IS世界のボン太くん   作:マガガマオウ

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二学期スタート
此処からオリジナル要素多めです。


始まる新学期と集う新たなる勇士new forces

IS学園の二学期が始まった。

夏休みの間、学園から実家や祖国に帰っていた生徒も戻り賑やかになる。

しかし、その賑わいとは別の話題が生徒たちの間で持ちきりだった。

此処、一年一組にもその話題は舞い込んできていた。

 

「おはよう!それと、久しぶり一夏!」

「うん。おはよう、シャル久しぶりだな。如何だった、フランスの実家は?」

「あぁ、うん…まぁ、かなり混沌としてたかな…。」

「?何があった…?」

「あはは…うん、お義母さんの事なんだけど…。」

「うん…。」

「その…ここに来る前はさ、ホントに他人に接する態度って感じの対応だったんだ…。」

「それで…。」

「それで、その…久しぶりに会ったらさ…。」

「会ったら?」

「…本当は、超過保護な人だった…。」

「…それの…何が、いけないんだ?」

「幸せな、悩みだってのは分かるんだけど…これまでの、ギャップがさ…。」

「あぁ、成る程…。」

「それより、一夏は?」

「おはようございます!一夏さん、シャルロットさんお久しぶりですわ!」

「セシリアか、おはよう。久しぶりだな。」

「おはよう!セシリア、久しぶり。」

「はい。あら?何か、お話し中でしたか?」

「うん。実は、さっき一夏にフランスの実家の事を聞かれてさ。」

「まぁ!それ是非、わたくしも加えて下さいな。」

「うん。いいよっで、一夏の実家は如何だった。」

「俺か?俺は…。」

「おはよう三人とも!シャルロットとセシリアは久しぶりだな!」

「箒、おはよう!久しぶり!」

「おはようございます。お久しぶりですね箒さん。」

「おはよう箒。」

「何を、話してたんだ?」

「ねぇ、箒は知ってる?一夏の実家の事?」

「!…うむ、知ってはいるぞ…。」

「じゃあ!」

「だが…私の口からは言えない…。」

「え?それって…。」

「如何ゆう事ですの?」

「俺には…いや、俺達姉弟には両親がいないんだ。」

「!それって…ごめん一夏!」

「わたくしも、そうとは気づかず…。」

「気にするな。俺が、物心つく頃にはもう居なかったしな…それに今は…何処に居るのか判ってるしな。」

「そう言えば、そうだったな…。」

「「…。」」

 

一夏の両親は、テロ組織の中心にいる事を今更ながらに思い出したシャルロットとセシリアは言葉に詰まる。

すると、廊下の方から言い争ってる声が聞こえた。

 

「乱!いい加減にしなさい!これ以上、言い掛かりをつけるなら本気で怒るわよ!」

「何でよ、鈴お姉ちゃん!前までなら、そんなこと言わなかったのに!やっぱり全部一夏って人の所為なんだ!」

「だから、違うって言てるでしょ!今の私とあいつは関係ない…私は、ただ自分の実力を知った…それだけよ。」

「鈴お姉ちゃん!」

「もう、この話はここで終わりよ…教室に戻りなさい…!」

「でも…!」

「お願い…私を、本気で怒らせないで…!」

「!…。」

 

鈴音と言い合っていた少女は、渋々ながらも自身の教室に戻った。

 

「おはよう鈴。」

「あぁ、一夏おはよう。久しぶりね!」

「うん。久しぶりだな、それで今のは?」

「あはは…聞かれてた?そりゃ、あれだけ大きな声出せば聞こえるか…。」

「何があったんですの?」

「おはようセシリア。何があったって、何でもないただのスランプよ。」

「スランプ?あぁ、おはよう鈴。」

「おはようシャルロット。えぇ、中国に帰ってった時にね…。」

「詳しく、話してくれないか鈴。」

「おはよう箒。本当につまらない事なんだけど、鍛えてくれた教官にこっちでどれだけ成長したか見せるって為ってさ、私は勿論全力でやったわよ。それでさ、龍咆の命中精度を確かめる時になって…その、余り良い結果に為らなかったの。」

「そうだったのか…。」

 

さっきまで、見掛けなかったラウラが会話に参加する。

 

「…急にきたわね、ラウラ。おはよう。」

「うむ、おはよう。」

「ラウラさん、おはようございます。」

「ラウラ、おはよう。」

「おはようラウラ。」

「来ていたか、おはようラウラ。」

「師匠それに皆、おはよう。」

「それで、さっきの少女は?俺達より、幼く見えたが?」

「あの子は、凰乱音。私の、台湾に住んでる従妹よ…。」

「鈴!従妹が、居たのか⁉」

「えぇ、昔から親戚の集まりとかで面倒を見て来たのよ。」

「…まさかだが…?」

 

一夏が、少し考える様に聞いてくる。

 

「見に来てたわ、あの子も…。」

「それでか。」

「教官にも、言われたけどスランプ何て誰にでもあるでしょ。現に、命中精度以外の項目は軒並み上がってたんだから。あのに、あの子は…。」

「乱音にとって、鈴は憧れなのかもな。」

「憧れですか?」

 

ラウラは、一夏の言葉をオウム返しに聞いた。

 

「ラウラ、お前にも経験があるだろ。」

「はい。今も、織斑千冬に憧れています。」

「そう、憧れとは人が心の中に描いた偶像であり、同時にこう在りたいと願う幻影だ。」

「幻影…。」

 

嘗てをあった事を、思い返し苦い顔をする。

 

「幻影は、影である以上実在する事は無い。だが憧れは違う、現実に存在し見る事も触れる事も出来る。」

「そうですわね…。」

 

一夏の意見に、セシリアは同意する。

 

「それでも、ただ一つ出来ない事がある。」

「それは何?」

 

今度は、シャルロットが訪ねた。

 

「自分が、その人物に成る事だ。」

「確かにね…。」

「その人物に近づけば近づくほど、自分の中で出来上がったイメージと懸け離れていく。当然だ、飽く迄もその人物は自分のイメージしたキャラクターのモデルであり、そのキャラクターその物ではない。」

「「「「「…。」」」」」

 

最後の言葉に、皆が黙る。

 

「今の乱音にとって鈴が見せた失敗は、初めて見る憧れから遠ざかった姿だったんだろう。」

「…はぁ~、しゃーないか。」

「鈴さん?」

「一夏、それとセシリア。」

「なんだ?」

「何ですか?」

「放課後、ちょっと練習付き合ってよ。」

「承知した…。」

「承りましたわ。鈴さん!」

「あっ!そろそろ良い時間ね、じゃあ私戻るわ。」

「あぁ。」

「えぇ、また休憩時間に。」

「そうだな。」

「うん。またね鈴。」

「鈴、お前さえ良ければだが、私も練習に付き合おう。」

「ふふ、ありがとうラウラ。また休憩時間に。」

 

皆に手を振り、二組の教室に戻っていく鈴。

その様を、見送る五人を遠巻きに眺める人影が六つ。

そして、一夏の言葉に深い影を落とす者が二人。

新学期は、風と共に新たなる出会いを連れて来る。

その出会いが、一夏達にどんな影響を与えるのか?

それは、まだ誰にも分らない。

 

?「痛い所、突いて来るな~。」

 

 

 




始まりました!
此処からの物語が如何ゆう編纂を辿るのか!
楽しみにしていて下さい。
感想などありましたらよろしくお願いします。
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