れ様です。どうでした、今日のギルドの方は?」
「いつも通りよ。いつも通り、ギルドバトルは『第一席』さんと『第二席』さんが頑張ってくれましたから…」
「いつも通り…。つまりは姫様は『ギルドの巫女』の二つ名に違わないぐらい祈っていたのですね?」
「あのねぇ…その二つ名は勝手につけられたモノよ?私はその二つ名、あんま好きじゃないのよ…」
『煩悩の姫』は呆れ顔で答える。『煩悩の騎士』は首を傾げ、問いかける。
「でも最多祈りのMVPは…?」
「確かにいつも私よ…」
「だから、そんな二つ名つけられるんですよ…」
『煩悩の騎士』のこの言葉を聞くと、『煩悩の姫』は声を荒げながら早口で言う。
「…なんかヤダの!その二つ名だと『祈り以外何も出来ない』みたいじゃない!私はサブマスターなのよ?!ちゃんと祈り以外も出来るのよ?!」
「ハイハイ…俺は姫様が頑張っているのを知ってますよ…。食事の準備はもう出来ていますから、食事にしましょうね。」
「…今日のメニューは?」
「はい、またキノコです」
「やっぱりぃ…キノコ狩りでたくさんあるからね…」
そう言いながら、『煩悩の姫』は自身の館の中へと入っていった。
…「タイトル詐欺」?本当に申し訳ない。
夏コミで名刺配ったし、更新しないとかな…とか思ってました