東方染水記   作:ナンモナイト!

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夏休みに入って気分がヒャッハアアアアアアしてる、ナンモナイトです。ヒャッハアアアアアア(二回目)

今回は、世界線融合異変の章、番外編です。戦闘シーンって難しい...

それでは、最後までゆっくりご覧ください。


番外編 ~死なない殺し合い~

 

 

~シュテン達が帰る前日の夜~

 

 

 

ヤリカ「ふー、ちょっと飲みすぎたな...。」

 

 

ヤリカが木に寄りかかって休憩していると、仮面をかけた人影が歩み寄ってくる。

 

 

「...久しぶりだな、ヤリカ。」

 

「ん?おお、シャテン・シュテンか!久しぶり!」

 

「正確に言えば、さっき会ってるんだがな。」

 

「...まあ俺、It化してたっていうからなぁ...。」

 

「覚えてないのか?」

 

「ああ、全く。サンダーボルト作戦が終わって、神社に帰ってきたところから、記憶がすっからかんだ。」

 

「サンダーボルト作戦?」

 

「こっちの話だ。気にすんな。ほんで、俺に何の用だ?」

 

「この前、お前がこっちの幻想郷に来た時〝こんどは戦おう〟って俺が言っただろう?」

 

「そーいや、そんなこと言ってたな。」

 

「ああ。だから、今からどうか、と思ったんだが...」

 

「今からだと不味くないか?今ここで戦ったら、神社が吹っ飛ぶ...あ、そうだ。」

 

「どうした?」

 

「戦うには良い場所がある。そこで戦やろうぜ。」

 

「わかった。それで、どこなんだ?」

 

「...幻想郷だよ。」

 

「...は?いやいや、何言ってんだお前?」

 

「ここで戦ったら、ここら一帯が吹っ飛ぶぞ!?そりゃ場所とか考えずに〝戦おう〟とか言った俺も俺だが!」

 

「落ち着け、何も()()()()()()()()()()()。」

 

「ど、どういう意味だ...?」

 

「ま、取り敢えず付いてこい。」

 

 

 

「あ、いたいた。ワルド!」

 

「ん?おお、久しぶりだな、ヤリカ。」

 

「ああ、一日ぶりだな。て言うか、お前さっきまでいなかったのに、いつの間に来てたのか?」

 

「ちょっとヤボ用があってな。ついさっき来た。」

 

(ヤボ用って言葉使うやつ初めて聞いたな...)

 

「それで、どうした?」

 

「この前行った、()()()()にいきたいんだけど、良いか?」

 

「...なるほど、分かった。」

 

「な、なんだ()()()()って?」

 

「あとで説明する。取り敢えず、飛ばすぞ。」

 

「え、もう?」

 

「ああ。早い方が良いだろ?」

 

「確かにな。」

 

「それじゃあ、行くぞ!」

 

 

ワルドが指を弾き鳴らす。すると...

 

 

二人の姿は消えていた。

 

 

 

 

~???~

 

 

ドサドサッ

 

 

「うおっ!...相変わらず、転移する位置が高いなあ...」

 

「...なんだ、ここ?」

 

 

シュテンの目の前に広がるのは、先ほどと同じ博麗神社...否、同じではない。よく見ると、神社やその周りの色が少し薄いし、何より、さっきまであんなに馬鹿騒ぎしていた皆が、()()()()()()()()()

 

 

「どういうことだ...」

 

 

『それを今から説明しよう!』

 

 

何処からともなく響き渡る、ワルドの声。因みに、周りにワルドの姿はない。

 

 

(...どこから喋ってんだ?)

 

『そこは、DNEBE WORLD(デネビー ワールド)っていう世界だ。Does not exist but exists...〝存在しないが、存在する世界〟の頭文字を取った呼び名だ。』

 

「存在しないが存在する...?」

 

 

シュテンが、疑問の声を出す。

 

 

『そこは、()()()()()()()でな。本来は存在しなかった、だが俺が創ったことで存在するようになった...だから存在しないが存在する世界(Does not exist but exists)って呼んでるんだ。』

 

「DNEBEねぇ...。どう見ても〝幻想郷〟に見えるんだが?」

 

 

実際シュテン達がいるのは〝博麗神社〟で、遠目には、見慣れた幻想郷の風景が見える。

 

 

『ああ、今はな。DNEBE WORLDは、形や景観を自由に変えられるんだ。例えば...』

 

 

ワルドが指を弾き鳴らすと、辺りの風景が一変する。

 

 

穴だらけの地面、砲身を備えた巨大な鉄の塊、地面の所々に点在する火、そして、鼻をつく焼けた人間の臭い。

 

 

「戦場...か?」

 

『その通り。他にも...』

 

 

再び、ワルドが指を弾き鳴らす。すると、またもや風景が一変する。その風景は、シュテンもヤリカも、よく知っているものだった。

 

 

「プププランドか!」

 

『ご名答。カービィのクローンなら、やっぱ知ってたか。』

 

「ああ。行ったことはないが、オリジナルの記憶も持ってるからな。」

 

『とまあ、DNEBE WORLDってのはこんな風に、景観を好きな世界に変えられるんだ。』

 

 

ワルドがまた指を鳴らし、元の〝幻想郷〟に戻す。

 

 

『まあ、完全に再現できる訳じゃないがな。さっきの戦場みたいに、実際には存在しない、または()()()()()()場所や世界だったら完璧に再現できるが、プププランドや幻想郷といった、現在も存在する世界だと、全体的に景観が色褪せちまうんだ。』

 

『だが、DNEBE WORLDには生物がいないし、何より、DNEBE WORLD内では()()()()()()()。好きなだけ暴れられるぞ。』

 

「俺も、よくここに来て訓練とかしてるぜ。」

 

 

ヤリカが口を挟む。

 

 

「死ぬことがない...?不死身になるってことか?」 

 

(俺は最初から不死身みたいなもんだが)

 

『...いや、正確に言うと死なない訳じゃないか。その世界の中で死ぬと、すぐ直後に強制的に、死ぬ前の姿で蘇生される。だから、体がバラバラになろうと粉微塵になろうと消し炭になろうと、元通りの姿で生き返るんだ。』

 

「すごい仕組みだな...」

 

『ヤリカから〝死ぬことがなく、かつ暴れても、誰にもどこにも迷惑がかからない世界に行きたい〟って言われたんだが...』

 

『流石にそんな都合の良い世界は無かったから、〝なら創りゃ良いか〟って思って創ったんだ。』

 

「...簡単そうに言ってるが、それかなりヤベーからな?」

 

『そうか?新しい世界を創ることくらい簡単だろ?』

 

「それを簡単と言えるのはオメーだけだわ!」

 

 

ヤリカがツッコミを入れる。...ヤリカとワルドだからこそ出来るツッコミだ。

 

 

『まあ取り敢えず、その世界なら何をするのも自由だ。好きなだけ暴れてこい、二人とも。』

 

 

「...なるほどな。」

 

「そんで、どーすんだ?()るのか?」

 

「ああ、もちろんだ。だがここが、死んでも大丈夫な世界だって言う以上、遠慮も容赦もしないぞ。」

 

「なんだ?容赦するつもりだったのか?」

 

「さて、それは...どうかなッ!」

 

 

シュテンがヤリカの視界から消える。

 

 

「なっ!?」

 

「ファイター〝ライジンブレイク〟!」

 

 

その直後にヤリカの背後に現れたシュテンは、ヤリカに強烈なアッパー攻撃〝ライジンブレイク〟を食らわせる。

 

 

「ぐっ...」

 

「まだまだァ!」

 

 

シュテンはコピーのもとを使って〝ハンマー〟をコピーし、ライジンブレイクで少し浮いたヤリカにハンマーを叩きつける...

 

 

「うおっ!?」

 

 

ことはなく、ハンマーは空を切る。

 

 

「ダイナモローラー!」

 

 

ヤリカは、さっきのお返しと言わんばかりに、重量級のローラーである〝ダイナモローラー〟を叩きつける。しかし...

 

 

「いつの間に後ろに回り込んでたんだ?」

 

 

シュテンには、あまり効いてないようだった。

 

 

「お前の足元にインクを塗って、そこを潜って回り込んだのさ。...しかし、戦闘用にカスタマイズしたダイナモローラーぶち当てたのに、たいして効いてなさそーだな。」

 

「ああ、そりゃあ...」

 

 

再び、シュテンがハンマーを振り下ろす。

 

 

「幻想郷外耐性と、人間耐性があるからなァ!」

 

「はあ!?なんだそりゃ!」

 

 

ヤリカは、それを避けつつ叫ぶ。

 

 

『幻想郷外耐性は、幻想郷の住民以外の攻撃を、人間耐性は、人間からの攻撃を無効化または弱体化させる、まさに文字通りの耐性だ。』

 

 

再び、ワルドの声が響く。

 

 

「因みに、どのくらい弱体化するんだ!?」

 

『そうだな...人間耐性が100%、幻想郷外耐性は50%無効化ってとこだな。』

 

「なんだそのチート...」

 

『ヤリカの場合は、人間とインクリングのハーフだから人間耐性は50%しか出ないし、幻想郷外耐性は、何故か25%しか発現してないらしいから、勝てない訳でもないがな。ま、がんばれやー』

 

「チッ、他人事だと思いやがって...」

 

『実際他人事だろ』

 

「うるせぇ!...うおわっ!?」

 

 

ヤリカの顔を、火球が掠める。

 

 

「話は済んだかァ!?」

 

「ファイターの〝ギガはどうショット〟か!」

 

(カービィと同じコピー能力が使えるのは厄介だな...)

 

「さっさと決めてやる!」

 

「コピー能力ニンジャ...」

 

〝いあいぬき〟!

 

「ッ!」

 

 

シュテンは目にもとまらぬ速さでヤリカに肉薄し、背中に背負っていた忍者刀でヤリカを斬りまくる。

 

しかし、ヤリカを斬りまくった筈の刀は、その直後に折れ、粉々になった。

 

「...手答えはあったんだがな。」

 

「ひゃー、危なえ危なえ...。〝バリア〟がギリギリ間に合った...。」

 

 

球状に展開した薄いオレンジ色の膜が、ヤリカを包む。妖怪狩り(龍騎)と戦った時にも使った〝リスポーンバリア〟だ。

 

 

「さーて、俺もやらせてもらうぜ!」

 

 

ヤリカは、大きいタンクが付いた銃のような物体を取り出し、シュテンへ照準を合わせる。

 

 

カッタープレッサー!

 

 

直後、その物体から一筋のインクが放たれる。しかしその威力は、普段ナワバリバトルで使われるそれとは明らかに違うものだった。

 

 

「チッ、〝メタル〟!」

 

 

シュテンは、体を金属化するコピー能力〝メタル〟で防ごうとするが...

 

 

「ッ!マジか...」

 

 

メタルになった瞬間、シュテンの片腕は切断された。その原因は...ヤリカが放った〝カッタープレッサー〟だ。

 

 

「ハイパープレッサーのリミッターを外したカッタープレッサーは、鉄をも切れる!メタルになっても無駄だ!」

 

(初めて使うから、確証は無かったけど...)

 

「クソッ、厄介だな...」

 

 

シュテンはメタルを解き、狂気を使って腕を再生する。

 

 

「...マジかよ...だが、まだまだ行くぜ!」

 

ハイパーチャクチ!」

 

 

ヤリカは飛び上がり、着地と同時に拳を叩きつける。すると、ヤリカを中心にして、インクの強烈な爆発が起きる。

 

これだけでは、インクリングに対しては効果的だろうが、シュテンに対しては痛くも痒くもない攻撃だろう。しかし...

 

 

「なっ!?体が...」

 

 

インクがかかった部分が、音をたてて溶け始める。それもシュテンだけではなく、周りの地面や、近くにあった神社なども溶けている。

 

 

「まさか、これ...」

 

「そう、そのまさか!インクに強力な酸(レボリューション製)を混ぜたのさ!これなら、インクリングじゃなくても効くからな!」

 

 

因みにヤリカ自身は、チャクチの瞬間にだけ発生する薄いバリアを張っていたため、酸の影響を受けなかった。

 

 

(...とは言ったものの...)

 

「酸を混ぜてくるとは...中々エグいことしてくるな。」

 

(やっぱり、たいして効いてねーな...。)

 

「...こんなもんか、ヤリカ?」

 

「...あ?」

 

「インクの噴出で俺の腕を切ってきたり、強酸入りインクで攻撃してきたり...。発想は良いと思うが、そんなんじゃ、俺を倒すなんて永遠に不可能だぞ?」

 

「...言ってくれるじゃねーか。なら、本気でやってやるよ!」

 

「俺も、さっき言ったように、容赦はしない...殺す気でいく。」

 

「でりゃああああああ!!!」

 

「うおおおおおおおお!!!」

 

 

そこから、二人の戦いは激戦を極めた。

 

 

シュテンは、ミラーやメタルだけでなく、ファイアやアイス、ソードやカッター、ハンマーやボム、ビートルやベルといった、普段は使わないコピー能力、更には狂気の力も使い、ヤリカを攻め立てた。

 

 

シュテンのような強靭な体も再生能力も持たないヤリカは、体の柔らかさを利用した回避術で避けまくったり、リスポーンバリアで守ったりと、シュテンの嵐のような攻撃に耐えていた。

 

 

だがヤリカも、ただ身を守っているだけではなかった。

 

 

スペシャルウェポン〝トルネード〟にガラスの破片などを混ぜた〝キラー・トルネード〟などの改造スペシャルウェポンなどを使いつつ、いつも携行している拳銃や、どこからともなく取り出したアサルトライフル、更には、手榴弾やC4爆薬、あげくの果てにグレネードランチャーやバズーカなどをふんだんに使い、猛烈な反撃をした。

 

 

「スペカ発動!〝戦闘『火薬式魔力弾幕』〟!センシャ隊、ホヘイ隊、一斉射撃!」

 

 

時には、スペルカードも使った。それも、遊びである弾幕ごっこで使うものとは比べ物にならない威力がある、相手を倒すための〝本気の弾幕〟だ。

 

 

しかし、ヤリカにも限界はある。体力が減るごとに動きが鈍っていき、少しずつ被弾していった。

 

 

一方のシュテンも、少しずつ、だが確実にダメージが蓄積していった。狂気を使えば再生・回復は出来るが、それさえする暇がないほど、ヤリカの反撃は激しかった。

 

 

そしてお互いの、コピーのもとや弾薬が尽き始めた頃...

 

 

「ガバッ...な、中々やるな...ゲホゲホッ」

 

 

ボロボロのヤリカが、掠れかけた声を出す。

 

 

「そういうお前もな...」

 

(ここまでダメージを受けたのは初めてな気がするな...)

 

 

シュテンは、傷を再生していたために外見には変化はなかったが、ダメージを負っているのは明らかだった。

 

 

「...そろそろ決着を付けてやる。」

 

(なんだ...何がくる!?)

 

 

ヤリカは、ボロボロになったアサルトライフルを構え直す。

 

シュテンは、そんなヤリカを横目に、小さく呟いた。

 

 

 

 

 

「化物〝キーラ〟」

 

 

 

 

 

突如、シュテンが口を大きく開く。

 

開き始めた口は異常なほどに大きくなり、口が顔面全て覆うほどになる。更に口はブラックホールを報復させるかのように暗くなっていく。

 

 

この時、ヤリカは全身が恐怖に包まれた。

 

生物としての逃走本能が刺激され、頭が〝逃げろ〟と、うるさい程に警笛を鳴らす。

 

だがヤリカには、同時に〝楽しい〟という感情も芽生えていた。それが、ヤリカをこの場に留まらせた。

 

 

そして、シュテンの背後に、それが現れる。

 

 

七色に煌めく翼。

 

 

太陽を連想させる、眩しい程に白く光る球体。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーそれは、平和だった〝あの世界〟に現れた悪夢。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーそれは、一瞬にして〝ファイター〟達を滅した、最強の敵の一角。

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど、キーラか...。やべえ、足の震えが止まらねえ」

 

「...だがな...俺だって、ただで終わるつもりはない。()()を使う。」

 

『遂に、()()を使うのか、ヤリカ。』

 

 

ワルドの声が響く。

 

 

「ここで使わずにいつ使うんだよ。」

 

『...まあ、確かにな。だが、身の安全は保証しないぞ?』

 

「わかってるさ。」

 

 

ヤリカは、スペルカードにも似たカードを取り出し、空へ掲げる。

 

 

「あくしげ黒しげ、亜空の主よ、(せい)はみ ねはみ...そらのばせ!」

 

 

「〝スピリットカード〟発動!」

 

 

 

 

 

ーーーそれは一瞬にして、ファイター達に敗北をもたらした存在。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーそれは、全てを飲みこまんとした、亜空の主。

 

 

 

 

 

 

 

 

「亜空〝タブー〟」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、最強の敵の名を冠した両者は...

 

 

 

 

 

 

その()()の力を、解放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最悪の事件(灯火の星)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーラから、金色の光線が無数に放たれ、ヤリカに迫る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

破滅的大敗(亜空の使者)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タブーは、その背中に虹色の翼をはためかせ、〝OFF波動〟を放つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放れた最悪の力は、両者の中間でぶつかり合った。

 

 

 

 

その後、その場に立っている者はいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「......はっ!?」

 

「...うーん...」

 

「気が付いたか、ヤリカ、シュテン。」

 

 

起き上がったヤリカ達の目の前には、見馴れたワルドの顔があった。シュテンは見馴れてないが。

 

 

「...ここ、元の幻想郷か?」

 

 

シュテンが辺りを見渡す。

 

 

「ああ。お前の愛する、いつもの幻想郷だ。」

 

「確かにさっきと違って、周りが色褪せてないな...」

 

「そーいや、勝負はどうなったんだ?」

 

「うーん、結果としては...」

 

「...引き分けってとこだな。」

 

「「はあ!?引き分けかよ!?」」

 

 

二人が声を揃える。

 

 

「そりゃあ、あの攻撃が終わった後見てみたら、二人共ぶっ倒れてたんだもん。どっちが勝ったかなんてわからん。」

 

「なんだよチクショウ!シュテン!もっかい勝負だ!」

 

「望むところだ、こんどこそボッコボコにしてやる!」

 

(ま、本当はシュテンが勝ってたんだがな☆)

 

 

 

 

 

その後、シュテンとヤリカは16回戦い、9勝7敗でシュテンが勝ったという...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「飽きねーなアイツら...」

 

「...あら、ずいぶんと楽しそうね、あの子。」

 

 

ワルドのすぐ横に、沢山の目玉が覗く奇妙な空間の裂け目が現れる。

 

 

「...ん?()()()の紫か。」

 

「ええ。お初にお目にかかるわ。」

 

「ああ。ていうか〝ずいぶん楽しそう〟って、あっちでは楽しんでなかったのか?」

 

「そういう訳ではないわ。ただ、あそこまで楽しそうにしているのは、今まで、人間を殺している時くらいだったのよ。」

 

「人を殺している時?...ああ、レティとかいう雪女を、人間が春乞い目的で袋叩きにしてた時のことか。」

 

「...さすが、不可能を可能する程度の能力。別世界のことも探知済みね。」

 

「なんだったら、シュテンがそっちの幻想郷に現れてから現在までの出来事を、上から下まで全部言ってやろうか?」

 

「遠慮しておくわ。...さて、そろそろ帰るわね。」

 

「飲んでいかないのか?」

 

「私がいたら、色々混乱しちゃうでしょう。向こうでゆっくり飲むわ。」

 

「そうか。」

 

「それじゃあね。...そうだ、一つ言い忘れてた。」

 

「〝妖怪の山、天狗の基地〟と〝月面〟。残りの()()()はそこにあるわ。」

 

「それじゃ、こっちの私によろしくね。バイバ~イ♥️」  

 

 

そういうと、紫はスキマの向こうへ消えて行った。

 

 

「...能力使えばわかったんだがな。だがこれは...久々に面白くなりそうだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

See you next time...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~おまけ~

 

 

「...お待たせしました、お嬢様。」

 

「待ってたわ。それじゃあ早速...」

 

 

パクッ

 

 

「...何これ、美味しい!ちょっとギアラ、貴方やるじゃない!」

 

「咲夜、貴女も食べてみなさい!」

 

「は、はい。...美味しッ!」

 

(私より美味しいかも...)

 

「ギアラ!貴方、うちのところで働かない!?」

 

「...いえ、遠慮しておきます。どうせ、微塵も役にたたないゴミ未満の存在でしかないですから...」

 

(...な、なんかギアラ...)

 

(暗い...わね...)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(こんどこそ本当の)See you next time...




...7000文字って、過去最多かもしれない。

シュテンがキーラで来るなら、やっぱタブーで行かないと。でも、灯火の星ではタブーもスピリットになってるんだよな本当は...。キーラやべえ(小並感)

因みに前話で〝タイプ・プロトとリアクターも、古龍やらB.O.Wやらが飛び交う激戦を繰り広げた〟とありますが、この二人もDNEBE WORLDで戦いました。それと、この二人の戦いは、飛龍や古龍がB.O.Wを噛み殺し、逆にタイラントやG第三形態が、飛龍をミンチにしたりと、かなりの地獄絵図だったらしいですww

世界線融合異変は、これでほんとに最終回。次回からは、新章が始まります!

それでは、最後までご覧頂き、ありがとうございました!次回も、イカよろしくー!



レボ「...途中、某赤色の鳥っぽい文章があったんですが...」

ワルド「気にしない気にしない」

レボ「気にしますよ!思いっきり収容違反じゃないですか!」

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