街から戻ってきた俺は、大広間の椅子に座っていた。やはり座り心地がいい。魔界に来た時から思ってたが、この屋敷は、なかなか良い物件のようだ。
「ふぁぁ…やっぱねみぃや…」
それもそうか。あんなにキノコを狩ったのも久しぶりだったからな…。疲れていた俺は、椅子に座ったまま眠ってしまった。
「アクタル…起きてください…」
『姫』が俺を起こした。かれこれ3時間は寝ていたみたいだ。しかし『姫』よ。人を起こすのに『ニルヴァーナ』使っちゃダメでしょ。確かに悪夢(?)を見て起きるかもしれないけど、目覚めが悪いよ。
「ん…『姫さん』…。どうしたんです…?」
目を擦りながら俺が聞くと、『姫』が
「いや…なんか周りが学園のようになってて…魔剣も制服を着ていて…」
と言ってきた。無理やり流行(?)に乗らなくてもいいから(良心)
「ま…ていうのは嘘なんですけど…」
今の時期だと、嘘って言えない気がするが、まぁ、そこには触れないでおこう。
「…で、本当にどうしたんです?」
「あー…いや…あのね…」
『姫』が申し訳なさそうにする。
「あのー…アクタルが眠ってたからね…たまには私が料理しようと思って、キノコを炒めてたんね…そしたら…」
『姫』はここまで言ったあと、小声で「全部焦がしちゃって…」と言った。あの机の上の暗黒物質はそういうことか。
「ま…まぁ、いいですよ…」
当然俺は困惑していた。 というか、俺が魔界に来るまで、『姫』はどんな食生活をしていたんだろう…。確か、俺が最初にメシを作った時に「まぁ…こんなに美味しいのね…」って言ってたし、自分の料理を無理して食べていたんだろう。
「今度はタケノコにしましょうかね…」
「お、いいですね…」
「タケノコは…里に行けばありますかね?」
その話題はいけない。その話題は『総選挙』を思い出すから、いけない。(謎の記憶)
「いや…里以外でもあると思いますよ…」
俺は、こう言うと、『姫』がいきなり
「そういえば…アクタルが言ってた『すぎのこ村』って何?」
やめて、『総選挙』で「すぎのこ村」っていう選択肢がないことに、絶望したの思い出しちゃう…(謎の記憶)
「あー、それですか…。それは一時期キノコ、タケノコに対抗していた…その…お菓子です。」
「へぇ…。食べてみたいわね…。今はあるの?」
「はぁ…確か名前が変わったり、復刻したりしたんですけど…今はないんですよね…」
「…それは残念ね…。メントスも最近飽きてきたんですよね…」
メントス食べてたのか。コーラは減ってないから…メントスだけで…。いや、それが通常の食べ方なんだが…
「えっと…夕食前に菓子は控えてください…」
「えー…」
こうして、また魔界の一日は過ぎていくのであった…
「すぎのこ村」を忘れてはいけない。えっ?「木こりの切り株」?いや、あれブ○ボンじゃん。
ま、ていう訳で、本当に趣味で書いてたんだなってのを思い出しました。
あ、ちなみに「すぎのこ村」は「ラッキーミニ」という名前になりましたが、元の「ラッキー」は現在の「フラン」に進化したらしいですね。(豆知識)