どっちつかずの何でも屋さん 作:K2
0.5話
「お前は死んだ!」
はぁ?何言ってんのバカなの死ぬの......てか、僕は今人型の何かに話しかけられている。自分でも何言ってるのかわからないが、見たままを言葉にしたのだ。僕は悪くない。
「内心ひどいことを言っている君、あえて無視して話を進めてあげるYO、今から転生させる。ちなみに拒否権はない!」
の前にあんた何なんだよ、神か何かか?
「Exactly、その通りだYO。話が早くて助かる」
じゃあ何か、自称神(笑)様はどこぞのラノベみたいに転生特典やるから一一般人である僕をわざわざご自分で転生させるとでも?神様も随分お暇ではないですか〜wwwwwwww
「かかか神様は心広いから、今の発言聞かなかったことにしてあげるもん。ナニモキコエマセ〜ン」
アホか、キャラがブレてんじゃねぇか。てか何気にさっきから口に出してないけど伝わるたぁ、便利だなァコレ。
「.......さて、君が転生する世界は『僕のヒーローアカデミア』固定だから、ささっと特典決めちゃいなYO」
じゃあ僕が好きだった『家庭教師ヒットマンREBORN』の作中に出てくる全ての力・炎・技術・体質など全部を_______
「少し欲張りすぎないかしら?」
えぇ〜、神様は一般人に全人口の八割がバケモノの世界に勝手に転生させるのに、ダメなんですか?
「うぅ〜ん.......」
しゃあないですね〜。では個性という形ではなく能力として、でどうですか?
「ぅうん?まぁそれならいいんじゃない?」
じゃ、それで。(絶対意味わかってないな....)
「では、これより準備を始めます。.......汝に幸あれ、さぁ人の子よ、存分に新たなる生を謳歌しなさい!!!」
視界が....ぼやけて......いくっ........
_________あの転生から月日が経ち、はや16年。僕は今中学三年、入試シーズン真っ只中だ。
個性は個性で転生特典とはまた別に恵まれた故に雄英高校を受けることとなった。もちろん結果は合格。ぶっちぎりの一位だったそうだ。ドンマイDQNもどき少年。
しかしさすがにやりすぎた感は否めない。いくら原作知識があって入試の試験内容がわかっていたからといって、プレゼントマイクに乗っかりノリノリで答え、スタートと同時に光速でロボットたちを一掃し、僕というイレギュラーのせいで4体出てきたお邪魔ロボのうち一体を本主人公に残り三体を周りの受験生たちを助けながら消しとばしたのは、やりすぎちゃった気もする。そのおかげか合格発表時にオールマイトから少しダメ出しをもらったりもした。....いやすまない、悪気はなかったんだよ? うん。
また、僕がいることで本来20名のクラスが21名になると思い、やおももが一人端の席になってしまうかと思われたがそんなことにはならず、後のインビジブル・ガールこと葉隠透ちゃんがいなくなっていた。僕自身原作中で割と好きなキャラクターだったので、ショックで軽く気を失いかけたよクソ。あぁ、自己紹介が遅れたね。A組6番神代空乃だ。個性は絶対言語で、万物すべての理に一方的且つ強制的に従わせるというはっきり言ってぶっ壊れの糞個性だ。おかげで、個性把握診断の時も偽装しなくてはならなくなった。
そしてあっという間に登校初日_______時間の流れは気にしない。時系列なんかも知らん。
やはりでかいよ、無駄に。雄英高校の本校舎は、ビルのようにガラス張りの大きな校舎が四棟あり、それぞれの中層部分を渡り廊下で繋いでいる。本校舎の大きさだけでは無い。日本でも屈指の敷地面積を誇る雄英高校は多種多様な演習施設も存在している。入試の際に使用した広い試験会場ですらその一つだ。雄英の公式HPからは専用の地図アプリもダウンロードできるらしく、演習場や教室の案内してくれるので迷いそうな人にはオススメしよう。
教室のドアも大きかった。異形型の個性もあるからか縦横ともに広く大きい扉である。早速教室に入ってみたわけだが予想どおり......誰もいない。やはり始業1時間前は早すぎたか....。時間潰しも兼ねてここへ来る前に図書室にも寄って行ったのに、これではまるで遠足前日眠れない某馬鹿神くんのようではないか。.....しゃーない、少しの間貴重な睡眠時間でも取っておくか____________
気まぐれ更新ン