東方染水記   作:ナンモナイト!

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最近、模試で国語だけやたらと点が高くて、得意なはずの理科と社会の点が低い、ナンモナイトです。ちなみに、名前変えました(どうでもいい)。

今回からは、ついに博麗神社でのお話となります。〝世界線融合異変の章〟の最終回も近づいていますので、お楽しみに!

それでは、最後までゆっくりご覧ください。




更新が1ヶ月以上遅れたことには敢えて触れないスタイル


五十四話 ~博麗神社到着~

 

博麗神社。

 

 

かの有名な〝博麗の巫女〟が住む、幻想郷の端にある神社だ。

 

 

しかし、参拝客が寄り付くことは殆ど無い。せいぜい、何かイベントなどがあった時にわずかに来たり、博麗の巫女の霧雨の魔法使い(幼馴染み)が遊びに来たりする程度である。

 

 

だが、人が寄り付かない代わりに、数多くの〝妖怪〟が集まってくる。それゆえ、妖怪神社、などと呼ばれることもあるらしい。

 

 

しかし、今の博麗神社に集まっているのは、人でもなく妖怪でもない(It)達だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~博麗神社への道~

 

 

博麗神社や人里へと続く道。普段は、人里の商人などが通ることもあるこの道も、今は静かだ。

 

 

だが、そんな道に三人の人影(一人人間じゃないが)が見える。

 

 

Dr.Hope(以降ホープ)「ヤイカ達との合流地点は...この辺りで良いかしらね。」

 

サキカ「...そんなアバウトで良いのか?」

 

Dr.Revolution(以降レボ)「紅魔館からここまでは一本道ですし、歩いてくればすぐに合流出来ますから大丈夫ですよ。」

 

 

医者のDr.Hopeに科学者のDr.Revolution、インクリングの潮辛サキカ。妖怪の山に向かったメンバー勢揃いだ。一部、助けられてついでに参加したメンバーもいるが。

 

 

サキカ「そうか...。んじゃ、後は待つだけだな。」

 

レボ「ヤイカ達の歩行速度から計算すると、もうそろそろ来る筈なんですが...」

 

サキカ「...え?歩行速度とか分かんの?」

 

レボ「ええ、分かるというより覚えてます。」

 

 

すると、サキカ達が来た方とは逆の方向から、()()()()()()()()()()()()()()に守られた二人が歩いてくる。

 

 

ホープ「噂をすれば、早速来たみたいね。」

 

サキカ「本当だ、カイカと親父だ!おーい!」

 

 

サキカが手を振ると、少し背が低い方は大きく、迷彩服を着た方は控えめに手を振り返す。先ほど紅魔館から出てきた、サキカとヤイカだ。

 

 

ヤイカ「すまない、待たせたな。」

 

カイカ「久しぶり、サキカ!」

 

サキカ「さっき別れたばっかりだろうが...」

 

ホープ「あらヤイカ。怪我は...なさそうね。」

 

ヤイカ「そういうお前も、元気なようだな。」

 

カイカ「...ところで、横にいるでっかい人達は...」

 

ヤイカ「リアクターが付けてくれた、護衛の...タイラントだったか?」

 

T-103「T-103 たいらんとダ。」

 

カイカ「タイラント?」

 

レボ「ああ、いつもリアクターと一緒に行動してる、あのタイラントですか。」

 

T-103「ソレジャア、俺ハ帰ルカラナ。気ヲ付ケロヨ。」

 

ヤイカ「ああ、ありがとう。」

 

 

T-103は、来た道を戻っていく。...歩く度にズシンズシン鳴っているのは、気のせいだろうか?

 

 

ヤイカ「...それで?ヤリカは博麗神社にいるんだったか?」

 

 

ヤイカはホープの方に振り向く。

 

 

ホープ「ええ。ヤリカが使ってる情報端末のGPSを、レボリューションに追ってもらったらわかったわ。」

 

カイカ「それじゃあ、早く行こうよ!地図だとこの先だし!」

 

ホープ「そうね。早く終わらせて、家でBL本読むんだから!」

 

サキカ「俺も、今度のライブの練習したいんでね!兄貴助けて、さっさと終わらせるぞ!」

 

ヤイカ「やれやれ、手のかかる息子達だ。」

 

 

 

 

 

 

 

~博麗神社 境内に続く階段の前~

 

 

カイカ「...よし、付いた。ここが博麗神社みたいだよ。」

 

 

カイカが、現在地と地図上の博麗神社の位置を照らし合わせ、そう言う。

 

 

ホープ「随分と階段が長いわね...」

 

サキカ「やべえ、スプラシューター持ってきた方が良かったかもしんねぇ...。」

 

カイカ「なんでスプラシューターなの?」

 

サキカ「ほら、俺らインクリングならインクの中泳いで行けるから、多少楽だろ?」

 

カイカ「確かに...」

 

ヤイカ「今さらそれを言っても意味ないだろう。取り敢えず、進むぞ。」

 

ヤイカ「サキカ、レボリューション、全方位を警戒しつつ、ある程度分散して進むぞ。」

 

ヤイカ「カイカとホープは、ここで待機しててくれないか?」

 

ホープ「え、ここで?」

 

ヤイカ「ああ、万が一のこともあるからな。ここで待機しつつ、警戒しててくれ。」

 

カイカ「りょーかい!」

 

ホープ「了解したわ。」

 

 

ヤイカが指示を出してから、ヤイカ、サキカ、レボリューションが動き始める。しかし、全員が固まって動いている訳ではなく、一人一人の位置が離れている。これは、万が一攻撃などを受けたら際、部隊への被害を最小限に抑える為の陣形である。本職の軍人ということもあり、手慣れた指示と動作だ。

 

ヤイカはアサルトライフルを、サキカは金属バットを、レボリューションは、お馴染みのR.Eレーザー(高出力のレーザーを撃つレーザー兵器)を構え、階段を上がっていく。

 

 

一方でカイカは、スプラスコープ(麻酔弾を撃てる様にした改造モデル)を、ホープは、手術に使うメス(自衛用の特注品)を持ち、階段の下を警戒する。

 

 

 

 

 

 

~神社境内へ続く階段~

 

 

ヤイカ「......」

 

 

無言で階段を上がっていくヤイカ達。すると、何かの音に気づく。

 

 

ヤイカ(なんだ...?)

 

 

どうやら、博麗神社の境内から聞こえるようだ。

 

 

ヤイカ(止まれ)

 

 

ヤイカは後ろから来る二人に、ハンドサインで止まれと指示し、〝音〟に耳をすます。

 

 

その〝音〟は、斬撃音や打撃音、そして、聞き慣れた銃撃音などだった。そして、そこから導き出される状況は...戦闘中。

 

 

 

その直後、サキカは〝遊撃行動(簡単に言えば自由行動)〟のハンドサインを出し、アサルトライフルを構えつつ、もの凄い勢いで飛び出していった。

 

 

サキカ「あっ、親父...行っちまった」

 

レボ「...どうします?」

 

サキカ「まあ遊撃の指示出てるし、状況に合わせて親父援護するか。援護とかいらなそうだけど...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~博麗神社 境内~

 

 

シュテンは戦っていた。

 

 

 

いや、それは、正確には戦いではなかった。

 

 

一方的に攻撃しているのは、シュテンだ。しかし、その攻撃はほとんど効かない。

 

 

 

シュテン(ちっ、まるで幽霊と戦ってるみたいだ...見た目は、幽霊ともかけ離れた化け物だが...)

 

 

シュテンが戦っている(It)相手は、まるで()()()()がくっついてしまったような、そんな見た目だった。

 

 

 

???It「ma403rm54さはなmksmg」

 

 

Itはノイズのような声をあげ、鉤爪の付いた長い腕を、シュテンに叩きつける。

 

 

シュテン「チッ、〝メタル〟!」

 

 

シュテンは、コピー能力〝メタル〟でそれを弾き、〝レーザー〟で反撃する。しかし、その反撃も全く効かない。

 

 

???It「かしやたあjdas2o3pr5t」

 

シュテン「やっぱり効かないか...クソッ」

 

 

シュテンは、悪態をつく。そして更に...

 

 

シュイイイ...

 

 

シュテンの頭上から、モーター音に似た音が聞こえたかと思うと...

 

 

 

 

ズドドドドドドドドッ!!!

 

 

 

 

突如として爆音が鳴り響く。それと同時に、シュテンの周辺に()()()が降り注ぎ、地面を抉る。シュテンは、メタルでとっさにガードするが、メタルになる直前に何発か食らってしまう。

 

 

シュテン「ぐおっ...」

 

 

そして爆音が聞こえた方向から落ちてきたのは...

 

 

ドサアッ

 

 

挿し絵

 

 

人型の体の、首の部分から大量の触手のような物が生えた、あまりに歪すぎる()。更にその触手には、M134(ミニガン)が絡まっていた。

 

 

毎分2000~4000発という圧倒的な連射力を持つ代わりに、何かに固定しないとマトモに撃てない程の反動がある銃。それを、細い触手だけで持ってフルオートで撃つあたり、()()の触手がどれだけ力が強いかが良く分かる。

 

 

そして、その触手の根元...つまり体は、どこか見覚えのある服装をしていた。

 

 

シュテン「あの服装...まさか!」

 

シュテン「ヤリカッ!」

 

ヤリカ?「......」

 

ヤリカ?「敵発見敵発見敵発見敵発見敵発見敵発見敵発見敵殺害敵殺害敵殺害敵殺害敵殺害敵殺害敵殺害敵殺害敵殺害」

 

 

突如、ヤリカのItから物騒な言葉が大量に漏れだす。

 

 

シュテン「まさかとは思ってたが、ヤリカまでIt化してんのかよ!」

 

ヤリカ?「攻撃開始攻撃開始攻撃開始攻撃開始攻撃開始攻撃開始攻撃開始」

 

 

ヤリカItの大量の触手が一斉にシュテンに襲いかかる。

 

 

シュテン「チッ!」

 

 

襲いかかる触手は、連続してシュテンの体を打ちのめす。

 

 

シュテン「クソッ...」

 

 

更にヤリカItは、10本の触手を一斉にシュテンに叩きつける。

 

 

シュテン「このやろッ...ぐああっ!」

 

 

シュテンは反撃しようとするが、触手が持っていたM134で右腕と左脚を撃ち抜かれてしまう。

 

 

ヤリカIt「敵損傷敵損傷敵損傷敵損傷敵損傷」

 

シュテン「まだだ...」

 

 

シュテンが立ち上がろうとすると、今度は〝あの二人〟がくっついた様なItの攻撃が飛んでくる。

 

 

???It「さはまにl1vmpmtpa?+"{?」

 

 

シュテン「そうだ、あの二人もいるんだった...」

 

 

シュテンは体勢を整えるが、少しふらつく。生命力が高いシュテンなら、この程度のケガでやられることはないが、それでダメージは大きいようだ。

 

 

その直後、シュテンは〝ソードのもと〟を使おうとするが...

 

 

???It「o37a4/¥927さたさjg」

 

シュテン「ぐがっ!」

 

 

〝あの二人〟のItの攻撃で、阻止されてしまう。更に、鉤爪がシュテンの体を抉り、深い傷が出来てしまう。

 

 

シュテン(く...やべえ、ダメージがでかい...)

 

???It「v46l6v━"\\ゆまさ」

 

ヤリカIt「敵大損傷敵大損傷敵大損傷敵完全殺害敵完全殺害敵完全殺害敵完全殺害」

 

 

〝二つ〟のItが、シュテンに徐々に近寄っていく。

 

 

シュテン(ここまで...なのか...?)

 

 

その刹那。

 

 

???「伏せて目を瞑れ、シュテン!!」

 

 

シュテン「ッ!分かった!」

 

 

言われた通り、その場に伏せるシュテン。

 

 

 

シュテンの後ろの方から飛び出す、黒い影。

 

 

 

その直後、辺りを包む真っ白な閃光と耳を(つんざ)く、甲高い高音。

 

 

 

たじろぐIt達。

 

 

 

そして、途端に静かになる境内。

 

 

 

そこに、シュテンは姿は無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~博麗神社前 階段~

 

 

???「...ここなら大丈夫か。」

 

シュテン「お前...確か、ヤイカとか言う...」

 

ヤイカ「ヤリカの父、ヤイカだ。さっきぶりだな、シュテン。」

 

シュテン「...今の閃光は?」

 

ヤイカ「フラッシュ・バン...閃光手榴弾だ。強い閃光と高音で、相手の聴覚と視覚を一時的に奪う。」

 

ヤイカ「It相手に効く保証はなかったから、今まで使わなかったが...持ってきておいて正解だったな。」

 

シュテン「そうか...。」

 

シュテン「...ありがとう」ボソッ

 

ヤイカ「なんだって?」

 

シュテン「いや、なんでもない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

See you next time...




ワルド「何か言うことは?」

更新1ヶ月以上遅れてしまい、すいませんでした。

ワルド「よろしい。」

レボリューション「一体全体、なんで遅れてしまったんですか?」

いやー、塾とか受験勉強とかテストとかゲームとかやってたもので...

ワルド「作者、受験生だもんなあ...最後の一つは関係ないが」

レボ「まあ、更新出来ただけ良しとしましょう。」

それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました!

レボ「次回も、イカよろしくー!」

今、皆さんが応援しているキャラは誰?

  • Dr.Hope(応援してね❤️)
  • ヤイカ(フン、下らん)
  • シュテン(俺はレティがいれば良い)
  • ギアラ(応援なんてない。知ってます)
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