東方染水記   作:ナンモナイト!

12 / 69
最近、フルーツ侍さんが絵を描いて下さり、舞い上がっているナンモナイトです。まじで嬉しいっすわ。フルーツ侍さん、ありがとうございます!

ガスターさん&Dr.Revolution

【挿絵表示】


ヤリカ&Sans&Papyrus


【挿絵表示】


て事で十一話でございます。
それでは、ゆっくりご覧下さい。


十一話 ~勝ちゆく挑戦者達 ヤリカの過去~

紅霧館、地下室。

フ「アハハハハ!ほらほら、どうしたの、マリサ!」

フ「『スターボウブレイク』!」

魔理沙「くっ...!『シュート・ザ・ムーン』!」

 

戦闘BGM UNオーエンは彼女なのか?(フランテーマ曲)

 

 

この地下室では、一人の吸血鬼の少女 ーーーと言っても年齢は495歳だがーーー と、一人の人間の魔法使いの少女が、激しい弾幕ごっこを繰り広げていた。

 

ゴオォォッ

 

『レーバティン』を手に、振り回すフラン。

 

フ「ほらほらほらほら!!」

魔「うわっ!危ねぇっ!」

 

『フォーオブアカインド』で分身し、弾幕を放つフラン。

箒に乗り、レーザーなどを撃ちまくる魔理沙。

 

その戦いはほとんど互角だった。

ーー筈だった。

 

魔「これで決めてやる!」

魔「恋符『マスタースパーク』!!!」

 

キュイイイイイイン

 

ズドオォォォォォォン

 

その余波で、フランの分身が消え、極太のレーザーがフランに向かっていく。

 

フ「う...うそ...。」

 

ドガアァァァン

ピチューン

 

魔「ふぃー、やっと終わったかー。」

フ「負けちゃった...。これでまた、寂しい生活に逆戻り...。」

魔「なぁに言ってんだ、フラン?」

フ「え?」

魔「お前をこの地下室に閉じ込めてたのは、お前の姉ちゃんなんだろ?だったら、その姉ちゃんを〝倒せば〟外で遊べるぞ!私としても、異変の元凶を倒す仲間が増えるし、一石二鳥だぜ!」

フ「...いいの?」

魔「ああ!」

フ「......わかった!わたし、マリサについていくね!」

魔「そうこなくっちゃあな!よし、いくぞ!ヤリカ達がそろそろついてる筈だ!」

フ「やりか?」

魔「私の仲間だよ。一緒に乗り込んできたんだ。頼りになるぜ~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じく、大図書館。

 

 

Revolution「はあ、はあ...。思った以上に手強いですね...。正直言って、魔法をなめていました...。」

パチュリー「貴方も、ね...。科学って、中々強いのね...。」

Re「ですが、私は負けません!」

 

 

戦闘BGM ラクトガール 少女密室~

 

 

シュオオッ

 

ジャキッ

 

Revolutionは背中のジェットパックで飛び、武器を構える。

 

Re「スペルカードではありませんが!」

 

Re「REレーザーガン!」

 

ズキュウウウン

 

パ「水符『プリンセスウンディネ』!」

 

バシャバシャッ

 

パチュリーの水の弾幕に当たった途端、レーザーが逸れ、別の場所に着弾する。

 

Re「くっ...。水による光の屈折を利用しましたか...。」

パ「はぁ、はぁ...。科学者っていうだけあって、察しがいいわね...。」

Re「お褒めに預かり、光栄です。ですが、まだ終わってません!」

Re「一発が駄目ならもう一発!REレーザー!」

 

し~ん

 

パ「...出ないじゃないの。」

Re「な、なぜ...。」

 

『ジュウデンギレ。ジュウデンギレ。サイジュウデンシテクダサイ。』

 

Re「って充電切れですかーっ!私としたことがーっ!」

パ「よくわからないけど、もう戦えないって事でいいのかしら?」

Re「...いや、諦めるのも勝った気でいるのも、まだ早いですよ。」

パ「?」

Re「なにせこっちには、無限の可能性を持つ〝ピンクの悪魔〟がいるのですから!」

パ「...そのピンクの悪魔っていうのは、この子の事かしら?」

カービィ「スヤァ...(-_-)zzz」

Re「はぁーーーー!?」

Re「カービィ!カービィ!起きて下さい!今は戦闘中ですよ!」

 

カービィは不機嫌そうに目を開ける。

 

カ「ぽよ...。」

パ(何この光景...)

カ「ぱやぽや...。」

Re「もうちょっと寝るって、いいから早く起きて下さい!起きてくれたら、後でキャンディー奢りますよ!」

パ「そんなことで起きるわけ...」

カ「ぱやぽやぽよぷやぁー!!(やったー!頑張るぞー!)」

パ「起きた!」

Re「カービィについて困ったことがあったら、取り敢えず食べ物ですね。」

Re「カービィ!私は予備電源を使ってREレーザーを充電するので、バトンタッチしてください!キャンディー二個追加するので!」

カ「ぽよ!(任せて!)」

パ「話は終わった?終わったなら、再開するわよ。」

 

パチュリーは魔導書を手に、詠唱を始める。

 

パ「火符『アグニシャイン』!」

パ(さあ、あのピンク玉はどう出るか...。)

 

カ「ぽよっ!」

 

ヒュゴオオオッ

 

するとカービィは、パチュリーが出した炎の弾幕を〝吸い込み〟始める。

 

そしてそれを、

 

ゴックンッ

 

飲み込んだ。

 

パ「え、飲み込んだ?」

 

Revolutionはニヤリと笑う。

 

Re「ここからは、カービィの番です。」

 

炎の弾幕を飲み込んだ直後、カービィの体か淡い光に包まれる。そして、光が晴れる頃には、カービィの姿は変わっていた。

 

頭には炎が燃え盛る王冠のような物をかぶり。

 

体は赤くなり。

 

パ「姿が変わった!?」

Re「これこそがカービィの十八番!」

Re「コピー能力です!」

Re「吸い込んだ物の特性をコピーし、自らのものにする!これこそ無限の可能性!行ってください、カービィ!」

カ「ぷやぁっ!」

カ『バーニングアタック!』

今まで言葉にもならない声だったカービィが、突然流暢に喋る。

 

ゴオオオオオッ

 

パ「ならば、火には水!」

パ「プリンセスウンディネ!」

Re「フフ、無駄ですよ。」

 

ジュウウウッ

 

パ「なっ!?蒸発した!?」

 

カ「ぽよーっ!」

Re「カービィ、いっけー!」

 

ドゴオオオッ

 

ピチューン

 

カ「ぱやー!りべれーしょん!」

Re「ぃやったー!倒しましたー!あとRevolutionです!」

 

カ「ぷやぽよ、ぺいやあっ!」

Re「そうですね。あれ、やりますか!」

 

二人は、右にスライディングしたり、左にスキップしたり、その場でジャンプしたり。そして最後に手を上に上げ、

 

カ「はぁい!」

Re「はぁい!なんちゃって!」

 

いわゆる、勝利の舞いというやつであろう。

 

 

 

パ「うぅ~、貧血で目眩がする~」

小悪魔「パチュリー様~、大丈夫ですかぁ~」

 

 

 

...こっちは敗北の声だが。

 

 

 

 

 

 

 

Re「今頃はヤリカが別の敵を倒している筈...。そうだ!カービィ!博麗神社に行って、霊夢を呼んできて下さい!そろそろ異変の黒幕との戦いが待っている筈ですので、実力者の霊夢がいた方がいいです!」

カ「ぷぃ!(りょーかい!)」

 

カービィは、何処からともなく〝ドラグーン〟を取り出して搭乗し、あっという間に目では見えない所まで行ってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘BGM ナイト・オブ・ナイツ(咲夜の曲)

 

 

 

咲夜(わ、私の時間停止空間を力だけで破った!?それに、今の殺気は...!)

ヤリカ「お前、『理解出来るのはお嬢様だけ』、確かにそう言ったな。」

ヤ「俺は、それが間違いだと言った。)

 

いつの間にか、ヤリカの目からは、黒い炎が消えていた。

 

ヤ「忌み嫌われてきたってことは、その能力があるからなんだろ?」

 

ヤリカは、咲夜に向かって、ゆっくりと歩いていく。

 

咲「くっ!」

 

ゴオーン

 

時間が止まる。

 

しかし、ヤリカの姿はなかった。

 

ゴオーン

 

時間が動き出す。

 

ヤ「もしそれが俺が住んでる世界...。いわゆる〝外の世界〟だったらそうだろうが、この幻想郷では能力なんて、普通らしいぜ?霊夢も『人里の人間を除けば、能力を持っているのは当たり前』って言ってたしな。」

咲「っ!」

 

ヤリカは既に、咲夜の後ろに立っていた。

 

ゴオーン

 

再び時間が止まる。

 

そして咲夜はナイフを投げ、その場を離れる。

 

ゴオーン

 

時が再び動き出す。

 

シュシュシュンッ

 

キキキンッ

 

ヤリカは、手にしていたナイフ、〝テアリングパーソン(切り裂く者)〟で弾き返す。

 

ヤ「人里で手品やったらうけるぜ?人気者になれるしな。」

咲「...今まで私は、この能力のせいで嫌われてきた...。そんな中、ずっと私を守ってくれていた人にも、見捨てられた...。その気持ちが、貴方にわかる訳がない!」

 

ズダアアン

 

ヤリカが腰に吊るしていたM9ハンドガンを、咲夜の足元に撃つ。

 

ヤ「...訂正する。それも間違いだ。」

ヤ「俺は、その〝信じていた奴、大事な奴に裏切られる〟という辛い気持ちを分かってやることが出来る。」

咲「...何か過去でもあるっていうのかしら?」

ヤ「ああ、あるさ...。」

 

 

ヤリカの脳裏に思い浮かぶは、〝負〟の記憶。

 

 

 

 

 

 

「お前ってさ、人間のハーフなんだろ?今まで海を汚してきた犯罪者のさ!」

 

 

皆から浴びせられる悪口。

 

 

「そんな悪い奴には、お仕置きをしないとなぁ?」

 

 

四方八方から飛んで来る拳や足。

 

 

「お前みたいな犯罪者は、死んだ方がましだ。」

 

 

その幼い心と体に、一生消えない傷を刻む、無慈悲な刃物。

 

 

そして...。

 

 

 

「お前みたいな情けない奴といると、僕まで情けなくなるんだよ。」

 

 

 

 

信じていた親友の、裏切り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤ「だがな、そういう過去があるからこそ、心置きなく戦えるんだ!」

ヤ「CSU『バインドセンサー』!」

 

そう叫ぶと、お得意のTSU《チートスペシャルウエポン》を起動する。

 

ビシッビシッ

 

咲夜は手足を縛られ、身動きがとれなくなる。

 

咲「くっ...。」

 

ギシッギシッ

 

ヤ「いくら引っ張っても無駄だ。俺が作った特別製だからな。」

ヤ「て事で、そろそろ決めさせてもらうぜ!」

 

ヤ「ESU《強化スペシャルウエポン》、『ハイパーチャクチ』、横バージョン!!!」

 

ヤリカは、通常は地面に向けて放つKSUを、横にいる咲夜の腹に叩き込む。

 

ドコオオッ

 

バシャバシャッ

 

咲「がはあぁっ...!」

 

そして咲夜は吹っ飛び...、

 

ピチューン

 

残機が0になる。

 

ヤ「これで、いっちょあがり!」

Re「おーい、ヤリカー!」

ヤ「お、Revolution!勝ったのか?」

Re「ええ、そりゃ勿論!少しばかりピンチにはなりましたが...。」

ヤ「そう言えば、カービィどした?」

Re「霊夢を呼びに行かせました。これからは異変の黒幕との戦い。幻想郷全体規模の異変を起こすぐらいですから、強いでしょうしね。」

ヤ「RPGのラスボス的な感じだな」

魔「ヤーリカー!」

ヤ「おっ、魔理沙の方も終わったか。ん?誰だそいつ?」

魔「ああ、こいつは、私が戦った吸血鬼。なんか、黒幕の妹らしい。ほら、自己紹介。」

フ「..あたしはフランドール・スカーレット。フランって呼んで。」

ヤ「分かった。仲良くしようぜ、フラン。」

Re「ほう、吸血鬼ですか...。これは興味深い...。ジロジロ」

フ「え、あの、えっと...。」

魔「安心しろ。こいつ、ちょっと〝あれ〟だが、いい奴だからな。」

Re「ちょっと、それどういう意味ですか!?」

ヤ「あはは...。あ、そうだ。Revolution、俺らも自己紹介するぞ。」

Re「おっと、忘れるところでした。」

ヤ「俺は外の世界からきた〝潮辛ヤリカ〟だ。イカ、よろしく!」

 

ヤリカは両腕を前に出し、自らの『イカ、よろしく』のポーズをとる。

 

Re「私は革命の科学者、〝Dr.Revolution〟です。以後、お見知りおきを。」

フ「うん、よろしく...」

Re「そう言えば、なんで魔理沙とフランは一緒に行動しているのですか?黒幕の妹ということは、位置としては敵側に付く筈でしょう?」

魔「戦った後、私が一喝入れてやったんだ!なんかフランは、姉である黒幕の手で地下室に閉じ込められてたらしいんだ。だから、黒幕を倒せばフランは外に出れるし、私達は異変を解決できるし、WIN-WINの関係になると思ってさ!」

ヤ「なるへそ。そういう事か。」

Re「特殊レーダーでこの異変の黒幕の位置を捉えました。カービィも、そろそろ霊夢を連れて帰ってくる筈なので、行きますよ!」

ヤ&魔「「おう!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「...どうやら邪魔者が入り込んでいるようね...。リアクター。排除するわよ...。」

リアクター『了解、お嬢様...。』

 

 

 

待ち受ける異変の黒幕。それを守らんとする、謎の敵。挑む挑戦者達。次回、果たしてどうなるのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、霊夢が行った後の博麗神社ではーーー

 

 

 

Sans「...オイラ達、出る幕ないな。」

Papyrus「ニェ~、俺様も行きたかったぞ~。」

Sa「まあ、今はここで、ボーンと(ボーッと)待ってようぜ。骨(ボーン)だけに!?ツクテーン」

Pa「ちょっと兄ちゃん!休んでる時にまでジョーク言うのやめてッ!」

 

...この二人、いや、二骨は異変が起こっていても、変わらないままである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

see you next time...




ナンモナイト「さー今日も後書きの時間でございます!」
ヤ「シオカラーズのヤリカと!」
ワルド「チーターのワルドと。」
Revolution「革命の科学者、Dr.Revolutionと!」
リアクター「感情無き傭兵、リアクターと...」
ナンモナイト「作者のナンモナイトでお送りしまーす!」
ヤ「いやはや、遂に紅魔館に乗り込んだ俺達が、紅魔館メンバーに勝利!」
Re「危ないところでしたが、なんとか勝ちましたね!」
ワ「俺はその場にいなかったが、どんな戦いだったんだ?」
ヤ「まず俺が咲夜と、Revolutionとカービィがパチュリーと、魔理沙がフランとだったな。」
Re「私の方は、一言で言えば互角でしたね。パチュリーの方も、大口を叩ける程の実力はしっかり備えているという感じでした。」
ヤ「なんか上から目線だな」
Re「ヤリカの方は、どうだったんですか?」
ヤ「俺か?俺は咲夜と戦ったけど、正直言って結構強かったわ。時間止めるわ、速くするわ、遅くするわでさ。描写はなかったけど」
リ「後、力ずくで時間停止空間破ってたな。」
ワ「一応、そこだけ後から作者に聞いたけど、びっくりしたわー。なんせ『特別の〝空間〟を〝力〟だけ』で破壊したっていうんだもん」
ナ「本当、凄いよねー」
ヤ「いや、書いたのお前だろ!」
ナ「あ、そっか」
ワ「作者がこんな感じで大丈夫かよ...。」
ナ「大丈夫!支障はないから!」
ナ「後、もうすぐ紅霧異変の章終わります」
Re「随分と急ですね!」
リ「終わったらどうするんだ?」
ナ「短めの日常回やる。アンテのあのキャラも登場しまーす」
ワ「ああ、アイツか」
Re「誰ですか?」
ナ「言ったらネタバレになっちゃうでしょーが」
Re「あ、確かに」
ワ「それじゃあ、そろそろ時間だな。」
リ「最後までご覧いただき、ありがとうございました。」
ナ「次回のお話も...」
全「「「「「イカ、よろしくーーーーー!!!!!」」」」」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。