IS世界のボン太くん   作:マガガマオウ

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諸事情により、選定試合は飛ばします。


発足IS学園防衛部のふもっふestablishment

IS学園第一アリーナ。

昨日、生徒会長とボン太くんの試合が行われた場所だ。

そこで、独立治安維持部隊の所属小隊を決める選定試合が行われていた。

第一試合は、場数を踏んだ鈴音の実力勝ちで終わり。

第二試合は、セシリアが善戦したが僅かに届かずダリルの勝利。

第三試合は、嘗ての好敵手同士の対決となり結果は引き分け。

第四試合は、コメット姉妹の戦法に翻弄されながらも、箒が紅椿の性能を活かして勝利した。

第五試合は、シャルロットの陽動が嵌り、終始主導権を握られてロランが敗北。

第六試合は、ラウラとヴィシュヌの試合。奇しくも、同流派同士の戦いとなったこの試合は奥義を取得したラウラの勝利。

第六試合は、本音が不慣れな専用機の操縦に手こずり、簪の不戦勝に終わる。

クーリェは…まぁ、試験の後はファンウルと終始じゃれ合っていた。

そして、全ての試合が終わり生徒会室で誰を何処に配置するかの会議を、楯無と虚そして一夏の三名が話し合っていた。

 

「やはり、一学期までの六名は一つのチームに纏めた方が良さそうですね。」

「そうね。じゃあ、あの六人はクイーン小隊で編成しましょう。」

「リーダーは、誰にしますか?お嬢様、織斑君。」

「ラウラが適任でしょうね。あいつは、既に祖国で一部隊の指揮官をしていますし。」

「現役の指揮官が居れば、小隊もまとめ易いと…うん、それで行きましょう。」

「他のメンバーは、どう振り分けますか?」

「二学期からの編入組も、一纏めで良いでしょう。ベルベットさんはクーリェと一緒の方が安心するでしょうし。」

「それが、ベストね。後は、本音ちゃんも配置しましょう。」

「それじゃあ、この8名はジャック小隊で編成します。」

「上級生二人は、俺と会長のチームに入れる方向でいきますか。」

「うん。それで良いわ、あの二人は実力的に突出してたしね。」

「では、お嬢様の小隊に二名を配属しますね。」

「チーム名は、キング小隊でお願い。」

「承知しました。」

 

一通りの話し合いが終わり、体を伸ばして息を吐く。

 

「ふぅ。やっぱり、優秀な部下が居ると仕事が早くおわるわね。ねぇ、虚ちゃん。」

「えぇ、お嬢様だけだといつもギリギリまで手を付けませんからね。」

「あはは…以後、気を付けます。」

「それで、部隊の活動拠点は何処になりました。」

「それね、一応部活動で通して部室を一つ用意したわ。」

「部活ですか。部の名前は?」

「IS学園防衛部よ。シンプルで良いでしょ。」

「…そのまんまですね。」

「はい。何の捻りもありませんよね。」

「ぐふっ!二人の辛辣な意見に心を抉られるわ…。」

 

あからさまにクサい演技をする楯無を無視して会話を続ける。

 

「部活となると、後は顧問の先生ですね。」

「相良先生に、お願いしようかと考えてますが?」

「ちょっと!無視!無視なの!」

 

構って貰えずに二人にかみついた。

 

「分かりました。相良先生には、俺から頼んでみます。」

「良いのです?」

「はい。俺から伝えた方が早いですし。」

「そうですか、お願いします。」

「二人が構ってくれない…。」

「それじゃ、部室の下見に行って来ます。」

「行ってらっしゃい。」

「行ってらっしゃい…。」

 

落ち込む楯無と虚に見送られて生徒会室を出る、そのまま職員室に向かい愛子に顧問の件を伝えた。

 

「防衛部の顧問か、別にいいよ。」

「ありがとうございます。」

「いえいえ。しかし、まぁご苦労様だね~。」

「これも、この学園で生活する為に必要な事です。」

 

愛子が一夏に労いの声を掛けると、一夏は当然の事と答えた。

 

「そっか、でもこれで部活の勧誘も収まるね。」

「はい。まぁ、最近はおとなしくなっていましたが…。」

 

愛子が言うように、一夏が入学以来様々な部活動からの勧誘を受けていた。

だが一夏としては、自己鍛錬に時間を使いたかった為にその申し入れを断ってきたのである。

 

「それで、この後どうするの?」

「この後は、使用する予定の部室の下見をして来ようかと。」

「そっか、私も行くよ。」

「相良先生もですか?」

「うん。なんか、その…悪寒って言うか嫌な予感がするんだよね…。」

「嫌な予感ですか…?」

 

愛子に言われて、自分も何やら人騒がせな天災が良からぬ事をしている気がしてならなくなった。

 

「…取り敢えず、行きましょうか…。」

「うん…そうだね。」

 

指定された部室が在ると言う場所は、部活棟からかなり離れた場所にあった。

外見的にはプレハブ小屋と言った方が、適切な気さえする見た目である。

地図を見間違えてないか、もう一度よく見てみてもここで間違いない様だ。

 

「…中に、入ってみようか…。」

「はい…。」

 

愛子と二人で、その場に立ち尽くしていたが取り敢えず中に入ってみる事にした。

入り口であろう、ドアの取っ手に掛けると何処かで聞いた声が流れる。

 

『指紋認証の確認が出来ました~!どうぞ中に~!』(ピー ガッチャン!)

「「…。」」

 

束の声で、アナウンスが流れロックが解除された音が聞こえた。

予想通りの状況に、二人は無言になる。

そのまま、中に入ると更に小屋の中とは思えない厳重な電子ロックの付いた自動ドアが設置されていた。

 

『網膜認証をお願いしま~す!』

「「…何故に、肉声?」」

 

流石に、二回続けて個人識別の音声を自分でアフレコにした束に突っ込んだ二人。

一先ず、その事はわきに置き扉の前のカメラに顔を向ける。

 

『網膜認証も確認終わったよ~!ようこそ!束さん特注の防衛部本部へ!』

「拘ってるな~。」

「音声は解除か変更はできますかね?」

『勿論、出来るよ~!』

「本当に、変な所で凝り性ですね…。」

 

自動ドアの中はエレベーターになっており、此処から下に向かうらしい。

エレベーターに乗って下りると、漸く部屋らしき場所に出た。

部屋の中は広く、中央に真ん中が立体映写装置になった円卓が設置されたいた。

そして、奥に扉が見える事からこの部屋以外にも、部屋が在るらしい事がわかる。

取り敢えず、一通り見てこようと扉から出て廊下を進む。

この建物自体が、かなり巨大である事が散策していると判った。

整備が出来るドック、寝泊りの為の住居ブロック、学園の教室位は広い食堂、何かを動かすための機動制御室など大凡ただの部活の為の部室には必要の無い部屋まで存在した。

最後に入った部屋で、ここが普通の建物で無い事を知る。

潜水艦のブリッジの様な内装の部屋だった。

 

一夏「これは…一体?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




束さん、とんでもない物を作る。
感想などありましたらよろしくお願いします。
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