東方染水記   作:ナンモナイト!

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ようやくテストが終わった、ナンモナイト所長です。二週間以上も待たせてしまって、本当にごめんなさい。それと、今回からは予定を変更して、「リアクターのお使い編」を開始します。ヤリカとかはほとんど出ない、リアクター・オン・ザ・劇場となっております。因みに、フルーツ侍さんのリクエストキャラも次回か次々回くらいから登場しまーす!(その時点でオン・ザ・劇場ではない)
それでは、最後までゆっくりご覧下さい。


リアクターのお使いの章
二十二話 ~感情無き傭兵のお使い~


~ある日 人里~

 

 

 

 

肉屋「さー、今牛肉と豚肉が安いよー!買った買ったー!」

八百屋「主婦の皆様、お安い大根とほうれん草はいかがでしょうか!」

リアクター『えーっと、後は牛肉を50個じゃがいもを65個、〝その他〟か...』

肉屋「おっ?兄あんちゃん、なんか買ってくかい?』

リ『ああ。牛肉50個欲しいんだが』

肉屋「50個!?随分沢山買うねぇ!?」

リ『駄目か?』

肉屋「いやいや、買ってもらう側としては嬉しいけどさ。ちょっと待ってろ、在庫確認してくっから。おーい、ばっちゃん!ばっちゃーん!」

リ『...全く、咲夜の奴、私にばっかりお使いさせやがって...。私、あくまでも傭兵だぞ...』

 

 

~回想~

 

咲夜「リアクター、ちょっとお使い行ってきてもらっていいかしら?」

リ『...私は傭兵だ。お使いが仕事じゃない。』

咲「行ってくれたら、おやつ二倍にしてあげるわよ?」

リ『今回だけ、今回だけだからな。』

 

 

~回想終了~

 

 

リ『まあ、おやつ(人肉)二倍になるからいいか...』

肉屋「はいよっ、兄ちゃん!あ、兄ちゃんいっぱい買ってくれたから、特別に「コロッケ」を1個サービスしておいたから!」

リ『ああ、すまない。代金だ。』

チャリン パサッ

肉屋「毎度ありぃ!」

リ『また来る。』

 

タッ タッ タッ

 

リ『えーと、後はじゃがいも65個に...』

 

ここまでは、量を除けばごく普通のお使いの品である。しかし、吸血鬼が住む館〝紅魔館〟のお使い。

 

リ『新鮮な血液パック20個に、死者の心臓5個、人間の死体(食料兼フランのおもちゃ)...』

 

普通な訳がなかった。

 

里人(な、なんだアイツ...。めっちゃ不気味...)

 

因みに、今のリアクターの格好は、いつものセット(仮面とトレンチコート)という、ただでさえ不気味な格好に花柄の買い物バッグと言うシュール&不気味すぎぃ!なカッコである。

 

リ『...ん?よく考えたら、私の能力(ゾンビとか召喚する方)でフランのおもちゃは代用できるんじゃ?...まあいい。ちゃんと買って帰ろう。確か、闇ショップはあっちだったようn

罪袋達「うおぉぉぉぉぉ!!!!ゆかりーぃぃぃぃぃん!!!!!」

リ『うるさっ』

罪袋1「ゆかりん!ゆかりん!ゆかりん!」

罪袋2「ゆかーりん!ゆかーりん!ゆかーりん!

罪袋3「L・O・V・E、ゆーかーりーん!」

紫「さー皆、盛り上がってるー!?」

罪袋達「いええええええええええぃぃ!!!!!!」

Mettaton『おー!盛り上がってるねー!』

 

リ『醜い。(罪袋が)どこまでも醜い。(罪袋が)...早く、買って帰ろう...。いや、()()()帰るのもいいかもな。』

 

 

 

~傭兵帰還中~

 

 

 

美鈴「すやすや...。もうたべられませんよぉ~」

リ『この門番は相変わらず寝てるのか...。まあ、起こしてもきりがないしな』

美「zzz...。咲夜さんのえっちぃ...」

リ『?』

 

 

~紅魔館 玄関ホール~

 

リ『リアクター、ただいま帰還しました。』

咲「あら、リアクター。お帰り...待って、その引きずってるのは何?」

罪袋1「死ーん」

罪袋2「死ーん」

リ『罪袋の死体だが』

咲「見りゃわかるわ!なんで持ってきたのよ!」

リ『()()()()のおもちゃになるかと思って』

咲「だからって何故罪袋!」

リ『あ、お使いの品はちゃんと買ってきたぞ。じゃがいも65、牛肉50、新鮮な血液パック20...」

咲「ま、まあそこは誉めてあげるわ...。えーっと...ッ!これは...!」

リ『〝ケーキ〟だ。咲夜は小さい頃から紅魔館(ここ)で頑張っていると、この前美鈴から聞いた。それに、紅魔館(ここ)に来たばかりの私にも優しくしてくる。だから、感謝も兼ねてだ。」

咲「......」

リ『どうした?ショートケーキじゃ不満だったか?』

咲「...ふふっ」

リ『?』

咲「いや、〝感情が〟無い貴方でも、〝感謝〟はあるんだな、って思って。中々可愛いとこあるじゃない、リアクター。』

リ『当たり前だ。私が心のない人形とでも勘違いしてるんじゃないか?」

咲「その点に関しては大丈夫よ。心がある人形って思ってるから!」

リ『...やっぱり人形なのか』

咲「冗談よー。」

リ『あ、ケーキもう2個あるから、()()()()()にも持ってってやってくれ。」

咲「分かったわ。」

 

ゴォーン

 

シュンッ

 

リ『時間を止めて移動時間短縮か。相変わらず便利な能力だな。...私も似たような事出来るんだがな。幻で瞬間移動してる様に見せかけてるだけだが』

 

そう言うとリアクターは、そばにあった扉の鍵を開け、()()()()()()を降りて行く。

 

リ『〝ファルファレルロ〟、〝アルマデューラ〟、見張り頼む』

ファルファレルオ「キシャッ!」

アルマデューラ「......」ガシャンッ

 

リ『...さあ、次の仕事(お守り)だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

see you next time...




ファルファレルロ
バイオハザードリベレーションズで登場した、ハンターの亜種。T-Abyssを投与することで、透明化し、背景に溶け込むことに成功した。詳しくはG○○gle先生へ。

アルマデューラ
バイオハザード4に登場したクリーチャー。宿主を失ったプラーガが、飾られていた鎧に入り込み、操っている。鎧なので胴体は硬いが、頭を撃てば中のプラーガが露出する。詳しくはG○○gle先生へ。

アルマデューラ、格好いいよね。バイオ4やったことないけど

それでは、最後までご覧頂き、ありがとうございました。次回も、イカ、よろしくー!

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