ワールドカップのせいだ…奴らが熱い試合をするからいけないんだ…とまぁ言い訳はこの辺でやめておきます!
新章開始です!また話の構成やらで頭を抱えてます…ワールドカップのせいだ…
第1話
会議室
「えーでは、これからS級兵士会議を行いたいと思います」
「今回の進行は5番隊隊長、柳葉雄哉が務めます」
「柳葉さんが丁寧語使ってると変な感じしますね!」
「柊、後で殺すからな」
「つかなんでテメーS級でもないのにいやがんだ」
「急にお腹が…昨日食べたピロシキが当たったかな」
「無視すんな!」
「いいから…早く…話してよ…」
「あぁすんません。先日、1番隊と合同で調査に当たっていた“ヤマアラシ”こと榊美玲の発言から、“焔”という覚醒者の存在が示唆されました」
「奴はその焔と協力関係、又は部下として行動していたものとみて間違いないです」
「存在を知ってしまった以上放置できません。焔については5番隊で調査を進める方針です。新人の教育が必要ですんで」
「ユウヤ君がしごk…教育できてないんですか?」
「皐月さんは俺のことなんだと思ってんすか」
「新人潰しと心得てます」
「やーい新人潰し〜!」
「常田さん、うちの可愛い可愛いユウヤをバカにしないでください。昨日だって寝れなくて私の部屋まで枕を持って寝に来たんです」
「姉貴はまじで黙れ」
「シスコンなんだねユウヤっちは!」
「いい加減タメ口やめろや蓮見!」
「皆さん、今は会議中ですよ。私語は謹んで下さい」
「僕…眠い…」
「それにしても、最近やたらと覚醒者達の動きが活発だな〜。そろそろ第二次覚醒者狩り始まってもおかしくねぇべ」
「…!」
敏感になって反応するツキネ。
「常田さん!シッ!」
「あぁ、悪りぃ…」
「俺の事は気にしないで下さい!それにしてもさっきから原田さんが一言も話してないんですけど大丈夫ですか?まさか原田さんもピロシキで…」
「ん?いやなんでもないよツッキー!ただ疲れてるだけ!」
「?」
ーーーーーー
会議終了後
「ツキネ!その…あれだ!貴一の事は気にするなよ?お前が気張るのも分かるが、あいつの敵討ちは0番隊みんなの意思なんだからよ」
「分かってますよ!皆で頑張るのが0番隊のモットーなんですから!」
(そう…皆で…)
ーーーーーー
「ユウヤ君!」
「あ、原田さん。何すか?今日はやけに静かでしたね」
「あはは〜。やっぱりそう感じた?」
「さっき議題にでた焔の調査、2番隊も参加していい?」
「個人的に用があるの、その覚醒者に」
「こちらとしてはすげー助かります。今回の調査も難航しそうなんでね」
「で、用ってのは?」
「ふふ、内緒です!」
「?」
ーーーーーー
翌日
「んじゃ、2番隊と合同で焔の調査始めんぞ。この人は2番隊隊長の原田郁美さんだ」
「5番隊の皆さん初めまして〜!郁ちゃんって呼んでね〜!」
「だそうだ。どさくさに紛れて俺の事ユウちゃんとか呼んだら殺すからな」
「ユウちゃ〜ん」(小声)
「大神、後で目玉が飛び出るような苦痛を伴う面白い遊びしような」
「あ、昨日ピロシキ食べたのでお腹が…」
「お前らどんだけピロシキ食ってんだ!」
「キョウジロウとサヤも久しぶりだな!」
「うむ」
「あんたの隊長怖いんだけど」
「そうか?優しい隊長だぞ?」(血涙)
((洗脳済みか…))
「まぁこの後一人死人が出るのが決定した事で、お前らに嬉しいニュースだ」
「今回の調査対象の焔の情報、ほとんど入手済みだ」
「え!?それもう簡単じゃないですか!」
「バカかお前は。この前のヤマアラシとはレベルが違う。情報通りの実力だと危険度は限りなくSに近い」
「ふぅ…野暮用を思い出したから僕は帰るとするか」
「キョウジロウは本当変わんねーな…」
「あとはこいつを探し出して殺すだけだが…隠れんぼがうまいのかなかなか見つかんねー」
「それかよっぽどのビビリか…」
「それは違う!!」
「原田さん?」
「あ…ごめんなさい。なんだか調子が悪いみたい」
「少し風に当たってくるね〜」
「隊長…どうかしたのだろうか?」
「なんか今日様子おかしいよね」
ーーーーーー
「おい焔」
「んー?」
「お前、なんか兵士共に目つけられてるらしいな」
「へ〜そ〜なんだ〜」
「真面目に聞けよ…殺すぞ」
「へいへい〜。んで?そいつら強いの?」
「1番強かった奴は“3年前”に俺が殺したからあとは大したことないかもな」
「注意すべきは0番隊連中と柳葉とか言う白髪男だな」
「ふーん」
「ま、関係ないっしょ!俺強ぇし」
「あんたの能力知んないけど、機会があったら戦おうぜ!んじゃ」
「ったく…自分勝手な野郎だな」
ーーーーーー
「はぁぁ…何やってるんだろ私…」
「原田さん!」
「あ…えっとたしか」
「5番隊の桐崎です!今回の調査は一緒に頑張りましょう!」
「そうね!頑張りましょ!あと私のことは郁ちゃんってよんでね!」
「いや、それは…隊長にあだ名呼びなんて…」
「2番隊の子達はちゃんと呼んでくれてるよ?」
(2番隊がよかった…)
「あぁそれで、原d…郁ちゃんさんがなんか元気がなかったので少し心配になって…」
「隊長としての激務でお疲れなのかと」
「ふふ、君は優しい子なんだね!モテるでしょ?」
「え!?まーそれはモテモテですよ!なんたって同期に俺のファンクラブがあったぐらいで…」
「自分で言ってて恥ずかしくないのか?」
振り返ると、キョウジロウとサヤの姿があった。
「ファンクラブがあったのはレンだから」
「んでお前はそのクラブのリーダーだったってか?」
「は、は!?何言ってんの!?」
「だよなぁ。まさかそんなはずは…」
「会長だから!」ドドン!
「そっち!?」
「それよりもうすぐ全員集合だそうだ。隊長…郁ちゃんも行きましょう」
「うん!行こっか〜!」
笑顔で二人の方を押しながら歩く郁ちゃん。
(郁ちゃんさん、元気出てよかった!)
ーーーーーー
「さて、気を取り直して調査頑張…うわぁぁぁぁあ!!!」
講堂に戻ると、地べたに倒れこむ大神の姿があった。
「ちょ、大神さん!大丈夫ですか!?」
「彼女はもう手遅れでござる」ペラッ
「弥七さん!どこからともなく!」
「先程隊長殿を愚弄した結果、密室に連れ込まれると同時に彼女の悲鳴と隊長殿の高笑いが聞こえたでござる」
「鈍い音から何かのエンジン音も聞き取れた…何かしらの拷問を受けていたのでござろう」
「あの…俺5番隊抜けたいんですけど…」
「彼女もこれで懲りるといいんでござるが…」チラッ
「?」
弥七の目線の先を見ると、『ユウちゃ』とダイイングメッセージが残されていた。
(あ、この人懲りてねぇ)
「ユウちゃんって本当やりすぎなことあるわよね〜」
「あんたの隊長正気じゃないって!うちくる!?」
「郁ちゃんに優しくご指導してもらえるぞ」
「うん…俺ニ番隊に…」
「隊長殿に殺される覚悟があるなら抜けるが良いでござる」
「ーー!っくぅ…」
((必死に堪えてる…))
ドカァァァァン!!
「!?」
「何今の音!」ムクッ
「大神さん!生きてた!」
「早急に向かうでござる!」
「「「はい!」」」
(まさか…)
ーーーーーー
連合本部内
「か、覚醒者だ!!」
「ここは地下だぞ!?」
「奴はまさか…!」
「そうそう。そのまさかの焔さんですよ〜。カチコミに来ました〜」
「きゃぁぁぁぁあ!!」
「おーおー。非戦闘員共の悲鳴…最高にいいねぇ」
「もっと聞かせてくれよ…そこのお姉さん!!」
焔が女性に襲いかかる。
パキキキキ
「!」
(氷…なんだ?)
「まさかそっちから来てくれるとは思わなかったわ」
「本部襲撃とか派手にやってくれたな…焔!」
「白髪…そうかおめぇさんが柳葉か!」
「確かに強そうだけど俺の方が強いんだよなぁ」
「あっそ、試してやるよ」
パキキキキ
ランスを振り切り氷を滑らせる様に放つ。
「バァカ!」
焔が手をかざすと、炎が唸りを上げて放出される。
「なっ!」
炎は氷を溶かし、そのままユウヤを襲うがそれを回避。
「くそっ!」
「よく避けたな。そのまま当てて上手に焼けましたって言うつもりだったんだけど」
「俺は強走薬グレート派だからそれは勘弁してほしいわ」
(やっぱ炎の能力か…相性悪りぃな)
「柳葉さん!!」
「来るな桐崎!」
「!?」
「弥七!それから動けるなら大神は来い!」
「いいぜ!何人でもかかってこ…」
「健二!!」
「!」
焔の動きが止まる。ゆっくりとこちらを見て、郁ちゃんを見つめる。
「郁美…か…?」
どうでもいいですが、ツキネがツクネに見えて美味しそう。