我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者   作:亜亜亜 無常也 (d16)

60 / 85
(・▽・)<ハロウィンは過ぎました。皆さんどうですか?
(・▽・)<こちらは骨集めに勤しんでいます。
(・▽・)<ONIRANDは残り僅か。高難易度はクリア。
(・▽・)<ギル祭りより遥かに簡単でしたね。
(・▽・)<後は自然回復で景品集めきれそうなので連載を再開します。
(・▽・)<「横浜騒乱編」をお楽しみください。
(・▽・)<週二ペースで頑張ります。


横浜騒乱編
第一節:幾つかの始まり 前編


 横浜。

 多くの船が行き来する港である。

 ……多分。恐らく。

 そこで不審船が発見された。

 そういう訳で通報を受けた魔法師の警察が現場に派遣される。

 

 やって来た警官は2人。

 男2人、野郎2人である。 

 

「おーおー。こりゃ物騒だね~」

「無駄口は止めてください千葉警部」

「いやしかし稲垣君。これは大事件だよ」

 

 木刀を持った男が千葉警部ことエリカの兄である千葉寿和。

 そして、その部下であるが年上の稲垣。

 この2人がこう話すのも無理はない。

 

 船の上にいるのは海外からやってきた特殊部隊の類だ。

 武装を見れば分かる。

 

「行きますよ。魔法犯に対処できるのは、我々魔法師の刑事だけですから」

「……全く。俺は君の上司なんだが?」

「自分は貴方より年上です」

 

 いつもの会話である。

 

 そして、寿和は自己加速術式を使って現場に迫る。

 千葉家の得意とする魔法を利用した戦闘は体に染みついている。

 

「仕方ない。お仕事をしよう、か!」

 

 寿和はそう言って飛び上がり、移動魔法で空中機動をする。

 気付いた犯人たちは手に持ったサブマシンガンで対応するも、一発も当たらない。

 

 そして、次の瞬間。

 

「が!?」

「ぐあ……」

「ぎゃっ……!?」

 

 あっという間に片付ける。

 

「いっちょ上がり!」

 

 木刀を再び肩に乗せる寿和。

 そこへ稲垣が拳銃機能のある武装一体型CADを持ってやってきた。

 

「遅いよ……」

「警部1人で十分だと思ったので」

 

 そんな会話をして。 

 

「警部。あそこに船が! 押さえますよ!」

「え? 俺?」

「さっさとやる」

 

 ため息をつきながら、寿和は抜刀。

 木刀の内部に刀を仕込んであるのだ。

 そして刀を構えつつ、稲垣に向かって命じた。

 

「君がまず、船を止めてくれ」

「自分では沈めることになるかもしれませんが?」

「上手くスクリューを狙えば大丈夫さ。それに沈めても責任は……課長が取ってくれるさ」

「……自分が取るとは言わないのですね。分かりました……」

 

 こちらもため息をついて稲垣は武装一体CADに弾丸を込める。

 そして照準を付け、加速魔法を加えた銃弾を放った。

 弾丸はスクリューを破壊する。

 

「お見事」

 

 魔法で跳躍した寿和は一気に船へと飛び移る。

 そして船の甲板を斬った。

 

 だが。

 

「もぬけの殻……か」

 

 船底には海中に逃げるための穴が開いていた。

 もはや追跡は不可能だろう。

 

「さて……どこに逃げたかな?」

 

 そう言った寿和の目は、逃げたであろうとある方向を向いた。

 それは中華街だった。

 

 ◆◆◆

 

 新学期が始まる。

 新生徒会と新風紀委員も発足した。

 ……色々ゴタゴタがあったが、それはいずれ語ろう。

 

 新生徒会長になった中条あずさを筆頭に、副会長に司波深雪、書記に司波達也、会計は五十里啓となった

 ……まあこれも決まるのにゴタゴタがあった。

 特に会長と書記。

 

 新風紀委員長には千代田花音。

 他のメンバーに変わりはない。

 ……こちらは決まるのにゴタゴタはなかった。

 なのだが、この風紀委員長には致命的な問題があった。

 それは……。

 

「キャノン、書類仕事、やらない」

「だなあ」

 

 ため息を吐く立華とレイナ。

 

 渡辺が千代田を推薦してこうなった。

 千代田も渡辺を慕っているので、本人もすぐに引き受けた。

 腕っぷしも問題はない。

 だが、ある問題が発生した。

 

 それは事務仕事……要するに書類関係である。

 前までは風紀委員だった達也と3人でこなしていたので結構余裕があった。

 だが、達也が中条に勧誘され(深雪を押さえるためと書類仕事のため)、いなくなってしまった。

 更に書類仕事は千代田には向いていなかった。

 というかやらないし、捨ててはいけない書類捨てると言った事もやらかした。

 

 実は就任前に。

 

『ナベ先輩』

『どうした鷹山』

『キャノン先輩、風紀委員長?』

『……そのあだ名はやめてやれ。ああそうだ。私が推薦した。不満か?』

『不満ない。でも……』

『?』

『書類仕事、出来る人?』

『……』

『……(じー)』

『……(;^_^A』

『……(じーー)』

『……(;^_^A(;^_^A』

『……(じーーー)』

『……(;^_^A(;^_^A(;^_^A』

『……何か言ってくださいませんか?渡辺摩利さん?』

『キャー!?シャベッター!?』

 

 こんな会話があったのだ。

 

「あの時、止めていれば……」

「まあしょうがないよ」

 

 傍らでぶー垂れるレイナの頭を撫でる立華。

 

「しかも、タッツン、抜けた」

「……達也は抜けないで欲しかったな」

 

 達也の事務処理能力はすさまじい。

 なにせ生徒会に入って、その能力から1人だけ早引きが許可されたのだ。

 達也1人で事務仕事すべてが賄えてしまうのだから。

 

「「是非もないネ」」

 

 2人のセリフがハモった。




(ノッブ)<それわしのセリフ!?
(おきた)<いいじゃないですか。セリフだけでも出番があって。
(おきた)<私なんて私なんて……。うわーん(´;ω;`)
(・▽・)<こういう三文芝居を偶に入れますが気にしないでください。
(ノッブ)(おきた)<三文芝居!?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。