ハイスクールD×D英雄譚 ロンギヌス・イレギュラーズ   作:グレン×グレン

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はい、この作品でも屈指の頭痛い展開が勃発します!!


第三章 45 ……頭痛いbyヒロイ

 俺達が一瞬で動こうとした、その時だった。

 

「そうはさせないのよん!!」

 

 其の声とともに、虹色の輝きが天から降り注ぐ。

 

 な、なんだ!?

 

 驚く俺達の視界に、明らかにファンシーな感じの魔方陣が天に浮かび上がる。

 

『『『『『『『『『『プリティー、ダーティ、マジカルダーク! 魔法の神髄ここにあり!!』』』』』』』』』』

 

 そんな声とともに、数多くの少女達が天から舞い降りながら変身バンクじみた格好をする。

 

 すいません、マッパで変身しないでください。

 

 しかもアップ映像を天に出さないでください。マジで勘弁してください!

 

『『『『『『『『『『触手と発情大歓迎! 魔法少女の萌え万歳!!』』』』』』』』』』

 

 一瞬で理解した。

 

 あいつ等、頭がおかしい人達だ。

 

『『『『『『『『『『堕落魔法少女軍団、フォーリン☆ダーテン、退廃的にただいま見参!!』』』』』』』』』』

 

 ……頭痛い。

 

「ままー。あれも魔法少女ー?」

 

「見ちゃいけません!! あと聞いてもいけません!!」

 

 保護者が大変な事になってるな。

 

 そして、ガールヴィランの連中は目を血走らせながらそのエロい恰好をした魔法少女達を睨み付ける。

 

 っていうか格好エロいな! 普通に夜のおかずに使えそうなんですけど!?

 

「おのれぇフォーリン☆ダーテン!! 魔法少女を標榜するにっくき狂人どもめ! 魔法使いを誤解させるな!!」

 

「堕落する心を忘れた可哀想な魔法使いさん! 私達が快楽堕ちさせてあげる!!」

 

 そう言って睨み合う、変人達を見て、俺は心底思った。

 

 ……すいません。帰っていいですか?

 

「ちょっと待てやこらぁ!!」

 

 と、怒声が辺り一帯に響き渡る。

 

 そこには何時の間にか禁手化した総理が、とりあえず高いところに上って双方に指を突き付けていた。

 

「さっきから黙って聞いてりゃアホな事ばかり言いやがって!! てか孫の教育に悪いんだよ、帰れ!!」

 

 ド正論である。

 

 こいつらどっちもアホな事しか言ってないもん。

 

 魔法少女嫌い過ぎて暴走してるガールヴィランもそうだし、悪落ち魔法少女ってエロゲの世界か。

 

 凄まじく疲れた。ただでさえ疲れてるのに更に疲れた。

 

 もう胃もたれしてんだけど。帰って!!

 

「黙るがいい、魔法少女などという下品な文化を生み出した下衆の親玉がほざくな」

 

 ガールヴィランのボスはものすごい冷たい目線を向けてくる。

 

 どんだけ魔法少女嫌いなんだよ。魔女と魔法少女はもう別物だろ。

 

「待っておじ様。偉いおじさんなんて悪堕ちに最高だわ、ぜひ犯してちょうだい」

 

「死んでくんねえか、マジで」

 

 そして魔法少女共に関しては頭がいかれているとしか言いようがねえ。

 

 総理もマジ切れで絶対零度の死ね発言だよ。そりゃ言いたくなるよ。

 

 っていうか、名誉棄損で訴えたら? ほぼ確実に勝てるだろ、コレ。

 

「そんな! 魔法少女は犯されて堕ちる為の存在なのに!! 魔法少女の存在全否定!?」

 

 白目向いてショック受けるな。

 

 っていうか何だその狭い存在意義。

 

「それは一部の大きなお友達限定だ、馬鹿! ここは大きなお友達と小さな子供達が一緒に楽しむ空間なんだよ!!」

 

 総理、ツッコミご苦労様です。

 

「そうだそうだ! エッチなのはリアルじゃいけません!!」

 

「そういうのは子供の前でしちゃいけないんだよ!!」

 

「18禁コーナーは住み分けが大事なの!! ただでさえこの国は意外とそういうの住みづらいんだから勘弁してくれ!!」

 

 大きなお友達からも非難轟々だぜ!!

 

 そのあまりの非難の嵐に、その悪の魔法少女達はショックを受ける。

 

「何てこと! 性の導きを受けてないだなんて!!」

 

「魔法少女は私達のバイブル、エロゲの鉄板なのに!!」

 

 何にショック受けてんだ、こいつら。

 

 そして何やら会議を始めると、一気にまっすぐこっちを見据えた。

 

「大丈夫! 魔法少女と交合う事の喜びを教えてあげるから!!」

 

「そう、悪落ち魔法少女は性的に襲う事も当たり前!!」

 

「サバトの時間よ!!」

 

「子供達にも性教育ね!」

 

 ……あ、これやばい。

 

「させるか! そいつらは我々がゾンビにするのだ!!」

 

「東○を滅ぼす戦力にしてくれる!!」

 

「先手必勝!!」

 

 魔法使いも動きやがった!!

 

 やばいやばいやばいこれやばい!!

 

 この数を同時に相手するのは流石に無理だって! コイルガンでも限度があるんだけど、マジで!!

 

 総理でもこの数を全部捌くのは無理があるって! どうしようもないって!!

 

 ちょ、ちょちょちょストップストップ―

 

「待ちなさい!!」

 

 その瞬間、大きな声とともに雷が落ちた。

 

 一斉に数十本落ちた雷により、何人もの魔法使いや魔法少女が感電して墜落していく。

 

 そして、其れをなしたのは宙に浮かぶ一人の女性。

 

 っていうか姐さん!?

 

 覆面をつけてヒラヒラの服を着てるけど、あれ姐さんだ!!

 

「天の裁きと恵みをここに! 悪には罰を善には徳を!!」

 

 なんかポーズを取りながら、姐さんがびしっと声を張り上げた。

 

 あ、そうか。……正体バレたら学園での用務員生活が送れなくなるから、その辺考えたんだ。

 

 いないと思ったら何時の間にか変装してるとか、流石姐さん!!

 

「天候魔法しょ……淑女!! マジカルウェザー! 悪い馬鹿どもに天罰覿面!!」

 

 おお、凄い台詞を顔色一つ変えずに言い切った。

 

 まるで演技派俳優のようだ。

 

 あと少女と言わなかったのは流石に無理があると気づていたからか。姐さん二十四だもんな!!

 

「おのれ、ここで新手の魔法少女だとぉ!?」

 

 魔法使い達はツッコミ入れずに驚愕してる。

 

 いやすいません。あんた等ヴィクター経済連合、姐さんに結構痛い目見せられてると思うんですが。

 

 ツッコミ入れられないのは幸か不幸か。とりあえず俺は気づかなかった事にしておくべきか?

 

「貴方も魔法少女なのね! なら触手を味わいましょう! それこそ魔法少女の神髄よ!!」

 

 なんか阿保共が頭わいた発言してるんですけど!!

 

「間に合ってるわ!!」

 

 間に合ってるの姐さん!? いや、姐さんビッチだけど!!

 

「とにかく! 魔法少女を愛する人達が、老若男女問わず楽しむこのイベントを邪魔して、お仕置きされないと思わない事ね!!」

 

「だな。ここにマスクド総理大臣とマジカルウェザーがいる限り、お前達の好きにはさせねえ!!」

 

 お互いに背中合わせになりながら、姐さんと総理が敵の魔法関係者を睨みつける。

 

「堅気の輩に手を出すやつにゃぁ、鉄拳制裁天罰覿面!!」

 

「天に代わってお仕置きタイムよ!! 物理的にお仕置きしてあげるわ!!」

 

 おお、息を合わせて口上のべた!

 

 これは、中々良いタイミングなのか!?

 

「ほざくなぁあああああ! 新たな魔法少女など、塵と期してやるわ!」

 

「快楽に堕ちないなんて魔法少女の名折れ! まずお仕置きしてから堕としてあげるわ!!」

 

 そして、一気に大激戦が勃発し―

 

「とぅ!!」

 

 ―我慢できずに、レヴィアたんまでもが飛び出していった。

 

 空中で魔力を使って変身モーションをぶちかまし、そして一瞬で魔法少女に!!

 

「……そこ迄よ、魔法少女の敵は私の敵なのよん!!」

 

 その姿に、敵対している連中が全員目を見開いた。

 

 ああ、そりゃそうだろう。

 

 満を持して魔王少女が登場しちまったよ。

 

「……静まりなさい。私は、三大勢力が一角、悪魔を収める4大魔王の1人、セラフォルー・レヴィアタンよ」

 

 おお、しかもシリアス入ってるな。

 

 あ、これ違う、マジギレしてるんだ。

 

「可能性は考慮していたが、本当に来ているとは思わなかったぞ、セラフォルー・レヴィアタン」

 

 ガールヴィランのトップの方が、やる気満々で怒りに満ちた視線を向ける。

 

 それに対して、こちらも絶対零度の視線を、魔法少女の恰好で向けるのがレヴィアたんだ。

 

 怖い。展開は阿保らしいのにマジで怖い。

 

「魔法少女を嫌うだけじゃなく、魔法少女を愛する人達を襲って、更に魔法少女を生み出す人達まで殺そうとするなんて……。レヴィアタンは、本気で怒ってるわ」

 

 パラパラと、雹が降ってくる。

 

 あ、これやばい。

 

「煌めくハートで、まとめてお姉さん達を滅☆殺しちゃうんだから!!」

 

「よくぞ吠えた!!」

 

 その瞬間、魔法使いのリーダー格が莫大な炎を生み出した。

 

 炎の塊は100メートルを超える蛇の形を取り、その咢をレヴィアたんへと向ける。

 

 そして、その大出力の炎と氷がぶつかり合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 更にそれと同時に、ダークサイドガールズもまた動き出す。

 

 それに対して、大尽とリセスもまた動いていた。

 

「大粒は任せるわ。私は雑魚散らしに専念させてもらうわよ!!」

 

「適材適所だな。広範囲殲滅型の神滅具の恐ろしさを教えてやりな!!」

 

「当然!!」

 

 言うが早いか、リセスは速攻で広域天候操作を展開する。

 

 直系10センチを超える雹の嵐と、ピンポイントで放たれる雷撃が、魔法少女を騙るビッチ達に襲い掛かった。

 

 その猛攻に瞬く間に墜落する魔法少女擬き達。

 

 しかし、その攻撃をかいくぐる猛者も少なからず存在する。

 

「させないわ! 行きなさい、リリカルテンタクル!!」

 

 その言葉とともに、海から大量の触手が飛び出してくる。

 

 遠慮なく近くの女性に襲い掛かった。

 

「さあ、女の子達に触手の愛を教えてあげるのよ!!」

 

「さぁせるわけがねえだろうがぁ!!」

 

 嵐砕丸が、強引に触手を吹き飛ばす。

 

 そしてさらに接近しての拳が、似非魔法少女を遠慮なく殴り飛ばした。

 

「んもう! 触手の快楽を知らないなんて、女の子の人生を損させないで!!」

 

「お前らは人生損しすぎだろうが……」

 

 もうどこから突っ込んでいいか分らなかった。

 

 そして厄介な事に、彼女達の戦闘能力は想像以上に高い。

 

 まず間違いなく各勢力の精鋭部隊に匹敵する。それほどまでの実力者が何人も存在していた。

 

 それらが全員魔法少女フリーク。それも、悪堕ちする事に意味を見出している。ツッコミどころしかない。

 

 頭痛を真剣に堪えながら、大尽は素早く各個撃破を狙っていた。

 

「させないわ! 快楽に染まった女の子の力を見せてあげる!!」

 

「えろえろ、マジカルビーム!!」

 

 喰らったら何かが終わる。政治家として致命傷な気がする。

 

 渾身の意地をもってして、大尽は嵐砕丸の雷撃でその攻撃を吹き飛ばした。

 

 そして、そこをついてリセスの援護射撃が的確に放たれる。

 

 直径10センチ以上の氷を大量に集中攻撃。まるでガンシップの援護射撃のように大火力の攻撃が叩き込まれた。

 

 それらを魔法障壁で防ぎながら、魔法少女?達は反撃を行う。

 

「貴女も快楽に酔いしれる悦びを味わうのよ!!」

 

「人生損してるわ!!」

 

「だから間に合ってるって言ってるでしょ!!」

 

 渾身のツッコミを返して、リセスな頭痛を堪えながら攻撃を行う。

 

 天候操作による広範囲殲滅はどちらかというと苦手である。

 

 彼女が得意とするのは属性支配。そしてそれを武器や四肢に付属(エンチャント)させることによる近接接近戦が得意ジャンルだ。

 

 とはいえ特異な戦闘手段じゃないだけだ。使えないわけではないし、役に立たないわけではない。なにより弱いわけでもない。

 

 腐っても神滅具の使い手としての意地がある。加えて、和平会談襲撃事件などで、広範囲攻撃も多少は慣れている。

 

 ゆえに、こんなところでやられる気など、リセスにはなかった。

 

「快楽堕ち何て、快楽に逃げ込んでるだけの馬鹿な所業よ。……私は二度とそんな逃げ方はしないって決めてるの」

 

 フォーメーションを組んで襲い掛かるエセ魔法少女を見据えながら、リセスは両手に剣を持って戦闘態勢を取り直す。

 

 そして、鋭い視線で構えを取った。

 

「……私は快楽に堕ちるんじゃなくて、快楽を飼いならすのよ! あなた達とは……違う!!」

 

 そして、再び激突した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side Out




……ヴィクター経済連合の派閥を募集する中で、こんなものが出ました。

悪の魔法少女軍団。

ガールヴィランを思いついた時点ですでにその話も書いていたためヴィクターにはくみさせられませんでしたが、しかしもったいない設定なのでこんな風に再現してみました!!

……はいそこ、誰がそこまでやれといったとか言わない!!

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