IS世界のボン太くん   作:マガガマオウ

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長くなりそうなので上下で別けます。


IS学園のボン太くんfirst volume

宗介からもう自宅に戻っても問題ないとの報告を受けた一夏は最後に自分の相棒を見ておくべくラボに向かって歩を進めていた。

思えば期間にして一か月はこの島で過ごした。

最初こそ勝手が分からず困惑する場面もあったがこのその度に職員やスタッフが声を掛けて助けてくれた。

名残惜しくはあれどしかし、千冬が心配である一夏は自分の専用機の姿を確認してから自宅に帰ることを決めた。

 

「失礼します。愛子姉さんはどこに居ますか?」

「いらっしゃい一夏君。愛子ちゃんなら二番ラックのはずだけど。」

「ありがとうございます。」

 

ラボの職員に愛子の居場所を聞くと二番ラックに向かった。

 

「あれ?一夏君、お父さんから帰宅できるて聞いて帰ったかと思ったけど?」

「うん。でもその前に相棒を見ておきたくて。」

「あぁ。成る程じゃあちょっと待って今カバー外すから。」

 

そう言うと愛子は専用機と思われる機体にかかったカバーを除けてその姿を現した。

 

「これが俺の相棒…!」

「そうその名もアルビノボン太くん!まだ完全じゃないけど一応作動はするよちょっと乗ってみる?」

 

愛子の申し出に一夏は頷きそうになるが。

 

「いや、楽しみは後にとっておくよ。」

「そう。じゃあ気合い入れ仕上げなくちゃ!」

 

この次会う時が真の意味での始まりと心に言い聞かせその場を後にする。

ヘリポートに行くと宗介がヘリを待機させて待っていてくれた。

 

「もういいのか?」

「うん。これ以上千冬姉を待たせたら家の中がどうなるか分からないし。」

「そうか。じゃあ出発するぞ。」

 

一か月前に来たこの場所に別れを告げ一夏は一路自宅への帰路に就く。

そうして久しぶりに帰って来た街は懐かしいよなそれでも変わらぬ風景で一夏を出迎えた。

自宅の前に着き深呼吸する。

家の中がどんな惨状であっても受け入れる心の準備を整え玄関の戸を開けた。

 

「うっ!」

 

予想より三倍酷い!外向けの顔がいい分私生活がボロボロの千冬はドイツでの教官時代で多少緩和されたと思ったがそうでも無かったらしい。

『これは骨が折れそうだ。』

一夏は腹を決め先ず目の前の散らかったゴミを片付け始めた。

片付け始めて三時間程経っただろうか。

二階建ての家の中も大分片付き纏めて洗った洗濯物が乾くまでの小休止を取るため五反田食堂に向かって歩いていた。

 

「こんちわっす。」

「おおぉ!一夏じゃねえか暫く顔見なかったけど元気にしてたか?」

 

来るなりそう出迎えてくれた中学から友人の五反田弾が店の手伝いの途中らしいが声をかけてくる。

 

「あぁ。少し宗介小父さんの会社の島で過ごしてた。」

「はぁ!会社で島!あの人どんな仕事してんだよ⁉」

「詳しくは教えて貰えなかった。結構規模の大きい企業の支社で社長やってるて言ってたな。」

「はぁ。世間て以外に狭いんだな。」

「それより注文頼むよ。」

「あぁはいはい。いつものでいいか。」

「それで頼む。」

「爺ちゃん!業火野菜炒め一つ!」

「あいよ。」

 

ここ五反田食堂は五反田弾とその妹蘭の祖父五反田厳の営む大衆食堂だ。

相良親子は勿論織斑姉弟も偶に立ち寄る事があり料金よりも大盛りのメニューが食べられると近所で評判の店なのである。

 

「業火野菜炒めお待ち。」

 

という威厳を感じる声で注文の料理を出す厳は一夏が来ている事に気が付く。

 

「一夏か随分久しぶりだな。」

「はい。厳さんもお変わりないようで。」

「蘭が会いたがっていた。顔見せていってやれ。」

 

そう言うと厳は厨房の奥に戻っていった。

 

「うん!やっぱここの野菜炒めは美味いな!」

 

が当の本人は出てきた料理に夢中の様だ。

 

「はぁ。これさえ無ければなぁ~。」

「何がだよ弾。」

「何でもねぇよ。」

 

久しぶりの五反田食堂の料理に舌鼓を打ちご満悦な一夏と呆れる弾が居るいつものひと時がゆっくりと流れていた。

 

「ただいま~。って一夏さん!」

 

どうやらタイミングが良かったのか蘭が帰宅するのと一夏の来店が重なった。

 

「ん?よう蘭、久しぶりだな。」

「おっお久しぶりです。あの今までどこに?」

「宗介さんの会社の保有する島だとよ。」

 

蘭の質問に一夏では無く弾が答えた。

 

「お兄には聞いてないって!会社で島~!」

 

さっき弾がしていたリアクションを同じようにとる蘭…やはり兄妹か。

それから一夏は弾にした説明を蘭にもして料理を綺麗に平らげてから五反田食堂を後にした。

自宅に戻った一夏は乾いた洗濯物を取り込み細かい所の掃除を終わらせて千冬が帰宅するのを待った。

 

「ただいま。うぉ!家の中が片付いているという事は一夏帰ったのか!」

 

それは千冬にしてはオーバーなリアクションだった。

どうやら暫く家を空けてるうちにどこかおかしくなったのだろうそう結論着け玄関に向かう。

 

「なんだその、可哀想なモノを見る目は。少し見ない間に随分偉くなったじゃないか?」

 

しかしそうではないと気付いた時には千冬の拳骨が頭を捉えていた。

久しぶりの痛みだ悶絶しながらも懐かしさがこみあげて来る。

そんな一幕からさっさとリビングに行った千冬と復帰まで少しの時間がかかった一夏は久しぶりに姉弟水入らずの夕食を取った。

 

「そうだ明日お前の試験があるのを伝えて置く。」

「え?あっ!うん分かった。」

 

試験と言えばIS学園関係だろうこの一か月の訓練の成果を見せるには丁度いいと意気込む。

しかし当日まさかの試験官のミスで不戦勝になった事は今の一夏には予想が出来無かった。

そんなこんなで時は過ぎ場所はIS学園。

織斑一夏は瞑想することで居た堪れないこの場を乗り切ろうとしていた。

ジィー

『心を無に!無にするんだ!お前ならできるそうだろ織斑一夏!』

無数の視線を感じる中で必死になって無になろとする一夏の想いが届いたのか。

チャイムが鳴った。

恐らくこのクラスの担当教師であろう幼さが残るある一点関してだけはしっかり成長した女性が教団に立った。

 

「おはようございます!今日からこのクラスを担当する副担任の山田真耶です。よろしくお願いします!」

 

反応がない事で心が挫けそうになるが必死に耐える真耶頑張れ!

 

「じゃあ先ず自己紹介からしてもらいましょか!右の烈から順番にお願いします。」

 

どうにか持ち堪え自己紹介まで持ち込んだは順繰りで一夏の番に差し掛かり。

クラス中の視線が一夏に集中する。

果たして一夏はどんな自己紹介をするのかそれは後半で。

ガタガタ

 

クラスメイト一同「今じゃないんかい!」

 

 

 

 

 

 

 

 




ギャグ「どうでした?」
落第点
ギャグ「何故だ!」
じゃあコメントにあった通り…。
ギャグ「待って後半戦!後半戦で巻き返すから!」
じゃあ後半まで待ってるから次しっかりやてね。
ギャグ「おうよ!ヤベーよ後がねぇ…。」
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