我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者   作:亜亜亜 無常也 (d16)

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(・▽・)<リアルが少し落ち着きました。
(・▽・)<なので更新します。
(・▽・)<ただし次回はいつ更新が未定です。


長幕再戦都市 ヨコハマ 「幕末の志士達」
第壱節:全員集合


 そして。

 論文コンペが遂に明日となる。

 

 勿論立華とレイナも参加する。

 警備として参加をする。

 なので2人は色々な準備していた。

 

 立華は複数のサーヴァントの合作で作り上げた愛用の日本刀を出す。

 

「持って行くか」

 

 その気になれば、色々武器は出せる。

 聖剣、魔剣、棺桶、双剣、槍、弓、矢、大砲エトセトラエトセトラ。

 だが、その場合、色々突っ込まれるうえ、誤魔化し効かないのもあるので持って行くことにする。

 ついでに投擲用のナイフや暗器も準備する。

 そして、刀を袋に入れた所で……。

 

「そうだ!アレも持って行こう」

 

 そう言って彼が倉庫から出したのは……。

 

 武器は形としては「方天戟」に近い。

 方天戟は矛の穂の根本に「月牙」と呼ばれる三日月状の刃を取りつけた物をそう呼ぶ。

 立華の契約サーヴァントである「呂布」の「方天画戟」がいい例だろう。

 だが、この戟には本来ならば1つや2つのはずの「月牙」が幾つも付いている。

 これもあるサーヴァントが作った立華の宝具だった。

 これを布でグルグル巻きにしていく立華。

 

 そして、一方のレイナは……。

 いつものCAD……腕輪状に加えて、拳銃タイプも用意する。

 更に……。

 

「あった……」

「持ってくの?」

「うん」

 

 レイナが持っていたのはロケットペンダント。

 これもCAD。

 彼女の奥の手〈リトル・ボンバー〉を発動させる専用のCAD。

 ……因みに中条の〈梓弓〉も似たようなCADで発動させる。

 

「でも……できるだけ使うなよ。もしもの時はオレがビーム撃つ」

「わかってる。でも、宝具使ったら、誤魔化し、効かない」

「……」

 

 そう言ってレイナはロケットペンダントを服の中に仕舞う。

 これで目立たない。

 

 レイナの言葉に何も言えなくなる立華。

 

 立華が召喚されてから、早2年半。

 理解者や協力者に恵まれ、色々バレずにやって来れた。

 だが、それがいつまでも続かない事を知っている。

 響子からの情報で四葉と七草が多少なりを潜めたものの、未だ動いている事を知っている。

 

「一応準備はしてあるけどな……」

 

 呟く立華。

 もしもの時……、戦いになった時の為に色々準備はしてある。

 

 九校戦のすぐ完成させた「ゴーレム」。

 ……今は封印中。流石に「楽園」にする気はない。

 烈の支援が受けられるようになってすぐに作った「空中庭園」。

 ……血と汗、涙、金、時間が結構かかった。

 色々あって偶然見つけた「剣」と「槍」。

 ……複数のサーヴァント達に協力してもらい、使えるようにした。

 あるキャスター……超ピーキーな「ある悪魔」が作り上げた「■■■」。

 ……これも封印中。シャレ抜きでヤバイので。

 

 他にも、色々雑兵が色々いるうえ、サーヴァントも追加で呼べる。

 その気になれば、世界を敵に回しても戦争できる。

 

「ま、他の先輩方の真似する気はないけどね」

「……そう?」

「うん。前にエリカにも言ったけど」

 

 そう言ってレイナを前にして笑った。

 

「世界を滅ぼすなら、とっくにやってる。サーヴァントになった時点でね。この“クラス”だしね」

「……」

「ゲーティアやティアマトはさ、現在の人類を見限った。だからあんなことを引き起こした」

「尼と外道は?」

「……置いておく」

「そう」

「オホン。でもね」

 

 一拍置いて続ける。

 

「オレとプライミッツ・マーダーは美しい物を知ってる。だから……」

 

 言葉を切って続けた。

 

「人類を信じてる」

 

 ◇◇◇

 

 そして、論文コンペ当日となる。

 仲良く眠っている2人。

 寝坊することなく起き出す2人。

 レムレムしている事もなく、スッキリしている。

 

「おはよう」

「おはよ」

 

 そのまま朝の準備。

 そして、朝食を終えると。

 

「さて」

 

 そう言って彼は最後の準備に取り掛かった。

 それは……。

 

「全員、集合!!!!!!」

 

 立華が大声を出す。

 すると……。

 

「呼ばれましたか。御館様」

 

 声が響く。

 巫女装束の少女がどこからともなく現れる。

 「アサシン・パライソ」。真名は望月千代女。

 甲斐武田家に仕えたという女忍者(くのいち)である。

 

「グルルル……」

 

 疾走する音と唸り声が響く。

 透明化が解け、現れたのは巨大な狼と、それに跨る首無し騎士。

 「新宿のアヴェンジャー」。真名は■■■■・■■。

 人類を憎悪する獣。

 立華には気軽にもふらせたり、背中に乗せるのも許可している。

 だが未だにレイナや達也達には心を開いていない……というか開く気がない。

 余談だが、九重八雲を殺しかけたのは彼である。

 

「来たぞ。マスター」

 

 足音が響く。

 身の丈を超える大太刀を持った褐色肌の少女が現れる。

 「アルターエゴ」。真名は魔神・■■■■。もしくは■■■■・オルタ。

 ただ一度の輝きのために調整された決戦英雄。

 通称魔神さんやオルタと呼ばれている。

 

「呼んだ?立華君」

 

 花魁が着るような派手な着物に、刀を二本差しにしている女性。

 右目には刀の鍔で作った眼帯を付けている。

 「セイバー」。真名は宮本武蔵。

 天元の花、二刀流の剣士。

 武蔵ちゃんと呼ばれ、結構慕われている。

 

「どうかしましたか?マスター君」

 

 3m近くあり、牛のような角の生えた大柄な男。

 六本の腕を持つ異形。

 常在サーヴァント唯一の二重召喚。

「キャスター・バーサーカー」。真名は■■。

 武器の開発者にして、忌むべき大魔神。

 因みに見た目が見た目で誤魔化しが効かないので、いつも引きこもっている。

 本人は結構紳士的なのだが。

 

「どうしたの?マスター」

 

 リボンを付けた金髪碧眼の少女が現れる。

 黒いドレスを着て、手にはぬいぐるみを持っている。

 「フォーリナー」。

 真名はアビゲイル・ウィリアムズ。

 セイレム魔女裁判の発端となった『鍵』の少女。

 専らアビーと呼ばれている。

 彼女の場合真名がわかったところで、ほとんどの人は対策不可能なのである。

 ……まあわからなくても対策不可能な気がしないでもないが。

 

 この6騎と立華を含めた7騎。

 この7人が常時召喚されている。

 ……他の面々は状況に応じてである。

 

「今日は俺が何するか知っているよね」

 

 全員頷く。

 この6人は特につながりが深い。

 藤丸邸にいるため、知っている。

 

「それで、今日は確実に何か起こる。だからこそ……」

 

 全員を見渡す。

 

「皆、ついて来て欲しい」。




【常在鯖】
 この6人が常在サーヴァント。

 いつもは自室にいるか、自分の仕事をしている。

 出かけると目立つのであまり出かけない。

 アルターエゴとフォーリナー、セイバーはレイナばりに立華とよく一緒にいる。特にアルターエゴはかなり引っ付いている。
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