覚醒者狩り   作:猫戦車

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更新が遅くなってしまって申し訳ありませんm(__)m
プライベートが忙しくなってきておりまして、忙しくなる前に第1章を終わらせといてよかったぁ〜(´・_・`)
タグには不定期更新ってあるのに更新早いじゃん!って感じでしたが、これからは一週間に一回ぐらいの更新になります!

何卒よろしくお願いします!!


ヤマアラシ編
第1話


 

隊に所属した俺たちは先輩達との面会の日を迎えていた。

 

 

5番隊 (コハク)

 

 

「5番隊隊長の柳葉雄也(やなぎばゆうや)だ!これからはビシバシ鍛えてくからよろしくな皆!」

 

「「「「よろしくお願いします!」」」」

 

「うん!元気がよろしい!」

 

(いい人そうでよかった〜)

 

「あ、でも俺の足引っ張ったら100/4殺しにするから肝に命じておけ」(真顔)

 

「それ25回ぐらい死んでるじゃないですか!」

 

「あ…すいません、思わず…」

 

「あっはは!毎年これ言ってるけど突っ込んできたのお前が初めてだわ!」

 

「よーし決めた!お前を1番しごいてやるから楽しみにしてろ!」

 

「ははは…死にたい…」

 

「あ?」

 

「よ、喜んで!!」

 

(トウマ助けてくれ〜)

 

 

4番隊(アミ、キミト)

 

 

「4番隊隊長の浅川清隆(あさかわきよたか)です…よろしく…」

 

「なんだか覇気がない隊長だな…」

 

「髪ボッサボサだし…カッコいい隊長が良かった」

 

「君は…外見でしか人を判断できないのか…?」

 

「ひえぇっ!聞こえてるの!?」

 

「そうだよ…僕は根暗で…人一倍人見知りだし…おまけにこの風貌だよ…」

 

「でもさ…それも人の個性だよね…個性ってものは誰かに否定されるものでもないし…かといって主張がすぎるとうざいとか…きもいとか…ここまでくると人権の侵害とも言えるあーだこーだ」

 

「ごめんね〜!うちの隊長ねちっこいのよ」

 

「あ、私は鴨志田結衣(かもしだゆい)!よろしくね」

 

「よろしくお願いします!」

 

「いやそれより、隊長はいいのですか?」

 

「大丈夫!そのうち疲れて寝るから!」

 

((子供!!))

 

 

3番隊(アラタ)

 

「3番隊隊長の皐月雅也(さつきまさや)です。皆さんこれからよろしくお願いします」

 

「オッス!よろしゃぁあす!」

 

「タンクトップのあなた。とても元気があっていいですが、挨拶はきちんとしましょう」

 

「申し訳ないっす!では改めてよろしくおねしゃぁあす!」

 

「そのしゃぁあす!をやめましょうか。挨拶は基本です。教官達に教わりませんでしたか?」

 

「教官からは挨拶だけはいいって褒められました!!」

 

「ならよしとしましょう…とはなりませんね」

 

(身体能力に全てを持っていかれた人のようですね。私がしっかり教育しなければ)

 

(なんかこの隊長ずっと敬語だな!女みてーで弱々しいぜ!)

 

お互いが真反対の人間であると悟った2人。

 

 

2番隊(キョウジロウ、サヤ)

 

「皆さんどうも〜。2番隊隊長の原田郁美(はらだいくみ)です〜。私のことは郁ちゃんと呼んでね〜。せーの!」

 

「「「「い、郁ちゃーーーん!」」」」

 

「はーい♡」

 

「なんかおっとりした隊長さんね…」

 

「郁ちゃん…」(そうだな)

 

「心の声と逆になってるわよ」

 

「しまった!」

 

「あの〜」

 

「は、はい!」

 

「たしかあなた方の代に0番隊へ行った方がいると聞いたの!それってほんと?」

 

「レンのことですか?ほんとですよ!なんてったってレンは…」

 

「きゃぁ!すごい!私口説いちゃおうかなって思っちゃって」

 

「い、いや〜やめておいた方がいいですよ!レンはすごい無愛想で変態だし一緒にいてもつまらないと思いますよ!?あ、あと彼女がいるらしいです!!!」

 

「あら〜そうなのざんねん…」

 

「ふぅ〜危なかった…」

 

「君…すごい最低なこと言ってたぞ…」

 

 

1番隊(トウマ、ミクリ)

 

「1番隊隊長の柳葉由多加(やなぎばゆたか)だ。よろしく頼む。弟がいるんだが、そいつも5番隊で隊長をやっているぞ。」

 

「姉弟で隊長なんてすごい!」

 

「……」

 

「トウマ?」

 

「ミクリ…あの胸が目に入らねーのか?」

 

「いやむしろ逸らしたいぐらい目に焼き付いてるけどそれがどうしたの?」

 

「5番隊ってことはコハクの隊だろ?あいつはあの胸を拝むことすらできず任務を遂行するわけだ…ククク、哀れな奴だ」

 

「キャラ変わってるわよあんた」

 

「ちなみに任務の功績次第では、私が直々にご褒美をやるぞ?」

 

「!」

 

「ご褒美とは!?」

 

「お前らの望むものだ」

 

オォォォォォオ!!!

 

男子達の歓声、女子達のゴミを見る目が入り混じった空間になった

 

(今年の男子兵はチョロいな…)

 

 

0番隊(レン)

 

「まぁ話の流れ的に自己紹介はしないとだよね!俺は0番隊隊長の柊月音です!」

 

「話の流れとは?」

 

「その辺は置いといて、0番隊ってのは簡単に言えばリヴ○イ班みたいなものなんだ」

 

「ちなみに俺がリヴ○イ兵長のポジsh…」

 

「バカ言えツキネ!あいつは結構年いってるんだぞ?この中で1番年上なの俺だから俺がリヴ○イだ!」

 

「何いってるんですか常田(ときた)さん!一応隊長は俺なんですから俺がリヴ○イです!」

 

「はい残念私がリヴ○イです〜!リヴ○イはクールな感じじゃないといけないからクールビューティーの私です〜!」

 

蓮実(はすみ)さんは女子なんだからぺ○ラポジションですよ!」

 

「俺だ!」

 

「私!」

 

「俺です!」

 

「あの…その辺に…」

 

ギャーギャーギャーギャー

 

(大丈夫なのか…この隊は…)

 

ーーーーーー

 

「よーし、移動するぞお前ら!」

 

「柳葉さん、どこへ行くんですか?」

 

「しごかれ1号か。これからお前らの武器の発注だ」

 

「そんな不名誉なあだ名つけないでくださいよ」

 

「ってえ!?武器ですか?そんなに早くもらえるんですか?」

 

「たりめーだろ!いつどこで覚醒者共が襲ってくるかわからねーのに武器すら持ってねーのはやばいだろが」

 

「確かに…」

 

「んで?お前は何にするんだ?」

 

「俺は太刀にします! やっぱり1番かっこいいですからね!」

 

「かっこいいか…まぁいいけどよ」

 

「俺達が戦ってるのは元人間で、奪っているのはその命だ。それを忘れんなよ」

 

「はい…」

 

柳葉さんの言葉が胸を突き刺してくる。そうだ、俺達は人間同士で殺し合いをしなけければならないんだ…

 

 

武器製作所

 

「5番隊の皆さんこんにちは。僕はここの所長を務めてる伊吹充(いぶきみつる)です。これから皆さんの武器…総称『ウルタナ』について説明します」

 

「前まではただの武器でしたが、我々の技術を総動員して作り上げ、遂にここまで辿り着きました!」

 

「覚醒者と同じようにウルタナにもパッシブスキルとして一つだけ特殊なスキルを搭載すること成功したのです!」

 

「ただ、覚醒者との戦いで死傷者を軽減させるためのスキルです。軽いドーピング程度と思っていてください」

 

「第一次覚醒者狩りでわかったことですが、彼らの親玉は相当な異能力を保有してます。僕達のウルタナが皆さんを守り、そして自信に繋がれば光栄です!」

 

「伊吹さん、説明ありがとう。」

 

「そーゆーわけだ!どっかのアホみてーにかっこいいからってきめるなよ?」

 

「ここに発注リストが置いてあるから良さげなもんみっけたら書いとけ〜」

 

「「「「はい!」」」」

 

「まぁつっても、卒業試験の適正である程度決まってるんだがな」

 

「「「「えぇーー!!!」」」」

 

「あ?」

 

「「「「すいません!!」」」」

 

(俺の適正は…太刀なのか…)

 

「どうしたしばかれ1号。お、お前の適正太刀じゃん!俺があんなこと言ったからって太刀やめる理由にはならねーぞ」

 

「名前覚えてるならそのあだ名やめてくださいよ…」

 

「迷ってるんです。やっぱり太刀が1番いいですけど、結局は人殺しの道具になってしまうんですからね」

 

「しゃーねーだろ。そんなご時世になっちまったんだから」

 

「あの、柳葉さん」

 

「?」

 

「俺達と覚醒者がまた一つになってわかり合うことはできないですか?」

 

「あいつら全員が力で人を支配したいとは思ってないだろうし、俺だって人殺しなんてしたくねーよ」

 

「初めて覚醒者を殺した時の感覚はすげー覚えてる…寝れなかったし、何回も吐いた」

 

「柳葉さんにもそんなかわいい時期が…」

 

「お前任務前に殺してやろうか?」

 

「まぁ、要は慣れだ。それともあれか?お前は逆○刀でも作りたいってか?」

 

ギクッ

 

「はぁ…」

 

「でもうちにも不殺を心掛けてる奴もいるぞ。例えば0番隊の柊とかな」

 

「え?今柊っていいました?0番隊?」

 

「あぁ。お前らの卒業試験の開会式に出るって言ってたぞ?あいつ隊長だからな」

 

「やっぱお約束だったんだ…」

 

「なんの話だよ…」

 

「あいつもなんか知らねーけど覚醒者を殺すってことしないんだよな」

 

「柊さんも和解したいって思ってるんですよ!かっこいいなぁ!」

 

「そん感じではなさそうだけどな…」

 

「?」

 

「つーかさっさと決めろ!太刀ならそれで発注しちまうぞ?」

 

「あ、待ってください!太刀は太刀ですけど、ちょっと考えが…」

 

 

ーーーーーー

 

 

「くっ!貴様が“ヤマアラシ”かっ!」

 

「へぇ、うちそんな風に呼ばれてるんだ」

 

「本部へ通達…こちら1番隊山口です…ヤマアラシと交戦中です…至急増援を…ぐぁぁ!」

 

「うふふ、増援させないよぉ〜」

 

 

ーーーーーー

翌日

 

「全員揃ったな。お前らに初任務だ」

 

「昨晩、1番隊の者が覚醒者にやられた。コードネームは『ヤマアラシ』だ」

 

「んで、はぁ…今回は1番隊と、はぁ…合同でこいつの調査を行う。はぁ…」

 

「妙にため息が多いですね…」

 

「ほっといてくれ…はぁ…」

 

(1番隊…トウマとミクリの隊だな)

 

(兵士になって初めての任務だ…絶対に功績を挙げてやる…!)

 

 

 




キャラクタープロフィール

柳葉雄也(やなぎばゆうや)
25歳 O型 男
身長181 体重73
階級 S級 所属 5番隊隊長
趣味 人間サンドバッグ
特技 キャメルクラッチ

柊の次に最年少で隊長になった人物。髪の毛の長さや色はカネキ君をイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれないです!
顔も整っててイケメンですが色々とドス黒いです。


浅川清隆(あさかわきよたか)
28歳 AB型 男
身長 168 体重 58
階級 S級 所属 4番隊隊長
趣味 読書
特技 嫌味

小柄で髪の毛がボッサボサです。前髪で顔が隠れちゃうぐらいです。でも隊長をやってるだけの実力があるので、今後期待しててください!あと、この物語で数少ない常識人ですが、ねちっこいです。


鴨志田結衣(かもしだゆい)
25歳 A型 女
身長 162 体重 50 バストはD
階級 A級 所属 4番隊副隊長
趣味 釣り
特技 ティッシュをふーふーして浮かばせるやつ

ボサボサ隊長のなだめ役というか扱いに慣れてる人。黒と茶のツートンベリーショート。顔の感じは定まってないです!雄也っちと同期の子です!


皐月雅也(さつきまさや)
27歳 B型 男
身長 185 体重 72
階級 S級 所属 3番隊隊長
趣味 マナー講習
特技 日本一綺麗な正座

この人も常識人ですが実は…。礼儀を重んじて、歳は関係なく敬語で話します。眼鏡装着人間です!新○と同じで人間かけた眼鏡とも言えます。黒髪紳士でございます。


原田郁美(はらだいくみ)
言ったら殺す♡ B型 女
身長155 体重 言ったら殺す♡ バストはB
階級 S級 所属 2番隊隊長
趣味 いい男探し
特技 胸寄せ (だがない)

髪の毛は天パの淫乱ピンクです。おっとり顔。歳と体重は非公開にされてるようですね!ここだけの話、歳は28歳でs…ぎゃぁぁぁぁ!!
訂正します…16歳です…


柳葉由多加(やなぎばゆたか)
26歳 O型 女
身長 170 体重 54 バストはG
階級 S級 所属 1番隊隊長
趣味 温泉巡り
特技 ローキックって金属バットを折る

雄也っちの姉です。髪色も同じ白でロング。ポニテです。モデル体型の隊長いたらかっこいいと思って書きました!巨乳です。もう一度言います。巨乳です!!!


常田陸(ときたりく)
27歳 A型 男
身長182 体重 79
階級 S級 所属 0番隊副隊長
趣味 無限プチプチを一回だけプチプチして背徳感に浸る
特技 バストサイズを当てる

一言でいうと変態です。でも隊長と同等の実力の持ち主です。髪の毛はクリロナみたいな感じです!顔は考えてないです…変態みたいな顔でいいかな…


蓮実明里(はすみあかり)
24歳 AB型 女
身長165 体重 47 バストはC
階級 S級 所属 0番隊
趣味 コスプレ
特技 目に入ったまつげを取る

正直なこと言います。0番隊はレン以外は変態です。髪色は薄い水色のショート。顔は可愛い感じです。0番隊に入っていなければ雄也っちを差し置いて、柊の次に最年少で隊長になってました。天才です。

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