IS世界のボン太くん   作:マガガマオウ

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セシリア戦開幕そしてアルビノボン太くんの初陣です!
さぁ皆さん張り切って行きましょう!
IS~!fight!lady~!GO-!


青の雫と白いボン太くんduel

IS学園には幾つかのアリーナが存在する。

その一つここ第4アリーナはいつもとは様相が違っていた。

 

「一夏君。アルファの調子はどう?」

「ふもっふ。ふももっふ。」『問題ないよ。なあアルファ。』

『はい。システムに異常は見受けられません。全て正常です。』

 

ピット内では二種類の空気が流れていた。

一つは戦いの前の高揚感そしてもう一つは…。

 

「織斑先生。何ですかあれ?」

「さあな…ただ一つ言えることは。あれが織斑の専用機という事だろう。」

「可愛い…。」

 

織斑一夏の専用機の異様さから来るある種の困惑であった。

なお、真耶のみ違う意味で思考が停止している模様である。

アルビノボン太くん先ず目に付くのは全身装甲である事と全身が白い事である。

アルビノとは本来遺伝子の異常で全身が白い個体の総称である。

またその存在の希少性から古来では神の使いとされ信仰されてきた。

アルビノボン太くんの姿は全身が白く赤い目をしている。

その特徴的な容姿に千冬と箒は只々気圧されていた。

 

「そう言えば。篠ノ之さんどうしてここに。」

 

以外にも他二人より早く復帰した真耶が箒に聞く。

 

「ピット内は関係者以外立入禁止はずですが?」

「あぁ。それは…。」

「私がある仕事を頼んだんですよ。」

 

箒が説明しよとすると、アルビノボン太くんのの調整を行っていた愛子がそう言って割り込んで来た。

 

「ある仕事とは、何です?相良先生。」

 

千冬が愛子に聞く。

 

「いえ。ミスリルに送るための記録映像を撮ってもらおうと思いまして。」

「それならアリーナのカメラでも。」

「それが国の機密に触れるらしくて。」

「なら相良先生がご自身で撮影すれば。」

「そうしたかったんですが。生憎試合中のオペレーションや計器の見ておかないといけないので。」

「それで仕方なく。織斑君と親しい篠ノ之さんお願いしたんです。」

「はぁ。一応理由は分りました。」

 

愛子の理が通った説明に一様の納得はした千冬は呆れながらに注意事項を箒に説明した。

試合時間が迫ってきた。

一夏はカタパルトに移動して出撃準備に入る。

 

「セシリアさんはもう外で待機してるみたいです。」

「自身のタイミングで出撃して下さい。」

 

真耶の通信のが入る。

 

「ふもっふ!ふももふももっふふもるもっふ!」『了解!アルビノボン太くん織斑一夏出るぞ!』

 

勢いよくピットから飛び出すアルビノボン太くんに観客席に居た生徒たちは一部を除いて皆固まった。

固まらなかった一部の生徒の一人である布仏本音と一緒に見に来ていた更識簪はその姿を見て。

 

「かんちゃん!あれは…!」

「うん!間違いないボン太くんだ。」

 

二人で興奮気味に話していた。

アリーナの中で待っていたセシリアはアルビノボン太くんが出てくのを見ていた。

 

「何ですかあれは!かっ可愛い…。」

 

様子がおかしい様だ。

 

「ふももっふ。」『待たせたな。』

 

声を掛けられ我に返ったセシリアは大慌てで返答を返す。

 

「逃げずに来ましたか。そっそれにしてその姿は一体何ですか?どっ動揺を誘うつもりなら当てが外れましたわね。」

「ふもるもっふ。ふももふもっふ。」『逃げるなどしない。それより最初に言っておくことがある。』

「何ですか?」

「ふもっふ!」『よろしくお願いします!』

 

それは試合前の挨拶だった。頭を軽く下げ手を腰の横の置くしぐさにセシリアは心臓の鼓動が早くなるのを感じた。

そして試合が始まった。

 

「ふもっふ!ふもるもっふ!」『アルファ!相手の機体の解析を懸けろ!』

『了解。対戦相手の機体解析を開始します。』

 

そうアルファに命令するとアルファはセシリアの機体の解析を開始した。

 

「させると思っていますの!行きなさいブルー・ティアーズ!」

 

セシリアはビットを射出して牽制をかける。

ボン太くんは両手にマグナムを構え応戦を開始した。

 

「くぅ!以外に素早いじゃないですの。何ですかその身のこなしは!」

 

ビットで取り囲みレーザーを四方八方か放つもギリギリの身のこなしで躱され中々命中しない。

その間も機体の解析を進めるアルファは一夏に接近を推奨した。

 

『一夏。私は接近戦を推奨します。』

「ふもっふ!ふもももっふ。」『接近戦!何か勝算が有っての提案か。』

『はい。取り敢えず接近を試みてください。』

「ふもっふ!」『了解!』

 

そして武器の片方をマグナムからナイフに持ち替えるとセシリアに突進をかける。

 

「読めておりましたわ。くらいなさい!」

 

近づいてくるボン太くんにミサイルビットを発射した。

 

「ふもっふ!」『無駄だ!』

 

しかしボン太くんは持っていたナイフをミサイルに投げつけるとミサイルに刺さりその後爆発する。

二機の中間で爆発してセシリアは一瞬爆炎でボン太くんを見失う。

その時センサーが敵の接近を知らせた。

しかし辺りを見てもボン太くんの姿は見えない。

『一体どこから?』

そう思っていると前方の爆炎の中からこちら向けて突出してくる影が見える。

『まさか爆発に紛れて!』

正にその通りであった。

 

「ふもっふ!」『捉えたぞ!』

 

そう言って拳を振り上げてパンチを放つ。

 

「ふももるもっふふももっふ!もっふ!ふももっふ!」『大導脈流活殺術!奥義!血栓掌!」

「キャ――――!」

 

辛うじて直撃を避けたセシリアであったが代わりに防御の為に盾にしたスターライトが破損した!

しかし仕掛けたら今度はこちらが仕掛ける番と無防備になった背中をビットで狙う。

 

「ふもっふ!」『なんの!』

 

レーザーが直撃したがタダでは転ばず、ビットにナイフを二本投げて直撃させまた二機落した。

 

『やりますわね。男だからと侮り過ぎましたは。』

こうして見ると自分の武装は大きく消耗させられていたビットはミサイルも含めると大半が落され残り三機更にメインウエポンではるスターライトMk-3はパンチの直撃で後一発が限界、まだ接近戦用に積んであるインターセプターがあるが付け焼刃もいい所だ。

 

「ここまで追い詰められるとはその機体。いえ貴方自身も相当鍛えておいでのようですわね。」

 

だが諦めないこんなに心が高鳴り血が肉が魂が沸き立つこの戦いここで終わらせたくはない。

『おそらく次が最後の一撃ならばこれまでよりも最高の攻撃をして見せますわ。』

彼が言う戦ってくれた者への最大の敬意は最大の攻撃で応える。

それがボン太くんにも解ったのか。

「ふもっふ。ふももふもるもっふ。」『アルファ。次で決める。』

「ふもっふふもるるふももっふ?」『この機体の最大の攻撃力のある武装はどれだ?』

『質問に関する返答は。白狼形態におけるメインウエポンが該当します。』

「ふもるもっふ?」『白狼形態?』

『はい。本機は各戦闘スタイルによって形態変化を行うことが可能になっています。白狼形態は高速格闘形態に該当します。』

「ふもっふふーもっふ!」『何でもいいやるぞ!』

『了解!モードホワイトウルフの発動を承認して下さい。』

「ふももーふもっふー!」『白狼形態発動!』

 

その時ボン太くんの体が輝いた!

セシリアも観客席の生徒もピットに居た千冬達もその光に一瞬目を閉じた。

そして光が収まるとそこには少しだけ姿の変わったボン太くんが居た。

 

『モードホワイトウルフアクティブ。』

「がるもっふ!」『さぁ決めるぞ!』

 

ヘッドパーツに狼の顔をデフォルメしたギア、肩から背中に伸びるスラスター、腰の辺りにはしっぽの様な姿勢制御ブースターが付き足と腕に狼の爪のようなクローが追加されている。

しかし、最も注目するべきはその手に持つ近接ブレードである。

それは嘗てブリュンヒルデが使用した武器と酷似していた。

 

「がるるがるも?がるもっふ!」『これは雪片か?そうかこれなら!』

 

雪片弐型嘗ての千冬の愛刀をベースに作り起された新たな妖刀である。

 

「姿が変わるとは思っていませんでしたわ。ですがそれでこそですわ!」

「がるもっふ!」『勝負!』

『エクストラアタックコード[ウルフアクセルストライク]発動。』

 

ボン太くんのギアが顔半分を覆うように降りてきて、背中のスラスターがエネルギ-を放出し始める。

 

『イグニッションブースト発動シークエンス完了。またエクストラアタックコードの発動により残り稼働時間が三分になりました。カウントを開始します。』

 

そうアナウンスが流れると視界の端に残り時間を知らせるカウンターが現れる。

 

「がるふがるもっふ!」『三分あれば十分だ!』

「行きますわよ!」

 

セシリアが最後のミサイルを放つとボン太くんは雪片でそれを切り裂き瞬間加速で駆けた。

残りのビットで応戦するもそれも切り伏せられがセシリアはそれが狙いだった。

 

「これで最後ですわ!」

 

スターライトMk‐3の最大のエネルギーを貯めボン太くんに向けて放つ。

その直後火を噴き沈黙したスターライトを投げ捨てインターセプターで追撃を仕掛ける。

 

『イグニッションブースト再開及び零落白夜発動。残り稼働時間一分です。』

「がるる…」『ウルフ…。』

 

零落白夜を纏った雪片でレーザーを裂き。

 

『残り稼働時間30秒』

「がるっふ…」『アクセル…』

 

セシリアの目の前まで近づく。

 

『残り10秒』

「がるもっふ!」『ストライク!』

 

そして縦に一閃!

 

「お見事ですわ。わたくしの負けですわ。」

 

この瞬間勝負は着いた。

 

【セシリア・オルコットのシールドエネルギー残量0により勝者織斑一夏。】

 

二人の健闘を称え観覧席にいた生徒たちが賛辞を贈る。

そしてボン太くんはセシリアに向かい合い。

 

「ふもっふ!ふもるるもっふ!」『ありがとうございました!良き試合でありました!」

「こちらこそ、ありがとうございました。そしておめでとうございます。」

 

最後の礼を開始時と同じように行うのであった。

「武闘家が決して犯してはいけない二つの決まり最後の一つは決して相手への礼を忘れてはいけない事である。

勝敗が着いた後もこれを怠ってはいけない。

勝者には敗者の健闘を讃える義務があり、敗者には勝者を敬い祝う権利がある。

それがあってこそ勝負に遺恨が残らないのである。」

 

師匠の教えを貫いたボン太くんとセシリアはその場で固い握手を交わした。

その光景にアリーナのムードは最高潮に高まっていた。

斯くして一年一組によるクラス代表決定戦は幕を閉じた。

アルビノボン太くんの白狼形態という事象は学校中が知る事になるがこれはこの機体の機能の一つに過ぎない事を一夏と愛子以外まだ誰も知らない。

 

 

簪「ボン太くん漸く会えた。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたアルビノボン太くんの形態変化!
まだまだ秘密があるこの機能に期待していて下さい。
感想などありましたどうぞよろしくお願いします。
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