我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者   作:亜亜亜 無常也 (d16)

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(・▽・)<今回は「プリヤ」のネタバレがあります。
(・▽・)<そして。
(・▽・)<たたこ様が連載・完結した。
(・▽・)<「Fate/beyond【日本史fate】」の内容も少し含みます。

(おきた)<オリジナル聖杯戦争モノの中では
(おきた)<作者が特に好きな作品だそうです。
(ノッブ)<読んでいない者は読むと良い。
(ノッブ)<URLは下の通り。

https://syosetu.org/novel/25268/

(茶っ茶)<読んでね!
(・▽・)(おきた)(ノッブ)<どこから湧いた!?



第四節:八尺瓊勾玉 前編

「なあ立華」

「うん?」

 

 お茶会の後、司波兄妹を送る立華とレイナ。

 他愛ない話をしていると、達也が気になったのか「ある事」を尋ねる。

 

「ブランシュの時のバーサーカー、夏休みの時のセイバー。どちらも日本の鯖だったな」

「うん。そうだね」

「何か理由はあるのか?」

 

 その疑問に立華は少し考えると。

 

「ま、言ってもいいか」

 

 そう言う。

 

 そして、遮音障壁をレイナに張らせて、話し始める。

 

「元々、今回出てきている鯖ってあのカードが元になってるんだ」

 

 この話は2年前の「聖杯戦争」が終わった後。

 開催地の無人島は最上級のサーヴァントの「対界宝具」が幾つも炸裂したせいで文字通り消滅。

 なので、なんとか持ち出せた資料から分かった事。

 

「あのカードは”置換”しか出来ないとある一族の技術を応用して作ったんだ。でもそれだけじゃあの一族がやった事と変わらない。だからこそ、ある物を混ぜた」

「……ある物?」

「聖杯」

「「ブッ!?」」

 

 噴き出す司波兄妹。

 

「とは言っても願望機にならない欠片を培養……って言ったらどうなるかわからないけど、そうした物を利用したんだ。そんでその際使われた聖杯はある都市の聖杯でね」

「……」

「この聖杯はある地方都市の聖杯を参考に作った物で、出来が良かった。ちゃんと7騎呼べたし」

「……何かあったのでしょうか?」

「うん。日本の英霊しか呼べなかったんだ」

 

 とある聖杯戦争で来たのはある7騎。

 

 セイバーは大和最強の剣士。

 アーチャーは欠けぬ望月。

 ランサーは傷なしの具足武者。

 ライダーは開闢にして終焉。

 アサシンは伝説の大盗賊。

 キャスターは自由気ままな者。

 そして、バーサーカーは名前を言ってはいけないあの人。

 

「そして、その破片が元になった」

 

 そう言って改めて3人に目を移す。

 

「だからこそ日本の英霊しか呼べない。……微妙なのはワンチャンあるかもだけど」

「「「?」」」

 

 最後の言葉に首を捻る3人。

 この時立華は

 

 そんな訳で話していると。

 

「そろそろ家だな。もういいぞ」

「そう?じゃあ帰るか」

「うん」

 

 なので帰る事にする2人。

 

「じゃあ」

「またね」

 

 立華がレイナを抱え、跳びあがる。

 そして、夜闇に消えた。

 それを見送る2人。

 深雪がポツリと呟く。

 

「あの2人は普通に帰れないのでしょうか?」

「……」

 

 何も言えなくなった達也だった。

 

 そして2人で自宅のある通りに入ると……。

 

「「……」」

 

 門の前にコミューターが止めてあった。

 見覚えのある2人。

 

「あの人ですか……」

「あの人だな。外で待っている様子はないしな」

 

 自宅に帰りたくなくなる2人。

 だが、そういう訳にはいかない。

 なので。

 

「行くか……」

「お供します」

 

 ◆ ◆ ◆

 

 気合を入れて家に入る2人。

 それを出迎えたのは……。

 

「お帰りなさい。相変わらず仲が良いわね二人共」

「此方に帰ってこられるのは久しぶりですね、小百合さん」

 

 司波小百合。

 2人の義母にあたる。

 

 元は兄妹の父の司波龍郎の同い年の恋人だったのだ。

 ところが、サイオン量の優れた人であったため、四葉深夜との縁談が持ち上がり、そちらを優先。

 その結果生まれたのが、達也と深雪である。

 

 その後、深夜が病死したのち、わずか半年で再婚。

 そのため、達也も深雪も小百合の事は父親の後妻としか思ってなく、深雪にいたっては小百合の事を快く思って無いのだ。

 

 そんな彼女の用事は。

 

 1つ目が、達也にフォア・リーブス・テクノロジー(英名:Four Leaves Technology、通称:FLT)に戻って貰う事。勿論高校を中退して。

 無論達也は即却下。

 小百合に言わせれば、遊ばせておく余裕はないそうだが、達也は遊んでいる訳でない。

 それに飛行デバイスなどで収益はあげているうえ、彼は深雪のガーディアンなので離れられない。

 

 2つ目が「ある物」の解析と複製。

 国防軍の依頼らしい。

 それは……。

 

「八尺瓊勾玉の聖遺物(レリック)ですか……」

 

 聖遺物(レリック)とは、魔法研究に従事する者の間で「魔法的な性質を持つオーパーツを意味する物質」のことを指す。

 現代科学技術でも再現が困難であるが故に「聖遺物」などと大げさな名前で呼ばれている。

 

 この勾玉には魔法式を保存する効果があるそうだ。

 

 その時達也が思い出したのは、自身の学友。

 アレは聖遺物(と呼べる物もある)のような物を沢山持っている。

 

(「もしかしたら、三種の神器を宝具として持っているかもな……」)

 

 内心苦笑する。

 

 立華は手札を隠している。

 だが、それ相応の手札を見せれば、ある程度なら見せてくれる。

 

(「アイツ、もしくはアイツの鯖なら複製できるかもな……」)

 

 そう思う達也。

 なので。

 

「なら第三課にでも渡しておいてください。あそこならしょっちゅう顔を出しますので。それとも聖遺物をお預かりしましょうか?」

 

 だが。

 

「結構よ!」

 

 肩を怒らせ席を立つ小百合。

 送ろうかと言ってもそれを断り、1人で帰ってしまう。

 

 なので達也は出かける準備をする。

 

「それからちょっと出かけてくるから」

「どちらに?」

「危機管理のなってない人のフォローに」

 

 そう言って苦笑する達也だった。




【微妙なの】

例えば……。

・複数の鯖が混ざったハイ・サーヴァントやアルターエゴ。

・海外出身者だが、日本に定着している者。もしくはその逆。

・二部No.2のアレ

この3例はワンチャン。



【最上級サーヴァント】

文字通り一騎当千のサーヴァント。トップサーヴァント。
大英雄。英雄の中の英雄。1人で戦況を変える事が可能。
『英雄王』や『神王』、『泥人形』などが該当。

2年前の聖杯戦争では敵としても味方としても登場。
味方は立華が召喚した。
呼び出された者は本気を出した。
……というか本気を出すに値すると英雄王が認めるほどの相手だった。
なにせ敵は『自分より古き者』と『遥か遠き物』なのだから。

因みに両方オリ鯖。
前者はある人が書いた聖杯戦争モノに登場。
後者は作者が考えた最強のサーヴァントの一角。
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